本校校長より

  

  熊本県立盲学校のホームページをご覧いただき感謝申し上げます。

 盲学校は、明治44年に「私立盲唖技芸学校」として設立され、大正15年の県立移管を経て、昭和22年に「熊本県立盲学校」として独立し、本年で創立110周年を迎えました。本校は「明るく、強く、精いっぱい」の校訓の下、1世紀の永きにわたり、一貫して本県における視覚障がい教育の中心的な役割を果たし、今日まで多くの人材を輩出してきました。

 現在、本校は、視覚に障がいのある幼児児童生徒が通う幼稚園、小学校、中学校、高等学校への支援も担い、本県における視覚障がい教育のセンター的役割を果たすべく全職員一丸となり取り組んでいます。また、中途失明された大人の方への生涯教育に係る支援と明日への夢を紡ぐ教育も行っております。

 本校は、鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師の養成施設としての認可を受け、高等部本科保健理療科及び専攻科は日々、技術の向上と国家試験の合格を目指し取り組んでいます。本年度においては新型コロナウイルス感染拡大防止の影響から、外部からの患者様の受け入れを控えていますが、新型コロナウイルスの感染が収束次第、受け入れを行っていきたいと考えています。

 近年の盲学校の活躍を紹介すると、文化面では九州地区盲学校弁論大会・全国盲学校弁論大会で上位入賞や熊本県及び九州地区高等学校弁論大会において優秀賞を受賞したり、音楽面では、アンサンブル部の全国大会においてこれまで3度の金賞受賞を果たすなどの輝かしい実績を残しています。

 スポーツでは平成16年のアテネパラリンピック競技大会には当時専攻科3年生の天川敬史選手が柔道100kg超級で出場を果たし、銅メダルを受賞しています。更に本年開催される東京2020パラリンピック競技大会には、平井孝明教諭が柔道60kg級にて日本代表候補選手として出場内定しており、障がい者スポーツへの社会的な関心がより一層高まることを期待しています。

 最後に、職員一同、視覚に障がいのある幼児児童生徒の成長を期して、謙虚に教育活動に取り組んで参りますのでどうぞ宜しくお願いします。

 

 

                    令和3年4月1日       

                        熊本県立盲学校長 村山 浩之