地学部

部活動紹介

【地学部】地学部生徒合同天体観察会

 1月21日19:00~21:00に、合志市西合志図書館天文台で地学部生徒合同天体観察会が開催されました。西合志図書館には天体ドームがあり、40㎝カセグレン式反射望遠鏡が設置されています。本校地学部はここで、木星や火星、M42オリオン大星雲、M31アンドロメダ銀河、M45プレアデス星団、オリオン座のベテルギウスやおおいぬ座のシリウスの明るさや色の違いなどを観察しました。口径40㎝の反射望遠鏡で見ると、緑がかったオリオン大星雲の中に4重星トラペジウムや暗黒帯の切れ込みがはっきりとわかり、スマートフォンのカメラでも撮影できました。

【地学部】九州高等学校生徒理科研究発表大会で研究発表

 12月24・25日に鹿児島大学で、九州高等学校生徒理科研究発表大会が開催されました。地学部2年生7人は地学部門で、「盛土造成地における土砂災害の危険性」について12分間の研究発表と4分間の質疑応答を行いました。発表に対して参加した他校生徒から多くの質問がありましたが、いずれも適切に回答することができました。審査員の鹿児島大学理学部理工学域理学系理工学研究科(理学系)理学専攻物理・宇宙プログラムの中西裕之准教授は本校の発表に対して、「系統だって調べられた良い研究である。スライドのグラフ軸の数値が大きく示されており見やすい。今後も実験を続けていくことで、さらなる研究の深まりが期待できる。」と講評を頂きました。本校の発表は優良賞でした。研究発表後には桜島の巡検を行い、充実した研究会になりました。

【地学部】皆既月食・天王星食の観察

 11月8日に皆既月食と天王星食が見られました。地学部はこれらの天文現象を屋上で観測しました。

食の最大での月と天王星

天王星の潜入

天王星の出現

部分食の始まり

部分食の終わり(ターコイズフリンジが見える)

【地学部】熊日ジュニア科学賞:熊本県科学研究物展示会(第82回科学展)

 

 令和4年度の熊本県科学研究物展示会(第82回科学展)が開催されました。小学校から高校まで105点の研究物が出品され、10月26日(水)に作品審査が行われました。その結果、地学部の「盛土造成地における土砂災害の危険性」のポスター展示発表は、熊日ジュニア科学賞を受賞しました。科学展の作品は11月6日まで熊本市西区の旧松尾西小学校体育館で一般展示され、表彰式が11月7日に熊本県庁地下大会議室で行われました。

【地学部】最優秀賞:第73回熊本県高等学校生徒理科研究発表会

 10月23日(日)に熊本県高等学校生徒理科研究発表会(サイエンスコンテスト2022)が、崇城大学薬学部で開催され、2年ぶりの対面による発表となりました。
 地学部は「盛土造成地における土砂災害の危険性」について、地学部門で研究発表を行いました。審査の結果、本研究は最優秀賞となり、12月24・25日に鹿児島大学で開催される、九州高等学校生徒理科研究発表大会地学部門での研究発表と、来年度の熊本県高等学校総合文化祭展示部門でのポスター発表が決定しました。講評では熊本県立教育センターの江川佳貴指導主事が、「最近は土砂災害や水害、地震等の自然災害に備える防災の分野は、社会的ニーズが高くなっている。本研究は盛土造成地の土砂災害について、モデル実験や現地調査を行い、GISソフト等を使って研究を進めたことが高く評価できる。土砂災害で想定される要素はたくさんあると思うが、今後はそれを一つ一つ丁寧に検証していくことで、さらに深みのある研究に発展していくことが期待される。」と講評されました。審査委員の熊本大学大学院先端科学研究部基礎科学部門地球環境科学分野の松田博貴教授は、本校生徒の今後の研究方法について丁寧に助言していただきました。また、熊本大学大学院人文社会科学研究部の鹿嶋 洋教授には、熊本大学で地理情報システムソフト「QGIS」についての学習会を実施していただき、使い方や分析方法などについて、ご指導いただきました。厚く御礼申し上げます。大学の研究者と生徒との交流が深まり、生徒の研究意欲の向上が感じられました。

【地学部】一高祭文化部門で星空の解説

 一高祭文化部門で地学部は、PCとプロジェクター、スクリーンを使った平面プラネタリウムを地学室で投影しました。文化部門当日20:00の星空を映し出し、星座や星座にまつわる神話について解説を行いました。

【地学部】化石と断層、地形や地質の巡検会

 地学部は6月12日(日)に宇土高校科学部地学班と合同で、化石や活断層、地形、地質等を実際に見て触れて学ぶ巡検会を行いました。午前は御船町恐竜博物館の池上直樹主任学芸員の指導で博物館展示の説明や博物館のバックヤードに保管されている化石標本を見学しました。午後は熊本地学会の鶴田孝三会長の案内で、嘉島町周辺で見られる北甘木断層や布田川・日奈久断層帯を含む別府-島原地溝帯の地形、断層活動に伴う砥川溶岩層のずれや破砕帯の湧水を現地で学習しました。熊本の地学的事象を直接体験して学ぶ貴重な機会となりました。

【地学部】第34回県高校総文祭理科展示部門発表

  3年ぶりに熊本県高等学校総合文化祭展示部門が開催されました。展示部門の会場となった熊本県立劇場には、多くの高校生が参加しました。理科展示部門ではこれまで、ほとんどできなかった対面での研究発表に、理科研究を行っている部活動生や一般の方々に参加していただき、活発な議論や意見交換が行われました。これで引退する3年生部員にとって、これまで取り組んできた自分たちの研究の意義や意味を感じるものとなり、1・2年生にとって対面で研究発表する貴重な機会となりました。

   

【地学部】日本地球惑星科学連合2022年大会で研究発表

 日本地球惑星科学連合(JpGU)は地球惑星科学関連の学協議会51団体が参加する、会員数約1万人の大規模な組織です。毎年幕張メッセで学術大会が開かれ、地球科学各分野で口頭発表やポスターセッション、講演会等が行われています。5月29日にオンラインで開催された高校生ポスター発表のセッションで、地学部は昨年に続きZoomを用いて研究発表を行い、参加した研究者の皆さんと議論を行いました。本校地学部のブレイクアウトルームには東京大学や北海道大学、東北大学、大阪大学、琉球大学、熊本大学等の研究者に参加していただき、質疑応答して活発な意見交換を行い、温かい助言をいただきました。1・2年生にとって、研究発表のだいご味を感じる貴重な機会になりました。

【地学部】日本気象学会ジュニアセッション2022研究成果発表と天体観察会

 日本気象学会では高校・中学生世代を対象とした研究成果発表の場として、学会春季大会に合わせてジュニアセッションを開催しています。地学部は5月20~21日に開催されたこのセッションに参加して、気象庁や大学、大学院等の専門家や研究者の皆さんに、「火星で発生した大規模ダストストーム」の研究成果をオンラインで発表しました。

 また、21~22日にはおよそ2年ぶりに学校に泊まり込んで、天体観察会を行いました。春から秋にかけての星座や北斗七星からうしかい座のアークトゥルス・おとめ座のスピカに連なる春の大曲線、わし座のアルタイル(彦星)・こと座のベガ(織姫星)・はくちょう座のデネブでつくられる夏の大三角、さそり座のアンタレス(赤)・こと座のベガ(白)、はくちょう座のアルビレオ(黄と青の二重星)などのカラフルな恒星、夜明け前の南から東の空に並ぶ下弦に近い月や土星、火星、木星、金星等を夕方から明け方まで観察し、拡大撮影等を行いました。

学校屋上から見る夜明けと熊本城

【地学部】熊本県高文連優秀芸術文化賞、日本学生科学賞県審査員特別賞受賞

 3月1日の卒業式で、地学部三年生6人も卒業していきました。第45回全国高等学校総合文化祭和歌山大会自然科学部門に県代表としての出場や、第65回日本学生科学賞県審査で審査員特別賞受賞等、数々の活動実績に対して、熊本県高等学校文化連盟から優秀芸術文化賞が贈られました。また、部長の井上君は熊本県高等学校文化連盟表彰を受けました。

【地学部】九州高等学校生徒理科研究発表大会出場

 2月12日(土)に令和3年度九州高等学校生徒理科研究発表大会沖縄大会が、オンラインで開催されました。新型コロナウィルス感染防止の観点から、あらかじめ撮影した発表動画での審査と、生徒同士の研鑽と交流等を目的としてオンライン発表が行われました。大会当日は地学室からZoomでオンライン大会会場に参加して、発表や質疑応答を行いました。

 地学部の「火星で発生した大規模ダストストーム」についてのポスター発表は優良賞になりました

【地学部】部分月食の観測

 11月19日、月の出~夜半にかけて、食分0.978のほぼ皆既となる部分月食が起きました。地学部は学校の屋上で夜間観測を行い、月食や木星や金星、土星、夏から春にかけての星座、星団等を観察しました。コロナ禍で約2年間、夜間観測や巡検調査等、十分な活動が行えませんでしたが、久しぶりに地学室や屋上で一晩過ごし、夜空を堪能しました。

【地学部】R3 一高祭文化部門

 地学部はタモリさんやNHKアナウンサーの桑子さんが、第一高校内のAso-4火砕流堆積物の露頭を巡検した「ブラタモリ#35 水の国・熊本」(初回放送2016年4月2日)のパロディで、動画「パロタモリ」を作成しました。一高祭文化部門ステージ発表の部で放映された動画をとおして、第一高校の地形や成り立ち、阿蘇火山の火砕流噴火、火砕流堆積物の崖に築かれた古墳時代の横穴墓群について紹介しました。

 また、文化部門展示発表の部では「地球の誕生と歩み」展で、火成岩や鉱物、古生物の化石等について、熊本県博物館ネットワークセンターの移動パッケージを借用展示しました。部員個人所有の鉱物等のコレクションやAso-4火砕流堆積物の軽石等も展示しました。

 

【地学部】熊日ジュニア科学賞:熊本県科学研究物展示会(第81回科学展)

 令和3年度熊本県科学研究物展示会(第81回科学展)の審査が10月27日(水)に行われ、表彰式が11月4日(木)に益城町文化会館で開催されました。科学展は県内児童生徒の科学への関心を高め、創意工夫の心を養うことを目的に、毎年開催されています。研究物を通して、科学の見方・考え方、問題のとらえ方、データ処理の方法等について、児童生徒及び教職員に対する具体的な啓発の機会とするものです。

 地学部の「火星に発生した大規模ダストストーム」のポスター展示発表は、熊日ジュニア科学賞を受賞しました。なお、科学展は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、熊本県立教育センターホームページにてオンライン開催されています。

本校入賞作品は こちら                  

【地学部】最優秀賞:第72回熊本県高等学校生徒理科研究発表会

 10月24日(日)に熊本県高等学校生徒理科研究発表会(サイエンスコンテスト2021)が、オンラインで開催されました。事前に録画して提出した研究発表動画を審査員が当日視聴し、発表動画はYouTubeでライブ配信されました。発表校は指定された時間帯に自校からGoogle Meetで審査員の質疑に応答しました。
 地学部は地学部門で「火星に発生した大規模ダストストーム」について、研究発表を行いました。熊本大学大学院先端科学研究部基礎科学研究部門地球環境科学分野の吉朝教授や熊本県教育センターの江川指導主事の方々が審査員となり、本校の研究に対して「大変わかりやすい内容であった」や「薄く低層にあるダストが温室効果をもたらすことを、うまく実験されている良い研究である」、「ダストストームの厚さや濃度をさらに変化させて、研究を進めて欲しい」などの評価や意見をいただきました。本研究は最優秀賞を受賞し、来年2月沖縄県で開催される九州高等学校生徒理科研究発表大会、および来年度開催される熊本県高等学校総合文化祭展示部門への出場が決定しました。

 

【地学部】部活動紹介 R3秋

 地学部は、不定期で活動を行っています。活動内容は、実験観察をとおした地学分野の研究、天体観測、地質調査等です。研究発表会で私たちが行った研究内容をプレゼンすることもあります。

ですが、皆さんの予想を大幅に超えるほど堅くない部活です。少しでも興味がある方は是非、足を運んでみてください! 

~2021年に出場した大会(最新の順番)~

 ・紀の国わかやま総文2021自然科学部門

 ・日本地球惑星科学連合2021年大会 (佳作)

 ・令和二年度九州高等学校生徒理科研究発表大会 (優秀賞)

 ・第42回日本気象学会九州支部ジュニアセッションin九州  

~活動風景~

 

 

 

 

 

【地学部】第45回全国高等学校総合文化祭で研究発表

 7月31日~8月2日に和歌山県紀の川市の近畿大学生物理工学部で、紀の国わかやま総文2021自然科学部門が開催されました。地学部は熊本県代表として地学研究発表部門に出場し、「火星極冠の消長3 ~ダストストームは大気を温めるか~」について研究発表を行いました。

【地学部】日本地球惑星科学連合2021年大会発表

 日本地球惑星科学連合(JpGU)の2021年大会が、5月30日(日)~6月6日(日)にオンラインで開催されました。日本地球惑星科学連合とは、日本の地球科学及び惑星科学領域等の地球惑星科学を構成する、すべての分野及び関連分野をカバーする研究者・教育関係者・学生等からなる学術団体です。新型コロナウイルス感染症の地球規模での流行により今年度の大会は、完全オンラインで開催されました。この大会の「高校生によるポスター発表」は6月6日(日)に行われ、高校生が地球惑星科学分野で行った学習・研究活動を ポスター形式で発表するセッションです。地球惑星科学分野の第一線の研究者と一緒に発表し、議論できる機会です。

 地学部はこの大会で「火星極冠の消長3~ダストストームは大気を温めるのか~」について、オンラインポスター発表を行いました。昨年度の研究に新たに実験を加え、ダストの成分について考察を深めた内容です。発表は東京大学や東北大学、九州大学等の研究者、大学院生等に見て頂き、3年生は研究者の質問に的確に回答することができました。その結果「アナログの実験による研究だが、レベルが高い。」「非常に興味深く、おもしろい研究である。」と興味を持って頂き、多くの助言を頂きました。5月末の熊本県高等学校総合文化祭展示部門で発表予定だったポスターセッションがコロナ禍で中止となり、3年生はこの研究発表をもって卒部です。後輩達から感謝と今後の発展を願って色紙が贈られました。

 

【地学部】九州高等学校生徒理科研究発表大会

  令和2年度の九州高等学校生徒理科研究発表大会長崎大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、論文審査で行われました。九州各県の研究発表会で優秀な成績を収め、各県の高等学校理科教育研究会等より推薦を受けたクラブ等から、地学部門では21本の論文が出品されました。その中で、本校地学部の論文は優秀賞となりました

                                                    論文は こちら ↓

火星極冠の消長3~ダストストームは大気を温めるのか~(熊本第一高校地学部).pdf

【地学部】第42回日本気象学会九州支部ジュニアセッションin九州

  3月7日(日)、日本気象学会九州支部主催の第42回九州支部発表会が開催されました。その中のジュニアセッションで、地学部は「火星極冠の消長3~ダストストームは大気を温めるのか~」について研究発表をおこないました。コロナ渦の中、Zoomを使ってオンラインで開催された発表会に、本校地学室から参加しました。本校の発表について、九州大学応用力学研究所大気海洋環境研究センターの気候変動科学分野主幹教授の竹村先生から、「ダストの化学組成や惑星表面のアルベドによって、ダストが惑星大気を加熱するか冷却するかは変化する」という、今後の研究発展につながる貴重な助言を頂きました。

【地学部】木星と土星が大接近

 12月下旬、木星と土星が今期で最も接近します。日没後の南西の空低く木星が-2.0等級、土星が0.7等級の明るさで輝き、二つの惑星が最も近づく時には約0.1°の角度になります。これだけ接近するのは約400年ぶりで、次回これだけ接近するのは2080年になります。皆さんはその頃、何歳でしょうか?

 地学部では終業式終了後の夕刻、学校の屋上で木星や土星、火星、月、沈みゆく夏の星座、秋の星座等を観察しました。

2020/12/22 18:35 f/7.1 露出1/10秒 第一高校屋上から望遠レンズで撮影

2020/12/22 17:54 セレストロンC-8直焦 露出1/30秒 第一高校屋上で撮影

【地学部】一高地学部鉱物標本

第一高校地学部ではコロナ渦の中でも、日々研究活動を進めています。本日は部員のTさんが手作りの鉱物(お菓子)標本を作製しました。鉱物の色や劈開が見事に再現されています。

【地学部】部活動紹介

① あなたの部活動・同好会・委員会の魅力を教えてください!!

 地学部では毎年、テーマを設定して研究活動を行っています。たくさんの実験や観察を行い考察を重ねて、自分たちの手で研究を作り上げる感覚はとてもワクワクします。また、研究では、ExcelやPowerPoint、Word、画像処理、GISなどのソフトウェアを多く使用するので、パソコンに強くなれます。そして、研究結果を生徒理科研究発表会や科学展などに発表しています。さらに、学校に宿泊し、天体観測をするという地学部にしかできない活動もあり、たくさんの魅力にあふれています!

 

② 現在の目標を教えてください!!

 現在は、全国高等学校総合文化祭自然科学部門や日本学生科学賞中央審査、九州生徒理科研究発表会、科学展などの大きな大会で最優秀賞を受賞することを一番の目標に掲げています。また、自分たちが行っている研究を納得できるものに仕上げ、先輩方が築き上げてきた様々な功績を壊さず、積み上げていくことです。

 

③ がんばってきたこと!!がんばっていること!!

 現在、地学部では「地球観測衛星データを用いた土砂崩壊箇所の抽出」と「火星極冠の消長」の2つの研究を頑張っています。つまずくこともありますが、部員みんなでカバーしあって乗り越えています。

【過去の主な研究タイトル】
「火星の南極冠の縮小2018」
「火星極冠の消長〜極冠消長から解る火星大気の循環とダストストームの影響〜」
「地球観測衛星データを用いた熊本地震における土砂崩壊箇所の抽出」

 

④ 中学生に向けて!!

 地学部は活動時間が不定期なので兼部もしやすいです。また地学部にしかできないことも多くあります。もし、少しでも興味を持ってくれたら管理棟4階の地学室まで足を運んでみてください!

 

【地学部】日本学生科学賞熊本県審査および熊本県科学研究物展示会(第80回科学展)

 10月26日(月)、第64回日本学生科学賞の熊本県審査が行われました。地学部から2点の研究論文を提出し、「火星極冠の消長3~ダストストームは大気を温めるのか~」が審査員特別賞に選ばれました
 また、熊本県科学研究物展示会(第80回科学展)が10月30日(金)~11月4日(水)、熊本市北区の植木文化センターで開催されています。地学部の研究をまとめた2点のポスターは、熊日ジュニア科学賞と優賞としてそれぞれ入賞しました。

 

【地学部】第71回熊本県高等学校生徒理科研究発表会

 10月24日(土)に第71回熊本県高等学校生徒理科研究発表会が開催されました。今年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、リモートで開催されました。各校の研究発表はあらかじめ自校で動画撮影してYouTubeにアップロードし、発表会当日に参加各校は自校でYouTubeにUPされた各校のプレゼンテーションを視聴します。質疑応答は審査会場の審査員から、各校で待機する参加者にZoomを使って行われ、審査となりました。地学部門では7校から11件の発表があり、コロナ渦でも県内地学関係の部活動では活発に研究が行われています。

 本校地学部は2年生と1年生が共同で、2件の研究発表を行いました。このうち「火星極冠の消長3~ダストストームは大気を温めるのか~」が最優秀賞1位となり、来年和歌山県で開催される全国高等学校総合文化祭自然科学部門、及び長崎県で論文審査となる九州高等学校生徒理科研究発表大会地学部門、熊本県高等学校総合文化祭展示部門の参加が決まりました。そして、もう1件の「地球観測衛星データを用いた土砂崩壊箇所の抽出2~豪雨災害~」が優秀賞となりました。

【地学部】一高祭文化部門展示発表

一高祭文化部門展示発表で地学部は、熊本県博物館ネットワークセンターの学校移動展示用パッケージの「化石からわかること」や「マグマと火山」、「鉱物を化学的に見てみよう」の展示を行っています。

【地学部】一高祭文化部門ステージ発表

 一高祭文化部門で地学部は、熊本市民会館ステージ上の大スクリーンにプラネタリウム(Mitaka)を投影しました。Mitakaは国立天文台が開発した、天文学の様々な観測データや理論的モデルを見るためのソフトウェアです。地球から宇宙の大規模構造までを自由に移動して、宇宙の様々な構造や天体の位置を見ることができます。

 例年は地学室のドームスクリーンに地上から見える星々を投影してプラネタリウムを行っていますが、今年は平面のスクリーンを使うことになり、趣向を変えて地上を離れ、太陽系から銀河系、宇宙の大規模構造と、宇宙を旅する番組を作成しました。地上から見られる星座の星々から太陽系の火星や木星、土星、太陽系の外縁部にあるオールトの雲、銀河系の渦巻き構造、銀河系の中心にあるブラックホール、銀河系の伴銀河である大マゼラン雲などを経て、地球から138億光年離れた、現在観測できる宇宙の大深部に至る宇宙の大規模構造を、スクリーン一杯にパノラマCGとして投影し、地学部部長の井上君による流れるような解説と共に、しばし時間を忘れるひとときでした。ご静観いただいた皆様、ありがとうございました。

【地学部】熊本博物館プラネタリウム実習

9月15日(火)一高祭文化部門ステージの部で地学部は、熊本市民会館大ホールの舞台スクリーンにプラネタリウム(Mitaka) を投影します。プログラム作成や解説の参考にするため、熊本博物館のプラネタリウムで「HORIZON 宇宙の果てにあるもの」を見学しました。投影の後は、熊本博物館を見学しました。現在、熊本博物館は新型コロナウィルス感染拡大防止の対策を講じた上、プラネタリウムは観覧定員を約半分に限定して公開されています。

【地学部】部分日食の観察

夏至の6月21日16:00~18:12、部分日食が雲の切れ間から観察できました。地学部でも屋上で日食グラスや望遠鏡を使って観察と撮影を行いました。熊本で観察できる次の日食は2030年6月1日で、部分日食となります。

【地学部】昨年度の研究成果

2019年度の科学研究物展示会(第79回科学展)で熊本県教育委員会賞や優賞を受賞した、「火星極冠の消長」、「熊本地震の被害4~熊本地震の余震と水前寺断層~」、「地球観測衛星を利用した土砂崩壊箇所の抽出」の研究成果が、熊本県立教育センターHPの『令和元年度(2019年度)入賞作品集「私たちの科学研究」』に掲載されています。

https://www.higo.ed.jp/center/wysiwyg/file/download/42/5945

https://www.higo.ed.jp/center/wysiwyg/file/download/42/5973

https://www.higo.ed.jp/center/wysiwyg/file/download/42/5974

日本学生科学賞熊本県審査で最優秀賞となり、中央予備審査に出品した「火星極冠の消長~極冠消長から解る大気循環とダストストームの影響~」の論文はこちら。→HG16 ・熊本県立第一高等学校.pdf

2019/12/20撮影

 

  

【地学部】部活動紹介

地学部

部長 松本(2年) 顧問 湊先生

 

1.あなたの部活動・同好会の魅力を教えてください

地学部というそもそもある学校が少ない部活動です。その分、1年生の時には熊本県内の地学部が集まって合宿に行くなど、他校の地学部と仲良くなれる機会が多くあります!また、年に2,3回ほど学校に泊まって天体観測をするというのも魅力の1つだと思います。 

2.現在の目標を教えてください

自分たちが行っている研究を納得するものに仕上げることが一番の目標です。また、歴代の先輩方が築き上げてきた様々な功績を壊さず、積み上げていくことです。 

【過去の主な研究タイトル】

「紫外線と大気汚染」

「地震と地形の関係を探る」

「地震と地形の関係を探る2 ~ゆく川の流れは絶えずして…~」

「御船層群の古環境 ~火山豆石の形成~」

「阿蘇谷周辺の湧水や自噴井戸等の実態を探る」

「阿蘇谷周辺の湧水や自噴井戸等の実態を探る2 ~地下水と地形、地質の関係~」

「阿蘇谷周辺の湧水や自噴井戸等の実態を探る3 ~南郷谷の湧水と温泉~」

「天草市倉岳町棚底地区の『文化的景観』と地質・地形の関わりを探る」

「御所浦牧島の姫浦層群に見られる生痕化石」

「写真測量に挑戦する」

「熊本地震の被害と防災意識 ~一高生のアンケートから見えるもの~」

 ※日本学生科学賞中央審査で、入選1等を受賞した上記論文はこちら。→HG17・熊本県立第一高等学校.pdf 

「熊本地震の被害2 ~益城町の被害と地形や地質等との関係」

 ※日本学生科学賞中央審査で、文部科学大臣賞を受賞した上記論文はこちら。→HG15・熊本県立第一高校.pdf

「熊本地震の被害3 ~熊本市の被害と水前寺断層との関係」

「火星の南極冠の縮小2018」

「火星極冠の消長 ~極冠消長から解る火星大気循環とダストストームの影響」 

3.頑張っていること

研究を進めていく際に、なるべく先生の力を借りずに自分たちで考え、議論することです。誰かに頼るのではなく「私が」という主体性・積極性を高めていきたいと思っています。 

4.中学生に向けて

まずは第一高校に地学部があるということを知ってもらえると嬉しいです!兼部OKなのでぜひ足を運んでみてください!

 

【地学部】九州高等学校生徒理科研究発表大会

12月14・15日に宮崎公立大学で、九州高等学校生徒理科研究発表大会が開催されました。地学部の「火星極冠の消長~極冠消長から解る火星大気の循環とダストストームの影響~」の研究発表が、地学部門で最優秀賞を受賞しました。審査委員長の宮崎大学工学教育研究部の山内 誠 教授から、地学部門や本校の研究発表について以下の講評をいただきました。「各校の地学部等は研究予算も限られ、発表は1・2年生であるので知識習得も不十分で研究環境は大変厳しいと思われる。発表する生徒の緊張感が審査委員にも感じられたが、十分に研究内容が伝わる発表であった。最優秀賞となった研究は、ほぼ完成されていると思われる内容であった。研究の結果や考察などの考え方を伝えるスライドの作り方やプレゼンテーションが上手く、非常に解りやすい発表であった。」

【地学部】第63回日本学生科学賞熊本県審査およびKSH(熊本県スーパーハイスクール)生徒研究発表会

日本学生科学賞の熊本県審査が11月6日に行われ、地学部の「火星極冠の消長~極冠消長から解る火星大気の循環とダストストームの影響~」が高校の部で最優秀賞となり、県代表として中央予備審査に進みました。また、KSH(熊本県スーパーハイスクール)生徒研究発表会が12月1日に崇城大学で行われ、県内18校から405人の生徒が参加して、122件の研究成果をポスターセッションで発表しました。地学部も3件の研究を発表しました。

【地学部】熊本県科学研究物展示会(第79回科学展)

 科学に関する興味・関心を喚起し、科学する心を育成することや科学的なものの見方、考え方、問題のとらえ方、処理の方法等について具体的な啓発の機会とすることを目的に、79回目となる科学展が開催されました。地学部は3件の研究物を出品し、2年生の「火星極冠の消長」が熊本県教育委員会賞を受賞しました。他の2件もそれぞれ優賞を受賞しました。展示会は11月1日~11月12日まで熊本市東区の熊本市環境総合センターで一般公開され、表彰式が13日に熊本県庁地下大会議室で開催されました。

 


 



【地学部】熊本県高等学校生徒理科研究発表会

10月20日(日)に崇城大学薬学部で、第70回熊本県高等学校生徒理科研究発表会が開催され、物化生地各部門に合計50件の研究発表がありました。地学部門では2年生が部活動部門で2件、1年生がサイエンスセミナー部門で1件の研究を発表しました。このうち2年生の「火星極冠の消長」の研究発表が最優秀賞となり、12月に宮崎県で開催される九州高等学校生徒理科研究発表大会での発表が決まりました。また、2年生の「熊本地震の被害4~熊本地震の余震と水前寺断層~」が優秀賞、1年生の「地球観測衛星のデータを利用した阿蘇における崩壊箇所の抽出」が1位部会長賞を受賞しました。

【地学部】科学の甲子園ジュニア全国大会熊本県代表選考会で講演(研究発表)

令和元年7月31日(水)にホテル熊本テルサで、熊本県教育委員会主催の第7回科学の甲子園ジュニア全国大会熊本県代表選考会が開催されました。地学部は選考会に参加した中学生に、「熊本地震の被害~第一高校地学部のこれまでの研究~」と「火星極冠の消長」について講演(研究発表)を行いました。2016年熊本地震発生から続けてきた、熊本地震の被害と地形や地質等との関係、防災意識等についての研究をまとめて発表しました。また、昨年地球に大接近した火星の南北両極冠の消長について、極冠の面積変化と南極北極が受ける太陽放射エネルギー量や火星の大気圧等との関係を発表しました。選考会に参加した県内中学生約70人に、約1時間の講演(研究発表)を行い、中学生から「研究を進める中で出てきた新たな課題について、さらに研究を進めて内容を掘り下げる研究のやり方は、自分たちが研究を進めていく上で参考になりました。」と感想が述べられました。

【地学部】研究発表

地学部2年生は2月2~3日、佐賀大学で開催された九州高等学校生徒理科研究発表大会で「熊本地震の被害3~熊本市の被害と水前寺断層との関係~」について、1年生は3月3日、長崎ブリックホールで開催された日本気象学会九州支部主催のジュニアセッションin九州で「火星の南極冠の縮小2018-2019」について、それぞれ研究発表を行いました。昨年秋の発表内容からさらに調査研究を進めて、新たに分かったことを加えて発表しました。2年生はこの大会の地学部門で優良賞を受賞しました。

【地学部】部分日食の観察

1月6日午前に部分日食が観察されました。熊本では雲を透して見えていた太陽が、8時39分から月に隠されて欠け始め、9時47分には食分0.3の食の最大となりました。11時3分の食の終わりごろには雲も晴れて、欠けた太陽を観察することができました。地学部は本校屋上から、日食の経過を天体望遠鏡を使って観察しました。センター試験直前演習で模擬試験を受験していた3年生も、試験の合間に日食グラスを使って欠けた太陽を観察しました。

 
   

【地学部】今年度の研究成果

今年度の地学部は2年生が「熊本地震の被害3~熊本市の被害と水前寺断層との関係~」、1年生が「火星の南極冠の縮小2018」をテーマに研究を進めてきました。その成果を熊本県スーパーハイスクール指定校合同研究発表会等で発表しました。その結果、以下の受賞となりました。また、本校は熊本県科学展で通算25回目の入賞となり、学校賞を受賞しました。


地学部の研究が日本学生科学賞で文部科学大臣賞を受賞

平成29年12月22~24日に東京の日本科学未来館で開催された、第61回日本学生科学賞の中央最終審査会で、地学部の研究「熊本地震の被害 2 ~益城町の被害と地形や地質等との関係~」が、高等学校共同研究の部で文部科学大臣賞を受賞しました。中央表彰式には秋篠宮文仁親王同妃両殿下のご臨席を賜り、本作品のような地域で発生した地震の被害について調べた研究は、今後の地震対策として高く評価されると講評を受けました。秋篠宮文仁親王同妃両殿下は入賞作品をご内覧され、本校地学部代表は両殿下に研究の説明を行いました。
研究内容はお茶の水女子大学サイエンス&エデュケーションセンターの、理科自由研究データベースに掲載されています。
http://sec-db.cf.ocha.ac.jp/search/detail.php?num=8745

平成27年度一高祭文化部門(地学部)

 「プラネタリウムと生きている地球(火山、地震)展」
 私たち地学部は、毎年恒例のプラネタリウムを行います。このプラネタリウムでは、地学部員が、季節による星空の楽しみ方や、星座にまつわる神話などを紹介します。頭上に広がる満天の星空をお楽しみください。展示では、火山や地震についての展示を行い、詳しい説明を行います。(文化部門パンフレットより)

平成27年度部活動紹介(地学部)


 私たち地学部は、顧問の湊先生の指導のもと、日々活動しています。活動内容は、天体観測やフィールドワークを主に行い、文化祭では、地学室でプラネタリウムも行います。
 サイエンスセミナーなどで、他の学校の地学部の生徒とも親睦を深めたりもできます。
 九州高等学校生徒理科研究発表大会や、全国高等学校総合文化祭自然科学部門にも出場しています。(2年 飯田)

一高祭文化部門・地学部



 「プラネタリウム、鉱物の世界」
 私たち地学部は、毎年恒例のプラネタリウムを行います。地学部によるナビゲーションでみなさんに星空案内を行います。星座にまつわる神話も紹介します。また、今年は水晶やアメジストなど鉱物の展示も行います。(文化部門パンフレットより)

部活動紹介(地学部)


 私たち地学部は、顧問の湊先生の指導のもと、男女8人で先輩後輩仲良く活動しています。地学分野の研究や天体観測、また、一高祭文化部門ではプラネタリウムを行うなど、地学部ならではの体験がたくさんでき、充実しています。現在は秋の理科研究発表会に向け、先輩から引き継いだ阿蘇の地下水について研究を行っており、発表に向けて頑張っていきたいと思います。

平成25年度部活動紹介

私たち地学部は、顧問の湊先生のご指導のもと、和気あいあいとした雰囲気の中、一年生4人、二年生6人の10人で、地学分野の研究や天体観測、フィールドワークなどの活動に日々懸命に取り組んでいます。
 現在は秋の理科研究発表会に向けて、阿蘇の地下水についてフィールドワークを中心とした調査を行っています。研究発表会では悔いの残らない発表にするために、全力で頑張っています。