分校生活

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昼 地域林業実践体験研修 2日目

8月19日、地域林業実践体験は2日目ですひらめき

午前中は、鳥獣害対策について と チェーンソーの目立ての研修 が行われました会議・研修

鳥獣害対策は、泉分校でも取り組んでいます。しかし、くまもと☆農家ハンターの方々のお話を伺うと、その重要性を再認識することができましたひらめき

また、チェーンソーの目立てでは、歯をきちんと研ぐことで切れ味が「これほど変わるのか!」と驚いたようでした。道具にしっかり手を入れることは大切ですね了解

午後は、チェーンソーの大会に熊本県代表で出場される 伐木プロフェッショナル の方々に指導をしていただきましたキラキラ

今回は、短時間で行うチェーンソーの刃の装着の仕方、チェーンソーを使って「水平に切る」講習でした王冠

写真にあるとおり、やや傾いた木材を水平に切ります。簡単そうに感じるかもしれませんが、意外と難しい汗・焦る

このように自分の意思通りにチェーンソーを扱うことが、安全にチェーンソーを使うことにもなりますねピース

キラキラ 命を余すことなく

泉分校では、鳥獣による被害を軽減するための様々な活動を行っています学校

その中で、捕獲したイノシシやシカを無駄なく利用することの大切さを学び、持続可能な社会について考えてきました。

そういった中で今回は、現3年生が2月に皮剥ぎを行ったイノシシやシカの皮を用いて、新たな価値を持った魅力的あるものを作成する実習を行いましたキラキラ

実習の講師には、株式会社イノPの 稲葉達也 様 と 井上拓哉 様、Atelier Kobitoの 西山亮平 様 をお招きしました。

西山様が制作されている革製品は、某イケメン俳優のテレビドラマでも使用されたそうです星すごい・・・。

さて、こんな豪華な先生方をお招きして行う実習は、イノシシ・シカの皮革でブレスレットをつくることです了解

まずは、どの皮を使うかを選びました。

イノシシとシカの皮を用意されましたが、色だけでなく厚さが全く違います。

迷いながらも、触ったりアドバイスを頂いたりしながら決めました。

決めたら型に従って皮を切っていきます ✄

型に沿って切ったら、切込みを入れていきます。

しかし型から切る時もそうですが、皮を切ったことがない生徒がほとんどで、なかなか難しいです汗・焦る

中には失敗してしまう生徒もいました(7枚目の写真です。切れ目が斜めに・・・泣く

しかし、西山様たちの助言を受けたりお互いに助け合ったりしながら頑張りました晴れ

切れ目を入れたら、編んでいく工程ですが、ここでも悪戦苦闘雷汗・焦る

皮は柔らかい方が加工しやすそうですが、伸びたり変化しやすいのでキレイな編み目をつくるのが難しいです衝撃・ガーン

お手本を見たり、ご助言をいただいたり、得意なクラスメイトに教えられたりしながら編んでいきます急ぎ

何とか編み終えたら、最後にスナップボタンを付けます。

ようやく完成!

ステキなブレスレットができましたピース出来上がりに大満足&大興奮!

早い生徒は色違いで2つも作りましたイベント(黒色がシカで、赤色はイノシシです)

最後に、西山様と井上様に実習のまとめをしていただきました。

もとは害獣で、食肉にならない皮でも、一工夫をすることで、新たな価値を付けることができました花丸これは命を大切にすることにもつながると思います。

今回は、ステキなブレスレットをつくった、というだけではなく、2月に皮を剥ぐことから始めたこともあり、様々なことに思いを巡らせることが出来ましたハート

大変有意義な実習をご指導していただき、ありがとうございました。

花丸 皮剥ぎ実習! 廃棄物ゼロへ

 先日、熊日新聞の記事でも取り上げていただいた、皮剥ぎ(かわはぎ)実習について報告します笑う

 泉分校では鳥獣被害の軽減を目指し、狩猟、防除、環境調査、料理などの活動を行ってきましたにっこり

 では、皮剥ぎ実習は何のために行ったのか???

 狩猟をして食肉として利用する際、どうしても廃棄される部位がでてきます。食肉用として利用不可な部位、衛生的に利用不可な部位など様々な理由があります。

 泉分校ではそのような部位をどうにか利用できないかと考えてきました笑う

 そこで、今回は解体後、処分されがちな皮の利用を目指しひらめき皮剥ぎ実習を行いました。

 講師に株式会社イノPの井上拓哉様をお招きし、指導をしていただきました。夏休みに処理場でのシカの解体処理の見学はしたことがある生徒もいましたが、自分でイノシシやシカにナイフを入れて解体することは初めての経験でした!!最初はとても緊張していました。しかし、的確な指導のおかげで、最後まで、自分達の力で皮を剥ぐことができましたグループ

 皮を剥いだ後も、余分な肉や脂肪をそぎ落とす作業を行いました。皮剥ぎの際、薄く剥ぎすると皮が破れてしまうし、逆に厚くすると、その後の、削ぎ落としの作業が大変になってしまう。これも、やってみて初めて実感することができました。

 最後に、脱水と腐食防止のために、塩を全体にまぶして終了しました了解

 捕獲した獣を無駄なく、利用することが狩猟を行う者にとって大切な心構えだと思います。今回の皮剥ぎ実習は無駄なく利用することを理解する上で、とても重要な学習だったと思います。

 今回、剥いだ皮は、なめしの加工をしていただき、次年度、皮クラフトとして利用します!!


下「続きを読む」で写真を見ることができます下

注意現場の風景を、加工をせずにそのまま掲載しています注意

注意皮剥をしたイノシシやシカが映っています。苦手な方はご注意ください注意

 

インフォメーション 熊日新聞に掲載されました★

本日、2月16日(火)の 熊本日日新聞朝刊14面 に「命のありがたさ 実感 八代農高泉分校生 イノシシの皮はぎ体験」というタイトルで、泉分校の記事が掲載されています。

2月12日(金)に実施した、2年生の「皮剥ぎ実習」のことが記事として掲載されています。

星「分校生活」での記事は、これから少しずつ記載していきます 星

カラーの写真と、2年生・森田さんのインタビューもありますので、ぜひご覧ください。

お知らせ 課題研究発表会

 3年生の課題研究発表会を行いました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、全学年での発表会を実施することはできませんでした汗・焦る

 どうにか、発表を・・・と我慢考え、GoogleのMeetを使い、学年ごとに配信を行い実施することにしました。

 初めての取り組みで上手くいくか分かりませんでしたが、上手く実施することができました!!

 3年生は1年間、取り組んできた活動を後輩達に伝えるために一生懸命発表していました我慢地域の課題をどうにか解決できないかと考えて活動してきました。地域の方々と触れあう中で、分校生として、できることを知り、理解し、行動してきました!!

 きっと、町の方々、後輩にもその思いは伝わったと思います!!!

 来年は今年よりも、再来年はさらによいものに活動を繋げていけると嬉しい限りです喜ぶ・デレ