熊農日記

熊農日記

先進地視察研修(食品工業科)

2月25日(火)に先進地視察研修に行きました。

今年の食品工業科1年生は、熊本県食品衛生検査所さんとサントリー九州熊本工場さんを訪問しました。

 

熊本県食品衛生検査所さんでは、食肉の安全と食の安全について1時間の講義形式での研修でした。講義の内容としては、畜産の基礎知識から安全な食肉を生産するための仕組み、そして食肉のリスクについてお話しいただきました。畜産の基礎知識では、農場での家畜の健康管理として健康な動物を育てるためにも「アニマルウェルフェア」が重要であること、それが畜産物の安全につながることなどをお話しいただき、生徒たちもとても印象に残ったようでした。講義の後は、お隣の熊本県畜産流通センター内の畜肉処理の様子も見学させていただきました。ガラス越しではありましたが、豚や牛の解体作業を目の前ではじめて見たことで、驚きと作業する上で安全や衛生管理の重要性にも気づいてくれたようでした。

 

 

サントリー九州工場さんでは、ビールの原料である麦芽やホップの試食もあり、製造工程についても詳しく教えて頂き、とても勉強になりました。サントリーさんはビールの味を保つために官能検査を3人で九州すべての工場で行っておられることにも驚きました。また、天然水は雨が降ってから飲み水になるまでに20年間かかることなど今まで知らなかったことを知ることができました。さらに環境保全活動にも取り組まれており、SDGsに関連する具体的な活動例を生徒たちも実感できたようです。

 

学校の授業だけでは学べないことを研修で実際に見ることで多くのことを習得できました。

この経験を今後の授業に活かせるよう至誠通天努力します!!