4月30日、本日はあいにくの雨。
晴れていれば農場で「甘夏」の剪定に汗を流す予定でしたが、本日は室内での実習に切り替えました。
●初めて手にする「不知火」の重み
2年生の果樹班は、本校の特産品「不知火(しらぬい)」の出荷調整に取り組みました。
1年生のときには触れる機会のなかった果実。
それを一つひとつ丁寧に拭き上げ、箱に詰め、お客様へ届ける形に整えていきます。
先輩たちが繋いできた努力を、自分たちの手で「商品」として完成させる瞬間。
そこには、単なる作業以上の、プロとしての責任感が漂います。
●食レポの向こう側にあるもの
実習の合間、味を確認するために試食を行いました。
感想を尋ねると、返ってきたのは「……甘いです!」という、真っ当で、でも少し素朴すぎる答え。
「もっと上手に食レポしてよ!」と笑い合いながら、ふと思いました。
農業科職員室の出入り口にある掲示板。
そこに私が掲げている「あの言葉」を、今、この実習を通して肌で感じてほしい、と。
私たちが箱詰めしているのは、単なる果実ではありません。
それを手に取り、口にした瞬間にこぼれる「笑顔」そのものを作っているのです。
「どんな味?」という問いに言葉を尽くそうとする姿勢は、その先にいる誰かの喜びを、どれだけ真剣に想像できているかの証(あかし)でもあります。
●想像力が「創造」を変える
雨音を聞きながら向き合った不知火の味。
次に「どんな味?」と聞かれたときには、今日感じたみずみずしさの先に、誰かの喜ぶ顔を思い浮かべて語れるようになってほしい。
毎日、職員室の前を通るたびに目にするあの言葉が、知識ではなく「実感」として彼らの中に溶け込んでいくことを願っています。
技術を磨き、感性を磨き、そして「笑顔」を届ける。
雨の日の静かな学びは、農業科としてのプライドを育む大切な時間となりました。
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