SPH 学校全体の動き

2016年11月の記事一覧

・SPH 知的財産関係 学校訪問  (2016/11/29)

・SPH 知的財産関係 学校訪問    (2016/11/29)
11月29日(火)鳥取県立智頭農林高校、愛媛県立宇和島水産高校から学校訪問に来られました。智頭農林高校は、林教頭先生、横山先生、佐藤先生の3名、
宇和島水産高校は、佐藤先生、田中先生の2名。
南稜高校から、SPHについて、知的財産教育について、球磨地域学について等説明し、施設も見ていただきました。
 
 

SPH「食品加工技術研修」(製菓・製パン技術)

11月22日(火) 食品科学科1年生がSPHの研修で福岡県にある中村調理製菓専門学校を訪問し、製菓・製パンの技術研修を行いました。
前日までの授業の中で、スポンジケーキを製造したところ、生地が上手に膨らまなかった生徒もおり、スポンジ生地が膨らむ原理やロールケーキの製造方法、
デコレーションケーキのデコレーション(デモンストレーション)についてを実践的に学ぶことができました。

 
中村調理製菓専門学校到着です。                 今日の研修、とても楽しみです!

 
説明を聞いています。                         1階のレストランを見学しました。

 
学校の説明を聞きました。                       着替えて手を洗って実習の準備です。

 
先生が作り方・原理をわかりやすく教えてくれました。     実習スタート!

 
卵の泡立て方、小麦粉の混ぜ方が生地を上手に膨らませるためのポイントです。

 
生地を素早くきれいに絞るのは難しい・・・

 
ロールのお手本です。                         とってもおいしそう。

 
フルーツを並べます。

 
巻くのに悪戦苦闘しましたが、上手に巻けました。

 
デコレーションのデモンストレーションもみせてもらいました。  おいしそう・・・

 
最後に施設を見学しました。ここはケーキショップです。月に5~10回程度学生が自分たちで作ったケーキやお菓子を販売するそうです。

SPH 第3回 研究推進委員会 (2016/11/18)

SPH 第3回 研究推進委員会 (2016/11/18)
11月18日(金)SPH(スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール) 第3回 研究推進委員会を行いました。

研究の進捗状況等の報告の後、協議、授業視察を行い指導助言、質疑応答を行いました。

出席者:研究推進委員(横山、深水、入江(浅田課長代理)、甲斐、永井、福田委員は欠席)

学校関係(紫藤、太江田、松本、柿本、佐藤、松村、河野、白石、野手、西口、城戸、清永、池田、古閑森)

【主な意見等】

【横山委員】目指すクリエーターのレベルを定め、1年次の達成レベル、2年次の達成レベル、3年次の達成レベルを定めるべき。
最終的には、生徒が自主的に育っていく姿が理想の状態。心構え、目的意識を育てることが大事である。

→ 各研究分野ごと、年次ごとのステップ(目標)を定めている。

【深水委員】取組の課題に、「アクティブラーニング等でコミュニケーション能力を養う機会が必要」とあるが、どのような手法が考えられるか。
現在、農業大学校の学生をあずかっているが、コミュニケーション能力の育成には時間がかかる印象がある。

【永井委員】15の取組だけではなく、1日6時間の授業のすべてが、アクティブラーニングを意識し、実践力を高めていきたい。報告書のまとめ方として、各論→総論とまとめてほしい。

【草野委員】研究概要を、A3判ぐらいに、一覧表にまとめるとわかりやすい。

【横山委員】授業参観し、イスの下に、消音のするようなものがあるといいのではないか、と感じた。

【永井委員】生徒が安心して授業を受けることができる、お互いを尊重し合う雰囲気があった。アクティブラーニングは、お互いを尊重し合う態度が基礎。
①主体的な学び、②協働的な学び、③深い学び、特に、③の「深い学び」となっているかが課題である。

【草野委員】生徒が知識、技術を身につけるポイントは、アクティブラーニングである。これまでは、生徒を到達させるために、教え込むことが多かったが、
考えさせる視点、教師に発言を50分間の8割から5割まで少なくし、生徒の思考を深めてほしい。

【深水委員】私も農業者として、ブランド化を農家の方々と協力して進めようとしている。高校生が同じ事を学んで、やろうとしていることがわかり、自分も勉強になった。

【研究授業】

2年生産科学科「南稜米の食味官能検査」(多田・丸尾:深水委員)

1年生産科学科園芸科学科1組「6次産業化を考える」(柿本・樫山:入江委員)

3年食品科学科「プラントにおける米焼酎製造」(蜷川・赤星:甲斐委員)

1年環境工学科「排水溝敷設のための水準測量」(早瀬・小永:草野委員)

1年生活経営科「日本、球磨・人吉地域の食生活の変遷」(四月一日:永井委員)

※横山委員は全体的に参観。
  
  

  
  

  
  
   

  
  

・くまもとCOC+ 事業特別プロジェクト 【SPH】(2016/11/2)

・くまもとCOC+ 事業特別プロジェクト 【SPH】
 米焼酎製造に係る技術基礎セミナー   (2016/11/2)
11月2日(水)中小企業大学校人吉校で、米焼酎製造に係る技術基礎セミナーが実施され、蜷川先生、松本先生らが参加。
崇城大学 三枝敬明教授の講演「音響製麹と発酵食品への可能性」
崇城大学 寺本祐司教授の講演講演「世界の珍しい酒と発酵食品」
を受講しました。球磨焼酎酒造組合の方々も参加されました。
コーディネーターとして、熊本大学くまもと地方産業創生センターの林田 安生先生、崇城大学の学生さんの参加。
 COC+ とは次のような事業です。
「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」は、県内の10の大学等が、地方公共団体や企業等と協働して、学生にとって
魅力ある就職先の創出をするとともに、その地域が求める人材を育成するために必要な教育カリキュラムの改革を断行していく事業です。
冒頭、池辺組合長から、アルコール離れが進み、焼酎業界は危機的な状況にある。大店法、小売法などの規制緩和により、急速に
焼酎業界を取り巻く環境が変化した。これを改善するには、魅力ある製品づくり、技術力アップ、アイディアの創出しかない。
本セミナーなどを活用し、技術力アップを図ってほしいとあいさつがあった。
 

食品科学科SPH微生物実験研修

平成28年11月1日(火)
食品科学科の2年生が、SPH微生物実験研修を実施しました。
テーマ 「米焼酎製造に係る基礎技術について」
講師に崇城大学生物生命学部応用微生物工学科の
寺本祐司教授と三枝敬明教授を迎え、5名の研究室の学生さんにも
アシスタントをしていただきました。

 午前中は、三枝先生の講話から始まりました。
テーマ「麹の機能性について」

                                    三枝教授
                                                          
                                                          
みんな真剣に話を聞いています。
とても分かり易く説明をしていただきました。

午後からは、実験です!
寺本先生の指導による「ATPフォトメーター、酵母の分離」です。
まずは、ATPについて説明をしてもらっています。
生き物は、必ずATPをもっているので、ATPを測定して
手の微生物の有無を目で見て調べよう!

         寺本先生

    
手のひらの微生物(菌)を集めてます!   試薬をみんなに入れる生徒が、コーディネー     
昼食後、そのまま実験室に来ています。  ターの林田先生にマイクロピペットの操作方法
                           を教えてもらっています。
                           うまく操作できるかな~
 
   
教えてもらった通りバッチリ!      分光光度計にセット!      分光光度計                                                                     
マイクロピペットの操作も完璧です!

手洗い前と手洗い後の手のひらの細菌数をATPフォトメーターで測定しました。
結果は...
手洗い後は、手洗い前の1/10に減少していました。   
                   
2つめの実験は、お茶の抗酸化能を測定しました。
抗酸化能とは、体内にできる活性酸素などの体に良くない影響を与える物質の
働きを打ち消す働きをいいます。
最初に市販のペットボトルの“お茶”で実験です!                                        
                                                  
 
  大学生のみなさんから使用する実験器具を受け取ります。
                                                                               
   
器具の使い方や実験方法を大学生の皆さんに指導していただきました! 

 
三種類のお茶… どれが変化があるのかなあ?                        
                                                                              
                                                      
 紫色の試薬がDPPHです。これが黄色に変化すると抗酸化能が高いということです。
 ひとつだけ変化がありませんでした!                                                        
                                                                                                                                        
    
 3つ目の実験は、リンゴを使います。すり下ろすとどんどん色が悪くなります。
どうすれば、リンゴの変色を防止できるのかな!?                                                       

     
 左の試験管には蒸留水、右にはアスコルビン酸(V.C)を入れました!
 あっという間に褐色が薄くなりました。なぜだかわかりますか?
 答えは、お近くの食品科学科の生徒にぜひ聞いてみて下さい!
 

 研修会の最後は、室長の永田さんから講師ノ先生方への謝辞で研修を終了しました。
SPHのテーマである、米焼酎や新商品の開発に大いに役立つ研修になりました。