日誌

【吹奏楽部】鹿本高校吹奏楽部のために作曲された作品の紹介 ②

3月30日(土)に行われる第50回記念定期演奏会

第3部はOB・OGの先輩方と、そして鹿本高校吹奏楽部がお世話になっている演奏者の皆さんと合同演奏ステージを企画しております。

そこでは本校吹奏楽部のために作曲された作品を演奏します。

3部2曲目は和田直也さん作曲の「清麗なる空に望みは輝く」を演奏します。作曲家の和田直也さんから楽曲解説をいただきましたので紹介します。

 

 

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今回の作曲にあたっては、生徒からの要望を取り入れた作品をという前村先生からのリクエストがあり、昨年の6月に部員の皆さんとお話しさせていただく機会を設けていただきました。
曲調や楽器の組み合わせなど、実に多くの要望を出していただきましたが、そのときの部員の皆さんの純粋な気持ちや眼差しがとても印象的だったのを覚えています。
前村先生からは一つだけ、旧部長の中村さん(ホルン)から新部長の原田さん(フルート)へと、旋律が受け継がれる部分が欲しいとリクエストをいただき、冒頭のテーマでそれを実現しました。

当初は現役の8名で演奏出来る作品にしようと考えていましたが、卒業生や賛助の奏者も含めて演奏するとのことで、その方針を変えることにしました。
少人数で作り上げるアンサンブルも大変素晴らしいものでしたが、せっかくなら大編成でのシンフォニックなサウンドを体験してもらいたいという思いと、本来なら出来ていたであろう活動が制限されてしまった中で卒業された直近の先輩方がもしステージに立てるのであれば、少しでも失われたものを取り戻せたらという思いがありました。

近年幾度となく私の作品を演奏して下さっていた鹿本高校吹奏楽部への感謝と、全国大会出場など素晴らしい成果を上げた皆さんへの称賛、そして今後の更なる発展を祈り、この作品を捧げたいと思います。

 

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和田 直也(わだ なおや)
1986年、福岡県北九州市出身。

東邦音楽大学音楽学部音楽学科作曲専攻にて長生淳氏に師事。
教育的な吹奏楽作品に取り組む数少ない日本人の一人であり、これまでに多くの吹奏楽作品・アンサンブル作品の委嘱を受け、客演指揮や講師を務めるなど、世界的に活躍の幅を広げ、名声が高まっている。
作品はアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、及び日本で多数出版・録音され、特にヨーロッパではコンテスト課題曲として数多く採用されているほか、アメリカにおいても世界最大の音楽流通会社 J.W. Pepperが選ぶ優秀作品であるEditors' Choiceや、Bandworld Top 100に度々選出される等、高い評価を得ている。

平成21年度北九州市民文化奨励賞受賞。
北九州市文化大使。

 

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 3月30日(土)山鹿市民交流センターにて世界初演を予定しております。

ご来場お待ちしております。