日誌

吹奏楽部

【吹奏楽部】鹿本高校吹奏楽部のために作曲された作品の紹介 ①

3月30日(土)に行われる第50回記念定期演奏会

第3部はOB・OGの先輩方と、そして鹿本高校吹奏楽部がお世話になっている演奏者の皆さんと合同演奏ステージを企画しております。

そこでは本校吹奏楽部のために作曲された作品を演奏します。

3部1曲目は下田和輝さん作曲の「響き渡る風に吹かれて」を演奏します。作曲家の下田和輝さんから楽曲解説をいただきましたので紹介します。

 

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「響き渡る風に吹かれて」は鹿本高等学校吹奏楽部の委嘱作品として、また第50回定期演奏会を記念する作品として2023年の秋に作曲されました。
作曲に取り掛かる際、吹奏楽部顧問の前村知宏先生と綿密に打ち合わせをし、前村先生の要望である祝祭的な雰囲気を持ちつつも一筋縄ではいかない和声進行や混合拍子のリズムを取り入れ、色彩・表情豊かな7分ほどの作品に仕上げました。
鹿本高等学校の綱領に「気象」「気風」「美風」という「気」「風」にまつわる文字が使われていることから、それを引用し「響き渡る風に吹かれて」というタイトルに決め、風に吹かれて邁進していく未来ある若者をイメージして作曲しています。
曲の途中、鹿本高等学校校歌の断片や、山鹿の民謡「よへほ節」の一部が見え隠れするので、是非そちらにも注目してお聴きください。
最後になりますが、今回この作品を初演してくださる鹿本高等学校吹奏楽部の皆様、指揮の前村知宏先生に心から御礼申し上げます。(下田和輝) 

 

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下田 和輝 (しもだ・かずき)

1992年1月14日、岩手県洋野町生まれ。

2014年3月、尚美ミュージックカレッジ専門学校音楽総合アカデミー学科作曲コース(4年制)を卒業。
作曲を菊池幸夫、高橋伸哉、広瀬勇人の各氏に師事。

2013年度「第5回 日本管打・吹奏楽学会作曲賞」において、作曲賞(一位)を受賞。
「21世紀の吹奏楽 第18回,第20回,第21回,第22回,第25回,“響宴”」入選。
平成29年度 第50回JBA「下谷賞」受賞。

福井県立武生商工高等学校吹奏楽部や東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部などの全日本吹奏楽コンクール全国大会常連校への楽曲提供をはじめ、東京吹奏楽団やフィルハーモニック・ウインズ大阪、WISH Wind Orchestraなどプロ吹奏楽団への作編曲作品提供や日本各地の学校吹奏楽部・一般吹奏楽団の委嘱作品作曲など、吹奏楽の作曲・編曲を中心に活動をする傍ら、吹奏楽コンクールの審査員・アンサンブルコンテスト審査員や吹奏楽関連雑誌の執筆なども務め幅広く活動をしている。
また、作編曲作品はCD収録も多数で、楽譜はブレーンミュージック、フォスターミュージック、CAFUA、ウィンズスコア、ロケットミュージック等の楽譜出版社から出版・レンタルされている。

 

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3月30日(土)山鹿市民交流センターにて世界初演を予定しております。

ご来場お待ちしております。