本校校長より

新学期スタートに際して 

    平成31年度(2019年度)がスタートしましたが、新学期早々、嬉しい出来事がありました。4月16日に、熊本県庁1階ロビーにて、本校アンサンブル部がロビーコンサートを行いました。このコンサートは、アンサンブル部が、3月21日に北海道で開催された全日本アンサンブルコンテスト高等学校の部で金賞を受賞したことを受けて、県教育長への表敬を兼ねて行われたものです。当日は、県庁1階ロビーだけでなく、2階にも多くの方たちに集まっていただき、生徒たちの素晴らしい演奏を披露することができました。また、蒲島熊本県知事も出席され、生徒たちに対し激励の言葉までいただきました。お昼の短い時間でしたが、生徒たちにとって、忘れられないコンサートになったと思います。このような機会を与えてくださった県教育委員会の皆様、また、アンサンブル部の活動をご支援いただいた多くの皆様に、心より感謝申し上げます。

   ところで、今年度、本校は、4年ぶりに本科保健理療科に3人の入学があるなど、幼児児童生徒数が3人増え48人でのスタートとなりました。幼児児童生徒数の増加は、学校にとって大変嬉しいことです。しかしながら、全国的にみると、盲学校に在籍する幼児児童生徒数は減少の一途をたどっています。本校も、決して例外ではありません。そこで、視覚障がい教育の拠点校として、将来を見据えたこれからの盲学校の在り方を考えていく必要があると思っています。

   今年度は、これからの本校が目指す方向性を「信頼され、頼りにされる盲学校」とし、具体的には以下の3つの目標を設定しました。

① たくましく生きる力を身につけ、自立し社会参加する幼児児童生徒を育成す

      る盲学校

② 見えにくさのある幼児児童生徒が学ぶ地域の学校(児童生徒、保護者、教

      師)から拠り所とされる盲学校

③ 職業自立を目指す中途の視覚障がい者に選ばれる盲学校

 「信頼され、頼りにされる盲学校」であるためには、視覚障がい教育に関する専門性が欠かせません。本校では、様々な職員研修や授業実践をとおして、職員個々が専門性の向上に努めるとともに、学校総体としての専門性の維持・継承・向上に取り組んでいます。

   今年度も、県内唯一の盲学校として、専門性に裏打ちされたしっかりとした教育を提供するとともに、地域の見えにくさのある方たちを支援できるよう全職員で取り組んでまいります。どうぞ、よろしくお願いいたします。

                                                                          平成31年(2019年)4月  

                                                                                                  校長 松﨑 聡一郎