校長ブログ

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とても参考になる提言がなされていました!

先日、「地方都市における県立学校定員割れの要因分析」と題し、菊池高校を研究事例として書かれた論文を発見し、それを書かれた方が菊池市の職員さんで熊本大学に研修に行かれていた時に書かれたものであることがわかったということをこのブログでも紹介しましたが、昨日、その職員さんが来校されその論文について経緯等、いろいろと話を聞かせていただきました。

その方は平成26年度と27年度の2年間、熊本大学で研修されたそうです。既にその当時からこのようなことに着目され論文をかかれたのかと思いました。話をしていると何とその方は私が初任地である当時、植木町立の鹿南中学校で同勤させていただいた先生の息子さんでした。話をしているといろいろな共通の知り合いがおり、人のつながりとは不思議なものだと改めて感じました。すると、その論文には続きがあり、政策提言「郷土を創る人づくり~菊池市高校魅力化構想~」という形でまとめられた第2弾がありました。

その内容はまさしく本校が現在、学校運営協議会の学科魅力化専門委員会で協議している内容と合致し、参考となる内容が詰まっていました。これからも情報提供いただくことを約束して面会を終了しましたが、非常に意義深い時間でした。来週は江頭市長との時間もいただいています。地域とともに学校を魅力化していきたいと思います!

前期選抜が無事終了しました!

本日は前期選抜が実施され、商業科に予定に39人が受検し、この時期ですので寒くはありましたが、心配していた雨も降らず特別な混乱等もなく無事検査を終了することができました。検査は作文と集団面接を実施しました。検査室とは別に受検生の体調不良の症状による3つの別室とコロナウイルス感染症関連の別室の計4部屋の別室を準備しましたが、どの別室も使用することはありませんでした。受検生も緊張感の中にも希望に満ちた面持で試験に臨み、前途洋々とした高校生活に思いを馳せているのではないかと思いました。

早朝から先生方も責任感を持ってそれぞれの持ち場で任務に当たり、本日予定していた業務を滞りなく終えることができました。明日もまた集計作業などの業務が続きますがミスが許されない重要な業務ですので、しっかり気を引き締めて最後まで任務に当たりたいと思っています。

今日から2月、今月も学年末考査、国公立大学の前期試験、卒業式の準備等、本日の前期入試と併せて重要な行事が控えています。今年は3日が立春ということですが、まだまだ寒い日が続くと思いますので、寒さに負けず乗り切っていきたいと思っています。

文字通り1月は「行く」でした!

「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という言葉がありますが、まさしく1月があっと言う間に行ってしまおうとしています。ついこの前まで「あけまして・・・」というようなあいさつをしていたように思うのですが、本日が1月最後の登校日となってしまいました。2月1日には前期選抜が実施され、本日は午前中の短縮授業とし、全職員で細心の注意を払いながら準備に当たっているところです。

前期選抜は商業科において実施されます。40人の募集に対し39人の受検という厳しい状況ではありましたが、このこれから菊池高校で頑張ろうと受検してくれる受検生にきちんとした選抜検査を実施し、4月に新入生として迎え入れ、その可能性を3年間で最大限に伸ばすことが我々教職員に課せられた使命だと思っています。

3年生も家庭学習に入り、朝からの登校の様子が少々さみしくなったと感じていた中に前期選抜の準備を迎え、本当に月日がどんどん流れて行くことを実感しています。本校に赴任してあっと言う間に10ケ月経ち、何をしてきたのかと自問する日々です。

今後も卒業式、後期選抜と重要な行事が続きます。月日に逃げられ、去られる前に、一日一日を大切にしていきたいと思っています。

卒業式でも大きな影響を受けます!

木曜日は週1回、主任主事が集まる運営委員会が開催される日です。1時間目に実施しましたが、本日は3月1日に挙行する卒業式について総務部から提案がありました。やはりここでもコロナ禍の影響を大きく受けることになります。卒業式と言えば3年間本校で勉学や部活動、その他いろいろな活動を通してしっかり成長し、次のステージに飛立つ卒業生をみんなで祝う重要な式典です。本来なら多くのご来賓、保護者、在校生、教職員が見守る中で盛大に送り出したいところですが、卒業生、その保護者、教職員のみの卒業式、歌なども自粛であっさりした卒業式となりそうで、何とも言えない気持ちです。そのような中でも心温まる卒業生にとって思い出に残る卒業式ができないかと議論したところです。

どのような状況でも少しでも何かできないか、ということを考えることがとても大切なことだと思っています。この1年間、コロナ禍だから通常では考えもしなかったことを考え、やらなかったことができたことがあったのではないかと思います。卒業式に限らず、「ピンチをチャンスに変える」発想でコロナ禍だから逆に思い出に残った、プラスになったというような状況にしなければならないと考えています。

本日は卒業式と併せて、卒業認定、前期入試等年度末の重要な職員会議も行われます。最後の最後まで全職員で一致協力してこのコロナ禍を乗り切って行きたいと思っています。

恒例のハーフマラソン大会も中止としました!

本日は年間の行事計画では「ハーフマラソン大会」の予定でした。本校のマラソン大会は学校から市内の龍門にある班蛇口湖の竜門ダムを折り返す18.5kmを走るアップダウンの多い過酷な大会です。何と男女の分け隔てもなく同じコース・距離を走る大会です。完走後には育友会から振舞われる豚汁が待っているという高校生活の良いか悪いかは個人差があると思いますが、思い出に残る大切な学校行事です。

残念ながらその「ハーフマラソン大会」も中止としました。まず大きな要因として12月に本校で発生したコロナウイルス感染による10日間の臨時休校で体育の時間における練習が十分にできなかったこと。次に現在、全国また県独自に緊急事態宣言が出されていること。これらの状況を鑑みると、コースを変更し距離を縮めるなどして実施も検討しましたが、中止の判断をしました。

生徒たちは体育の時間に本当に一生懸命走っており、大会で力を試したかったと思っている生徒も多いのではないかと思っています。また、地域の方々も菊池高校生が走る姿を見ることを楽しみにしておられる方々も多いと聞いています。このようにこの1年間、コロナに翻弄され生徒の楽しみ、目標を奪われ残念でなりません。

これからもこのようなことは覚悟しなければならいと思いますが、コロナに負けず、しっかりと前進していきたいと思っています!

 

本校の課題の要因分析に関する論文の出処を知り、びっくり!

先日、県教育委員会の高校魅力化推進室を訪ねた時に、このような論文があることをご存知でしたかと渡されたのが、「地方都市における県立高校定員割れの要因分析」という熊本大学政策創造研究教育センター園田賢太郎政策研究員が書かれた論文でした。

この論文は2016年9月に発表されたもので菊池高校を事例に定員割れが起きている公立高校において県教育委員会や地方自治体等がその解決策を探るための知見を提案することを目的として書かれていました。書かれてある内容は本校の魅力化を推進するうえで非常に参考になる内容も多く、論文を書かれた園田さんと直接話がしたいと思い熊本大学に電話しましたが、所在不明でした。そこで、インターネットで検索したところ、何と園田さんが菊池市役所の現職の職員さんということが判明し、びっくりしました。

早速連絡を取りこの論文についもっとて詳しいお話を聞かせていただくことを約束をしました。話によると当時、園田さんは菊池市役所から熊本大学に研修で出向しておられ、菊池市の行政課題として菊池高校の現状を鑑み、このようなテーマで論文を書かれたとのことでした。当時から菊池市としては危機感を感じ、課題として意識しておられたことが伺えます。先日、このブログにも掲載した通り、現在、菊池市とは課題解決に向け連携を深め取組んでいます。

このように本校の課題を論文にまでまとめられた方が身近な所にもおられ、いろいろな方々の英知を結集し、魅力溢れる菊池高校を作り上げなければならないと思っています。

菊池高校生、文武両面で頑張っています!

早いもので令和3年も4週目となりました。この土日にも菊池高校生は文武両面で頑張ってくれました。まずは大学入学共通テスト、このコロナ禍にこれまでの大学入試センター試験に代わりスタートしたテストに本校から28人の生徒が挑みました。体調不良や欠席等もなく全員が無事予定通り受験を終えることができました。どの生徒も緊張感、充実感に満ちた素晴らしい表情で試験に臨んでいました。本日の自己採点、三者面談等を経て志望校を決定し、前期試験、後期試験に向けて最後の最後まで諦めず、粘り強く頑張って欲しいと思います。

また、剣道とサッカーの新人戦も行われました。まず、剣道ですがもともと菊池は剣道処ということもあり、本校の剣道部は非常に伝統があります。顧問の前田先生も本校剣道部のOBであり、高校時代の指導者は私も個人的にお世話になったお父様の前田泰良先生です。伝統復活を期して日々稽古に励んでいます。見事シード校の鎮西高校に勝利する場面を目の当たりにし、とても感動しました。惜しくも準々決勝で敗退しましたが、十分ベスト4を狙える力はあると確信しました。

同じく、サッカー部も千原台高校と対戦しました。サッカー部はこの4月からサッカーを専門とする保健体育科の内古閑先生が赴任し、少ない部員ながら一生懸命練習に励んでいます。日々の練習に臨む姿勢や先生と生徒の向き合い方などを見ると菊池高校の活性化にも繋がる大きな可能性を感じます。試合前日、内古閑先生が「部員は私の宝物です。」と熱く話してくれた姿が印象的でした。残念ながら1対4で負けましたが、最後まで諦めずに頑張る姿には感動しました。

このように、本校には文武両面において頑張っている生徒がたくさんいます。文化部の活動や資格試験等への挑戦も含めこのような輪を全校生徒に広げ、活気に満ちた学校にしたいと思います。

 

学校魅力化、今年の最大のテーマです!

「学校魅力化」このテーマについては、このブログでも再三取組状況等について触れてきましたが、本校にとって今年の最大のテーマではないかと思っています。菊池市においても地域の課題として市内にある3つの高校の魅力化推進に取組んでいただいています。

そのような中、菊池市と菊池市教育委員会の関係者が来校され、協議する機会を作っていただきました。その中で、学校魅力化については菊池市教育委員会のもと小学校、中学校で行われている地域ならではの教育を高校でさらに充実、伸長できるような受け皿と菊池高校がなることを目指し、その教育内容等については今後連携を深めながらしっかり協議していくことを確認しました。

小中学校と高校、地域がしっかり連携し、高校までは地域で児童生徒を育み、地域に愛着を持った社会人として地域の発展に貢献できる人材を育成していかなければならないと考えています。昨年は菊池市内の中学を卒業した生徒のうち14%弱が本校に進学してくれました。高校までは地域で生徒を育成するという意味からもこの割合を上げなければなりません。

そのためにも地元自治体としっかりと連携・協働し、持続可能な魅力ある学校づくりを行いたいと思っています。

 

大学入学共通テスト激励会がありました!

いよいよ明後日の1月16日(土)と17日(日)に「令和3年度大学入学共通テスト」が実施されます。本校からも特進コースの28人がテストに臨み、その激励会がありました。この中には既に進路も決定し、3年間特進コースで勉学に励んできた証として共通テストに臨む生徒もいます。受験は自分自身の進路目標実現や将来の夢への一歩として個人が挑むものではありますが、3年間共に学んできた者同志が「団体戦」として臨むという意味合いも含んでいます。意義あることだと思います。

この共通テストに全てを賭けて臨んできた生徒の年末年始も返上しての頑張りには頭の下がる思いでした。このような生徒の姿を校長として大変誇りに思います。最後の最後までやれるだけのことは全てやったという境地で本番を迎えて欲しいと思います。

また、このコロナ禍で例年とは勝手が違ったことも多々あったのではないかと思います。特に12月には校内でコロナウイルス感染が発生し10日間の臨時休校を余儀なくされました。本当に申し訳なく思っています。しかし、そのような中にも学校に登校し頑張っていた姿が目に浮かびます。

激励会でもみんな良い表情をしているなあと感じました。あとは体調管理に十分留意し、本番で持てる力を精一杯発揮してくれることを祈るばかりです。

特別な日、1月8日、無事、3学期がスタートしました!

厳しい冷え込みの中、積雪による臨時休校の不安も持ちながら、本日6時に最終判断しようと朝を迎えました。心配された積雪もなく、無事3学期の始業式を迎えることができました。朝から多くの先生方が正門で生徒たちを迎え、新年のあいさつや朝のあいさつの声がこだまし、学校の日常が戻って来たということを実感することができました。本当に不思議なもので、生徒たちの元気な声を聞くといろいろな不安やもやもやが一気に吹き飛びます。

残念ながら、体育館に一堂に会しての始業式はできず、校内放送で行いましたが、何となくこれが新しい生活様式として定着しつつあるような気もします。私が菊池高校に着任して全校生徒での始業式、終業式を行ったのは1学期の始業式だけです。

学年の締め括り、新年度への準備の学期として非常に重要なこの3学期が菊池高校の生徒、教職員、関係者全てにとって充実した学期となることを願っています。

また、個人的な事ですが、私にとって今日、1月8日は特別な日です。昨年の今日、熊本県ハンドボール協会の島田俊郎会長がご逝去されました。12月15日に女子世界選手権大会が大成功裏に終了し、12月26日に77歳の喜寿を迎えられたばかりの急逝でした。

島田会長なくして女子世界選手権大会の誘致、成功はなく、身近で仕事を一緒させていただき、本当にお世話になりました。今日私があるのも島田会長のお陰であると言っても過言ではありません。会長の御恩に報いるためにも、菊池高校の校長としては勿論、いろいろな事に全力で頑張らなければならないと思っています。