2024年10月の記事一覧
【ATⅠ】調査を始める班が増えてきました
本時のATⅠの様子を見ると、アンケートを作成する班やウニの殻を割って肥料づくりに励む班など、研究計画を組み立てて実験や調査に動き出している班が見られました。
また、3年生に質問する2年生の姿も見られ、異学年交流もうまく行っているようです。
11月19日の中間発表会での報告が今から楽しみです。
【科学部】AABEでの英語発表
科学部ホタル班が松山市で行われたAABE(第29回アジア生物教育協議会隔年会議)にて発表しました。
英語による発表でしたが、昨年度から重ねた経験を生かして、しっかりした発表を行いました。
他県の高校のホタル研究班とも交流ができ、有意義な発表会となりました。
初めて参加した1年生部員も発表に参加したり、英語の質疑応答に触れることで貴重な経験をできたようです。
この経験を次に生かすことを期待します。
【ASⅡ・Ⅲ】質疑応答、始めました♪ / Question and answer session
本日のASⅡでは、授業の冒頭に今回から始める「質疑応答」についての説明がありました。質問形式(オープンクエスチョン?クローズドクエスチョン?)に応じて簡潔に答える(=まず結論を述べ、必要に応じて補足する)こと、想定外の質問で答えられない場合にはどうするか、など、具体例を用いて質疑応答の流れを押さえました。
その後は、各班の活動場所に分かれての研究活動です。天気にも恵まれ、屋外で活動したり、実験を始める班も少しずつ増えてきました。急に秋めいてきて、天草のあちこちで彼岸花が見頃を迎えています。ということで、今日はASⅡの「ヒガンバナ班の実験におじゃましてみました。2人のメンバーはヒガンバナの持つ毒性を除草に活用するという研究をしているのですが、今日は特に強い毒を持つ球根の部分をつぶしてリコリンが含まれる液を抽出しようとしています。聞いてみると、抽出液は取れたものの、思ったより球根の粘度が高かったので少し苦戦したとのこと。次回は水をもう少し加えつつ抽出を試みるそうです。
7時間目から活動を始めた3年生はというと、時にディスカッションをしつつ、クロームブックとにらめっこ。論文作成を頑張っています。いよいよ締め切りが今月末に迫ってきて、みんな必死な様子です。研究の総まとめとなる論文、良いものができるといいですね!
授業の最後に、いよいよ「質疑応答」の時間がやってきました。今回は2年生が2分間で研究内容を説明し、その後の3分間で3年生からの質問に答えます。最後に、その場で答えられた質問とその回答をワークシートに書き込みます。答えられなかった質問には、それに対する回答を後日調べて記録することで、今後の研究につなげることができます。初日の今日は、どの班も少し緊張した面持ちながら、一生懸命説明や質疑応答を頑張っていました。継続は力なり! 来週も引き続き、研究&質疑応答を頑張っていきましょう♪
Autumn has come and flowers called Cluster amaryllis are at their best here and there in Amakusa. In ASⅡ, a group called ”Cluster amaryllis” has been working on utilizing the toxicity of the flower for weed control, and today they are trying to extract a liquid containing lycorine by crushing a particularly poisonous bulb. They told us that they struggled a bit in extracting liquid because the viscosity of the bulb was higher than they expected. Next time, they will try to extract while adding a little more water.
The third-year students, who began their activities in the seventh period, were all writing papers with their chromebooks. The deadline is coming up at the end of this month, and everyone is working really hard. We hope they can produce a good paper that summarizes their research!
At the end of class, the second-year students began a new “question and answer” activity. This time, they will have two minutes to explain their research, followed by three minutes to answer questions from the third graders. At the end of the session, they write down the questions and their answers on a worksheet. For questions that were not answered, the answers to them will be researched and written down later for future research. Today, the first day, all the groups looked a little nervous, but tried their best to explain and answer questions. Question and answer sessions are not so easy, but never give up, great things take time!
【ATⅠ】継続研究も進んでいます
ATⅠでは、3年生の継続研究に取り組む班も出てきています!
先週、いい匂いにつられ調理室に行ってみると、ATⅠの生徒の姿が!!何を試作しているのか聞いてみると継続研究を行っている班でした。先輩の研究を深化させるべく、早速試作を行っていたのです。
そして今週。先週の試作品はどうだったか気になり教室を覗いてみると、先週の結果を基に、検証を行っていました。まだまだ研究は始まったばかり。今後どのように研究が進んでいくのか、今から楽しみです。
多岐にわたるテーマを設定できるのがASやATの強みの一つではありますが、今回紹介したように、今までの先輩の研究に惹かれ、後を継ぐ形で研究テーマを設定できるのも本校の探究活動の魅力の一つです☆
【ATⅠ】ワクワク交流会で研究を前進!
本日のATⅠでは、2年生が3年生から研究のアドバイスをもらう「ワクワク交流会」が実施されました。
自分たちで話し合いながら研究計画書の作成を進めていた2年生でしたが、「何回実験すればいいのか」「〇〇を検証するにはどんな実験をすればいいのか」など、多くのことを決めなければなりません。
そんな時、心強いのは昨年ATⅠを経験した3年生です。自らの経験を元に、「もっと地域課題と絡めるとより良くなるのではないか」「私達はこんな機材を使って測定したよ」など2年生にアドバイスしてくれていました。
この取り組みを通して、2年生は新たな視点で自らの研究を考え、研究を進展させてくれることでしょう。「ワクワク交流会」は交流する班を組み替えて来週も実施します。
【ASⅠ】探究スキルアップ講座⑩ データ処理①
本日は探究スキルアップ講座の第10回目が実施されました!
本日のテーマは「データの処理」について学ぶというものでした。
「スプレッドシートを活用したデータの処理について学びを深める」ことを目標に据えて活動に取り組みました。まずはスプレッドシートにまとめられた数値データから必要な情報を読み取って、数式を用いて数値データを明らかにしたいことに沿った形で集計するための方法を学びました。自らが明らかにしたいことをまとめるにはどのような数式をどの場所に適用すれば良いかなどはじめは戸惑っていた生徒も自然と自ら数値データの処理ができた生徒がまだできていない生徒に処理の仕方について教え合う姿が見られるなど、協働して物事に向き合うことができていたように感じました。
その後は、数式を用いて処理した数値データをもとにグラフを作成し、そのグラフから読み取れることの分析を行いました。どの数値をグラフとして表すのかや、表す際に適切と考えられるグラフの種類等について各自がしっかりと考えながらグラフの作成及び分析を実施することができていたのではないでしょうか。今後、探究活動を進めるうえで様々な数値データが収集されることになるかと思います。データをどのように処理してどのように見せていくのかは自らの研究を発信していくうえで非常に重要な要素となってきます。今回の学びを活かして数値データを適切に処理できるようにしていきましょう!
【ATⅡ】わくわく交流タイム!/ "Exciting Exchange" time!
これからしばらくの期間、3年生は「提言書」、2年生は「研究計画書」の作成に取り組むことになります。授業中の様子を観察してみると、2・3年生はどちらもドキュメントを作成しているのですが、3年生には活発にディスカッションしながら活動をしている班が多い一方、2年生には静かに活動している班が多い印象です。さて、異学年交流が進むことで、この状態に変化が出てくるのでしょうか?
さて、授業の終わりごろ、満を持して(?)始まった「わくわく交流タイム」。ある班では、最初に軽く自己紹介と研究内容について説明をした後、2年生の研究について話を聞いています。「研究テーマ決まった?」「今、計画書どこまで進んでる?」「どうやって調査するの?」さすが、聞き上手な3年生、うまく2年生の言葉を引き出しながら交流会をリードします。「私たちは市役所の人にもらったデータを研究で使ったよ。これは発表で使ったスライドなんだけど…」と、ARP研究成果最終発表会で使った資料を見せながら上手に説明をしているようです。
少し時間があるので、隣の班も覗いてみましょう。こちらでは、商品開発に取り組んできた3年生が熱く語っています。「…やっぱりね、どうやって数値で見せられるかが本当に大事。何回かデータを取って比較したり、自分の研究以外でも同じような研究があれば、そこから使えるデータがないか探してみたり。数値がないと、説得力に欠けるって絶対突っ込まれるから、まずは使えるデータをしっかり集められるように…」なるほど! ポスター作成時などに担当者から「数値データは?」と繰り返し「突っ込まれた」実体験が、ここで活かせましたね!
そんなこんなで無事(?)終了した、第1回の「ワクワク交流タイム」。最初は恥ずかしそうにしていた生徒たちも、交流の後半には自然と笑顔になり、中には時間が足りなくなった班もあったようです。かわいい後輩のために、3年生のみなさん、来週もよろしくお願いします!
↓ 班の前方にいる2名が3年生、班でまとまって話を聞いているのが2年生です。実りある交流会になりました!
In ATⅡand Ⅲ, 3rd-year students will be working on their “Proposals” and 2-year students on their “Research Plans. In the last ten minutes of the class today, we had the “Exciting Exchange” time. During this 10 minutes' of time, two students of the 3rd grade are visiting a 2nd graders' group, and they will listen to the 2nd graders and answer their questions on their research.
Well, let's have a close look at one of the groups. After introducing themselves and explaining what they have done, the 3rd-year students are listening to the second-year students talk about their research. "Have you decided on your research theme?" "How far along are you with your research plan?" "How are you going to do your research?" - The third-year students are excellent listeners, and they lead the meeting by eliciting the second-year students' words. The 3rd-year students continue, "We used the data we got from the city hall for our research. This is the slide that we used in our presentation...” - They are explaining while showing the materials they used in the final presentation of the ARP research results, which is so easy to understand!
Now, let's take a peek at another group. Here, the 3rd-year students, who have been working on product development, are speaking passionately: “...I think it's really important to be able to show the results in numerical form. You should take data several times and compare them. Also, you may find some data you can use in similar research. If you don't have enough data to support your hypothesis, you will be criticized for not being persuasive enough, so I recommend you try to gather ALL the data you can...” - Wow! He is surely making use of his experience this time, and it would be a great help for the 2nd graders!
So, this is what happened during our first “Exciting Exchange” in AT class. The students, who were shy at first, naturally started smiling in the latter half of the period, and some of the groups even ran out of time. Thank you so much, 3rd-graders, and please help the younger students next week again!
【AS・AT】「世界津波の日」高校生サミットに向けて
本日のお昼休み、会議室では「津波の日」サミットメンバー13名が集まり、熊本城ホールでの本番に向け、プレゼンテーション発表の練習を行いました。今日の練習では、英語科の先生方やALTの先生方の協力を得て、班で用意した発表原稿(全部英語です!)を直したり、発音の確認をしたりしました。
天草高校からこのサミットに参加する3班は、それぞれ「災害時における夜間の避難」「火災避難のためのハザードマップ」「貝殻を利用したカイロの開発」に関する研究をしており、それぞれ英語でのプレゼンテーションを予定しています。10月23日, 24日に行われるサミットでは、世界50カ国の高校生とともに災害の脅威と対策を学び、世界各国の「きずな」を深めます。
いよいよサミット本番が近づき、どの生徒もいつにも増して真剣な表情で活動を行っていました。天草高校からサミットに参加する13名にとって、これほど大規模なイベントでオール・イングリッシュで活動するというのは、初めての経験です。緊張して言葉につまることもあるかもしれませんが、コミュニケーションではまず、伝えようとする気持ちが大事です。まずは、練習あるのみ! みんな、がんばって!
【ASⅠ】探究スキルアップ講座⑨ データ収集④
本日は探究スキルアップ講座の第9回目が実施されました!
本日のテーマは「社会科学分野のデータ収集(インタビュー)」について学ぶというものでした。
「社会科学分野のデータ収集法(インタビュー)を習得する」ことを目標に据えて、まずはじめに、インタビューの実施についての説明が行われました。そのなかで、前回のスキルアップ講座で学んだアンケートとの違いについて生徒に考察してもらいました。そのなかで、インタビューはアンケートと比較して対面で実施される調査のため、大規模な調査は難しいが、対話による詳細な調査が可能というような特徴や違いを把握することができました。またオープンな質問ではなく、自分の研究テーマや明らかにしたいことなどを踏まえて、「焦点化」した質問を作ることの重要性を理解しました。
その後、講義で学んだインタビューの留意点を踏まえた上で、「学力をより高めるための方策をさぐるため」のインタビューを実施するという仮定のもと、インタビューの項目を各自で考え、ペアでお互いにインタビューを実施する取り組みを行いました。そのなかで投げかける質問の順序や、相手の反応や回答内容に応じて、質問内容を調整することの重要性について生徒は学びを深めていたようでした。
【ATⅡ】討論会を終えて...
本日のATⅡは、先週の討論会でのディスカッションを受けての各班でのブレインストーミングから始まりました。3年生は今後、自分たちのこれまでの研究の成果を地域に対する提案である「提言書」にまとめていきます。提言書には、研究で分かったことだけではなく、先行研究や他機関の研究や調査から得られたデータからの数値的根拠や、地域で実施可能と思われる施策、期待される効果までしっかりと考えて書く必要があります。提言書の1次提出締切は10月27日。担当の先生ともしっかりディスカッションを重ね、これまでの研究の総まとめができるといいですね。
さて、来週・再来週のATⅡでは、「わくわく交流タイム」を実施します。これは、シャイな(人もいる)2・3年生が授業でもっと自然に話す機会が増えるように!という、ATⅡ担当者のたくらみ、もとい、優しさから計画されたものです。具体的に言うと、授業の最後の10分間でATⅠの各班に3年生が2人ずつ入り、研究計画書を作り始めたばかりの2年生のお悩み相談を受けるというものです。これまでの経験を活かして、2年生の今後の研究につながる助言をしてくれるものと期待しています。
優しく面倒見の良い3年生のみなさん、2年生をリードしてしっかり交流をしてきてください。期待していますよ!
(※カメラを向けると、パソコンに向かって集中モードに入った(演技をした)り、カメラ目線でポーズをとってくれたりする3年生の生徒たち。サービス精神旺盛です!)
Today's ATII began with a brainstorming session for each group after last week's discussion meeting. The third-year students will compile the results of their research into a “proposal” for Amakusa city. The proposals must include not only what they have learned from their research, but also numerical evidence based on data obtained from previous research and studies and surveys conducted by other organizations, as well as measures that could be implemented in the region and their expected effects. The group leaders were trying their best to lead the discussion on what kind of recommendations they wanted to make. The deadline for the submission of proposals is October 27. We hope that everyone will come up with a proposal that will make the most of the research they have done so far.
Now, in ATII next week and the week after that, we will hold “Exciting Exchange Time”. This was planned to encourage some of the shy students to know each other in class. During the last 10 minutes of class, two 3rd-year students from each group will come over to consult with the 2nd graders who have just begun to write their research plans. We expect that the 3rd graders can offer useful advice that will help the 2nd-year students in improving their research.
To the kind and caring 3rd year students, please lead the 2nd year students in class. We are counting on you!
【ATⅠ】研究計画書の作成へ
本日のATⅠから、研究計画書を作り始めました。
背景や目的、仮説や研究方法を記載していきます。
今回の計画書には担当者から受けた助言やそれを受けて変更を加えた点を記入する項目が設定されており、研究がどのように進んだのかも読み取ることができます。
これまでよりも詳細な計画をメンバーと話し合う様子が多く見られました。
作成した研究計画書は11月12日の中間発表会の発表資料となります。誰が見ても理解できるように具体的かつ分かりやすく表現しましょう。