校長ブログ
今後の学習にSDGsの視点を導入したいと思っています!
今年最初の職員会議で今後の本校の教育方針として学習に「SDGs」と「探究活動」の視点を導入していきたいという話をしました。その理由として菊池市が昨年5月に「SDGs未来都市」に選定され、人口減少や少子高齢化の著しい進行により社会や経済のあらゆる面への深刻な影響が想定される中、持続可能な社会の実現に向けた取組を推進しているからです。また、地元の小・中学校もEDS(持続可能な開発のための教育)に取り組んでおり、地域に根ざした高校を目指している本校も積極的に取り入れる必要性を感じたからです。
「探究活動」については来年度からの普通科の学科改編において柱となる活動です。そのような中、本日、菊池市教育長の音光寺以章先生を講師として研修を行いました。先生は菊池南中学校の校長時代にESDの取組により令和2年度「地域学校協働活動」推進に係る文部科学大臣表彰を受賞されています。その豊富な実践をもとに先生方への実習も交え、大変わかりやすく懇切丁寧にお話いただき、先生方にとって非常に有意義な研修の機会となりました。
今後、「探究活動」と併せEDSの取組を通して菊池高校生として身に付けさせたい能力と態度を明確にし、具体的な生徒の姿として表すことがでいるよう取り組んでいきたいと思っています。
11年前の今日、風化させてはいけません!
11年前の3月11日、たしか金曜日だったと記憶しています。県内の多くの中学校で卒業式が行われた午後2時46分、東日本大震災は発生しました。信じられない映像をテレビを通して目の当たりにし、現実とは思えない光景に衝撃を受けたことを鮮明に記憶しています。
死者数15,900人、11年経った現在もなお2,523人が不明で38,000人が避難生活を余儀なくされている未曾有の大災害です。これまでそれぞれ一人ひとりの11年があったかと思いますが、決して風化させてはいけないという思いを今日また新たにしました。
私は前任校でこの日卒業した中学3年生を高校1年生の学年主任として受け持つことになり、教育のバックボーンはこの災害で失われた多くの命や被災者の痛みに寄り添って自分を見つめ直すことでした。その思いがあればどんな困難にも打ち勝つことができると生徒たちを鼓舞していました。その生徒たちも26,7歳となり時折成長した姿に出会うことがあり、大変うれしく感じることがあります。
熊本でもその5年後に2度にわたる熊本地震を経験していますので、同じ被災地として思いをともに「創造的復興」を成し遂げるべく、しっかり前進していかなければならないと思っています。
欠席者の卒業証書授与式を行いました!
残念ながら先の卒業式に出席できなかっった生徒が2名いました。その中の1名の卒業証書授与式を本日、校長室で執り行いました。本人とお母さん、3年生の関係の先生方の立会のもと温か味のあるアットホームな授与式でした。3年生の先生方が制作した思い出のDVDに始まり、卒業証書の授与、式辞、本人からの話、校歌、閉式という至ってシンプルな次第でしたが、式辞の最中も本人とお母さんがともに涙される姿を目の当たりにし、3月1日の卒業式とはまた違った感動を覚えました。
本人からのあいさつでも涙で言葉に詰まりながら、これから社会に出ていく決意をしっかりと話してくれました。式後は親子での記念写真や先生方との記念写真など和やかに時が流れ、本番の卒業式には残念ながら参加できませんでしたが、思い出に残る1日になったと思います。
本校の先生方は生徒一人ひとりのことを大切に思い、いろいろなことにとても丁寧に優しく対応してくれます。本日もこのような式を企画してもらい本当に良かったとうれしく感じました。
野球部のPRが「YouTube」にアップされています!
テレビ番組の「アメトーク」に高校野球大好き芸人として出演しておられる「いけだてつや」さんが本校野球部のPRをYouTubeにアップしてくれています。これまで4回にわたりアップされています。私も野球部の保護者さんから情報を得て見ましたけれど物凄いPR効果だとありがたく思いました。
池田さんは3年生(先日の卒業生)のお別れ試合を見学に来られており、その時にご挨拶、お話をさせていただきました。必由館の野球部のOBでちょうど帰熊されており、渡辺監督を訪ねて来られたとのことでした。部員たちは池田さんのことはテレビで知っていたようで訪問を喜んでおり、サインをもらったり、記念写真を取ったりしていました。
野球部はこれまでの長い伝統の中で、恵まれた練習環境や後援会、OB会、保護者会などの素晴らしいバックアップ体制があります。現在部員10名と部員不足の状況ですが、少数精鋭で日々頑張り、来週からの練習試合再開、春の大会に備えています。
このYouTubeがもう少し早くアップされ生徒募集に活かすことができればと少々残念に思いましたが、菊池高校で頑張ろうという新入部員の加入も予定されていますので、これまで以上の活躍を期待しています。
あっという間の1週間でした!
今週は月曜日が3年生の表彰式と卒業式の予行、火曜日は3月1日で卒業式、厳かな素晴らしい式で140名の卒業生を無事送り出しました。水曜日は生徒たちを家庭学習とし2月24日(木)と25日(金)に行われた高校入試後期(一般)選抜の採点業務を行いました。昨日は1,2年生の進級判定会議、本日は高校入試の合格判定会議を午後から実施し、あっという間の1週間が終わろうとしています。
気がつけば今日は3月4日、今年も既に2ヶ月が経過し本年度も残すところ1ヶ月足らずの状況となりました。本当に月日の経つのが早くて、いろいろな事が追いつて行っていないような気がしますが、時間は止まってくれません。本県は「まん延防止等重点措置」も3連休明けの21日(月)まで延長され、引き続き感染防止対策のための制限の中で教育活動を行わなければなりません。いつになったらなんの障壁もなく思い切った教育活動ができるのかともどかしい思いです。
この年度末、年度始めは生徒たちにとっては新学年に向けて、前向きに集中して物事に取組むことができる時期です。このような状況でも機を逸さず、大きく成長するようしっかりとサポートしていきたいと思います。
140名の卒業生に幸多からんことを願います!
暖かさは増してきたものの、小雨降りしきる卒業式となりましたが、非常に厳かで落ち着いた素晴らしい式でした。
私は式辞で高校生活の3分の2がコロナ禍での生活を余儀なくされ、できなかったことも数多く不完全燃焼な高校生活ではなかったかと危惧しているが、この期間だったからこそ感じることができた「当たり前が当たり前ではないこと」「ありがたさ」「感謝の気持ち」など多くのことがあったのではないか。
このような時期を経験して来たからこそ、昨年11月に出前ゼミで来校いただいた蒲島知事の演題「逆境にこそ夢がある」努力すれば夢は叶うと言いたいところだが、北京オリンピックにおけるフィギュアスケート羽生結弦選手の「努力って報われないなって思いました」「努力と結果の意味や価値について、考えさせられる、これからの人生にとっても、大切な時間となりました」という言葉を引用し、目標に向かって一生懸命努力できる人の素晴らしさ、努力することの価値、努力に無駄はなく、これからの人生においてなりふり構わず、一心不乱に夢や目標に向かって努力する経験をして欲しい、そうすれば必ずや素晴らしい人生を送ることができると話ました。
何か少しでも卒業生の心に響く言葉があったなら幸いです。140名の卒業生が先行き不透明で変化が激しい社会をしっかりと生き抜き、幸多からんことを願っています。
後期(一般)選抜を無事終了しました。次は卒業式です!
昨日、無事高校入試の後期(一般)選抜を終了し、採点業務も予定していたところまで行い、前半戦というか第一関門を終えることができました。心配していたコロナウイルス感染症による欠席や別室受検もなくきホッとしています。しかしながら、おそらく私立高校合格によるものと思われる受検辞退が予想以上に出て、とても残念な思いと現状の厳しさを痛感しています。
高校入試についてはここで一旦気持ちを切り替えて月曜日は卒業式の準備、予行、3月1日(火)が卒業式本番となります。しかしここでも残念な事態を心配しています。コロナウイルス感染により卒業式に参加できない生徒が出る可能性があるということです。本当にこのコロナウイルスはいろいろなことに影響を及ぼる厄介な感染症です。卒業生はこれまでも高校生活の約3分の2をコロナ禍で生活し、多くの制限を受けてきました。ここに来て「まん延防止特別措置」が延長され、期間中の保護者と教職員のみの参加による卒業式となり、参加できない卒業生まで出れば本当に残念でなりません。
思いだけは精一杯のお祝いの気持ちで卒業生140名を送り出したいと思っています。
これまでにない変則的な日程になります。
今週は、明日準備し祭日を挟み木曜日と金曜日に高校入試の後期(一般)選抜が行われます。そして週明けの28日(月)に表彰式、卒業式予行を行い、1日(火)が卒業式、2日(水)が高校入試の採点とこれまでにない変則的な日程となります。これに現在の「まん延防止等措置」の延長が重なり、コロナウイルス感染症の影響を受けず、これらの日程を無事消化できればと思っています。
まずは24日・25日の後期(一般)選抜がコロナ禍の影響を受けず、志願している51名が全員受検してくれることを願っています。仮に受検できない場合は追検査を実施し、感染した受検生が不利益を被らないよう最大限の配慮もなされています。
また、これまでなら検査終了後に採点に入るところですが、一定の作業までとし卒業式の翌日に採点を再開するということになります。皆様方の関心も高く絶対にミスが許されない業務ですので、慎重のうえに慎重を重ね、事に当たらなければなりません。
本校はこのような業務に対する対応力は非常に高く、先生方お一人お一人が責任を持って任務を果たしていただくので、大変心強く思っています。
140名の卒業が決定しました!
本日、普通科72名、商業科68名、計140名の生徒の卒業が決定しました。残念ながら今年の卒業式もコロナ禍の影響を大きく受けることとなります。3年連続で来賓や在校生の出席のない卒業生、保護者、職員だけのシンプルな式となり、残念ながら多くの関係の皆様方に見送られての旅立ちという訳には行きませんが、全職員で心を込めて準備に当りたいと思っています。
私は今回の卒業生が2年生に進級する2年前に赴任し、2年間生活をともにしました。未知のウイルス、コロナウイルスの感染拡大の真っ只中で、新学期が始まってすぐに2ヶ月間の休校に入るという学校教育始まって以来の未曾有の出来事といっても過言ではなかった状況でした。そのような状況から感染状況には動きがあったものの収束を見ることなく、卒業式を迎えることとなります。
高校生活最高の思い出となるはずの修学旅行は中止、最後の「菊翔祭体育の部、文化の部」も中止と多くの楽しみを奪われ、不完全燃焼の高校生活だったかもしれませんが、伝統ある菊池高校の卒業生として社会で活躍して欲しいと思います。
感動の金メダル、凄い高木美帆選手!
たった今、高木美帆選手の金メダルが決まり、感動の余りこのブログに向かっています。スピードスケート競技で5種目に出場し、3つの銀メダルを獲得し最後の1000mで見事金メダルを獲得、凄いとしか言いようがありません。500mから3000mまでの個人種目と団体パシュートに出場するだけでも他に例を見ない偉業です。
これまでの努力を思うと想像に絶するものだろうと思います。本命と目されていた1500mと団体パシュートで金メダルを逃し、最後のレース、今日の1000mでの金メダル獲得、感動せずにはいられません。このような場面に接すると人間の可能性は無限大、限界はないのか、とも思います。しかし、もちろん誰にでもできることではないことはわかっていますが、自分自身ももっとやれるのではという気にさせられ、元気と勇気をもらいました。
私も長年、スポーツに携わってきた人間として今回のオリンピックでまたスポーツの素晴らしさ、スポーツの持つ力を実感しているところです。
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