校長ブログ

校長ブログ

「温故知新」論語八十八選を届けていただきました!

本日、一般社団法人菊池教育会から坂本敏正会長と原田和幸専務理事(お二人とも本校OB)が本校にお見えになり、菊池市教育会で製作された論語集である「温故知新」〜論語八十八選〜を届けていただきました。先日の新聞報道で菊池郡市内の小学校・中学校に寄贈され、今後、郡市内の県立学校にも贈呈するという記事を目にしていましたので、本校にも届くのであろうことは知っていましたが、本日わざわざお二人でご持参いただきました。何とこれには英訳まで付いており、非常に教育的価値の高い一冊となっています。

菊池教育会は「文教菊池」の伝統を守ろうと論語教育の普及にも努めておられ、私が目指している菊池高校生としての誇りを持つこと、規範意識を高めることにも通じるものがあると感じています。このように菊池市は中世に一帯を治めた菊池一族時代から伝わる先人たちの英知や努力で築かれた歴史の重み、伝統文化を受け継ごうとする活動がなされています。

このような地域の活動を受け継ぐ上で本校の役割や責務は大きなものがあると考えています。新しく設置した普通科「地域探究コース」の学びの特色として地域の歴史、伝統文化を活用しなければならないと思っています。

 

   

 

感動の熱い夏が終わりました!

今年の夏は梅雨明けも早く、例年にも増して暑い夏となっていますが、本校野球部の夏も本当に熱い夏でした。1回戦から甲子園出場経験のある熊本西高校に緊迫したシーソーゲームで5対4の逆転勝利、素晴らしい試合内容でした。また、2回戦の天草工業高校戦はまさしくミラクル、奇跡的な逆転勝利、1対10で迎えた8回裏、コールドゲームだけは避けたいとの思いで見守っていると、何と一挙10点を挙げる大逆転劇、応援席のボルテージは最高潮に達しました。

このような経験をさせてもらった選手達を心から誇りに思うと同時に本当に感謝しています。そして迎えた昨日の3回戦、相手はシード校で優勝候補の九州学院高校、2回戦の余勢を駆ってベスト8進出と行きたいところでしたが、九州学院の壁は厚く0対7の7回コールドで敗退しました。投打ともにトップレベルの力と技を目の当たりにした感じがしました。しかし、選手達は一歩も臆することなく堂々とした試合ぶり見せてくれました。

この大会を通して選手達が粘り強く、直向きに戦う姿を見て感動を覚えると同時に最後まで諦めない気持ちの大切さなど多くのことを教えられたような気がします。本当に心から選手達を誇りに思える夏でした。ありがとう。

1学期の終業式、関連行事を無事終了しました!

本日、1学期の終業式を迎えました。終業式に先立ち、表彰式、生徒会役員認証式、同窓会奨励金授与式が行われました。これらの内容については本校ホームページの「学校生活」に記載していますのでご覧ください。終業式では訓話の中で菊池高校校長就任3年目を迎え、自分自身が校長としての責務を果たせているかを振り返りながら話をしました。

3年生の入学とともに着任し、全ての生徒が私自身が入学許可宣言をした生徒たちで私の責任のもとで教育を施した生徒たちです。その成果が見られ嬉しく感じることもあると同時にこのままでいいのかと自問することも多々あります。私はこの県内でも有数の伝統校である菊池高校生としてプライド、誇りのある生徒を育成したいと考えています。

そこで、生徒たち一人ひとりにこの長期の休業中に菊池高校生として誇れる生徒となるために何をすべきか、どうあるべきかを考えて欲しいと話をしました。私はこの菊池高校に大きな可能性を感じており、目標達成、夢実現のために生徒たちに勇気を持って一歩踏み出して欲しいと思っています。

式後にはスマートアクティ部や県商業教育研究大会に参加する生徒の発表や4年間お世話になったALTのルイス先生の退任式も行いました。

何はともあれ、無事1学期が終了した安堵感と全員が無事元気に8月30日の2学期の始業式に登校して来てくれることを願って止みません。

 

 

1対10からの大逆転、次は優勝候補の九州学院!

今日は第104回全国野球選手権熊本権予選の2回戦、天草工業高校との対戦でした。私は正直なところ、本校の前の試合で東稜高校を20対2で大勝した九州学院との試合に思いを馳せていました。ところが試合が始まると1回表にいきなりの長短打による連打で4点を取られ唖然としました。気付いてみると6回終了時点で1対6となり、8回表に4点を加点され1対10となりました。

7回以降の時点で7点差以上つくとコールドゲームとなるので、せめてコールドゲームだけは避けたいと思いながら8回裏の攻撃を見守りました。すると驚くことに怒涛の攻撃であれよあれよで8対10となり、なおも満塁のチャンス、ここで3年生の生徒会副会長も務めている本田楓勝君が逆転の3ランランニングホームランを打ち11対10の大逆転。3塁側は騒然となり、まさにお祭り騒ぎの大興奮となりました。

この3年生は私が校長に就任した時に入学してきた選手で間近にこれまでの活動を見てきましたので、「野球の神様が助けてくれた」という思いになりました。

次は優勝候補の九州学院との対戦ですが、これまでの思いを込めて悔いのない試合をしてくれることを期待しています。

 

 

「命の大切さを学ぶ教室」を実施しました!

今日は熊本県警察本部犯罪被害者支援室が主催する「命の大切さを学ぶ教室」を本校で開催していただきました。これは将来を担う高校生に対し、事件・事故被害者遺族の方々の講演を通じて、被害者の方々が受けた心の痛み、子どもを亡くした親の思い、命の大切さ、被害者も加害者も出さない社会を目指す被害者等の願いを伝えることで、被害者等への支援や「犯罪などを犯してはならない」という規範意識の向上を目的としたものです。

今日は殺人事件被害者遺族の清水誠一郎さんを講師として「犯罪の無い未来を創るために」と題して講演をしていただきました。講演の前に校長室で清水さんと「犯罪被害者遺族「心」の会 代表 清水誠一郎」という娘さんの「心ちゃん」の笑顔の写真付きの名刺を交換しお話をさせていただきました。

誠一郎さんのいまだ癒えることのない心ちゃんへの思いに触れ、何とも言えない身につまされる気持ちになりましたが、このような思いを本校生に伝えていただけることをありがたく感じるとともに、必ずや生徒たちの今後の人生の大きな糧となるものと思ったところです。