SPH 学校全体の動き

食品科学科SPH微生物実験研修

平成28年11月1日(火)
食品科学科の2年生が、SPH微生物実験研修を実施しました。
テーマ 「米焼酎製造に係る基礎技術について」
講師に崇城大学生物生命学部応用微生物工学科の
寺本祐司教授と三枝敬明教授を迎え、5名の研究室の学生さんにも
アシスタントをしていただきました。

 午前中は、三枝先生の講話から始まりました。
テーマ「麹の機能性について」

                                    三枝教授
                                                          
                                                          
みんな真剣に話を聞いています。
とても分かり易く説明をしていただきました。

午後からは、実験です!
寺本先生の指導による「ATPフォトメーター、酵母の分離」です。
まずは、ATPについて説明をしてもらっています。
生き物は、必ずATPをもっているので、ATPを測定して
手の微生物の有無を目で見て調べよう!

         寺本先生

    
手のひらの微生物(菌)を集めてます!   試薬をみんなに入れる生徒が、コーディネー     
昼食後、そのまま実験室に来ています。  ターの林田先生にマイクロピペットの操作方法
                           を教えてもらっています。
                           うまく操作できるかな~
 
   
教えてもらった通りバッチリ!      分光光度計にセット!      分光光度計                                                                     
マイクロピペットの操作も完璧です!

手洗い前と手洗い後の手のひらの細菌数をATPフォトメーターで測定しました。
結果は...
手洗い後は、手洗い前の1/10に減少していました。   
                   
2つめの実験は、お茶の抗酸化能を測定しました。
抗酸化能とは、体内にできる活性酸素などの体に良くない影響を与える物質の
働きを打ち消す働きをいいます。
最初に市販のペットボトルの“お茶”で実験です!                                        
                                                  
 
  大学生のみなさんから使用する実験器具を受け取ります。
                                                                               
   
器具の使い方や実験方法を大学生の皆さんに指導していただきました! 

 
三種類のお茶… どれが変化があるのかなあ?                        
                                                                              
                                                      
 紫色の試薬がDPPHです。これが黄色に変化すると抗酸化能が高いということです。
 ひとつだけ変化がありませんでした!                                                        
                                                                                                                                        
    
 3つ目の実験は、リンゴを使います。すり下ろすとどんどん色が悪くなります。
どうすれば、リンゴの変色を防止できるのかな!?                                                       

     
 左の試験管には蒸留水、右にはアスコルビン酸(V.C)を入れました!
 あっという間に褐色が薄くなりました。なぜだかわかりますか?
 答えは、お近くの食品科学科の生徒にぜひ聞いてみて下さい!
 

 研修会の最後は、室長の永田さんから講師ノ先生方への謝辞で研修を終了しました。
SPHのテーマである、米焼酎や新商品の開発に大いに役立つ研修になりました。