校長ブログ

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保護者に育てていただいた教員人生です!

本日、早朝から電話がありました。初任地である植木町立鹿南中学校の生徒からです。「親父が昨夜、逝きました。思ったより急でした。」という訃報でした。1週間程前、「親父が入院して弱気になっとるけん、電話ばしてやってください。」という連絡をもらい、電話で話をし、早く元気になって一杯やりましょう。と話をしたばかりでした。

このお父さんは私が新採時代から今日まで30年以上お付き合いをささていただいている保護者です。まだ、学生気分も抜け切らない初任地での教員生活は数々の失敗の連続でしたが、このお父さんを始め、保護者の皆さんに助けられ、どうにか教員生活を送っていました。生徒とのトラブル、行き違いも私の立場、思いを組んで何度となく保護者に取成してもらいました。本当にお世話になり、良き時代だったと思い出されます。

その後もそれぞれの人生の節目など定期的に集まり、当時の思い出話や子どもたちの成長を肴に一献傾けることができたことは「教師冥利に尽きる」と感謝しております。

どのように時代が変わっても保護者と教員がお互いの信頼関係のともに、生徒の教育に当たることが1番大切だと思いながらも、そのことの難しさを痛感する今日この頃です。

あっという間に2月が逃げていきます!

今週は間に祝日がありましたので、特に短く感じた1週間でした。昨日は国公立前期の二次試験があり最後の最後まで粘り強く頑張った3年生が受験に行きました。良い結果が出ることを祈っていますが、この努力は必ず彼らの人生にとって大きな財産になると確信していますし、菊池高校の誇りだと思っています。まさしく校訓「汗と夢」を実践してくれています。

また、本日は1、2年生の進級判定会議、高校入試後期選抜、来年度に向け申請したいと考えているスーパーグローカルハイスクールについての職員会議もありました。どれも重要な内容であり、年度の大詰めを実感しているところです。

明日1日休日を挟んで28日は卒業式準備、3年生の表彰式を行い、3月1日はいよいよ卒業式となります。今回も残念ながら卒業とその保護者、教職員のみの式典となりますが、卒業生を精一杯の祝福の気持で送り出したいと思っています。予想していた通り、2月があっという間に逃げようとしています。

これから執り行われるそれぞれの行事を緊張感を持ってしっかりと実施し、実り多いものにしていきたいと思っています。

ほめてやらねば、人は動かじ!

コロナウイルス感染症の影響で延期になっていた県下高校新人バスケットボール大会が土曜日から開催され、第二高校で実施された女子の大会の応援に行きました。会場に着いて早々、試合を待つ選手たちと会い、いきなり「校長先生、試合に勝ったらほめて下さいね!」という言葉掛けがありました。あまり深くも考えず、「うん、わかった。わかった。勝ったらしっかりほめるけん。」と応えました。

試合展開をおそらく本人たちも予測していたのでしょう。大接戦となりました。相手は5人ぎりぎり、こちらは助っ人選手2人を加えた6人での試合で、両校とも何としてもこの試合で1勝したいという気持が伝わってくる熱戦でした。後半、7点差がついたところで、このままずるずると引き離されるかと思いましたが、追い付き、最終クウォーターで逆転し、47対41で見事勝利を収めました。日頃から練習もままならない少人数での活動ですが、素晴らしい勝利でした。

試合後、「おめでとう!」と声を掛けると、またも「校長先生、しっかりほめて下さいね!」という言葉が。「先生たちにもしっかり頑張ったて言うとくけんね。」と言いましたが、その時、生徒たちはやっぱりほめられたい、自分を認めて欲しいという気持がとても強いのだということを痛感しました。むしろ、ほめられる、認められる機会が少ないのかなあと反省させられました。

今後とも、教育活動のあらゆる場面で、ほめる、認める場面を数多く作らねばと思います。やっぱり生徒たちに対しても「ほめてやらねば、動かじ」だと改めて思いました。

一に健康、二に心、三四がなくて、五に勉強!

本日は学校保健委員会を開催しました。「一に健康、二に心、三四がなくて、五に勉強」は私が小学校の時、集会時などに校長先生がよく言っておられた言葉です。50年近く経った今日でも鮮明に心に残っおり、これまでの教員生活においても私の価値判断の基準になっています。何と言っても健康第一です!

学校保健委員会には学校医の先生方、学校薬剤師の先生、育友会から会長、副会長、担当の委員長にご出席いただきました。本来は12月に開催する予定でしたが、丁度、コロナウイルス感染による臨時休校と重なり本日の開催となりました。養護教諭と特別支援コーディネーターから本校生徒の体と心の健康状況について説明し、生徒保健委員会の委員長が「新型コロナウイルス感染対策」と題して校内での取組状況を詳しく発表してくれました。日頃から本当に良く活動してくれています。

協議の中心は「学校や家庭でできる感染症対策」でしたが、校内での感染を経験した学校として、これからも気を緩めることなく、基本的な感染防止対策をしっかりと講じていきたいと思います。生徒たちが心身ともに健康で明るく元気な活気ある学校にしたいと思っています。

学科魅力化専門委員会で活発なご意見をいただきました!

このブログでも再三掲載しておりますが、昨年7月に地域とともにある学校づくりとの思いから、地域の行政や教育委員会、関係機関・団体、保護者、同窓会の代表からなる学校運営協議会を設立し、「コミュニティ・スクール」としての歩みを始めました。その協議会に3つの専門委員会を設置し、個別の課題にも取組んで来ました。

それぞれの会合において委員の皆さんから貴重なご意見をいただきながら進めていますが、成果として「形」にするのは簡単ではなく、一朝一夕にできるものではないと痛感しています。

本日午前中まで高校入試の後期選抜の志願者受付をしておりましたが、残念ながら志願状況は改善傾向は見られませんでした。もちろん、志願者数ばかりが教育の成果の指標ではなく、いろいろな課題への先生方の熱心な取組が確実な成果として生徒の姿にも表れていると思っています。

本日の会合には県教育委員会からもご出席いただき、本校の果たす使命、存在意義、いわゆる「スクールミッション」を再確認し、そのための本校ならではの「学び」や学科、教育課程の在り方等について活発なご意見やご助言をいただきました。

地域とともにある「コミュニティ・スクール」として、その役割をしっかりと果たすことができる学校にしなければならないと思っています。