芦高ブログ

鉛筆 間に合わず だから出会えた 頼もしさ

 

 自らの業務を片付け、食品製造実習室へと急ぎました。

 今日の当番実習は、農業科2年生のシフォンケーキ製造。

 

 ……しかし、私が到着したときには、すでに製造の山場は越えていました。

 オーブンから出てくる焼き上がりの瞬間にはなんとか立ち会えたものの、材料の計量や生地を混ぜ合わせる、あの繊細な実習プロセスを見届けることができず。

 正直に言えば、実習を見逃した「残念さ」が残る到着でした。

 

 けれど、ガランとし始めた調理場で、それ以上の驚きに出会うことになります。

 担当職員が指示を出すよりも早く、誰からともなく、すいすいと片付けが始まっていました。

 実習台を黙々と磨き上げる者、使用した器具を迷いなく洗浄する者、そして一列になって床を掃き清める者。

 「次はどこをすべきか」「誰が足りていないか」を各自が周囲を見渡し、判断して動いています。

 そこには、指示を待つ生徒の姿はありませんでした。

 

 これは3年生としての「自覚」なのか、それとも担当者が積み重ねてきた「仕掛け」の成果なのか。

 いずれにせよ、その淀みのない動きに、思わず感心していました。

 私を含め2名の果樹担当者でも、ちょうど「新3年生は、自分で考えて動くようになったね」と話していたところでした。

 食品担当者ともその話題になると、「本当に、成長が見られますよね」と、生徒たちの変化に深く頷き合いました。

 

 もちろん、まだまだ改善の余地はあるかもしれません。

 けれど、自分の役割を自ら見つけ、現場を動かしていくその逞しさ。

  製造の核となる部分は見られず残念でしたが、もし間に合っていたら、私はこの「自ら考え、動く生徒たち」の静かな凄みに気づけなかったかもしれません。

 工程が終わっていたからこそ出会えた、新3年生たちの頼もしい光景。

 これからの農業科を背負って立つ彼らの飛躍に、確かな期待を寄せています。

それぞれの成長を胸に、次なるステージへ

日増しに春の訪れを感じる季節の3月23日(月)本校では令和7年度の表彰式および3学期修了式を執り行いましたキラキラ

1年前の始業式、少し緊張した面持ちで登校してきた生徒たちも、今ではひと回りもふた回りも逞しく成長した姿を見せてくれました笑う

表彰式

修了式に先立ち行われた表彰式では、今学期、学業や部活動、文化活動で目覚ましい活躍を見せた生徒たちが登壇しました花丸

新体操や空手などの運動系の部活がよく表彰されているイメージでしたが、今回は書道や文化系の部活動、福祉関係での表彰が多くありました王冠

修了式

修了式は「昨日までの自分が、今日の自分に力を与え、明日からの自分を助けられるようにつなげる日」ですまる

校長先生からは、課題に目を向けるだけでなく、自分の良さや頑張ったことを大切にし、自分を認め、誇りにしてほしいという温かい言葉がありました。校長訓話全文⇒260323 修了式あいさつ.pdf

生徒代表の言葉として2年林業科の椎屋君が話をしましたお知らせ

この1年を振り返ってよかったこともたくさんありましたが、後悔したこともいろいろありました。その後悔を糧に来年度はいろいろなことに挑戦していきましょう!!と心強い言葉をかけていましたにっこり

明日からはいよいよ春休みが始まります。

進級を控えたこの時期は、期待と少しの不安が入り混じる時期かもしれません。
事故や健康に十分気をつけ、4月新学期素敵な笑顔でスタートできることを楽しみにしています!

1年の集大成!泥だらけの笑顔と、繋いだシャトルの記憶

学年の締めくくりとなる「3学期クラスマッチ」が開催されました。

1年間共に過ごしたクラスメートと挑む最後のスポーツ行事。どの会場も、熱気と歓声に包まれました!

女子:バドミントン(体育館)

体育館では、女子によるバドミントンが行われました。

 5人制(ダブルス×2,シングルス)で行われた今大会キラキラペア同士の「どんまい!」「ナイスショット!」という声掛けが響き渡り、 シャトルを地面に落とさない必死のレシーブに、観客席からは大きな歓声が上がりました。 試合が終われば、敵味方関係なくお互いの健闘を称え合う爽やかな光景が印象的でしたにっこり

男子:サッカー(グラウンド)

一方、昨夜の雨でコンディションの悪いグラウンドをものともせず、男子によるサッカーが繰り広げられました笑う

泥だらけになりながらボールを追いかける姿は迫力満点。鮮やかなゴールが決まるたびに、クラス全員が飛び跳ねて喜んでいました。 1点を守り抜くために、声を掛け合いながら鉄壁の守りを見せるクラスもあり、担任の先生も熱狂しながらコートサイドでは身を乗り出して応援する姿もあり、クラスの絆がより一層深まったようですお知らせ

決勝戦はPKまでもつれ込む大接戦でした汗・焦る

女子のバドミントン、男子のサッカー共に2年林業科が優勝を飾りました花丸

3学期も残りわずかキラキラ

勝ち負け以上に、仲間と全力で笑い、汗を流したこの時間は、きっと一生の宝物になるはずです。

この団結力を糧に、次の学年に向かって力強く進んでいきましょう!

選手の皆さん、運営の生徒会の皆さん、本当にお疲れ様でした!

鉛筆 闇を知り 光を数え 花ひらく

 明日、3月20日は二十四節気の「春分(しゅんぶん)」を迎えます。

 太陽が真東から昇り、真西へと沈む日。

 昼と夜の長さがちょうど半分ずつになり、明日を境に、私たちが見る世界は少しずつ「光の季節」へと傾いていきます。

 私たち農業科の生徒が、栽培を学ぶ上で必ず出会う不思議な法則があります。

 それは、植物たちが時計もカレンダーも持たずに、どうやって「今が咲く時だ」と知るのか、という謎。

 その鍵を握るのが『光周性(こうしゅうせい)』です。


■ 植物たちの「こだわり」と、闇の魔法

 植物には、それぞれ「このくらいの光の長さになったら花を咲かそう」という自分なりのルールがあります。


• 長日(ちょうじつ)植物

 春から夏にかけて、日が長くなると「待ってました!」と花を咲かせるタイプ(ホウレンソウやレタスなど)。


• 短日(たんじつ)植物

 逆に、日が短くなってくるのを感じて秋に準備を始めるタイプ(イチゴやキュウリなど)。


 実は植物たちが測っているのは、光そのものではなく、光が途絶えた「連続した闇の長さ」です。

 植物たちは、葉にあるセンサーで、一日のうちの「夜の時間」をじっと測っています。

 春分という節目を過ぎ、闇が少しずつ短くなっていく……。

 その微かな変化を感じ取り、「春が来た、今こそ芽吹く時だ」と、命のスイッチを入れるのです。



■ 幾万の夜を越え、新しい出逢いへ


 果樹園の先にある「峰崎さくらの森」の大寒桜も、まさにこの闇の魔法を敏感に感じ取り、今、見事な淡紅色の花を広げています。


 24年前、大松先生たちが植えられたあの苗木たち。

 それから今日まで、巡り来る四季を二十四回。

 三六五日の朝と夜を、幾千、幾万と積み重ねて、彼らはこの場所で静かに呼吸を続けてきました。

 一晩たりとも休むことなく、凍えるような冬の闇さえもじっと数え上げ、光の訪れを信じて待つ。

 その誠実な営みの果てに、今のこの美しい景観があります。

 そして今、この桜たちは、もうすぐこの学び舎の門をくぐる新入生たちを迎えようと、その枝を精一杯に広げています。



■ 力を蓄え、躍動の春へ


 明日の春分、農場は束の間の休息に入ります。

 しかし、土の下でも、枝の先でも、植物たちの内なる時計は休むことなく時を刻み続けています。

 私たちも、新しい仲間を迎える準備を整えながら、次なる農繁期への力を蓄えたいと思います。

 皆さまもぜひ、足元に咲く小さな花が「どのくらいの闇を越えて、咲くスイッチを入れたのかな?」と思いを馳せてみてください。

 


「春分(しゅんぶん)」

 闇の深さを数え、明日を待つ芦北高校より。

「芦北で暮らす、学ぶ」がもっと身近に!住まいの確保に関する包括連携協定

芦北高校には、県内外各地から「農業や林業を学びたい」「伝統ある環境で成長したい」という意欲を持った生徒が集まります。しかし、遠方の生徒にとって最大の壁となっていたのが「住まい」の不足でした汗・焦る

今回の協定は、行政・学校・民間が手を取り合い、生徒たちが安心して学業に専念できる居住環境を整備することを目的としていますキラキラ

地域住民 芦北町役場 

地域連携、見守り・駆け付け支援、家主補助

熊本県立芦北高等学校

教育的支援、生活指導、緊急時対応、生徒募集

株式会社松下組(地元芦北町の建設のエキスパート)

寮施設の整備、貸主としての提供

イー・アンド・エム株式会社(ICT・システム開発のプロフェッショナル)

ICT保安技術提供(防犯、入退室管理、24時間相談)

株式会社共立ソリューションズ(学生寮の管理・運営のスペシャリスト)

寮運営ノウハウ提供(生活支援、管理、食事)

県南広域本部芦北地域振興局長 森山様を立会人として調印されました鉛筆

「芦北で学びたいけど、通学が難しいから諦める……」そんな声をゼロにしたい。今回の協定は、私たちのそんな願いを形にする大きな一歩です花丸

今回の調印式をもとにした新たな住まいが令和9年度より稼働予定ですグループ

芦北高校生の住まいの確保に関する包括連携協定概要.pdf

 

鉛筆 「やってみる?」 挑む五グラム 冬の午前

「自分の感覚だけで、5グラムを切り出せるか?」

 甘い香りが立ち込めた食品製造の実習室。

 今日の実習はクッキー製造です。

 生地の計量から成型、焼き上げ、パッケージ詰めまで。

 一連の工程の中でも、今日生徒たちが最も熱くなったのは、わずか「5グラム」という極小の世界との戦いでした。

 

 実習中、私から生徒たちへ一つの挑戦を投げかけました。

 「秤(はかり)を見ずに、目視だけで5グラムを測れるか?」

 職人さながらの技術が問われるこの抜き打ちの挑戦に、私は二人の生徒に声をかけました。

 

 

 一人目の生徒。

 慎重に生地をちぎり、手のひらで転がします。

 「これだ!」と自信を持って秤に載せた1回目は「7グラム」

 惜しい。

 しかし、そこからの修正能力が光りました。

 指先の感覚を研ぎ澄ませて挑んだ2回目。

 表示された数値は、なんとピタリ「5グラム」

 実習室に小さな歓声が上がりました。

 

 続いて二人目に声をかけます。

 1回目、2回目と、結果は連続して7グラム。

 「あと少しなのに!」という悔しさが表情に滲みます。

 集中力を極限まで高めて迎えた3回目。

 祈るように秤に置いた結果は……「6グラム」。  

 わずか1グラムの壁。

 

 けれど、その「1グラム」の差にこだわり、一喜一憂する姿こそ、ものづくりに向き合う誠実さそのものでした。

 たかが5グラム、されど5グラム。

 普段は何気なく食べているクッキーも、こうして自分の手で均一に作り上げる難しさを知ることで、その一袋の重みが変わります。

 

 成長のスピードや進み方は、一人ひとり異なります。

 けれど、一歩ずつ技術を磨き、高い精度を追求しようとするその眼差しは、皆同じ「高み」を目指しています。

 目指すは、機械よりも正確な「職人の目」「魔法の手」

 ですが、何よりその指先に必要なのは、食べる人を想い、一グラムの差にこだわる「心」です。

 焼き上がったクッキーの香ばしい匂いとともに、生徒たちの技術への探究心も、また一歩、美味しく焼き上がったようです。

【快挙!】本校クリエイティ部の作品が「ふるさとCM大賞くまもと2026」にて最優秀賞を受賞しました!

 この度、KAB熊本朝日放送主催の「ふるさとCM大賞くまもと2026」において、本校クリエイティ部の制作した作品が、見事「最優秀賞」に選ばれました!

本作品は、外部顧問の先生による熱心なご指導のもと、生徒たちが試行錯誤を重ねて作り上げた力作です。芦北町の魅力を自分たちの視点で切り取った表現が高く評価されました。

制作の過程で、生徒たちはふるさと”あしきた”の魅力を再確認するとともに、地域の大人が本気で支援して下さる学習環境に感謝しながら取り組むことができました。また、今回の受賞は生徒にとって自信につながり、次のチャレンジへの原動力となりました。

現在、以下の特設サイトにて受賞作品が公開されております。生徒たちの努力の結晶を、ぜひご覧ください。

■受賞作品の視聴はこちら(KAB特設サイト)

https://www.kab.co.jp/special/furusatocm/

また、4月1日から5月31日の期間中、KABの地上波放送内でも本校のCMが放映される予定です。テレビでもぜひチェックしてみてください!(正確な放映時間は未定のため、期間中の放送をお楽しみにお待ちください。)

今後も芦北高校の生徒の活動へ温かい応援をよろしくお願い申し上げます。

鉛筆 温室で 夢が色づく 「マジ農大」

「この葉の症状は、なんだと思う?」

 温室に響く、東京農業大学・高畑健教授の鋭くも温かい問いかけ。

 その瞬間、生徒たちの視線は、これまで見慣れていた「一葉」の奥にある「理由」へと引き込まれました。

 本校が取り組む「ペピーノ」栽培。

 その現場に立った教授の指導は、まさに発見の連続でした。

 「この花は、蕾のときに振り落としてほしい」

 なぜ、せっかく咲こうとする命を落とすのか。

 その一言から、植物の生理、栄養の集中、そして「最高のひと果」を作るための勇気ある戦略が語られます。

 生徒たちが日々土にまみれて感じていた「小さな気づき」が、学問という確かな裏付けによって、深い「知識」へとアップデートされていきました。

 続く講義では、大学での学びやその先の広大な可能性についてお話しいただきました。

 机に広げた大学のパンフレットを食い入るように見つめる生徒たち。

 「今、目の前にある一株が、世界の農業課題に繋がっている」

 そんなスケールの大きな視座が、生徒たちの進路への意識を静かに、けれど熱く塗り替えていきました。

 講義が終わったあと、一人の生徒がポツリと、けれど晴れやかな顔で呟きました。

 

「マジで農大行こうかな」

 

 その一言こそ、今日という日が彼らにとってどれほど刺激的だったかを物語っています。

 栽培の「正解」を教わるだけでなく、情熱を持って研究するプロの姿に触れ、自分の未来を重ね合わせた瞬間。

 芦北の温室は、間違いなく世界と、そして未来のキャンパスへと繋がっていました。

 高畑教授、遠方よりお越しいただき、熱意あふれるご指導をありがとうございました。

「ペピーノ」が繋いでくれたこの特別な縁を糧に、生徒たちの夢もまた、鮮やかに色づき始めています。

地域の想い のせて 飛び立て

令和8年3月16日、芦北町役場で芦北高校総合支援事業補助金交付式が行われました!

芦北町町長の竹崎町長をはじめ多くの方に参加いただきました。

町長の言葉を受け、交付式に参加した生徒それぞれが進学後の抱負を述べてくれました!

卒業生諸君のこれからの活躍を期待しています!

鉛筆 この一歩 鉄の相棒 高き視点

 農場に響き渡るエンジンの重低音と、鼻をくすぐる燃料の匂い。

 目の前で巨大なトラクタが動き出すたび、生徒たちからは驚きと感心の声が上がります。

 

 今日、2年農業科の生徒たちが向き合ったのは、泥にまみれ、汗を流して働くための力強い相棒——農業機械です。

 JAあしきた様、株式会社やまびこ様、そして株式会社クボタ様をお招きし、農業機械講習会が開かれました。

 

 農業高校生といえども、巨大な機械と向き合うのは勇気がいるものです。

 しかし、ただ恐れるのではなく、正しく知り、正しい扱いを学ぶこと。

 それが、自分と仲間の命を守る唯一の道です。

 

「農業機械は、安全が一番。一歩間違えれば命に関わる事故も起きる。

 自分を守ること、そして周りを守ることが何より大切です」

 JAあしきたの大園さんによる、現場の厳しさが滲む言葉から実習は始まりました。

 続いて、株式会社やまびこの徳永さんより刈払機の正しい取り扱いについて。

 そして、株式会社クボタの植田さんからはトラクタの取り扱いについてご指導いただきました。

 

 特に大型のトラクタは、一瞬の油断が取り返しのつかない事故に直結します。

 植田さんは、横転から身を守るための安全フレーム、体を固定するシートベルト、そしてヘルメット。

 それら一つひとつの装備を正しく「扱う」ことが、なぜ命を繋ぐことになるのかを丁寧に説かれました。

 ステップに足をかけ、高い運転席に座るその重みを、生徒たちは改めてその胸に刻んでいました。

 

 講義が終わると、いよいよ実習へ。

 刈払機では、作業前の点検項目や始動前のチェックポイント、安全な足の運び方を徹底して学びました。

 

 トラクタの講習では、一人ずつ実際に運転席へ。

 エンジンを始動させ、慎重にレバーを操作して前進・後退を繰り返します。

 初めてトラクタを動かす生徒もおり、その視線の高さと、指先一つで巨体が動くパワーに、再び驚きの声が上がっていました。

 

「クラッチ」「PTO軸」「プライミングポンプ」「ストレーナー」

 生徒たちにとってはまだ馴染みのない言葉ばかりかもしれません。

 けれど、今はそれで大丈夫。

 機械に対する「少しの恐れ」と、向き合うための「正しい知識」

 それさえあれば、自分を、そして仲間を守れます。

 機械を正しく扱うことは、決して操作を覚えることだけではありません。

 機械が発する小さな音や震えに意識を向け、レバーを握り、安全を確かめ、正しく動かす。

 その一つひとつの所作に、相手(機械)と自分を思いやる心が宿ります。

 

 「大切に扱えば、機械は必ず応えてくれる」

 プロの言葉は、技術を超えて、プロとしての「敬愛」の教えのようにも響きます。

 機械の取り扱いを学ぶことは、自分と仲間の命を預かる想像力を育むこと。

 相棒の「声」を聴き、その力を正しく引き出す。

 その実直な向き合い方の積み重ねが、安全を守り、確かな収穫へと繋がっていくのです。

 

 勇気をもってトラクタに足をかけ、視点を高めることで学んだ、正しい取り扱いの極意。

 この芦北の実習室で交わされたプロとの対話は、技術者として、そして一人の農業人として、大切な向き合い方を整える時間となりました。

 

 最後になりましたが、熱心にご指導いただいた講師の皆様、そしてこのような貴重な学びの機会を支えてくださる芦北町総合支援事業に、心より感謝申し上げます。 

 

 「相棒の声に耳を傾けることもまた、農業なのだ」ということを学んだ一日でした。

鉛筆 共に行く 地域と歩む この一歩

 今日は2年農業科によるミックスジャムの製造実習。

 来週に開催される「デコポン祭」への出品に向けた、大切な準備です。

 地域のみなさまと共に祭りを盛り上げたい、そんな思いで実習に励みます。

 

 まずは全体説明を聞き、役割分担、器具の洗浄と手際よく実習を進める生徒たち。

 

 工程の一つにクエン酸を加える実習があります。

 担当職員から「色が変わるので注目」とのひとことが。

 クエン酸を入れると、確かに鮮やかな色の変化が起こりました。

 写真で見比べてみて、色の変化はわかりますか?

 食品製造の実習には「化学の知識」が必要なのだと、改めて痛感する瞬間です。

 

 その後は手分けをして瓶詰め実習へ。

 瓶に詰め、内容量を微調整し、密閉。

 担当者の厳しいチェックを経て完成です。

 あとは後日、ラベルを貼ればいよいよ製品となります。

 

 ですが、あまりの熱気と集中力のせいでしょうか。

 ふと手元を見ると、瓶の口からジャムがあふれてしまう場面も。

ふり返れば、隣の生徒の帽子には、点々とジャムがはねた跡が残っていました。

 そんなアクシデントも、一生懸命に実習に励んだ証です。

 地域の方々に喜んでいただけるよう、生徒たちが知識と技術を詰め込んだこのミックスジャムは、来週の「デコポン祭」で販売します!

 


 生徒たちの努力の結晶を、ぜひ会場で手に取ってみてください。

 地域のみなさまとお会いできるのを、楽しみにしています!

「木」から世界を変える。日本製紙との産学協定で始まる、本校の新しい教育。

「学校で、最先端のバイオ技術を学ぶ。」

皆さんは「エリートツリー」という言葉を聞いたことがありますか?通常の数倍のスピードで育ち、CO2をたっぷり吸収する。そんな魔法のような木を、なんと本校の生徒たちが日本製紙のプロの皆様と一緒に育てることになりました。

エリートツリー」って知ってる?

今回の連携の大きな柱となるのが、今、林業界で最も注目されている「エリートツリー」です。

「エリートツリー」とは、多くの木々の中から、

成長が格段に早い
形が真っ直ぐで美しい
材質が優れている

という条件を兼ね備えた、まさに「選ばれしエリート」な個体のことです。

更に今回提供していただいたスギのエリートツリーは

二酸化炭素吸収量が1.5倍(日本製紙が栽培技術で特許取得)

花粉量が半分以下

という特性も持っていますキラキラ

まずは連携協定のキックオフ講演会として芦北町出身で日本製紙株式会社特別顧問であります馬城様に講演していただきましたお知らせ

そのあと、本校の鏡山演習林にて記念植林を行いました晴れ

今回の植林で約250本のエリートツリーを植えることでができました花丸

これから生徒と共に管理・研究を行っていきますにっこり

さらに今回は株式会社南栄様と小川林産様の協力のもとシカ防止ネットの設置も行いました動物

小川林産では年間で50kmもの鳥獣被害対策ネットを設置しているそうで、3人とは思えない速度で設置されていました3ツ星

これから始まる新たな取組み更に林業を担う生徒と共に管理・研究をしていきたいと思いますキラキラ応援よろしくお願いします!

鉛筆 春の夢 未来へ向かって 共に行く

 ブログでの紹介がすっかり遅くなってしまいましたが、今、芦北高校では「町」「企業」、そして「学校」ががっちり手を組んだ、大きなプロジェクトが進んでいます。


 令和6年5月、芦北町、芦北高校、そして株式会社共立ソリューションズの3者は、「地域活性化に関する包括連携協定」を締結しました。

 芦北の農業のミライを創るため、大きな一歩を踏み出したのです。


 「不知火」プロジェクトの目標

 この協定の大きな柱の一つが、芦北の名産「不知火」の研究です。

 これまでの伝統的な育て方に加え、最新のテクノロジーを導入することで、


 • 「高品質な不知火を、よりスマートに、より安定して育てること」

 • 「気候変動や人手不足に負けない、持続可能な農業モデルをつくること」

 これらを目標に掲げ、芦北高校がその「最先端の研究基地」となります。


 その挑戦を現場でリードしてくれるのが、地域活性化企業人の石井裕美(いしい ひろみ)さん。

 そして本日、ついに「不知火」の苗木の植え付け実習当日を迎えました。



 今回の研究の舞台は、数年前の豪雨で被害を受け、ずっと使えなくなっていたビニールハウス。

 多くの方々の協力を得て、最新の設備がそろった「驚きの研究室」へと生まれ変わりました。


 実習が始まると、ハウス内は一気に活気に包まれました。

 まずは、石井さんから、このハウスに備わった最新設備についての紹介がありました。

 生徒たちは、これまでのハウスとは違う、自動で環境を整える「スマート農業」の仕組みに興味津々の様子です。


 続いて、果樹担当から、「不知火」の苗木の扱い方や植え付けの正しい手順について説明がありました。


 いよいよ植え付けのスタートです!

 今回の実習では、生徒と芦北町の職員さんがペアを組み、一本ずつ丁寧に苗木を土へ据えていきました。


 土に触れ、対話をしながら「ミライの研究」の土台を築いていく実習に、生徒たちの目もキラキラと輝いていました。

 さらに、本日は教頭先生も実習に参加し、生徒たちと一緒に汗を流しました。


 町、企業、学校。

 みんなで力を合わせて、芦北のミライをつくる挑戦がいよいよ本格的にスタートです!


 

 これから、芦北にはどんなミライが待っているのか、本当に楽しみです!

鉛筆 人の声 貯蔵庫響き 春の夢

 果樹園の空気も少しずつ和らいできましたが、実習棟の中は「まだまだこれから」という活気に溢れています。

 視線を上げれば、積み重なったコンテナの中には、出番を待つ黄金色の「不知火」たちが、今か今かと山のように控えています。

 一つひとつ丁寧に、リズミカルにポリ袋へ包んでいく生徒たちの手。

 指先に全神経を集中させるこの実習の時間は、余計な力が抜けるからでしょうか。

 不思議と、教室にいる時よりも心の距離が近くなります。

 

 「先生、この間、妹の卒業式に行ってきたんですよ」

 「中学校の校歌の歌詞、今でも覚えてる?」

 「いやぁ、インフルの時の喉の痛み、まじできつかったっす……」

 

 そんな日常の報告や、他愛もない思い出話。

 さらには、進路の真剣な相談から「将来は韓国に住んでみたいんです!」という、海を越えた大きな夢まで。

 実習の手を休めることなく、けれど表情は教室で見せるそれよりもずっと柔らかい。

 一つの果実を慈しむように扱うその手つきは、自分たちの未来も同じように、大切に紡いでいこうとする意志の表れのようにも見えます。

 実習は、単に技術を学ぶ場ではありません。

 「不知火」を介して、生徒たちの内面にある豊かな彩りに触れる。

 黄金色の果実に囲まれながら、彼らの夢も少しずつ、形を成していく。

 普段、教室では見せることのない表情や、なかなか話せないことまで感じることができる。

 そんな「対話の時間」こそが、私たち指導者にとっても、代えがたい実習の魅力です。

鉛筆 大寒桜(おおかんざくら) 誘(いざな)い連れて 人の声

 本日は入試採点日。

 校内は凛とした静寂に包まれ、生徒たちの声も、足音も聞こえません。

 採点処理の画面に向き合い、マウスのクリック音だけが規則正しく響く採点室。

 ふと窓の外の「峰崎さくらの森」に目をやると、私の脳内では、こんな会話が勝手に動き出していました。

 

(ここからは、私の脳内フィクションです。)

 

 春の柔らかな日差しが降り注ぐなか、「大寒桜」が咲き誇る山の上から、一人の女性が楽しそうに坂道を下ってきました。

 近所に住む、花好きの「あし子さん」です。

 

「あらー、先生!山の上はたいぎゃ綺麗かったバイ!昨日のブログば見て、居ても立ってもおられんくなってね。24年も経つと、桜も立派な『大人』になっとるねぇ」

 

「あし子さん、お久しぶりです。満足げに下りてこられましたね」

 

「……で、あの中にある『あのお花』も、一緒に連れて帰りたかと思うてきたとたい。卒業式に飾ってあったつの、えらい『もぞらしか(可愛らしい)』ったもんねぇ。……先生、あいた、なんて名前やったかいね?」

「あし子さん、あれは『サイネリア』っていう花ですよ。和名では『富貴菊(ふうきぎく)』とも呼ばれていて、縁起もいいんです」

「そうそう、サイネリアたい!覚えたバイ!……で、先生、今日は買えるとね?」

 

「残念ながら、今日は入試で中には入れんとですよ」

 

「なら、あのサイネリアは、いくらね?」

「一鉢、450円ですよ」

 

「ばっ!そぎゃん安かつね!? 生徒さんの手塩にかけた花が、そがん値段でよかとね!? ……して、何色のあっと? うちの玄関に合うごつ、よか色のあっとよかばってん」

 

「紫にピンク、爽やかな青、それに白とのグラデーション……。まるで宝石箱をひっくり返したような、鮮やかな色が揃っていますよ」

「わっちゃー、迷うねぇ! なら、試験の採点の終わって門の開いたら、一番に買いに来るけんね! うちの玄関と台所に置く分と、お隣りさんにもあげたか。それから息子夫婦の分も……。あいた、一番よか色のつば『予約』しといてはいよ!」

 

「ははは、さすがはあし子さん、お目が高いですね。サイネリアの花言葉は『明るい笑顔』『希望』。いつも元気で花を愛するあし子さんと、大切な方々へ贈るのに、これほど似合う花はありませんよ」

 

「わっちゃー!そがんとね!なら、ますます楽しみになってきたバイ!」

(ここまでが、私の脳内フィクション。)

 

 ……現実は、クリック音だけが響く静かな採点室。

 もちろん、今日はあし子さんは来ませんが(笑)、温室の中では生徒たちが丹精込めて育てたサイネリアが、本当に出番を待ちわびて咲き誇っています。

 

■実習のポイント:サイネリア(シネラリア)

 卒業式や入学式を彩る「春を告げる花」として知られています。

 生徒たちが温度管理や水やりに細心の注意を払い、育て上げました。

 宝石のような鮮やかさが特徴です。

 

 現在、本校農場にてサイネリアを「絶賛販売中」です。

 「あし子さん」のように、宝石のような色彩に驚き、大切な人へ「明るい笑顔」を届けたいという方は、ぜひ事前にお電話にてお問い合わせください。

 採点という大きな仕事が終われば、また賑やかな農場が戻ってきます。

 皆様からのお電話、お待ちしております!

 

 連絡先(0966)82−2034 担当:松野、平松

鉛筆 二十余年 繋ぐ想いや 大寒桜(おおかんざくら)

 先日、本校では卒業式が挙行され、3年生が晴れやかな表情で学び舎を後にしました。

 先輩たちの賑やかな声が消え、少しだけ静かになった実習棟。

 しかし、農場の時計は止まることなく、次なる季節の幕開けを告げています。

 

 本日3月5日は、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」を迎えました。

 大地が温まり、冬ごもりをしていた虫たちが土の窓を叩いて、次々と顔を出し始める季節です。

 

「三寒四温」の雨と、本格始動の号令

 ここ最近は、暖かい日が続いたかと思えば、急に冷え込む雨が降る……。

 まさに「三寒四温」を地で行くような天気が続いています。

 一雨ごとに寒さが和らぎ、その雨が潤いとなって、土の下で眠っていた命を力強く揺り起こしているようです。

 農業の世界では、この啓蟄こそが「本格始動」の号令。

 果樹園の草刈りに向かうと、そこには鮮やかな「菜の花」が咲き誇り、その蜜を求めて「ミツバチ」が忙しく羽音を響かせていました。

 しかし、命が動き出すのは喜ばしいことばかりではありません。

 暖かさと共に、作物たちを脅かす「病害虫」もまた活動を始めます。

 芽吹きの美しさに目を細める間もなく、防除や観察といった「守り」の作業に追われる日々が始まります。

 この地道な戦いこそが、豊かな実りを支える屋台骨。

 本格的な農繁期の到来に、身の引き締まる思いです。


■ 二十四年の時を繋ぐ、桜の記憶

 果樹園で作業をしていると、ふと山手の方から淡い色彩が目に飛び込んできました。

 「あぁ、もうそんな時期か」と斜面の上を仰ぎ見れば、果樹園のさらに先にある「峰崎さくらの森」が、山肌を優しく染め上げています。

 誘われるように坂を登り、森へと足を運んでみると、そこにはすでに淡いピンク色の花を咲かせた、美しい桜の姿がありました。

 傍らには、「大寒桜(オオカンザクラ)」という表記と共に、「大松 茂」という名が記されていました。

 本校林業科の職員である大松先生です。

 お話を伺うと、この桜は創立80周年の記念事業として植樹されたものだそうです。

 今から約24年前、当時の先生方や生徒たちが、未来の芦北高校を想って植えた小さな苗木が、今ではこうして立派な樹となり、春の訪れを一番に伝えてくれています。


■ 受け継がれる「守り」のバトン

 3年生が卒業し、新しい季節が始まります。

 「さくらの森」がそうであるように、私たちが日々向き合うこの農場も、多くの先輩方が手塩にかけて繋いできてくださったものです。

 その一本一歩の歩みを、これからは2年生(新3年生)が責任を持って引き継いでいきます。

 三寒四温の雨が土を潤し、やがて豊かな実りを結ぶように。

 24年という時間の経過と、そこに流れる伝統の継承を深く感じながら、春の良き日を噛み締めています。


「啓蟄(けいちつ)」

 羽音とともに、明日への希望が膨らむ芦北高校より。

鉛筆 一玉に 自覚を包む 朝の空

 1・2限目の果樹実習。

 まだ少し冷たい朝の空気の中、2年生たちが向き合っていたのは、黄金色に輝く「不知火(しらぬい)」でした。

 

 今日の実習は、一玉ずつ丁寧にポリ袋に入れる「個包装」

 数日間にわたる「予措(よそ)」を終え、いよいよ長期の「貯蔵(ちょぞう)」へと入るための、大切な橋渡しです。

実習のポイント

 「予措」とは、収穫した果実を一定期間置き、果皮の水分を適度に飛ばして乾燥を促す工程です。

 これによって果実が引き締まり、貯蔵中の腐敗を防ぐことができます。

 「貯蔵」は、そこからさらに寝かせることで酸味を抜き、まろやかな甘みを引き出すための時間です。


 実習棟を見渡すと、生徒たちは皆、とても真剣な表情でした。

 その手元には、真っ白な手袋。

 「わずかに爪が当たるだけでも、果実には傷がついてしまう」

 その緊張感を、言葉以上に、彼らの慎重な手つきが語っていました。

 わが子を扱うようなその真剣な眼差しに、指導者として、頼もしさを感じるほどです。

 

 これまでは、何かあればすぐに3年生の「先輩」に聞けばよかった。

 けれど、もうここには先輩はいません。

 これまでは「後輩」として背中を追ってきた彼らですが、この広大な果樹園も、芦北高校が守り続けてきた伝統の味も。

 これからは、君たちの肩にかかっているんですよ。

 

 袋に包んでいたのは、単なる果実ではありません。

 それは、先輩から受け取った「責任」という名の重いバトン。

 一玉一玉に集中して実習に没頭する彼らの横顔は、いつの間にか、立派な「農の担い手」の顔になっていました。

 先日、卒業生に贈るためにみんなで真心を込めて箱詰めした「不知火」。

 あの時感じた「贈る喜び」は、今日のこの地道な実習があるからこそ生まれるものです。

 袋に包まれた「不知火」たちは、生徒たちの決意を閉じ込めたように、実習棟の中でつややかに並んでいます。

 3年生がいない分、少し広く感じるこの場所で。

 2年生たちの新しい季節が、確かに動き出しています。

 

 来年は、君たちも不知火を「もらう喜び」を噛み締め、笑顔で卒業を迎えたいですね。

 その日のために、この一玉を、自分たちの手で大切に守っていきましょう。

鉛筆 Bright Smiles, Blooming Together

Global Series Vol. 2:Ashikita Connections


[JP]

 芦北高校農業科の活動を世界へ届けるシリーズ。

 私たちが大切にしている活動の記録を厳選し、月に一度、英語版としてお届けします。

 第2回は、2月24日の「高齢者施設でのフラワーアレンジ交流会」の記録です。

 [Global Series Vol. 1:Beyond One’s Sight, Into Our Shared Vision はこちら]


[EN]

Sharing the passion of Ashikita Agricultural High School with the world. Once a month, we present an English edition of our specially selected stories. Vol. 2: Flower Arrangement Exchange at a Local Senior Care Facility (Feb 24th).

[Click here for Global Series Vol. 1:Beyond One’s Sight, Into Our Shared Vision]

 


— 2nd Year Floriculture Students: Flower Arrangement Workshop —


On Tuesday, February 24th, second-year students from the Agricultural Department specializing in Floriculture visited a local senior care facility. They served as instructors for a flower arrangement workshop, putting their daily studies into practice.


For this event, the students carefully selected and prepared floral materials based on a specific theme, planning every detail to ensure the residents would enjoy the experience.

■ Powering Practice with Lessons from the Welfare Department

A vital part of this exchange was the collaborative lesson held beforehand with our school's Welfare Department. Thanks to their professional guidance on "respecting others" and "eye-level communication," our students were able to connect with the residents naturally and confidently.


We extend our sincere gratitude to the Welfare Department. Those lessons truly allowed "flowers of smiles" to bloom at the facility today.

■ The Difficulty of Teaching and the Joy of Connecting

After the session, students shared their honest reflections on the challenges and rewards of real-world experience:


* "Teaching while making conversation was harder than I imagined, but it was rewarding to stay smiling and create arrangements together at eye level."

* "Everyone listened to me with such kindness and smiles that my nerves disappeared. What I learned from the Welfare Department was incredibly helpful."

* "I got a bit confused trying to help multiple people at once. I want to learn even more about flowers so I can give smoother explanations next time."


While facing the difficulty of putting thoughts into words, the joy of "having a wonderful conversation" was even greater. The students learned the importance of heartfelt interaction, going beyond just technical skills.

■ Aspirations Nurtured by the Community

We would like to express our deepest gratitude to the facility staff and residents for welcoming our students so warmly. The students' newfound motivation to "learn more" and "become experts" was sparked by these warm interactions.

With the support of our community, another lesson in the Agricultural Department has blossomed into a rich, life-changing experience.

サヨナラは、新しい自分への「プロローグ」

本日、第77回卒業証書授与式を挙行いたしましたキラキラ

卒業生の皆さん、ご卒業本当におめでとうございます!

3年前、期待と不安を胸に入学した皆さんも、今日、立派にこの学び舎を巣立っていきましたイベント

朝早くいくと教室の黒板には在校生が書いたお祝いのメッセージが並んでいました鉛筆

静寂の中いよいよ卒業生が入場してきましたにっこり  

緊張した顔の生徒もいれば、満面の笑顔の生徒もいてそれぞれの雰囲気が出ていました王冠

各担任の呼称に元気よく返事をする姿は3年前の入学時との成長を感じられました花丸

各学科の代表も力強く卒業証書を受け取っていました笑う

校長式辞(全文はこちら)の最後には「教育スローガン「私は挑戦する、夢を実現するために」のとおり、皆さんは、夢を持って挑戦し続け、期待に応えてくれました。自分の成長を実感し、誇りとして、明日の力にしてください。」と励ましの言葉を送られていましたキラキラ

送辞では在校生総代から卒業生への思い、憧れ等があふれていましたまる

答辞では代表して農業科田副さんが同級生への思い、学校生活の思い出、そして保護者への感謝の気持ちを語ってくれ、職員・保護者も胸が熱くなりましたキラキラ

最後の式歌(仰げば尊し、蛍の光)校歌斉唱は静かながらも透き通った歌声で歌い上げ、更に感動でしたひらめき

退場ではお世話になった先生方、そして保護者へ感謝の言葉を伝えることができましたお知らせ

式後のHRでは一人一人に卒業証書が手渡され、これまでの3年間をクラスに伝えていました3ツ星

そこではそれぞれの個性が光る涙あり、笑いあり、歌ありの和やかな最後のHRでした了解

式典での凛とした姿、最後のホームルームで見せた最高の笑顔。

そのすべてが私たちの宝物です✨

新しいステージでも、あなたらしく輝けますように。

教職員一同、皆さんの未来を全力で応援しています!

 

追記

卒業証書授与式壇上を彩りましたフラワーアレンジメントは2年農業科の前田さんが作製しました花丸

アシスタントとして1年農業科の高佐さんも参加してくれました興奮・ヤッター!壇上に彩を与えてくれてありがとうございましたキラキラこちらのフラワーアレンジメントはしばらく本校事務室前に飾られますので、来校された際はぜひご覧くださいにっこり

鉛筆 先輩を 想う横顔 チョーク舞う

 明後日の日曜日は、いよいよ卒業式。

 今日は午前中に設営と予行が行われ、校内はいよいよ「その日」を迎える緊張感と寂しさに包まれました。

 そんな中、農業科の2年生たちは、3年生への感謝を形にしようと、午後の時間いっぱいそれぞれの持ち場で大忙しでした。

 

 一部の生徒たちは、3年生の教室へ。

 終礼が終わってからも教室に残り、がらんとした黒板を、輝く未来へのエールで彩る装飾を担当してくれました。

 何を描くかは自分たちで考えてくれたのですが、チョーク一本で描き出される世界は驚くほどダイナミックで、そして温かい!

 黒板いっぱいに広がる大胆な構図と、そこにちりばめられた可愛いイラストたち。

 みんなの自由な芸術的センスが爆発しています。

 

 ちなみに、担任の私の一押しは……この写真に写っている、この「宇宙人」?

(何とも言えない絶妙な表情に、思わず笑みがこぼれてしまいました。笑)

 

 最後は、教室を仕上げてくれたメンバーで記念にパシャリ。やり切った、いい顔をしています。

 

 さて、その裏側では、ほかのメンバーたちもフル回転。

 教室装飾と同時進行で、卒業生の胸元を飾るコサージュ作りや、式典の顔となるステージの巨大なフラワーアレンジ作成に打ち込みました。

 見事な完成品は当日の様子をお伝えするブログでご確認ください。

 「3年生のために」と、放課後の時間も惜しんで真剣に花材と向き合う姿は、もう立派な農業科のリーダー候補たちです。

 

 さらに、農業科の卒業生には特別な贈り物を準備しました。

 私たちが丹精込めて育てた、芦北の宝物「不知火(しらぬい)」です。

 昨日、2年生果樹専攻生が「喜んでくれるかな」と一玉ずつ丁寧に、真心を込めて箱詰めしたものです。

 卒業して、新しい生活が始まって、ふとした時にこの甘酸っぱい香りを嗅いで…… 芦北高校で過ごした、泥臭くも輝いていた日々を思い出してくれたら。

 そんな願いを込めて送り出しました。

 

 3年生、卒業おめでとう。

 明後日、最高の門出になりますように!

春の足音と、旅立ちの準備

いよいよ明後日は、令和7年度「第77回 卒業証書授与式」が挙行されます花丸

現在、校内では教職員と在校生が一丸となって、3年生の門出を祝うための準備を急ピッチで進めています。本日の準備の様子を少しだけお届けしますキラキラ

壇上を彩るフラワーアレンジメントの様子

どのような装飾になるか楽しみですねにっこり

完成バージョンは卒業証書授与式のブログで掲載します笑う

鉛筆 感性で 心に咲かす 自分色

〜 熟練技能者に学ぶ、2年生草花専攻生フラワーアレンジ実技指導 〜


 農業科2年生の草花専攻生を対象に、フラワーアレンジメント講習会を実施しました。

 本講習会は「熊本県職業能力開発協会」のご協力のもと、第一線で活躍される熟練技能者の方を講師としてお招きし、直接手ほどきを受ける貴重な実技指導の場となっています。

 芦北高校ではこの「本物の技」に触れる機会を大切にしており、2年生で年間6回、3年生では年間10回という継続的な指導を通じて、基礎から応用まで着実にステップアップを図っています。


「自分らしさ」を形にする。感性と個性の探究

 今回の実技指導では、基礎技術の習得はもちろんのこと、生徒一人ひとりの「感性」を磨き、内に秘めた「個性」を表現することに重点が置かれました。

 色とりどりの花材を前に、最初は戸惑っていた生徒たち。

 しかし、熟練の技を持つ講師の先生から、花それぞれの個性を生かす捉え方や、自由な発想を大切にする姿勢について助言をいただくと、実習室の空気は一変しました。

・高低差を活かしてダイナミックな流れを作る生徒
・繊細な小花を重ねて、静かな奥行きを表現する生徒
・色彩の調和にこだわり、独自の美意識を追求する生徒

 熟練の技術に裏打ちされた自由な表現を間近で見ることで、生徒たちは「正解」をなぞるのではなく、自らの感性で作品を創り上げる喜びを深く実感していました。


■ 確かな技術指導への感謝と、深まる「寄り添う心」

 全6回の講習を経て、2年生の生徒たちは見違えるほど成長しました。

 道具の扱いといった基本所作から、空間を捉える造形力まで、熟練技能者の方による丁寧な実技指導が、生徒たちの自信へと繋がっています。

 実は、こうした日ごろの真剣な学びが、先日の「高齢者施設でのフラワーアレンジ交流会」でも大いに生かされました。

 プロから学んだ「花を通じて心を届ける技術」「相手の感性を尊重する姿勢」があったからこそ、利用者の方々の笑顔を引き出すことができたのだと、改めて実感しています。

 

【あわせて読みたい】!高齢者施設での交流会の様子はこちら!

 

 ご指導いただいた講師の先生、そして派遣いただいた熊本県職業能力開発協会の皆様、厚く御礼申し上げます。

 プロの厳しさと温かさに触れるこの時間は、生徒たちが将来、農業やものづくりの担い手として、また心豊かな表現者として羽ばたくための大きな糧となりました。

 来年度、3年生になれば全10回のさらに高度な講習が待っています。

 今回磨いた技術と感性を大切に、さらなる高みを目指して歩みを進めていきます。

鉛筆 離す手に 魔法のボタン 直進路

〜 北海道大学&先端企業と描く、未来の農業体験 〜


 本日、本校農業科にて「スマート農業研修」を実施しました。

 本研修は、本校卒業生が北海道大学に勤務されているご縁で始まり、今年で早くも3回目を迎えます。

 開会行事では、校長先生が若かりし頃に在学されていた先輩との絆についても触れられ、伝統と未来が交差する特別な一日となりました。


■【午前】データと最新技術が変える農業の姿

 座学では、北海道大学の星野教授やヤンマーアグリジャパン様より「経験と勘の農業から、データに基づいた再現性のある産業への変革」について学びました。

 また、サングリン太陽園様による北海道の広大なドローン活用事例や、NTT e-Drone Technology様による最新の獣害対策など、スマート農業の最前線を凝縮して吸収しました。


■【午後】五感で学ぶ!最先端の「実学」を体感

 午後は武道場と圃場に分かれ、最新機器の音や振動を肌で感じるローテーション研修を行いました。

 

① 農業用ドローン(NTT e-Drone Technology)

 圃場では、実際に水を使った薬剤散布デモンストレーションを見学しました。

 プロペラが空気を切り裂く力強い風圧と、低く響くローター音。

 頭上を通過する瞬間の迫力に、生徒たちからは「おぉー!」と驚きの声が漏れます。

 均一に、そして力強く水が噴霧される様子を間近に見て、空から行われる効率的な農作業の形をリアルに体感しました。

 

② ドローンサッカー体験(サングリン太陽園)

 武道場ではドローンサッカーに挑戦。

 球状のガードに包まれた機体を操りますが、これが至難の業。

 スティックをほんの数ミリ動かすだけで、機体は敏感に反応して大きく揺れ、あらぬ方向へ。

 生徒たちは機体の挙動を必死に目で追い、プロポを握る手にじわりと汗をかきながら、繊細かつダイナミックな操作に格闘。

 最新技術を「操る」難しさと面白さに没頭していました。

 

③ 走行アシストトラクタ・ラジコン草刈機(ヤンマーアグリジャパン)

 トラクタ試乗では、エンジンの心地よい振動を全身で感じながら、最新の運転支援技術を体感しました。

 1.指示を受けて乗車:高い運転席からの視界に、背筋が伸びる思いでハンドルを握ります。


 2.旋回後にこの「魔法のボタン」を押す:旋回を終え、基準線に合わせてスイッチをON!

 3.手を放してもまっすぐ進む:ゴツゴツとした土の感触をタイヤが拾いながらも、ハンドルが勝手にスルスルと回り、寸分違わず直進。

 自分の手を離れているのに意志を持って進む機械の動きに、感動が広がります。

 4.見てください、全員まっすぐの走行跡です:実習を終え、振り返ると圃場には完璧に等間隔で引かれた直線の山。

 自分たちの「操縦」がデータと融合して描いた美しい景色に、農業の新しい形を確信しました。


感謝を込めて

 北の大地よりお越しいただいた北海道大学の皆様、そして情熱的なご指導をいただいた企業の皆様、誠にありがとうございました。

 五感で刻んだこの貴重な学びを、これからの実習や自身の進路に力強く活かしていきます!

実習がさらに充実!チェーンソー&刈払機が仲間入りしました

この度、JAグループ熊本様より、農業を学ぶ高校生の学習に役立ててもらうために農業用機材をご寄贈いただきましたキラキラ

全体の贈呈式(3月9日)に先立ちまして、個別の本校の方で贈呈式を行いましたにっこり

本校はバッテリー式刈払機2台とチェーンソー2台を寄贈していただきました花丸

校内で行われた贈呈式では、JAグループ熊本の担当の方から「これからの熊本の農業を支える若い力に、ぜひ役立ててほしい」と温かい激励の言葉をいただきました3ツ星

受け取った生徒代表も、新しい機材を前に「これからの日本の農業を背負っていけるように、新しい機材と共に頑張ります」と、目を輝かせながら抱負を語ってくれましたお知らせ

いただいた機材は大切に安全に生徒の実習に使わせていただきますひらめき

JAグループ熊本様本当にありがとうございましたにっこり

車いすバスケットボール体験会(2月4日(水))

福祉科の1・2年生は、2月4日(水)5・6時間目に、NPO法人ソーシャルインクルージョンセンターの高濱様ご協力のもと、パラスポーツコーディネーターの山本行文様「車いすバスケットボール体験会」を開催していただきました✨

 

芦北高校では、NPO法人ソーシャルインクルージョンセンター様のご協力により車いすバスケットボール体験会を実施しています。この授業は、「 障がいのある人、特に車いす利用者の体験談を聴き、障がいのある当事者及び介助者の双方の観点に立ち障がいの特性や人権問題に対する理解を深める。また、車いすバスケットボールの体験をとおして、障がい者スポーツの楽しさ、迫力、技術の難しさなどを実感し、心身の状況に応じて生涯にわたりスポーツを楽しむ環境づくりの重要性について考える機会とする。 」を目的としています。

 

今回の講師もパラスポーツコーディネーターの 山本行文 様です。

まずは山本様の紹介をさせていただきます。山本行文さんは、日本の車いすアスリートの先駆者であり、熊本県出身の方です。車いすマラソンの選手として、1984年ニューヨーク・ストークマンデビルパラリンピック(1984年ロサンゼルスオリンピック時)以降3回のパラリンピックに出場されています。1983年~1992年シーズンの車いすマラソン日本記録保持者。1998年の長野パラリンピック開会式では聖火リレーにおける競技場内の最終ランナーを務められました。

現在は、パラスポーツコーディネーターとして、障がいのある人とスポーツをつなぐ活動に取り組まれています。競技体験会や指導者研修の企画・運営、学校や地域と連携した普及活動を通して、多様性を尊重する社会づくりに貢献されており、誰もが楽しめるスポーツの力を、次世代へ伝えられています。

 

そんな素晴らしいご経歴の山本様のご協力のもと、まずは車いすの走行の練習に入りました。

車いすのハンドリムを思いっきり前に押し、全力で漕ぎました。

 

前に漕ぐときは、重心を前にかける、止まるときは重心を後ろにかける。思いっきり止まって、進行方向を変えるなど、頭と体と車いすを使って行いました。

 

3人で1つの車いすを活用し、順番に練習をしました。待っている時間は、どんな風に漕ぐと早く移動できるのか、素早く止まれるのか、またターンの仕方を見て学びみんなで声を出し合いながら取り組みました。

 

後半には、4チームに分かれゲームを行いました。

最近まで体育の授業でもバスケットボールがあっていましたが、「車いすを動かすこと」と「ボールをパスしてコントロール」することの両立が難しく、悪戦苦闘していました。

 

 

ゲームを重ねるうちに、コートの中でも外でも声を掛け合い、ボールをつなぐことができていました。

車いすユーザーの視点、また同じ環境で競技が行えるということを体験し、理解することができました。

また、失敗してもチームで協力し、立ち上がる力強さを身につけた瞬間でもありました。

 

 

ご協力いただきました、山本様・高濱様、車いすを運んでくださった業者の方、本当にありがとうございました!!!

来年度はより、学びを深め開催していきたいと思います。

鉛筆 寄り添えば 花より明るい 皆の顔

〜 2年生草花専攻生 高齢者施設でのフラワーアレンジ交流会 〜


 2月24日(火)、農業科2年生の草花専攻生は地域の高齢者施設を訪問し、フラワーアレンジメントの講師を務める交流実習を行いました。

 この日のために、生徒たちはテーマに合わせた花材を丁寧に選別・準備し、利用者の方々に喜んでいただけるよう計画を練って当日を迎えました。

 

■ 福祉科の教えを現場の「力」

 今回の実習を語る上で欠かせないのが、事前に行われた福祉科との連携授業です。

 専門的な視点から「相手を敬う心」「目線を合わせたコミュニケーション」を熱心にご指導いただいたおかげで、生徒たちは迷うことなく利用者の方々の懐に飛び込むことができました。

 事前指導をしていただいた福祉科の皆様、本当にありがとうございました。その教えが、今日、現場で見事な笑顔の花を咲かせました。

【あわせて読みたい】!事前指導の様子はこちら!

 

■ 現場で知った「伝える」難しさと通じ合う喜び

 実習を終えた生徒たちからは、現場を経験したからこそ得られた、等身大の感想が寄せられました。

 

「会話をしながら教えるのは想像以上に難しかったけれど、目線を合わせて一緒にアレンジができ、笑顔を忘れずに過ごせて楽しかった」


「皆さん優しく笑顔で聞いてくれたので、緊張が解けて気持ちが楽になった。福祉科で教わったことがとても生きた」


「一度に複数の方へ対応して頭が混乱することもあった。次はもっとスムーズに説明できるよう、さらに花について詳しくなりたい」


 言葉で伝える難しさに直面しながらも、それを上回る「お話ができて楽しかった」という喜び。生徒たちは技術だけでなく、心の交流の大切さを学んだようです。

 

■ 地域に支えられ、育つ志

 生徒たちを温かく迎え入れ、貴重な実践の場をくださった施設の皆様に心より感謝申し上げます。

 「もっと覚えたい」「もっと詳しくなりたい」という生徒たちの意欲は、利用者の方々との温かい交流があってこそ芽生えたものです。

 地域の力を借りて、農業科の学びがまた一つ、豊かな経験へと変わりました。

専門職による講話(1・2年福祉科)

水俣市介護保険サービス事業者連絡協議会主催による「専門職による出前講座」を実施しました会議・研修

①介護支援専門員、②訪問看護師、③訪問リハビリ職の部会から講師をお招きし、業務内容ややりがいなどについてお話しを聞くことができました。

生徒はそれぞれ自分の希望進路に沿ったブースを選び、たくさん質問しました。

この出前講座は昨年に引き続き、2回目です。

実際に働かれている専門職からのお話は、生徒にとって貴重なものです。

生徒は、自分が働くイメージを抱くことができたようで、今後も夢実現に向けて頑張ると決意しましたキラキラ

介護技術のレベルアップ(福祉科)

 先日、放課後に福祉科の実習室を覗くと、実技テストに向けて1・2年生が練習をしていました。

2年生は「視覚障がい者を食堂まで誘導し、昼食のメニューを伝え、どこに何があるかを伝える」という課題です。

1年生は衣服の着脱介助の課題です。

 

「介護」は、介護をする人と受ける人とで信頼関係を築く事が大切です。しっかりコミュニケーションを図り、相手が何をされたいか汲み取ります。介護で大事なことはもちろんその技術ですが、実はその土台はコミュニケーションなんです。

「自分で学ぶ」ことができると、授業中の気づきも多いでしょうね。次の授業はみんなでこの課題の振り返りをしていきますにっこり

※写真はこれだけですが、他にも練習する生徒がいました。

フットサル大会に出場(サッカー部)

「美里町 町長杯GRATIA Futsal U-23」に出場しました。

熊本県の高校チームやフットサルクラブチーム、そして県外からも2校参加し、9チームによる総当たり戦で行われました。

10分2得点ノックアウト方式(引き分けの場合は、先制点もしくは先に枠内シュートを打ったチームの勝利)という、この大会ならではのレギュレーションで、目まぐるしい展開が最大の魅力です。

 

芦北高校サッカー部の良さはチームワークです。1試合終わるたびに、自分たちで話し合います。

守備は良くなってきたので、奪ったボールをどう攻撃に移すか、それぞれ意見を出しみんなで考えます。

結果は8位でした。引き分けルールによる敗戦が2試合もあり、やはり得点力を上げていかないことには、いくら良い守備をしても勝ちにはつながらないということ。今回、強いチームと試合ができたことでチームの課題がはっきりしました。

現在、フットサルリーグ戦も進行中で、3月に最後2試合します。

「目的」を持ってしっかりトレーニングし、全員の力で勝利を目指しますキラキラ

 

この1日、生徒と過ごしているとたくさんの良いところを見つけました。とにかく「サッカーが好き」なんだなと。

他チームの試合をずっと観戦し、良いプレーには拍手し讃えます。

試合中、接触プレーで相手を倒してしまった時は手を差し伸べます。

当たり前かもしれませんが、スマホはほとんど触らない。

ある監督からは「芦高生がトイレのスリッパをきちんと並べてくれました」と褒めていただきました。

保護者様、OBのおかげで、少ない人数ながら楽しくから活動できています。

改めて、部活動の良さに気づかせてもらいました。

鉛筆 解ける土 雨と涙が 潤して

 「立春」を迎え、新しい一年の起点に立った日から、わずか半月。

 つい先日、春の始まりを喜んだばかりだというのに、暦はもう次の節目である「雨水(うすい)」を迎えました。

 空から降るものが雪から雨へと変わり、凍てついていた土が解け、水となる。

 そんな自然のサイクルに合わせるかのように、私たちの農場でも、驚くほどの速さで「季節」「世代」が動き出しています。


■ 受け継がれる「黄金色のバトン」

 本日、農業科2年生の実習では、「不知火(しらぬい)」の収穫を行いました。

 これまでこの農場の「不知火」を守り、収穫の重みを担ってきたのは、主に3年生たちでした。

 しかし今日は、2年生がそのバトンをしっかりと受け取り、自分たちの手で収穫に臨みます。

 ハウスの中は、まだひっそりと静かです。

 柑橘特有のあの甘い香りが漂い始めるのは、収穫を終えた果実たちが貯蔵庫でじっくりと眠り、追熟を経てからのこと。

 今はまだ、樹の上で寒さに耐え抜いた黄金色の果実たちが、静かにその時を待っています。

 

 本日の実習には、卒業アルバムの制作業者さんも撮影に来てくださいました。

 カメラを向けられ、誇らしげに「不知火」を掲げる2年生たち。その姿をレンズ越しに見つめていると、ふと胸に迫るものがあります。

 

 「ついこの間、2年生に進級したばかりだと思っていたのに……」

 

 農業の世界では、収穫は次のサイクルの始まりでもあります。

 気づけばもう、彼らの「卒業」に向けた記録が始まっている。

 時の針が刻む早さを、改めて実感せずにはいられません。


■ 足元の小さな春と、旅立ちの涙

 実習の合間、休憩する生徒たちの足元にふと目をやると、そこには「ホトケノザ」「ナズナ」が、春の柔らかな日差しを浴びて可憐に花を咲かせていました。

 厳しい寒さを越え、誰に気づかれずとも、解け始めた土の上で精一杯に命を謳歌する野の花たち。

 その姿は、一歩ずつ自立へと向かう生徒たちの姿とも重なり、温かな光に包まれて輝いています。

 

 本校では間もなく、3年生が学び舎を去る日を迎えます。

 この芦北の地で汗を流し、時には人知れず悔しい涙を流した日もあったことでしょう。

 今の皆さんの心境は、もしかしたら冷たい雨の中にいるような、寂しさや不安が混ざり合ったものかもしれません。

 しかし、農業を学ぶ皆さんは知っています。

 「雨が降らなければ、芽は出ない」ということを。

 そして、その芽は雨の潤いを得てこそ、やがて力強い茎を伸ばし、鮮やかな花を咲かせ、いつか誰かを笑顔にする豊かな実りへと繋がっていくのです。

 これまでの3年間の努力、そして別れを惜しむその涙。

 それらすべてが今の皆さんにとっての「恵みの雨」となり、カチカチに固まっていた不安を解かし、心という土壌を優しく、豊かに潤してくれました。

 その潤いがあるからこそ、皆さんが新しく踏み出す地でも、希望という名の花が咲き誇ることを信じています。

■ 変化を慈しむ季節

 実習地を歩いてみると、長靴の底から伝わる土の感触が、先週よりもずっと柔らかくなっていることに気づきます。

 3年生が守ってきたこの農場を、2年生が「潤った土」と共に、引き継いでいきます。

 卒業アルバムに刻まれる今日の笑顔が、いつか彼らが道に迷ったとき、自らを潤す記憶の雫となることを願って。

 新しい命を育む、温かな季節がすぐそこまで来ています。


「雨水(うすい)」

 一雨ごとに、希望が膨らむ芦北高校より。

視線は、地上から空へ。ドローンが変える私たちの学び方

2月18日本校林業科1・2年生を対象にのグローバル人材育成事業*の一環として、外部講師を招いた「ドローン研修」を実施しましたキラキラ

*芦北町の総合支援事業より支出していただいております。

講師としまして本校OBでもありますHIGH PEAK 高峰 裕介 様、Agrid 矢尾板 享 様をお迎えして行われましたにっこり

座学:ドローンの仕組みと法律を学ぶ

まずは、航空法や安全管理について。「空のルール」を守ることの大切さを真剣な表情で学びました鉛筆

実演:「自動追尾機能」のデモンストレーション!

生徒が走ると、ドローンが一定の距離を保ったまま、まるでペットのように後ろを付いてきます。

「AIが自分で判断して飛んでいるんだ……」と、プログラムの精度の高さに、会場からは驚きと感動の声が上がっていましたお知らせ

あらゆる分野で活躍するドローン技術を実際に体感することができ、生徒たちの将来もドローンの飛んでいる空のように高く広がっていったと思います花丸

鉛筆 包む手に プロの覚悟の 1年生

〜 三ツ星フェス出店 & 今夜テレビ放送のお知らせ 〜


 いよいよ今週末、農業科の学びの成果を披露する大きな舞台がやってきます。

 3年生が中心となって大切に管理し、見事に実らせた「不知火」

 その最高の素材を受け継ぎ、1年生が自らの手でスイーツへと昇華させ、熊本の皆様にお届けします。

・芦高自慢の味が「三ツ星グルメフェス」に登場!

 熊本市花畑広場一帯で開催される『食のみやこ熊本 三ツ星グルメフェス』に、芦北高校が参戦します!

 今回お届けするのは、ジューシーな甘みの「不知火」と、香り高い「みなまた茶」を掛け合わせた特製マフィン。

 芦北の自然と、生徒たちの愛情がぎゅっと詰まった、ここでしか味わえない自信作です。


「プロ」の顔で挑む、妥協なき製造実習

 現在、食品加工実習室では、本番に向けた最終段階の実習が急ピッチで進んでいます。

 昨日は、焼き上がったマフィンの上に丁寧にアイシングを施す「仕上げ」を。

 

 そして本日は、一つひとつを美しく包み上げる「包装」の実習に臨んでいます。

 実習室に漂うのは、心地よい緊張感。

 口にする方の安心・安全を守るため、徹底した衛生管理のもと、指先まで神経を研ぎ澄ませるその姿は、もう立派な「作り手」であり、プロの表情そのものです。

 先輩たちが育てた農産物が、最高の状態で届くように——。

 その一心で、最後まで一切の妥協なく実習に励んでいます。

 


【限定販売】2月21日(土)は花畑広場へ!

 生徒たちの情熱が詰まったマフィンは、以下の日時・場所で販売いたします。

 出店日: 2月21日(土)のみ

 時 間: 11:00 〜(※売り切れ次第終了となります)

 場 所: 熊本市 花畑広場(三ツ星グルメフェス会場内)

 販売品: 芦北高校産 不知火とみなまた茶のマフィン

 イベント全体の詳細については、こちらの公式サイトをご覧ください。

  !食のみやこ熊本 三ツ星グルメフェス 公式HP!

 

 ※本校の出店は21日(土)限定となります。

 一つひとつが手作りのため、数に限りがございます。

 生徒たちの努力の結晶を、ぜひお早めにお買い求めください!

・今夜19時、その「熱」がテレビで紹介されます

 フェスを前に、嬉しいお知らせがもう一つ。

 本日2月18日(水)夜19:00放送の『週刊山崎くん』(RKKテレビ)にて、本校生徒の活動の様子が紹介されます!

 マフィン製造実習のこだわりや、日々ひたむきに農業と向き合う1年生たちの姿を、ぜひご覧ください。

 テレビを通じて彼らの情熱に触れていただければ、週末のマフィンがより一層、心に響く味わいになるはずです。


 先輩方が大切に育てた素材への想いを、1年生が確かな技術で形にしました。

 芦北高校農業科の「絆」が詰まったマフィンと共に、最高の笑顔で皆様をお迎えします。

 今夜はテレビの前で。

 そして土曜日は、花畑広場でお会いしましょう!

あの日植えた一本の苗。子供たちの心に『原体験』の種をまく

2月17日に本校の裏手に広がる「峰崎農場」にて、近隣の小学生を招いた森林教室を開催しましたキラキラ

今回の主役は、普段は教室で学んでいる本校の生徒たち。この日は「高校生先生」として、湯浦小学校・内野小学校の5年生に自然の豊かさと大切さを伝える大役を務めました!

森育・木育班の3年生の最後の課題研究活動ですにっこり

森の役割を学ぶ「紙芝居
高校生手作りの紙芝居で、森が私たちの生活との関係性を分かりやすく解説しました3ツ星

迫力満点!伐倒(ばっとう)見学
大きな木が音を立てて倒れる瞬間を間近で見学。「おぉ〜!」という歓声とともに、林業の現場の力強さを肌で感じてもらいました花丸

未来へつなぐ植林体験
「大きくなってね」と願いを込めて、各学校一本ずつみんなで協力して丁寧に苗木を植えました。自分たちが植えた木が、数十年後の豊かな森を作ります晴れ

後半はネイチャーゲームとしてビンゴ大会とどんぐりグランプリを開催王冠

森の中にある植物を探してビンゴを完成させたり、どんぐりの大きさや形を比べたりしました笑う

峰崎農場の豊かな自然の中で、世代を超えた素敵な交流が生まれた一日でした。参加してくれた小学生のみなさん、ありがとうございました!また、ぜひ遊びに来てくださいね興奮・ヤッター!

鉛筆 志(こころざし) 聞いて見えるは 進む道

〜 地域の現状を知り、志に触れる。就農教育講演会を開催 〜

 

 2月17日(火)、農業科2年生18名を対象に「就農教育講演会」を開催しました。

 地域の農業の未来を担う生徒たちにとって、現場の最前線で活躍する方々の知恵と情熱に触れる、極めて濃密な時間となりました。

 

■ 芦北農業の「いま」と、支える仕組みを知る

 講演会の冒頭では、県芦北農業普及振興課の皆様より、芦北町における農業や担い手の現状について詳しく説明をいただきました。

 特に、JAあしきたが取り組んでいる「リリーフ園」(農作業の負担を軽減し、持続可能な農業を支える仕組み)の紹介では、地域が一丸となって農業を守ろうとする体制について学び、自分たちが学ぶ農業が地域にいかに根差しているかを再認識しました。

■ なぜ、私は農業を選んだのか――若手農家の「志」

 続いて、地元の若手農業経営者グループ「芦北4Hクラブ」より、林田様、田中様、菊池様の3名が登壇。

 お一人ずつ、「農業を志した理由や背景」について講話をいただきました。

 一度は別の道に進みながらも家業を継ぐ決意をしたエピソードや、自然と共に生きる道を選んだ背景など、それぞれの物語には「苦労」を上回る「農業への誇り」が溢れていました。

 生徒たちは、自分たちの少し先を歩む先輩方の言葉に、真剣な眼差しで聞き入っていました。

■ 現場のプロと語り合う、農業のイメージと可能性

 後半のグループワークでは、生徒たちの率直な「農業へのイメージ」をテーマに語り合いました。

  • 「農業をやっていて一番楽しいと感じる瞬間は?」
  • 「技術を習得するために、高校時代にやっておくべきことは?」

 といった問いに対し、講師の皆様はご自身の経験を交えながら、一つひとつ丁寧に応えてくださいました。


 対話を通じて、生徒たちの中にある「大変そう」という漠然としたイメージが、「工夫次第でいくらでも面白くなる仕事」というポジティブなものへと変化していく様子が印象的でした。

「学び」「職業」として捉える一歩に

 今回の講演会は、日頃の実習や座学での学びを、将来の具体的な「職業」として捉えるための非常に良い機会となりました。

 地域の専門家や現役農家の皆様から贈られた「現場の熱」を肌で感じたことで、生徒たちは、自分たちが磨いている技術が地域の未来を支える仕事へと直結していることを、改めて実感したはずです。

 普及振興課ならびに芦北4Hクラブの皆様、誠にありがとうございました!

鉛筆 技(わざ)よりも まずは相手を 思う心

 

〜 学科の垣根を越え、学校の総力を結集して交流会へ 〜


 来週2月24日(火)、農業科2年草花専攻の生徒たちは、地域との大切な交流行事「フラワーアレンジメント交流会(五松園デイサービス)」に臨みます。

 この本番を前に、本日6時間目、生徒たちはいつもの実習棟を離れ、福祉科の教室を訪ねました。

 目的は、福祉の専門家から「高齢者の方々に寄り添う技術と心」を直接学ぶこと。

 芦北高校の専門性を結集し、学校全体の力を最大化して地域に届けるための特別な挑戦です。

 

「さすが福祉科!」温かな空気から始まった学び

 授業は班ごとの学習形式で行われました。

 まず驚いたのは、自己紹介の場面です。

 一人が話し終えるたびに、福祉科の教室には自然と温かな拍手が沸き起こります。

 「相手を認め、受け入れる」という姿勢が、福祉科では当たり前の文化として根付いています。

 その空気感に触れただけで、農業科の生徒たちにとっては、他学科の専門性を肌で知る貴重な学びとなりました。

 

■ 実践的なロールプレイで学ぶ「寄り添う技術」 

 授業では、福祉科の先生と生徒によるロールプレイが披露されました。

  •  麻痺がない側から対応し、安心感を与えること
  •  威圧感を与えないよう、目の高さを合わせること

 具体的な場面を想定した指導を目の当たりにし、生徒たちはメモを取りながら、交流会当日の自分の動きをイメージしていました。

■ 技術の先にある、最も大切な「尊重の念」

 麻痺への配慮や目線の合わせ方など、教わった技術はどれも即戦力になるものばかりです。

 しかし、その授業を見守る中で強く感じたのは、「技術以上に大切なのは、コミュニケーションを図ろうとする気持ちや、相手を尊重する心である」ということです。

 農業科の生徒にとっても、福祉科が普段どれほど深く「人」と向き合っているかを知る良い機会となり、同時に、自分たちが育てた花を届けるための「真のホスピタリティ」を学ぶ、極めて実践的な時間となりました。

 

■ チーム「芦北高校」で、いざ本番へ!

 農業科の「花」と、福祉科の「心」

 学科の枠を越えて互いに高め合える環境こそ、本校の誇りです。

 本日授かった「専門家からのバトン」を胸に、来週の本番では五松園の皆様に最高の笑顔と彩りをお届けしてきます!

 事前学習は、明後日18日(水)も続きます。

 「チーム芦高」の総力戦、どうぞご期待ください!

木を使う=森を作る!?高校生が体験した、知られざる「木材」のすごい役割

2月16日に熊本大学教育学部の田口様と崇城大学総合教育センターの西本様による木育講座が行われましたキラキラ

なぜ「木を使う」ことがカーボンニュートラルにつながるの?
「木を伐ったらマイナスじゃないの?」と思うかもしれません。でも、ここがポイントです!

成長期が一番吸う: 若い木は、成長するためにぐんぐんCO2を吸い込みます。
成長期が終わった木は休憩: 成長が止まった老齢樹は、吸収量も落ち着いてしまいます。
バトンタッチ: 古い木を伐って「街の第2の森林(家具など)」として使い、その跡地に新しい苗木を植える。

この一連の流れがとても大切なんです花丸

田口先生が教材として持ってこられた品々のなかには生徒たちの興味をそそるものがたくさんあり、説明を受けると生徒たちから驚きの声が上がっていましたお知らせ

話だけでなくいろいろな道具を使って実際に体験してみることで新たな発見や気づきがありました晴れ

日本人の多くが感じている木に対するプラスのイメージをより多くの人たちに伝えられるような活動をしていくのも私たちの役割だと思います王冠

木材の魅力に改めて気づくことのできた楽しい2時間でした笑う

田口先生、西本先生本当にありがとうございました。

鉛筆 一族の 掟(おきて)を握り 枝を断つ

 

── 相棒図鑑 其の二 「鋏(はさみ)一族」 ──


 シリーズ第二回は、私たちの指先の延長ともいえる、最も鋭利な相棒たちをご紹介します。

 農場の冬は、剪定(せんてい)、収穫の季節。

 静まり返った果樹園にはカチリ、カチリと、彼らが冷たい空気を切り裂く音が響き渡ります。

 一口に「ハサミ」と言っても、その役割は驚くほど細分化されています。

 しかし、彼らに共通しているのは「鋭利な刃を持つ一族」であるということ。

 ひとたび扱いを誤れば、容赦なく牙を剥き、使い手にケガを負わせます。


 「一族を怒らせてはいけない」——。

 生徒たちが最初に教わるのは、道具への敬意と、正しい距離感。

 すなわち、一族の「掟(おきて)」です。

 その鋭さを常に維持し、正しく使いこなすことこそが、農場を預かる私たちの誇りでもあります。

 


■ 剪定鋏(せんていばさみ)  「一太刀に、翌年の実りを託す『剛の者』」

 太い枝も一刀両断にする、一族の力持ち。

 このハサミがどこを断つかで、来年の実りが決まります。

 握った時のずっしりとした重みは、命の選別を託された責任の重さです。


■ 採果鋏・採収鋏(さいかばさみ・さいしゅうばさみ)  「果実を慈しみ、軸のみを射抜く『指先の魔術師』」

 刃先が細く、反り上がった独特の形。

 果実を傷つけず、軸だけを確実に捉えるための知恵です。

 収穫の喜びを一番近くで支える、最も繊細な仕事人です。

 

■ 高枝鋏(たかえだばさみ) 「青空へ手を伸ばし、光の旋律を整える『天空の指揮者』」

 人の手が届かない高い場所。

 青空を背景にスッと伸びて、光の道を整えます。

 地上から操る生徒との、呼吸の合った連携が必要です。


■ 充電式剪定鋏 「静寂の中に、一瞬の閃光を秘めた『新鋭の刺客』」

 指先のわずかな動きで、硬い枝を吸い込まれるように切り落とす新世代。

 その利便性の裏側には、これまでのハサミ以上に「掟」を守る緊張感が漂っています。


■ 事務のハサミ 「教室と農場を繋ぎ、現場の日常を支える『万能の影武者』」

 肥料袋の開封から、「不知火」の重い果実を支える「玉吊り紐」のカットまで。

 教室と農場の境界を越えてマルチに活躍する、身近な協力者です。

 


 冬の寒さでかじかむ指先も、彼らを握り、カチリと音が響けば、不思議と心が引き締まります。


 鉄の冷たさ、バネの跳ね返り、枝を断つ瞬間の衝撃。

 生徒たちはハサミを通じて、樹と対話し、自分自身の集中力を研ぎ澄ませていきます。


 次の春、美しい花が咲き誇るその日まで、一族と共に挑む真剣勝負は続きます。

 

 「その一太刀(ひとたち)が、未来の果実を形作る。ハサミを磨くことは、磨く人の心も磨きます。」

鉛筆 休みより 鹿に会うしか ない三年

 2月7日(土)、熊本市花畑広場。

 吹き抜ける寒風を熱気で塗り替えた、最高の一戦が幕を閉じました。

 『第5回 くまもとジビエ甲子園』

 芦北高校ナインは持てる力をすべて出し切り、見事「3位入賞」を果たしました!

 

■ 木村知事のサプライズ激励!

 激闘の最中、マウンド(テント)には嬉しい訪問者が。

 なんと熊本県の木村知事が激励に訪れてくださいました!

 知事からの温かい言葉を受け、生徒たちの表情もパッと明るく。

 芦北のジビエが持つ魅力を、直接力強くお伝えすることができた、誇らしい瞬間でした。

 

■ 硬い舗装の上に刻んだ、熱い足跡

 結果は堂々の3位!

 ……ですが、やはりそこは勝負の舞台に一年間の情熱を注いできた芦高メンバー。

 もしここが本物の甲子園球場なら、きっと涙とともに「会場の土」を瓶に詰めていたことでしょう。

 あいにく足元は硬い舗装。

 土こそ持ち帰れませんでしたが、この場所で全力投球した時間と、少しの悔しさは、彼らにとって何よりの宝物になりました。

 この想いは、きっと後輩たちが来年、さらに磨き上げた一杯とともに受け継いでくれるはずです。

 

■ 3年生が繋いだ「一年間の研究」の集大成

 今回、何より胸を熱くさせたのは、卒業を目前に控えた3年生たちの姿です。

 本来なら家庭学習期間。

 しかし、彼らはバット(調理器具)を置きませんでした。

 この日のために積み重ねてきた「一年間の研究の取り組み」

 試行錯誤を繰り返したレシピはもちろん、「自分たちの想いを一目で伝えたい」と生徒自身が作成した、魂のこもったポップもその研究の成果の一つです。

 その探究の成果を形にするため、自主的に動く彼らの背中は、まさにチームを牽引する頼もしい先輩そのものでした。

 

■ 食品製造担当として感じた、純粋な「志」

 「一人でも多くの人に、ジビエの魅力を知ってほしい」

 忙しい調理の手を休めることなく、一人ひとりのお客様へ真っ直ぐに向き合う生徒たち。

 食品製造を担当するものとして、彼らの技術の向上はもちろんですが、何よりこの「純粋な思い」が見れたことが、言葉にできないほど嬉しかったです。

 彼らはこの舞台で、「食の尊さ」「届ける喜び」を、笑顔のフルスイングで証明してくれました。

 

■ 終わりに

 3年生はこの後、それぞれの「次のマウンド」へと進みます。

 このジビエ甲子園で流した汗と、人工芝の前で誓った悔しさ、そして一年間向き合ってきた研究への誇りがあれば、これからの長い道のりもきっと自分らしく歩んでいける。

 私たちはそう確信しています。

 

 ゲームセット! 芦北高校、堂々の3位!

 最高の応援を、本当にありがとうございました!!

ジビエ甲子園仕込み

農業科の記事に続き林業科の記事になりますキラキラ

明日のジビエ甲子園に向けて仕込みを3年生で行いました家庭科・調理

今年も鹿肉コロッケを販売します花丸

生徒が愛情込めて作ったコロッケぜひご賞味ください興奮・ヤッター!

鉛筆 行きますか?  明日の一戦  「YES」か「はい」

〜 芦高ジビエナイン、運命のプレイボール 〜


 ついに明日2月7日(土)、決戦のサイレンが鳴り響きます!

 本校の精鋭たちが乗り込むのは、熊本市花畑広場。

 『くまもとジビエ甲子園』の開幕です!

 本校は今回で「5年連続、5回目の出場」。  

 これまでに「2度の優勝実績」を誇る、まさにジビエ界の常連校にして強豪校です(笑)。

 今年も、芦高旋風を巻き起こす準備は整いました。

 

■ チームを勝利へ導く最強の武器「鹿肉汁なし担々麺」

 今大会、私たちが自信を持って送り出すのは、妥協なき試作から生まれたこの一杯です。

 主役の鹿肉は、噛むほどに野性味あふれる濃い旨味が溢れ出し、それでいて驚くほど柔らかい最高の食感に仕上げました。

 ベースとなるのは、じっくり炊き出した濃厚な鶏ガラスープ。

 そこに香味野菜のパンチと、芳醇なゴマの香りが重なり、深いコクを生み出します。

 仕上げに散らしたナッツのカリッとした食感がアクセントとなり、一口食べれば最後、箸が止まらない「魔惑の一杯」です。

 ……ああ、この芳醇な香りと痺れるような旨味を、今はまだ画面越しにしか伝えられないのが本当に悔しい!

 皆さんの目の前で、この出来立ての湯気を今すぐお届けしたいくらいです。

 

■ プロからの「愛のある千本ノック」の日々

 ここまでの道のりは、決して平坦ではありませんでした。

 試作の段階では、プロのシェフから「もっと高みを目指せるはずだ」という、厳しくも愛のある一言をいただく場面もありました。

 まさに、愛情たっぷりの「千本ノック」

 その言葉を胸に、ミリ単位で調味料を調整し、試作に明け暮れた生徒たちの目つきは、今や甲子園の土を踏む直前の「球児」そのものです。

 先日はRKKラジオという「大舞台」でマイクを握り、全県へ向けて熱い想いを届けてきました!

 気合はすでに「バックスクリーン越えの場外ホームラン」です。

 

■ エース農業科、林業科との共演!

 明日は、本校の「エース」である農業科のメンバーに加え、林業科という「鉄壁の守備陣」も共に戦列に加わります。

 科の垣根を越え、芦北の豊かな山々が育んだ命の恵みを、最高の形でお届けする。

 一生懸命に汗を流し、泥臭く高みを目指す芦高生の全力プレーを、ぜひその目で確かめてください!

 

【試合(イベント)詳細】

 プレイボール:2月7日(土) 10:30~16:00
 球場(場所):花畑広場(熊本市中央区)
 内容:高校生によるオリジナルジビエ料理の全力販売

詳しくはこちら下(ジビエ博内に詳細があります)
 公式情報:くまもとジビエ料理フェア2026及び関連イベント

      

      

⚠️重要なお知らせ

 芦北高校の参加は【2月7日(土)のみ】です!
 数量限定の販売となります。 売り切れ必至ですので、ぜひお早めのご来場をお願いします!

 皆さんの「美味しい!」という声援が、生徒たちにとって最高の励みになります。

 明日はぜひ、花畑広場へ。

 画面越しではない「本物の感動」を、ぜひその舌で体感してください!

鉛筆 「不知火」に 生徒の真心 「あしポン」へ

芦北高校農業科 「品種名鑑」 #01

 

 新企画をスタートします。

 私たちが日々実習で向き合っている、個性豊かな農作物たちを紹介する「品種名鑑」です。

 果樹・野菜・草花……本校が誇る命のカタログを綴っていきます。


 記念すべき第一号は、やはりこの品種。

 「不知火(しらぬい)」です。

※本日使用の写真は1月14日のブログで紹介したプロのカメラマンの方々に撮影していただいたものを使用しています。 


■地元の海の名を冠して

 実はこの名前、熊本県の宇土半島(宇城市不知火町)で最初に栽培が広まったことに由来しています。

 校門を出ればすぐそこに広がる、穏やかな不知火海(八代海)。

 その潮風とともに育つこの果実に、地元の海の名前が冠されたことを、私たちは誇らしく感じています。

 

 

「デコポン」「あしポン」

 皆さんがよく耳にする「デコポン」という名前。

 実は「デコポン」とは品種の名前ではなく、この「不知火」という品種が一定の糖度と酸度の基準をクリアし、指定のルート(JA)を通じて流通する際にのみ使用できる「商標名(ブランド名)」です。

 ですので、私たちがハウスで育てている「樹」「葉」、そして実っている「果実」のことは、正しくは「デコポン」ではなく、「不知火」と呼びます。


 本校の生産品はJAを通じて出荷するものではないため、たとえ基準をクリアしていても「デコポン」という名前で呼ぶことはありません。

 その代わりに、私たちは親しみを込めて、芦北高校の「不知火」「あしポン」と呼んでいます。

 


■名前よりも、中身。

 ブランド名としての「デコポン」は名乗れずとも、中身へのこだわりは負けていません。

 教科書にある「清見」「中野ポンカン」の交配種という知識以上に、実際に触れて感じる「不知火」の力強さや、ハウス栽培ならではの管理の難しさを、私たちは日々学んでいます。

 

 現在、果樹専攻生たちは、一つひとつ丁寧にこの「不知火」と向き合っています。

 ブランドという名前の枠を超えて、この果実の本質を学ぶ。

 それもまた、農業高校ならではの「品種名鑑」の醍醐味です。


 品種名鑑、これから少しずつ更新していきます。

 

「名前以上に大切なのは、その中身。あしポンの甘みの奥には、生徒たちの誠実な努力が詰まっています」

 

■次回予告

 次回は、この「不知火」の系統である「肥(ひ)の豊(ゆたか)」、そしてメカニックな名前を持つ「M16A」について詳しく紹介します。

 お楽しみに!

鉛筆 立春の 白き豆腐に 夢をのせ

 2月1日より3年生が家庭学習日に入りました。

 彼らが毎日汗を流していた実習地や教室には、少し寂しい静けさが漂っています。

 そんな中、本日暦は二十四節気の始まりである「立春」を迎えました。

 


 ふと足元に目を向ければ、凍てついていた土の表情が心なしか緩み、ハウスの傍らには寒さに耐えながら出番を待つ小さな蕾が、わずかに膨らみ始めています。

 厳しい冬の奥底で、生命が春に向けて一歩を踏み出す、そんな微かな胎動が聞こえる季節です。

 


「立春」という暦の豆知識


 二十四節気において、立春は一年のスタート地点です。

 かつて旧暦では、立春を一年の始まりとし、立春の前日である「節分」は大晦日のような位置づけでした。

 そのため、立春は「立春正月(りっしゅんしょうがつ)」とも呼ばれ、新しい一年の無病息災を願う特別な日とされてきました。


 農業の世界でも、立春はカレンダーの「元日」のような役割を果たします。

 例えば、種まきの目安となる「八十八夜」や、台風を警戒する厄日として知られる「二百十日(にひゃくとおか)」などは、すべてこの立春を起点として数えられます。

 まさに、実りの秋に向けたすべてのスケジュールの「起点」となる日なのです。

 


「白」に込める清めの習わし


 そんな立春には「白いものを食べると縁起が良い」という習わしがあるのをご存知でしょうか。

 中でも有名なのが「立春大吉豆腐」です。

 豆腐の「白」は邪気を払い身を清める色とされ、さらに原料の大豆には「魔(ま)を滅(め)する=魔滅(まめ)」という、災いを払う意味も込められています。

 立春に豆腐を食べることで、これまでの穢れを払い、清らかな心身で新しい一年のスタートを切るという意味が込められています。


 3年生の皆さんは今、学び舎を離れ、それぞれの家庭で社会へ出るための準備を進めています。

 この家庭学習日の期間が、白い豆腐のように、皆さんにとって「心を整え、まっさらな自分を作る」大切な時間となるよう願っています。

 


■ 私たちも新たな気持ちで


 私たち1・2年生と教職員もまた、その教えにあやかり、清らかな気持ちで今年の農作業を本格始動させます。

 3年生がこれまで大切に守ってきたこの土を、今年も真摯に耕していきたいと思います。


 さて、立春に豆腐を食べると、健康にも恵まれ、一年の幸福を呼び込むのだとか。

 「福を呼び込む」という言葉に弱い私……。

 今夜の献立を考えながら、今日は仕事の帰りにスーパーで少し良い豆腐を買って帰ろうかな、なんて画策しています。

 


 

 「立春大吉」

 皆さんのもとにも、穏やかな春の光が届きますように。

鉛筆 「あしポン」は 僕らが育てた 春の福

 冬の柔らかな光が差し込むハウス内に、パッと輝くような黄金色の実りが並びました。

 本日は、今年度初となるハウス内「不知火(しらぬい)」の収穫。

 これまで静かに、しかし力強く糖度を蓄えてきた果実たちが、いよいよ収穫の時を迎えました。

 昨年末、寒風吹く中で2年生が露地での収穫を終え、繋いできた収穫のバトン。

 その最終走者としてハサミを握るのは、卒業を目前に控えた3年生です。

 

 「見て!デコが立派すぎてハサミ入れるの緊張するわ(笑)」

 「こっちのもずっしり重いよ、美味しそう!」

 ハウス内には、そんな明るい笑い声と、パチンパチンというリズムの良いハサミの音が響いています。

 一果一果、感触を確かめるように丁寧にハサミを入れる手つきには、三年間の積み重ねによる自信が溢れていました。

 ふと気づくのは、ハウスを満たす「いつもと同じ」土と葉の匂い。

 柑橘の香りは、まだどこにもしません。

 自分の爪やハサミでわずかでも果皮を傷つければ、その瞬間に芳醇な香りが溢れ出してしまいます。

  「香りがしない」こと。

 それは、一果一果を傷つけることなく、三年間で磨き上げた精密な技術で収穫できているという、何よりの上達の証です。

 コンテナが黄金色に染まっていくたびに、実習地には大きな達成感が広がります。

 このメンバーで実習着に身を包み、共に土に触れる日々も、もう指を数えるほど。

 だからこそ、一秒一秒を惜しむように、そしてこの一瞬を楽しみ尽くそうとする彼らの表情は、黄金色の実に負けないほど眩しいものでした。

 樹になっている状態では、まだ一農産物としての「不知火」。

 それが、無傷で収穫する確かな技術と、その後の厳しい糖酸検定という関門をクリアすることで、ようやく本校の誇りである「あしポン」としての命が吹き込まれます。

 この名前は、彼らが三年間かけて磨き上げた技術と、注いできた愛情が認められた「合格証」そのものなのです。

 

 奇しくも今日は「節分」

 季節を分けるこの日に、高校生活最後の冬を締めくくるような収穫を最高の仲間と行えたことは、彼らにとって何よりの「福」となったはずです。

 選別や一玉ずつの拭き上げを経て、皆さまのもとへ届くまでにはもう少しお時間をいただきますが、3年生が真心を込めて仕上げる「あしポン」の登場を、どうぞ楽しみにお待ちください。

 後輩が露地で拓き、先輩がハウスで結実させた、農業科の誇り。

 3年生の手から生まれた「あしポン」の確かな重みは、彼らが芦北高校で共に歩んできた「確かな証」として、卒業後の新しい季節を照らす光となることでしょう。

 

 立春を前に始まった、黄金色の実りとの対話。

 「あしポン」の収穫は、これからも、もう少し、続きそうです。

国家試験を終えた3年生に聞いてみました② ~3年福祉科~

前回に引き続き、インタビュー会議・研修

 

?国家試験、どうでしたか?

 ー しっかり勉強してきたので、終わった後も意外に冷静でした ー

 

?どんな勉強してきたの?

 ー テストのやり直し、小テスト対策、わからないことは調べる。それでもわからないときは質問する。特別なことはせずに、自分にできることをやりました ー

 

?「福祉科」で勉強してどうでしたか?

ー 入学当時は、「介護の仕事に就くのかな」くらいな気持ちでした。でも、1年生の時の実習で、介護の仕事をする自分のイメージが湧かなかった。2年生の時に「介護をする前に、情報分析したのち、介護計画を立てる」という「介護過程」の授業を受けて、その面白さを知りました。そこから、社会福祉士や特別支援の教師に興味を持ち、大学に行くことを決心しました。大学4年間で、どの道に進むかを考えていきたい ー

 

?後輩へメッセージを?

ー 「やりたいことをやる。それが1番。」走ることが好きなので、これからも走ります。でも、それだけやっていてもだめ。勉強するときはする。クラスで何かするときは協力する。だから、自分がやりたいことができる。学校生活をたのしんでください。応援していますにっこり

 

インタビューしながら、「自分も頑張らなきゃ」と高校3年生から刺激を受けましたキラキラ

国家試験を終えた3年生に聞いてみました① ~3年福祉科~

先日、「介護福祉士国家試験」を受験した3年福祉科の生徒にインタビューしてみました会議・研修

 

?試験はどうでしたか?

(生徒1)全力出し切りました!

(生徒2)あんなに勉強したのは、人生で初めてでした。頑張りました。

(生徒3)達成感でいっぱいです!結構、自信あります!

 

?介護の魅力ってなに?

(生徒1)支えることで、その人は日常生活を過ごすことができる。とても素晴らしいと思う。

 (生徒2)高齢者に対する偏見が強い。例えば、「◎◎ができない」とか。でも、実はできることはたくさんある。そして、介護することで、できるようになると、嬉しいですよね。もっと「できること」に着目してほしい。

(生徒3)普段から友だちにも「困っていることない?」と声をかけられるようになった。自分も変われることに気づけたこと。

 

?3年間、「福祉」を学んできました。今後、どう生していく?

(生徒1)高齢者の食事について学び、そこから「調理師」になりたいと思った。年齢を重ねても、食の楽しみを感じられる手助けをしていきたい。

(生徒2)実習などを通して、「コミュニケーション」の大切さを学んだ。子どもから高齢者まで携わる機会が多くなると思うので、明るく楽しく訓練できる雰囲気を作る視能訓練士になりたい。

(生徒3)人とのかかわりが苦手だったけど、実習やボランティア活動をする中で、子どもとのかかわりが好きなんだと気づいた。保育士として、子どもやその保護者としっかり向き合いたい。

 

 

 

静かに向き合う、この時~3年福祉科介護福祉士国家試験自己採点~

1月25日(日)第38回介護福祉士国家試験から、はや9日。

3年生第4回定期考査や前期特色選抜もあったため、なかなかできなかった自己採点。

本日、ようやくその日がやってきました。

 

教室にはいつもの笑顔や言葉はなく、静かで張り詰めた空気が流れていました。

机に向かい、問題用紙を見つめる一人ひとりの姿。

まなざしのその先にあったのは、点数や結果だけではありません。

自己採点は、これまでの学びを確かめる時間であると同時に、

これから先の自分の未来を、静かに問い直す時間でもあったように感じます。

この国家試験に真剣に向き合い、

努力を重ね、仲間とともに積み上げてきた日々は

福祉を志す者として揺るぎない財産です。

福祉科3年生14人、一人ひとりが歩んできた道のりに、心からの敬意を。

正式な結果発表まで、引き続き、温かく見守っていきたいと思います。

介護の魅力を聞いてみました ~2年福祉科~

「事例を読み取り、介護手順を考えてみよう」今回の授業は、班に分かれた協働学習です。

班のメンバーと協力しながら、利用者情報からどのような支援が必要かを考えます。

「なんて説明したらわかると思う?」、「手すりを握ってもらったほうが良くないかな?」

いろんな意見が飛び交い、時には2つの班がいつの間にか一緒になったりと、このクラスの良さが出てきましたグループ

    

ふと、

なぜ、こんなにも福祉の学びに夢中なのか?介護に真剣に向き合っているのか?

そんな疑問を抱きました急ぎ

そこで、突撃!インタビューをやることにしました会議・研修

グループ活動の合間を見て、何人かの生徒に聞いてみました。

 

?なんで、”福祉”を学ぼうと思ったの?

(生徒1)中学の先生に勧められました

(生徒2)ひいじいちゃんが施設にいて、そこの職員さんにすごく親切にしてもらって、親がすごく感謝していたから。それで興味を持ちました。

 

?介護の魅力って何だと思う?

(生徒3)その人の「生活を支える」ことってすごく大事。去年、実習に行ったときに「ありがとう」って言われて、こんな自分でも人から感謝されることがあるんだなと嬉しくなりました。

(生徒4)介護をすると、その人自身もそうだけど、その家族の負担も減らすことができるから。みんな幸せですよね。

(生徒5)中学生の時は人と話すのが苦手でした。いまは、人と話すのが好きになりました。自分が変われるとは思ってもいませんでした。だから、介護の仕事ってすごくオススメです!!

 意外とみんなしっかり考えているんだな〜と感心しましたキラキラ

 

芦北高校の福祉科では、「福祉施設でのアルバイト」を推進しています。

数日前もある事業所の方から「芦高生に来てもらえると、施設が明るくなります。職員も喜んでいます」と追加募集の連絡がきました。

介護の大変さがよくクローズアップされがちですが、実際はそれ以上に笑顔と感謝に溢れた素晴らしい仕事です。

少しでも、介護に興味を持ってもらえると嬉しいですピース

介護実習報告会(1年福祉科)

7月、10月に行った福祉施設での介護実習についてまとめ、互いに発表をしました会議・研修

1人ずつプレゼン情報処理・パソコンを作成し、発表することで学びを深めていきます。

施設の概要やサービス利用者の1日の生活の流れなど、それぞれの施設の違いなどを知ることができました。

また、実習先では、利用者の心身の状況に合わせて考えたレクリエーションを実施しました。その工夫点や成果などについても発表しました。

約1年前に入学したこの子たちもやがて「先輩」になります。

自分たちの経験を伝え、引っ張っていくという役目があります。後輩にもアドバイスができるようにしっかり振り返ることができましたにっこり 

鉛筆 Beyond One’s Sight, Into Our Shared Vision


Global Series Vol. 1:Ashikita Scenery


[JP]

 芦北高校農業科の活動を世界へ届ける新シリーズ。

 私たちが大切にしている活動の記録を厳選し、月に一度、英語版としてお届けします。

 第1回は、1月16日の「課題研究発表会」の記録です。


[EN]

Sharing the passion of Ashikita Agricultural High School with the world. Once a month, we present an English edition of our specially selected stories. Vol. 1: Our Senior Research Presentation (Jan 16th).

 


— 2025 Agricultural Department Senior Research Presentation —


A dignified silence, the kind that makes one sit up straight, fills the General Learning Room. This is the "Senior Research Presentation" by our third-year students. The ten minutes granted to each group was far more than a mere explanation of slides.


• One group pursued the potential of cultivation using highly-oxygenated water.
• Another, believing in the potential of venison, labored in the processing room to craft the ideal "miso."
• One group took on the challenge of restoring tree vigor to Sweet Spring citrus, which had been struggling with wildlife damage and decline.
• And another explored new possibilities for cut-flower cultivation within the limited confines of planters.


From every presentation, one could feel the profound weight of the time they have invested since their start in April.


The confidence to speak for ten minutes straight does not come from textbooks. It is forged only through the experience of using one's own hands and mind, and wrestling with problems until the very end. That hard-won confidence permeated every word they spoke.


The first and second-year students watched their seniors' backs in silence. "Will we be able to stand as tall as they do one day?" In their steady gazes, I felt both that quiet self-reflection and a deep respect for their seniors.


As each group leaves the stage, "Graduation" draws ever closer. With every finished presentation, another milestone of their third year comes to a close.


As the Head of the Agricultural Department, watching them from the audience today, I was deeply moved by how dependable they have become. It was a magnificent display.


The "ability to face questions with no answers" you gained through this research will surely serve as a reliable compass on your respective paths.


Carrying these days of seeking answers with your peers as your strength, I truly hope you take flight into your next stage with confidence.


Third-year students, thank you for those exceptional ten minutes.