・SPH 文部科学省 実地調査【協議】 (2016/10/11)
10月11日(火)SPH 文部科学省 実地調査が行われ、田畑調査官、尾白調査官、陳内企画評価会議委員、県教育委員会から、草野指導主事が来校。
研究経過および今後の取組計画を説明し、アドバイスをいただきました。
【いただいたアドバイス】
・南稜就農塾の卒業生について、調査・分析をして、高校時代に何がやれなかったのか、SPHの取組に生かしてほしい。
・取組の進捗状況がわかる「行程表」を作成し、どこが進んで、どこが遅れているのか明確化すると、取組の課題が見えてくる。
・「地域を担う生命総合産業(Total Life Industry)クリエーターの育成」の目的を、各学科で定義付け、一つ一つの取組の目標が「ぶれないように」、
原点に返って実践をしていく。
・ルーブリック評価表について、共通に評価表をつくると、目指す人材像がしっかりする。
・生徒のアンケートについて、進路別や学科別の、「クロス分析」をすると課題が見えてくる。
・授業のワークシートの自己評価の下に、先生への「質問の項目」を設けると、いい循環となる。
【委員さんからの質問】今後、評価はどのように行っていくのか?
→【回答】定量評価は、生徒のアンケート調査や課題レポート等分析で評価していく。
定性評価は、感想文や生徒の行動の変化を見ていく方法等が考えられる。
【委員さんからの質問】限られた時間の中で、SPHに特化した取組の時間をどのように作り出しているのか。
→【回答】これまでやってきた取組の中に、新たにSPHの視点を入れた取組を行っている。
中には、GAP申請に向けた取組など、新規に取り入れたものもある。あるいは、これまでの取組に、
目標を高めて取り組んでいるものもある。
【委員さんからのご意見】今後、現場に出て体験をさせ、「感動」や「喜び」を味わわせる機会を作ってほしい。
・SPH研究推進委員会(第2回) (2016/9/15)
9月15日(木)13:00~15:30、スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)研究推進委員会が行われました。
オフィスチェイカス横山さん、球磨地域振興局 浅田課長、熊本県農業指導士 深水さん、球磨地域農業協同組合長 福田さん、
高校教育課 草野指導主事、県立教育センター永井室長の皆さんが出席。
授業を参観していただき、その後、協議。
各研究分野の推進に関して助言していただきました。
・SPH研究推進委員会(第1回) (2016/7/21)
7月21日(木)13:30~15時、スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)研究推進委員会が行われました。
オフィスチェイカス横山さん、球磨地域振興局 浅田課長、あさぎり町役場甲斐課長、球磨地域農業協同組合長 福田さん、
高校教育課 草野指導主事、県立教育センター永井室長の皆さんが出席。
SPHの予算要求内容、第1回意識調査、第1回運営指導委員会報告を行い、横山さんから、SPH事業についての研究の
方向性に関するプレゼンテーションを行っていただきました。その後、15の取組内容に関して、分科会を行い協議を深めました。
取組内容の試行錯誤の中で、「選択と集中」、「一点突破」、「地域への自信と誇り」を持った自立した人材の育成、のため頑張っていきましょう。
本日、「平成28年度南稜高等学校スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール 第1回運営指導員会」が本校にて開催されました。
出席者は運営委員8人、教育庁教育指導局関係職員3人、校内職員11人。
【運営委員】
木之内様(株)木之内農園 取締役会長 髙﨑様(熊本大学教育学部 准教授) 木下様(宮崎大学農学部植物生産環境科学科 准教授
西様(市房観光株式会社取締役) 大津様(NPO法人田舎のヒロインズ会長 02Farm) 長尾様(株)長尾農産 代表取締役社長
鳥井様(農林水産部生産経営局 農地・担い手支援課長) 牛田様(熊本県教育庁教育指導局 高校教育課)
【熊本県教育庁教育指導局関係職員】
高校教育課 審議員 原田先生 高校教育課 主幹 野崎先生 高校教育課 指導主事 草野先生
会議内容は、スーパー・プロフェッショナル・ハイスクールの事業説明、本校のこれまでの取り組みなどを紹介した後、
これからのよりよい運営に向け、沢山のご意見やアドバイス、具体的なご提案をいただきました。
熊本県教育庁教育指導局 牛田先生 挨拶 熊本県教育庁教育指導局高校教育課 草野先生 説明
本校、これまでの取り組み 紹介~意見発表、プロジェクト発表~
運営指導員会 会長 (株)木之内農園 木之内様 研究主任 柿本先生 説明
運営指導委員からのご指導、アドバイス
SPH「環境工学科の取組み」
【地域林業の実践リーダー及び経営管理能力者の育成】
【農村環境の保全と開発に従事する技能者育成】
「校内農業鑑定競技会予選会」実施
農業鑑定競技会は、専門科目の学習や知識・技術の定着の度合いを競い合う競技種目です。
環境工学科では、農業土木の部と林業の部の2つの分野の校内予選会を実施しました。
これまでの授業や実習で身に付けた知識を競い合うため、普段の学習の大切さを実感する競技会でもあります。
各専門分野に関する知識や技術を習得するには最適の競技です。将来のスペシャリストを目指し、
また、更なる上を目指して県大会・全国大会の出場に向けて頑張ります。
(林業コース 実施の様子)
(農業土木コース 実施の様子)
SPH「環境工学科の取組み」(グリーンツーリズム体験活動①)
【農業の多面的機能を活かした自然体験活動】
「第2回 環境学習」実施
環境工学科1年の12人を連れて、「第2回 環境学習」市房山探訪を実施しました。自然環境を学習のフィールドとして、
地域の景勝地である市房山を理解する取り組みを行いました。水土保全林としての水源かん養林や国土保全林の立て札があり、
森林の持つ機能や地域の遺産的な環境を体感しました。
・知的財産教育 「J-PlatPatの活用方法」 (2016/6/1)
6月1日(水)放課後 第1PC室で、 山口大学 特命准教授 陳内秀樹先生を講師に
J-PlatPatの活用方法」について研修を行いました。
生徒、職員15名が参加。特許・実用新案の検索方法を学び、特許調査を行いました。
~研修後、さらに陣内先生に質問をしていました~
(有)球磨テック取締役 杉山様が来校され、共同研究の提案と研究資材の提供を受けました。
地元あさぎり町の企業と連携し、生産物を活かした研究推進に向けて嬉しい提案や紹介をいただきました。
改めて、球磨地域の魅力ある地域資源(未利用資源)の豊富さと本校への期待の高さを再確認する機会になりました。
今後は、提供いただいた研究資材を活用し、「6次産業化人材の育成とモデルケース構築」(園芸科学科)で
取り組む南稜産100%野菜ジュース試作と「地域の食品開発センターとしての確立」(食品科学科)で取り組む商品開発の試作を行います。
地域に根付き、地域に必要とされる学校と人材育成に向けて研究活動を行っていきます。
SPH「環境工学科の取組み」
【地域林業の実践リーダー及び経営管理能力者の育成】
「第1回 環境教育」実施
環境工学科1年の13人を連れて、「第1回 環境教育」演習林オリエンテーションを実施しました。
自然環境を学習のフィールドとして、林業関係の仕事内容を理解する取り組みを行いました。
スギとヒノキの見分け方や特用林産物について学習し、林業について知ることができました。
4月27日(水)スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)の説明会を行いました。
生活経営科では、SPH事業の目的や指定の経緯などを説明後、
学科の目標を以下の4点として確認しました。
①地域の家庭生活及び生活環境について理解する
②衣食住を形成する基礎・基本的な知識と技術の習得
③地域社会の課題の具体化と目指すべき将来像の明確化
④健康で文化的な生活クリエーターの育成
これまでの学びに加え、地域に眠っている・見いだせていない資源を
結びつける・改善する「クリエーターの目・心」を持って取り組んでいきます。
キーワードは、「見方を変える」「改善」「創造」「学科・学校の枠を超える=コラボレーション」です。
学科集会後、3年生は寸暇を惜しんで、とあるプロジェクトに取りかかっていました。
1年生のみなさん、先輩の活動をしっかり見て、引き継ぎ、自分たちの活動に活かしていきましょう!
平成28年度スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)の指定について
熊本県立南稜高等学校
1.SPHの概要
【目的】
社会の変化や産業の動向等に対応した、高度な知識、技能を身に付け、社会の第一線で活躍できる専門的職業人を育成する。
【事業概要】
大学・研究機関等との連携など先進的な卓越した取組を行う専門高校(専攻科を含む)を「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール」に
指定し、専門高校等に関する教育課程の改善に資する実践研究を行う。
【指定期間】
3年間(平成28年度~平成30年度)
【対象学校】
国公私立の高等学校(専攻科を含む)及び中等教育学校の後期課程の職業教育を主とする学科を有する学校(専門高校等)
2.SPH申請概要(熊本県立南稜高等学校)
【研究開発課題】
地域を担う生命総合産業(Total Life Industry)クリエーターの育成
【研究のねらい】
地域の基幹産業である「農業」を食料生産の分野だけに留めず、教育・福祉・生活等あらゆる分野と融合させ、農業を軸とした
新総合産業分野を創造し、地域の創生へ寄与できる豊かな創造力と技術を持った人材を輩出する。また、都市部や諸外国の都市と
農業文化交流を図ることでグローバルな視点を養うとともに、地域の風土・文化的資源や人的資源を活用しながら、日本文化遺産に
認定された「球磨人吉地域」の伝統文化や先人の技術や知恵の結晶を次世代に継承し、豊かな心の拠り所として地域を活性化できる
実践力あるクリエーターを育成する。
【現状と背景】
(1)平成29年度に新しく農業生産系学科を2クラス、食品系学科、生活系学科、普通系学科(体育系コース、福祉系コース)を
持つ新校が設置される。
(2)熊本県では第2次「夢の架け橋プラン」をベースに優秀な人材を地域に残し、地域の活性化につなげるための取組みがスタート
している。地元自治体でも「まち・ひと・しごとづくり」をテーマに動き出している。南稜高校があるあさぎり町では、
本校が地域活性化の拠点として期待されている。地域の要望に応える優秀な人材の育成を目標に掲げ、これまでの取組みを
進化させる中で、農業振興に係る高度な技術を持ち、GAP世界基準認証をはじめとするグローバルな視野を持つ人材の
育成をめざし、地域産業および地域社会の活性化に貢献できる人材育成を目指す。
【目指す生徒像】
「農・食・和・健」をキーワードに①地域の知識、技術を継承できる、②農畜産物の付加価値を戦略的な視点で考えられる、
③新たな価値を創造できる力を取得、④豊かな生活空間を創造する意欲、⑤福祉関係のアクティブプログラム開発、
⑥生涯スポーツを探究する、⑦リーダー性・献身的な態度を持ち、地域を愛し貢献できる人材
【取組の特徴】
本人の希望、地域の要請等にこたえるために、農業をベースに学科の専門性を活かし、かつ学科を跨いだ学習を行うことでより実践的な
プロフェッショナルを育成する。
(1)農業×福祉=園芸福祉の観点と技能を持った介護・福祉の実践者
(2)農業×体育=グリーンツーリズムや自然体験活動等のインストラクター
(3)農業×製造業・商業=地域の食材を活用した食の6次産業化を行う実践者と支援者
(4)農業×文化・伝統=農村文化・歴史・郷土料理等の継承者と伝承者
(5)農業×起業=新規農作物や栽培技術を導入した農業生産法人や加工業、販売業の実践者と支援者(知的財産やGAPを含む)
(6)農業×進学=将来的な地域農業のリーダーとマネージャー
(研究のイメージ図は ↓↓↓ こちらをクリックください)
①SPH研究のイメージ図.pdf
②研究のイメージ図の補足(熊本県立南稜高校).pdf