日誌

高等部より

高等部普通科集会

普通科集会 ~夏休みを前に~

 7月31日(金)4校時目、午後の終業式を前に体育館において高等部普通科集会を行いました。普通科の生徒・職員が一堂に会するのは、6月1日の集会以来となりました。

 コロナ禍の中で、不安な思いをもちながら始まった今年度の教育活動でしたが、この間、マスクの着用や小まめな手洗い・うがい・消毒・換気等に心がけたおかげで、どの生徒も平常通りに落ち着いた学校生活を送ることができました。

 集会では、学部主事よりこの2か月間を振り返っての生徒たちの頑張り等の話があり、続いて、生徒指導部からは夏休みの過ごし方についての話がありました。     体育館での集会の様子

 次に、生徒一人一人からは授業や学校生活を通して、頑張ったことやいろいろな思い出を発表しました。その中で、高等部3年の男子からは、インターンシップでの活動や特に心がけた挨拶・報告等を通して、働くことへの意欲が高まったことなどの発表がありました。また、1年生女子の2人は日常生活の学習で取り組んだエプロンのひも結びや、作業学習で取り組んだフルーツキャップ折りを実演しながら発表しました。短い2か月間ではありましたが、どの生徒もそれぞれの学習に真剣に取り組み、充実した学校生活だったことがうかがえました。

エプロンのひも結びの様子

フルーツキャップ折りの様子   

 

 

 

 

 

 

 

 

 これから、例年より短い3週間の夏休みに入りますが、みんな健康に気をつけながら過ごし、9月の始業式には元気な姿で再会することを約束して普通科集会を終わりました。

単元 箱倒しゲーム

生活単元学習~「箱倒しゲームをしよう!!」~

  高等部普通科A組では、前期前半の生活単元学習の授業で、みんなで装飾した段ボールを使って「単元 箱倒しゲーム」をしました。

 装飾をする際は、それぞれが気に入った大きさの段ボールと、色紙やフェルト生地などの好きな感触の素材を選びながら飾り付けを行いました。素材を箱に貼り付けるときは、糊のベトベトする感触に苦戦しながらも、楽しみながら賑やかに飾り付けすることができました。

 装飾が終わるといよいよ「箱倒しゲーム大会」です。くじ引きやじゃんけんで2チームに分かれ、それぞれに「箱を積む係り」と「箱を倒す係り」のどちらの係りにするか話し合ったり、「どうすれば積んだ箱をたくさん倒すことができるか」などについて作戦を立てたりしました。

 箱を積み上げる際には、箱が崩れないように、積み上げた箱を左手で押さえながら、右手で下にある箱を探ったりする姿も見られ、崩れないように工夫をしながら高く積み上げることができました。みんな真剣そのもので、箱がぐらぐら揺れると素早く箱を支え、応援しているチームメイトも、どきどき冷や冷や、手に汗握る展開が繰り広げられました。

 箱を倒す生徒は、教師の手ばたき等を頼りに進行方向を定め、自分で車いすを操作したり、歩いたりして箱の前まで進み、両手や足を使って思いっきり積み上げられた箱を倒していました。大会の最終日には、金メダルと銀メダルの授与が行われ、それぞれの健闘を称えあいました。

箱の装飾をする生徒の様子

箱倒しを楽しむ生徒の様子

 

 

 

 

 

 

 

 箱倒しゲーム大会が終わると、使った箱で高等部普通科のシンボルとなるゲートウェイを作り、「毎日わくわくしながら学校生活を送れるように」「この下を通る全ての人が楽しい気持ちになるように」との願いを込めてみんなで「わくわくゲート」と名付けました。

ゲートの完成!!

 

理療科対面式!!

 6月8日(月)、理療科対面式を行いました。
例年4月の入学当初に行っていますが、今年は臨時休校の影響でおよそ2か月遅れの実施となりました。
 在校生代表からは、「なんでも聞いてください、一緒に頑張りましょう。」という温かいメッセージが伝えられました。
 3年後の国家試験(※)合格を目指して、そして卒業後、信頼される医療従事者となれるよう、大変な道のりのスタートです。

 「みんな、がんばれ~!」
 
※あん摩マッサージ指圧師、鍼師、きゅう師はそれぞれ厚生労働大臣名で与えられる医療系の国家資格です。 


 
 

 

学校再開!! 普通科集会

  学校生活、スタート!!

 6月1日(月)、本年度の教育活動が本格的に始動し、久しぶりに校舎には笑顔と賑やかな声が戻ってきました。これから、新しい生活様式を踏まえた学校生活のスタートです。

 高等部普通科では3時間目に普通科集会を行いました。今年度の高等部普通科には、1年生5人、2年生1人、3年生1人の計7人が在籍しています。入学式では関係者だけの参加だったため、普通科の生徒と教師が一堂に会するのは今日が初めてでした。どの生徒もやや緊張した面持ちで、3密にならないように気をつけながら体育館に集合しました。

 まず、生徒一人一人の自己紹介がありました。名前と学年を言った後、出身中学校の紹介や今回の休日中の過ごし方、好きな音楽などを楽しく紹介しました。続いて教師も担当教科や趣味等を紹介し合い、和やかな雰囲気の中、徐々にみんなの緊張もほぐれていきました。

また、高等部主事からは、「思いもかけない長い休みになってしまいましたが、感染予防に心がけて、今までの分を取り返すような思いで学習やいろいろな活動に取り組み、これからの学校生活を楽しんでください。」との話がありました。

 次に、教務部から、今後の学習についての話があり、本日から当面の間45分の7時間授業が開始されることが伝えられました。

 さらに生徒指導部からは、「生徒心得」についての説明や携帯電話の許可書についての話、また、委員会活動についての話などがありました。和やかな雰囲気の中にも真剣な表情で聞く生徒たちが印象的でした。

 今年は、まだ先が読めない日が続きますが、高等部7人で協力しながら元気に進んで行くことを確認し合いました。

 

自己紹介の様子

 話を聞く生徒たちの様子

高等部便り 5月21日号

 今日は、「手の指の運動」について実際に手を動かしながら学びましょう!
 手の指は、体の中でとても細かな運動を担っているところで、手の指を動かすと脳に刺激を与えることができます。そんな「手の指」ですが、みなさんは自由に動かすことができますか?
 「もちろん」と思ったあなた!!一緒に指を動かしてみましょう。
①右手と左手の指先を合わせる
②中指だけを折り曲げ、第二関節と第二関節を合わせる
③このままの状態で、親指をくっつけたり離したり。小指をくっつけたり離したり。人差し指をくっつけたり離したり。最後は薬指をくっつけたり離したり…できましたか?
 「あれ?薬指が動かせない!」
 そうなんです。この状態だと薬指を自由に動かすことができません。なぜなら、薬指を単独で伸ばすために必要な筋肉がないからです。いつも自由に動かしているような手の指ですが、単独で伸ばせる指と、そうでない指があります。薬指は特に小指と協力して動くことが多いのです。
 このように、私たちの体の中でも、様々なところで「助け合い」が行われています。体の中だけではなく、人と人の「助け合い」も、自然に行えるととても素敵ですね。
                 高等部 田畑