2017年2月の記事一覧
課題研究発表会の開催
3年生は「野菜・果樹・草花・食品製造」の4分野に分かれ、課題(テーマ)を設定して、研究・調査を行います。
その成果を発表するのが今日の「課題研究発表会」になります。 農業科2年生・1年生も参加し、先輩の発表を聞きました。
【今年度の発表テーマ】
果 樹 : 「“でかぽん”を目指せ!~摘果による肥の豊の4L規格栽培研究 PART6」
野 菜 : 「温泉水を利用したミニトマトの生産・品質向上を目指して」
草 花 : 「アイリス復活へ~販売・流通に向けての取り組み~」
食品製造 : 「地元農産物を使った加工品」
学校長あいさつの後、3年生による発表がありました。1年生も2年生も真剣に発表を聞いていました。
設定した課題に対して成果が出たところ、新たな問題点を発見したところと様々あったと思います。発表している3年生の姿は
今までと異なり、堂々としたものでした。 3年生は発表までの研究や準備が大変だったと思いますが、よく頑張ってくれました!
不知火の収穫が終わりました
これで農業科3年生果樹専攻生の実習はすべて終了となりました。
暑い日も、寒い日も、果樹専攻生として本当に頑張ってくれました。
昨年は様々なことがありました。1月の大雪、4月の熊本地震、夏は大雨と台風がありました。
このTシャツにあるように、「頑張るバイくまもと」の合言葉で1年間頑張ってきました。
卒業後、熊本県を離れて就職や進学する生徒もいます。 「頑張るバイくまもと」の精神で、頑張ってほしいと思います。
不知火の鋏み入れ式
この行事は、「今日から不知火(デコポンの正式名称)の収穫を始める」という生産者としての意識付けの意味で数年前
から行っています。
式では校長先生から今まで果樹専攻生の頑張りをねぎらう言葉をいただきました。 果樹専攻生からは、今日の日を
迎えるために暑い日も寒い日も実習に取り組んできたことの報告がありました。 式が終わったあとは、果樹専攻生、式
に参加していただいた先生方で不知火の収穫をしました。
果樹専攻生に教わりながら、式に参加した職員も収穫しました!
大きく実った果実を1つ1つ丁寧に収穫する果樹専攻生の表情は、とても喜びにあふれていました。 3年生はこれが
最後の農場実習になります。 今までの経験を卒業後も大切にして、進学や就職先でも頑張ってほしいと思います。
不知火が大きく実ったのは果樹専攻生のおかげです。 ありがとう!
日曜日も頑張っています♪
生徒たちは、午前中に野菜や花、果樹の管理実習を行っています。大変ですが、きちんと出席しています。
このような努力があって、おいしい農産物やきれいな花ができるのです。 がんばれ農業科の生徒たち!
マドレーヌ♪
農業科1年生の「食品製造」の授業で『マドレーヌ』を作りました。
『マドレーヌ』は北フランス・ロレーヌ地方生まれの焼き菓子です。日本では丸型のマドレーヌも見受けられますが、本来は
ホタテ貝のような横幅の広い貝殻の形をしたものです。
『マドレーヌ』はロレーヌ地方コメルシーの枢機卿お抱えの料理人マドレーヌ・シモナンが、いつもの揚げ菓子の材料で他の
お菓子を作るよう命ぜられできた・・・などなど誕生には数説あるようですが、いずれも作った人の名前のようです。
【製造工程】(直径8cm丸型アルミカップ 6~7個)
① 薄力粉100g、コーンスターチ10g、ベーキングパウダー2gを合わせてふるっておく。
② ときほぐした卵150gに砂糖100gを加え、「の」の字が書けるまで泡立てます。
※卵液を湯煎で温めると泡立ちやすくなります。
③ ①の粉類を2回に分けて加え、ゴムヘラで底から返すように混ぜます。
④ 湯煎で溶かしたマーガリン60gを加え混ぜ合わせます。
⑤ レモンエッセンスを数滴加え混ぜ合わせます。
⑥ 型に八分目くらいに入れて表面にアーモンドスライスやチョコチップを飾り、180℃のオーブンで
12分間焼きます。(焼成温度、時間はオーブンによって異なります)
これまでの製菓実習は、一班二人組で協力して製造していました。今回の『マドレーヌ』は、前回の
ロールケーキ生地作りで学習した“卵の気泡性”を利用した「共立て法」の復習を兼ねて、一人で製造
しました。正確な計量、器具の使い方、製造工程を理解しているかなども含めたまとめの実践学習
でもあります。
くまもと農業アカデミー「甘夏マーマレード」作り
「くまもと農業アカデミー」は熊本県内の意欲ある農業者を対象に、県内の大学や農業研究センターなどが中心となり、最新の農業知識や農業技術等の「学びの場」を提供することで、農業者のステップアップを応援する講座です。1講座を3回とし講義や実習を行ないます。内容は栽培技術や経営、機械のメンテナンス、6次産業化(農産加工)、販売促進など多岐にわたる講座が開催されています。本校も県南の農業関係高校として一般の方を対象に講座を行ないました。
6次産業化(農産加工)1回目の講座は、八代の「い業研究所アグリビジネスセンター」で『衛生管理・制度と心得』『食品表示』『アグリビジネスセンターの取組み』についての講座がありました。芦北高校は2回目の講座で果実の加工技術研修として「甘夏マーマレード」作りを、3回目の講座は八代農業高校で野菜の加工として「トマトケチャップ」作りを行ないます。
毎年参加される方々は今後、加工所を立ち上げる方や新たにジャム等を主力製品として取り上げようと考えている方が多く、みなさんとても真剣です。多くの方が甘夏マーマレードやイチゴジャムは何時間も煮詰めなければならないというイメージをお持ちようですが、実際は20kg果汁でも30分程度でビン詰め工程に入ります。長く加熱をすると果汁の色が悪くなったり、粘度が高くなり出来上がりの品質が悪くなります。
この講座では小さな鍋で作り、食品工場のような機械がない場合の代替え器具などの方法も紹介します。作り方のコツだけでなく、ビンにフタをした後の殺菌方法や自主検査など、学校で行なっている安全に関する管理方法も講義されます。
この講座を受けられた方がジャムを作られ、実際に商品として店頭に並んでるのを見ると、うれしく思いますが、身の引き締まる思いです。これからも安心・安全な食品製造に取組み、地域に根ざした芦北高校でありたいと思います。〒869‐5431
熊本県葦北郡
芦北町乙千屋20-2
熊本県立芦北高等学校
管理責任者
校長 草野 貴光
運用担当者 広報部
TEL 0966-82-2034
FAX 0966-82-5606
E-mail
ashikita-h@pref.kumamoto.lg.jp
URL http://sh.higo.ed.jp/ashikita
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