建設工学科ブログ
令和2年度第32回熊本県工業高等学校生徒研究発表会「最優秀賞」受賞
11月11日(水)
熊本大学工学部百周年記念館で
「熊本県工業高等学校生徒研究発表会」が開催されました。
建設工学科では,昨年度から3年生全員で「防災」に関する取り組みを行っています。
今回,生徒37人が「防災教育」,「河川測量」,「ハザードマップ制作」,「災害のメカニズム」,「実験」の6班にわかれ,それぞれ取り組んだ内容を整理して発表しました。
発表テーマは「逃げろ!~防災の在り方についての探究」です。
発表は,各班からの代表6人で行いました。
その結果
なんと「最優秀賞」を受賞することができました!!
クラスの一人ひとりが,ひとつの目標に向かって取り組んだ成果と思います。
私たち建設工学科は,地域の防災に少しでも役立てるよう,こうした取り組みはこれからも継続していきます。
3年 実習の様子【コンクリートの圧縮・引張強度試験】
水曜日の午後は、3年生の「実習」の時間です。
今回は「コンクリートの圧縮・引張試験」を行いました。
先月、セメント・砂・砂利を混ぜて型に入れて養生しておいたコンクリートを、
圧縮試験器を用いて強度を測定していきます。
養生とは、型に入れて固まったコンクリートを一旦型から外し、
より強度を出すために、一定期間、水中に浸けておくことをいいます。
「水中で固まるのか??」
と思うかもしれませんが、
コンクリートの材料であるセメントは、
実は、水と化学反応を起こすことによって硬化していく性質があるのです。
コンクリートは水を養分のよう吸収しながら強くなっていくのです。
先生から説明を受けて実験のイメージをしています
デジタルノギスで供試体の直径を測っています
圧縮試験機を操作しています。緊張しますね。
いよいよ供試体に荷重を載荷していきます。
だんだんとひび割れが起きてきました。
ひび割れは斜めで、せん断破壊ということが分かります。
せん断破壊は、地震で被災した建物によく見られる現象です。
取り外すとこのようになっています。
次は引張試験です。
この後、直径方向にひび割れて破壊しました。
きちんと記録していきます。
みんなできちんと照査していきます。実験はうまくいったようでした。
身の回りの構造物に使われているコンクリート。
もし世の中からコンクリートがなくなってしまったら、
世界中に無数に存在する、ビル・高速道路・トンネルなどの構造物もなく、不便な生活になることでしょう。
コンクリートの基本的な性質について、
実験を通して学ぶことができました。
3年生実習の様子【建設工学科】
3年生実習の様子です。
あいにくの雨模様で本日の実習棟は少し暗めです。
明るい光が漏れている実習室がありましたのでおじゃましました。
ここでは、コンクリートの強度を測る実験(検査)中でした。
このコンクリートブロックは自分たちの手で2週間前に作り上げたそうです。
きれいにできていました。
外では道に緩やかなカーブを作る測量実習を行っていました。
真剣な眼差しでクラスメイトに的確な指示を出しています。
「製図」新しい課題に着手
前回の課題も全員終了し、
本日からは新しい課題に着手です。
今回の課題は「コンクリート床版橋」です。
初日となる今日は「橋台(きょうだい)」と呼ばれる、
橋の両端(道路橋で言えば入り口と出口)を支える部分の断面図を描いています。
描いていく毎に上手になっています。
できあがりが楽しみです。
建設工学科 2年生「製図」
2年生の製図も完成に近づいてきました!!
線種の区別や文字の丁寧さが全体の出来映えに大きく影響します。
来週の2時間で提出です。
美しい図面を完成させましょう!!
建設工学科の製図では、法面や側溝、コンクリート橋の床版橋脚など、
様々な土木構造物を対象として学んでいます。