日誌

高等部より

令和6年度 高等部普通科新入生歓迎会

 

 4月10日(水)の2校時、高等部普通科 新入生歓迎会がありました。

 高等部普通科の全生徒が一堂に会し、生徒会長による歓迎のあいさつや自己紹介などが行われ、和やかな雰囲気で進行していきました。会の後半には、2・3年生から委員会活動や部活動の紹介もありました。

 今年1年間、様々な活動に挑戦し、学校生活をより充実したものにして欲しいと思います。

令和5年度 高等部卒業証書授与式

 3月1日金曜日、令和5年度の高等部卒業証書授与式を行いました。本年度の高等部卒業生は、本科普通科2名、本科保健理療科1名、専攻科理療科4名の計7名です。

 

 久々の御来賓の参加と全校児童生徒そろっての卒業式で、御家族の参加も多く、昨年より会場の雰囲気が暖かく感じられる中、入場後、一人一人に証書が渡されました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卒業生のこれまでの学校生活とこれからの生活への想いを含んだ校長式辞と、一節を実際に歌われた来賓祝辞、普通科と理療科、それぞれの立場での学校生活や未来を踏まえた送辞と答辞。とても感動的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 退場前には、在校生と職員による「いのちの歌」の合唱があり、最後まで暖かさのある式典となりました。

 

 

 

 

 

 

高等部普通科 「卒業生を送る会」「生徒会総会」

 卒業式目前の2月28日(木)の午後に、新生徒会主催で「卒業生を送る会」を開催しました。

 

 在校生と職員の拍手で卒業生2名が入場し、会長挨拶後に在校生が、感謝と祝いをの気持ちを込めて、メッセージと色紙を贈りました。

 卒業生からは、3年間の思いを込めた挨拶があり、会場は暖かい雰囲気に包まれました。

 次に、2チームに分かれ、イントロクイズで盛り上がったあと、全員で「旅立ちの日に」を合唱し幕を閉じました。

 

 送る会に先立ち、本年度のまとめの「生徒総会」を開き、生徒会、各委員会から反省と来年度の志向が発表されました。具体的な志向が多く、見通しのしっかりした来年度になりそうです。

  

 

 

 

第30回全国特別支援学校文化祭表彰式

第30回全国特別支援学校文化祭の表彰式に参加しました。

書道部門で全国盲学校長会長賞を受賞しました。
交流会では、りそなグループの職員の方や他校の生徒さんと交流する機会があり、とても貴重な体験をすることができました。

    

高等部A組 技能検定について

高等部A組では、2月2日金曜日に清掃技能検定を実施しました。

検定種目は、「テーブル拭き」と「自在ぼうき」です。

これまで繰り返し練習に励んできました。

本番では緊張感がある中、それぞれの種目において手順を守り、丁寧に、確実に清掃することができました。

    

理療科 県庁でマッサージ

 11月16日木曜日

 理療科生徒と職員が熊本県庁でマッサージの無料奉仕を行いました。

 

 盲学校理療科のことや視覚障がい者の職業について、広く県民の方々に知って頂くために初めて県庁で実習を行いました。

 

    当日、県庁職員や来庁された県民の方々67名が施術を受けに来てくださり、待ち時間がでるほど大盛況となりました。

 

 お越しいただいた方々、会場をご提供いただきました県庁様、手続きサポートをいただきました特別支援教育課の皆様、ありがとうございました。

令和5年度 熊本県がんばる高校生表彰式

 11月16日木曜日に高等部普通科3年のSさんが「令和5年度熊本県がんばる高校生表彰式」に参加しました。

 蒲島郁夫知事から表彰状を授与していただきました。その後の知事の講話では、「人生の可能性は無限大である、逆境の中にこそ、夢がある」、「夢を持ち、夢に向かって一歩踏み出すこと、期待値を超える120%の努力」の大切さについてご講話いただきました。


 自身の夢の実現に挑戦している生徒の今後の活躍をとても楽しみにしています。

 

第51回少年少女俳句会

 

中学部 井芹さん

高校の部人賞 篠塚さん

<中学校の部>

地賞(熊本県知事賞) Iさん 

 

<高等学校の部>

人賞(熊本市賞)  SHさん

入選  Iさん、SWさん、Fさん

 

10月25日(水)

 ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイにて表彰式があり、地賞と人賞の二人が

保護者と共に参加しました。

 

【入賞作品】

ふんわりと線香香る墓参り (Iさん)

茶摘みかごしたたる汗に通り雨 (SHさん)

満天の星を見上げる秋の夜 (IWさん)

向日葵に今年も負けた背比べ (SWさん)

夕暮れのアイスコーヒー恋の味 (Fさん)

令和5年度 文化祭(総合版)

  10月28日(土)に文化祭を行いました。文化祭のテーマ、「輝け 笑顔!~一人一人が主人公~」のもと、全校生徒の笑顔がはじける文化祭となりました。

 

 

 

 ステージ発表では、各学部発表やアンサンブル部の発表など日頃の学習の成果を発表することができました。

 小学部 詳細はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中学部 詳細はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高等部 他にもイタリア歌曲、混声三部合唱も発表しています。

 作業学習交流報告        日韓青少年交流プログラム報告   アメリカ研修報告

  

  弁論                    二部合唱                 琴 四重奏

   

 

 昼の部では食バザーが開催され、事業所の方や地域の方々にご協力いただき、たくさんのお店を出していただきました。また、理療科によるマッサージコーナー、高等部A組の木工製品販売会にもたくさんの方にご来場していただきました。

 ご出店、ご利用、お買い上げ感謝申し上げます。

  食バザー

  木工製品完売          マッサージ紹介       マッサージコーナー

 

第二高校美術科 作品展示

 

 

 

 午後の部では、第二高校の吹奏楽部の皆さんに友情出演していただき、迫力ある演奏に大盛り上がりのフィナーレとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 たくさんの方に、ご協力いただきとても充実した文化祭となりました。

 ご協力いただきました関係者の皆様ありがとうございました。

理療科 文化祭で無料マッサージコーナーを開設しました!

 理療科ではオープニングで頭の体操や肩こり体操を参加者全員で行い、心身をリラックスさせ、4年ぶりの文化祭を楽しく始めることができました。
 また昼休みには臨床室でマッサージを行い、大勢のお客様に来ていただき大盛況でした。20分程度で首・肩を施術しましたが、生徒だけでは人手が足りず職員も施術にあたりました。お帰りの際にお客様から「気持ち良かった。ありがとう!」と笑顔でお礼を言っていただき、生徒たちはマッサージに対するやりがいを感じ、自信も少しついたようです。有意義な学習発表になり、今後の技術向上が楽しみです。

 

文化祭の御案内

10月28日土曜日、午前9時より文化祭を開催します。

体育館では、幼児・児童・生徒の発表あります。

また理療科のマッサージコーナーを開設し

食バザー・キッチンカーもオープンします。

ぜひ、ご来場ください。

くわしくは、下記のパンフレットをご覧ください。

 文化祭パンフレット.pdf

 

熊本県高等学校弁論大会

 9月28日(木)に八代市鏡文化センターにて、令和5年度「熊本県高等学校弁論大会」が開催されました。本校からは昨年に続き高等部普通科3年男子が参加し、見事「優良賞」を受賞しました。

 今年は大会の開催日が早かったため夏休み中に原稿を推敲し、2学期が始まって定期考査後からの短い練習期間でしたが、昨年に続き見事2年連続の受賞となりました。

演題は「私の夢」です。

ICT等の情報機器に関心を示し、将来は「視覚障がい者に情報機器の使い方を教えたい」、「OSの互換性を持った機器作りや開発に携わる仕事に就きたい」という夢を持ち、進路決定したいきさつを堂々と発表しました。

  練習風景鏡文化センター前で賞状と盾を持って

尺八ワークショップ 安田知博様を迎えて

9月14日(木)5校時

 小・中・高普通科合同で、本校OBの尺八奏者「安田知博様」を迎えて。尺八のワークショップを体験しました。

 

 最初に安田様から、尺八の音の出る仕組みや、歴史、音色の特徴などのお話がありました。

 その後は、3グループに分かれて、実際に尺八演奏を体験しました。

 

 音を出すのに、みんな一生懸命に集中して取り組んでいました。

 音色を奏でた児童生徒もけっこういたようです。

 

 貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

 

 安田様を含めた、4名の和楽器演奏ユニット「おとぎ」の演奏会が

「風雅草紙コンサート」として、9月23日土曜日の15時より

山鹿市の八千代座で予定されております。

七夕に願いを(委員会活動)

高等部の文化図書委員会では、日本の文化・ 風習である7月7日の七夕に向けて、 手描きの笹に短冊をつるし掲示しました。委員長が中心となり、 昼休みや放課後の時間を使ってメンバー4人で、笹の葉を描く人、 点字シールを作る人、短冊を配って回収する人、 短冊をつるす人など役割分担をし、協力して行いました。

初めてのメンバー全員での活動でしたが、 和気あいあいと次第に笑顔も見られていました。

高等部みんなの願いが届き、叶いますように!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熊本はばたき高等支援学校との交流

高等部普通科重複障がい学級の1,2年生4人は、6月21日(水)から毎週水曜日の午前中、熊本県立熊本はばたき高等支援学校の1年生木工班との作業学習を共同で行う交流をしています。今回は、2回目で、少し緊張感が取れ、磨きやダボ切りなど作業内容の異なる班に分かれて、はばたきの生徒さんに混ざって作業をしてきました。難しい作業もできるようになって嬉しかったという感想も発表してきました。

スポーツマッサージケアー 高校総体

 先日行われた高校総体の会場で、実習の一環として、理療科の生徒によるスポーツマッサージを実施しました。

 

 普段、スポーツをしている選手の治療を行うことはとても貴重な機会であり、生徒たちは丁寧に症状を聞きながら熱心に取り組んでいました。

 

  生徒も、治療を受けた選手も、満足そうな表情を浮かべていました。生徒からは、「選手の筋肉が柔らかいことがわかった」、「治療をして回復するのが早いのに驚いた」など感想が聞かれました。

高校総体 開会式

 県高校総体の開会式に参加しました。

 いつもより早めの登校でした。昨年は、1年生のみの参加でしたが、今年は全員での参加となりました。

 入場行進は体育の時間や昼休みに練習を重ねてきました。

 パークドームの環境に慣れない様子もありましたが、立派に参加できました。

とても貴重な経験でした。

梅ちぎり

 5月26日(金)午後、2Bクラスのホームルームで、おとなりの第二高校を訪問させていただき、梅ちぎりを体験しました。

 

 足場が斜めで、ほどよい高さに実っていなかったので、量は思ったほど収穫できませんでしたが、この季節ならではの経験をさせていただきました。第二高校様、ありがとうございました。

 

 収穫した梅は、来週水洗いと選果作業後、梅干しと梅ジュースの素に加工予定です。

 

 

岩本光弘様 講演会

 5月19日(金)の11時から、本校卒業生岩本光弘さんの講演会がありました。

 岩本さんは、アメリカ在住のライフコーチ。

ヨットによる太平洋横断にチャレンジ、一度は失敗し命にも関わるほどの危機に陥りましたが、2度目のチャレンジで見事成功されました。


 講演では自分の人生を充実させるための「あ・い・う・え・お」の言葉をいただきました。
 あ:あなたが本当にやりたいことを
 い:一生懸命やり
 う:上を向いて
 え:笑顔を忘れずに
 お:大きく羽ばたこう。


 また、本当にやりたいと思ったことは、「公言することが大切。」、「公言することで必ず応援してくれる人が現れる。」という言葉も印象的でした。

 さらには、多くの児童生徒からの質問にも、質問の中身を称賛しながら、ご自身の経験にもとづいた言葉で、丁寧に答えていただきました。

 子供達だけでなく、大人にも通じる大変貴重な言葉をいただきました。岩本さんの元気いっぱいの言葉で会場には笑顔と元気が広がりました。

 

 

高等部生徒総会(前期)

 5月12日(金)の午後、前期の生徒総会を実施しました。

 

 生徒会執行部、文化図書委員会、保健放送委員会がそれぞれ本年度の活動計画を発表しました。事前に昼休みなどを使って十分練習していて、とてもスムーズな発表でした。 昨年度の反省に基づいて新たな取り組みが加わっています。

 

 

 

「計画倒れにならないようにがんばろう」が、各部署の留意事項のようです。

 会の最後には、執行部による「盲学校三択クイズ」が実施され、盛り上がっていました。

 

 

令和5年度 高等部対面式・高等部集会

 4月12日水曜日の6校時、本年度の対面式と第1回高等部集会を実施しました。

 高等部普通科の全生徒が一同に会する初めての場となりました。

 

 対面式では、新入生3名が緊張しながらの自己紹介の後、在校生は余裕の様子で、笑いをとりながらの発表でした。

 

 生徒会長の歓迎の挨拶

 

 高等部集会では、在校生の春休みの思い出発表の後、本年度の生徒会役員、委員会活動、部活動の紹介、校則の説明、進路学習の紹介を実施しました。

 

令和4年度 高等部卒業証書授与式

 天気に恵まれた3月1日、「高等部卒業証書授与式」を実施し、普通科6名、理療科5名の計11名が、新天地に旅立ちました。

 本年度の卒業生は、入学当初から新型コロナウィルスの対策で、学習活動や校外活動などで大きな制限を受けた生徒たちです。

 答辞や式後のコメントで、厳しい環境の中でも、楽しかったこと、学んだことの成果を笑顔で語っていました。

 理療科の生徒は国家試験の結果待ちですが、4月からの新しい生活に期待を持って臨んでほしいと思います。

 御卒業、おめでとうございます。

 

居住地校オンライン交流

 2月13日(月)に、生徒の居住地であった岡山盲学校の生徒のみなさんとオンライン交流を行いました。

 生徒たちは自己紹介から始まり、今年度の行事の様子や進路などについてたくさんお話しする機会をいただけて、とても充実した楽しい時間を過ごすことができた様子でした。

 それぞれの様子を伝え、知り合うことで旧交を温め、将来に向けて励みとなる機会だったことと思います。

   

高等部生徒会役員選挙

 

    令和5年1月18日(水)に、高等部生徒会役員選挙が行われました。この選挙は令和5年度の新役員を選出する選挙です。                                                          
 今年度は、会長1名、副会長2名の定員に対し、会長に2年女子生徒1名、副会長に1年男子生徒2名の計3名の立候補がありました。そこで今回は、過半数の信任を得たら当選となる「信任投票」となりました。 また、2名の生徒がリモートでの参加という、生徒会選挙始まって以来の開催となりました。                                      
 3名の候補者は、選挙管理委員長の説明の後、立会演説で立候補に至った経緯や、生徒会や学校への熱い思いをそれぞれ伝えました。その後、別室に設けた投票所で、一人ずつ投票をしていきました。シーンと静まり返った投票所では、よい緊張感があり、真剣に投票する生徒の姿がありました。                                         
 投票終了後、すぐに開票が行われ、3名とも信任されました。後日、現会長、現副会長から新会長、新副会長への引継ぎ式が行われる予定です。                     
 高等部の新会長、副会長を中心として、高等部みんなで盲学校全体を盛り上げてほしいと思います!

 

明るく元気いっぱい 高等部A2組 作品展!!

 高等部A2組では生活単元学習の時間に作品展を開催しました。昨年度から今年度にかけて制作した、フォトフレームや立体コピーをした野菜スタンプ、ポスター、成長の記録のスライド発表を行いました。作品展をするにあたって、これまで「おもてなし」について考え、みんなでアイデアを出し合い、招待状や記念品づくりに取り組んできました。

 作品展当日は、生徒はそれぞれのブースの作品紹介を担当し、来場した職員に積極的に関わり、作品の説明をすることができました。作品を通してこれまで取り組んできた成果を発表することができ、とても達成感を感じている様子でした。

          

                 

令和4年度熊本県がんばる高校生表彰式に参加

 11月17日(木)熊本テルサにて、「 令和4年度熊本県がんばる高校生表彰式」が行われました。

 今年で14回目となるこの表彰式は、学業、スポーツ、文化活動等において、他の生徒の模範となる高校生の功績を讃え、表彰するとともに、将来の夢の発見、挑戦、実現を応援することを目的に実施されています。

 本校からは、高等部普通科3年の土田さんが「がんばる高校生」として表彰されました。

 土田さんは、全国盲学校通信陸上競技大会の円周走2年連続上位入 賞や先日の少年少女俳句会の受賞を始めとする数々の受賞歴あることや、アンサンブル部やフロアバレーボール部での活動、 生徒会長等の活動実績が評価されました。

 蒲島郁夫県知事から直接表彰状を授与され、緊張の様子でしたが、賞状を片手に喜びいっぱいでした。

 式の中では知事の講演もあり、「逆境のなかにこそ夢がある」という演題で、人生の可能性は無限大なので夢をもち一歩踏み出すことの大切さや夢に向かって120%の努力を惜しまず頑張ることの大切さについて学びを得ました。

 今後も出会いや経験・学びを自分の夢への原動力にして、更なる挑戦を期待するとともに、後輩たちも先輩たちに続き、活躍の場をどんどん広げていってほしいと思います。

  

 

 

 

 

ある日の生物基礎の授業~実物や立体模型の重要性~

 「これは、何でしょう?」

正解は、生物基礎で出てくる「バクテリオファージ」の一種です。

大腸菌などの細菌に感染して増殖するウイルスです。

DNA研究の歴史を学ぶ際にでてきます。

ここで、内容については深く述べませんが、点図で描かれるとこのような写真のようになります。

 特徴的な形なので分かりやすい方ではありますが、平面図のため奥行きなどは点字使用の生徒たちにとってはイメージしづらいのが現状です。

1枚目の写真のように、立体模型があれば点図のみよりも格段に理解が進みます。

 この模型ですが、私物で実はカプセルトイの「ガチャガチャ」の製品。

既習の内容でしたが入手できたため、生徒たちにお披露目も兼ねて「これは、なんでしょう?」クイズを出してみました。

なかなか点図と模型が一致していない様子でヒントを少しずつ出しつつ、徐々に、「あぁ~。あれ!あれ!」「そうあれ!」「なんだっけ」「あれなんだけど・・・えっと」なかなか名前まではでてきませんでした。

でも、一人が教科書から探し始めたら、次々に調べ始め、「あーそうだった。ファージ!」「バクテリオファージ!」あっという間に正解にたどり着いてくれました。

中には「こんな形だったんだ~」という生徒も。なかなか点図だけでは、正しく理解することができていないのだと気づかされ、実物や立体模型の重要性を改めて感じた日でした。

第2回生徒保健委員連絡協議会

 11月2日(水)、令和4年度 第2回生徒保健委員連絡協議会に参加しました。午前中は2校の保健委員会の取り組みについて発表を聞きました。本校高等部の活動にも生かせる取り組みがあったので、今後委員会の中で工夫していきたいと思います。午後は、講演「こころの健康を保つコツ」でした。講演を受けて参加生徒は、「周りの友達などが心の不調のサインを出していたら、話を聞いてあげれるようになりたい。」と感想を述べていました。終日の研修でしたが、充実した1日になりました。この研修には学校から公共交通機関を利用して参加しました。

熊本市地区図書委員研修会

 10月27日(木)必由館高校で行われた、熊本市生徒図書委員研修会に参加しました。研修Ⅰでは、「紙資料の劣化と保存」について、紙資料を食べる虫や補修方法など実物を見ながら講義を受けました。研修Ⅱでは、「和綴じ本」製作に挑戦しました。自分で和紙や糸を選び、説明を聞いたり同じグループの他校の生徒と確認したりしながら、四ツ目綴じを行いました。「和綴じ本」の製作はとても難しく悪戦苦闘でしたが、本について貴重な話を聞いたり、他校の生徒との交流をしたり充実した研修になりました。

全国盲学校生点字競技大会(令和4年度 第45回)

 10月25日(火)に「令和4年度 第45回全国盲学校生点字競技大会」が実施されました。本大会は、2年毎の開催となっており、今年度は全国の視覚支援特別支援学校の68校が参加し、各会場において実施されました。

 競技は、五十音を正しい順序で繰り返し書く、五十音書き、与えられた文章をそのまま写し取る、転写、そして、読み上げられる文章を書き取る、聴写をそれぞれ2分間で行うという内容でした。

 児童生徒は時間いっぱい集中して取り組み、点字を打つ「コツコツ」という音と生徒の熱気が会場全体に広がりました。

 終了後は、「練習以上によくできました。」など感想を発表し、それぞれに達成感を感じることができた様子でした。

 

 

 

体育祭に向けて!

 体育祭まであと2週間となりました。日々、体育祭へ向けて練習や準備に取り組んでいます。今日はLHRの時間に、グラウンドの除草作業を行いました。最初は指示された場所で作業をしていましたが、次第に自分からまだ終わってない場所を見つけて行動する姿が見られました。暑い中の作業でしたが、終わった時にはみんな笑顔に!!体育祭を成功させるための大切な時間になりました。

情報処理・パソコン とある日の「社会と情報」の授業~パソコン分解してみた!?~

 普段使っているパソコン内部の構造はどのようになっているでしょうか。

 図や文章による説明だけではよくわかりませんし、イメージすることも難しいです・・・。

 と、いうことで!

 デスクトップ型パソコンを分解し、教科書で学習した部品を一つ一つ手にとって観察しました。

 「CPU」「主記憶装置(メモリ)」「補助記憶装置」「基板(マザーボード)」「電源装置」「ファン」「インターフェイス」・・・・

 それぞれ特徴的な形をしていましたね。

 実物に触れることで多くの気付きがあることを再確認できました。

パソコン内部からメモリ(主記憶装置)を取り出して観察している様子

優良賞受賞!!熊本県高等学校弁論大会」

 10月11日(火)に八代市鏡文化センターにて、令和4年度「熊本県高等学校弁論大会」が開催されました。

 本校からは高等部普通科2年佐々木さんが参加し、見事「優良賞」を受賞しました。

 

 原稿を推敲し、放課後に練習を重ね、今回の受賞となりました。

当日は、これまでの練習の成果を出し切り、最高の発表となりました。

 

演題は「情報機器から広がる世界」。

情報機器スキルの獲得までの経過やいろいろなことを教えて下さった専攻科の先生方への感謝等を発表しました。

 

写真1:10月7日体育館にて練習を兼ねた事前発表を聞く生徒、先生方の写真。

 

写真2:写真1と同様。ステージ前で発表する佐々木さんの写真。

 

 写真3:大会当日、ステージの壇上で賞状と記念の盾を持つ佐々木さんの写真。

 

ある日の生物授業

「その1 ヒガンバナ」

 お彼岸は過ぎましたが、本校には、今至る所に点々と「ヒガンバナ」が咲いています。緑の雑草に一際目立っている赤い花は通常晴眼者にとっては目に止まりますが、視覚障がいのある生徒たちにとっては気づかずに通り過ぎてしまっていることも少なくありません。また、名前は知っていても花の形や、花が咲く頃には葉がないことについては知らない人もいます。

 今日はそんな今の時期にしか見られない「ヒガンバナ」の観察です。

触れて、近づいて・・・

「茎が長いな〜」

「土の近くの茎は太くなっている」

「花弁よりおしべが長い」

生徒たちの新たな発見、つぶやきが続々。

 

「あっ!葉っぱがない!」

一番気づいてほしかったところに全員が気づいてくれました。

 そこからはクラスの反応により次々と質問。

「葉がないのに、どうして花を咲かせることができたの?」「花を咲かせるエネルギーはどこから得たの?」「どこに栄養分は蓄えているの?」「蓄える栄養分はいつ、どうやって作ったの?」「本当に葉はないの?」「この時期に花を咲かせるのはなぜ?」「土の中はどうなってる?」等。

「なぜ?」「どうして?」に想像力とこれまでの知識・経験を駆使して答える姿はいいものです。

 このように「なぜ?」「どうして?」について考える力をつけると同時に、身近にある「なぜ?」「どうして?」に気付き、疑問に思う力もつけてほしいと思います。

 間接的にしか教科書にはでてきませんが、季節ならではの学習も大切にしていきたいです。

※注意※

ヒガンバナには毒性があります。絶対に口にいれないようにしましょう。手で触れるくらいは何も問題はありませんが、観察後は手を洗いましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2枚の写真説明:生徒がヒガンバナの前にしゃがんで花弁や茎を触れて観察している写真)

 

「その2 ねこじゃらしの毛虫」

 夏から秋にかけて見られる長い穂の形が独特なエノコログサ(ねこじゃらし)も一緒に観察しました。

というより、ちょっと遊んで見ました!

穂の部分を取り、穂の先が下にくるようにして軽く握って、「にぎにぎ」とテンポよく動かすと、手の中にあった穂が上に動いて出てきます。毛向きによって動く方向が異なります。

昔ながらの遊びで私の幼い頃はよく遊んでしましたが、初めて知る生徒ばかりでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(写真の説明:ねこじゃらしの穂を握って動かしている写真。動きに驚いていました。)

家庭科

家庭科で短パンを作成しました。手芸店で布を選び購入し、型紙から裁断しミシンを使って制作しました。難しい工程もありましたが、最後まで自分達で完成させることができました。できた短パンは、校長先生にも見ていただきました!

田中さん見事1位!熊本県高等学校英語スピーチコンテスト

9月17日に開催された、第35回熊本県高等学校英語スピーチコンテストで、高等部2年田中さんが、見事1位となりました。

「Towards my dreams」
将来の夢を、表現豊かにスピーチしました。

夏休みも練習を重ね、大会前日には、小中高等部みんなの前で英語スピーチを披露。大きな拍手で応援を受けました。

1位と2位が九州大会に出場します。とても嬉しい結果です。

大会にエントリーしなければ得ることの出来なかった経験と感動。私たちも感動をもらいました。

次は、九州大会!
頑張ろう!

高等部 1学期末 普通科集会

1学期最後の普通科集会。

今年度は、大阪への修学旅行、弁論大会、九盲体、インターンシップ・・・1学期からたくさんの行事がありました。

一人ずつの前に出て振り返り発表。

「弁論大会に向けてICレコーダーを何度も聞いて頑張って覚えた」

「インターンシップの作業に集中して取り組めた」

「整理整頓ができるようになった」

「予習・復習をがんばりたい」

「一生懸命やりきることで結果がついてきた」

「2学期もあいさつ、返事を率先してしたい」等々。

堂々と発表する姿。

「修学旅行に行かせていただきありがとうございました」

「九盲体の応援ありがとうございました」

生徒から出た感謝の言葉。

4月からの成長を感じました。

 

 残念ながらこの日は1名欠席でしたが元気な様子も確認でき、13名それぞれの素敵な思い出、貴重な経験、個々の成長をみんなで共有し合えた集会でした。

また、2学期に笑顔で会いましょう!

 

講話 東京パラ柔道男子60kg出場 平井教諭 

東京パラリンピック柔道男子60kg出場
本校理療科 平井孝明教諭の講話。
心に響くキーワードがいくつもありました。
多くの方に聞いていただきたいと感じました。

【教諭 平井孝明】
自分の生まれつきの病気。
肌の色が白い、弱視、周りと見た目が違う。
中学の時、自分が嫌いだった。
目立たないで過ごせたらいいなと思っていた。
自信がなくなって、「はい」「いいえ」の受け答え。
どうせやっても無理かな、できないかなとネガティブ。

柔道に出会い、高校から本格的に始めた。
やってるうちに楽しくて、アピールできる居場所となった。

周りよりたくさん練習して、自分を認識してもらおう。
たくさん練習して、強くなって自分を認識してもらおう。
腕立を他の人が100回やるなら、103回やろう。
走るのも人より多く。
努力を認められたい。

パラリンピックに出ようと目標を立てた時、自分が好きになってきた。
続けることの大切さ。
パラリンピックロンドン大会に出たのは30歳の時。
16歳の時に目標をたて、14年。
卒業、受験の失敗、筑波入学、就職、教員採用いろんな事が人生の中であった。
その間も柔道を続けた。
だからパラリンピックに出れた。

東京パラ。
コロナで練習する場所がなくなった。
高校、大学への出稽古、トレーニングジム、当たり前の生活ができなくなった。
世間は、オリパラへの批判。
こんな大変な時に、自分が柔道を続けていていいのだろうかとの思い。
膝の靭帯断裂も経験。
怪我をして、練習したことや技が出来なくなる。
でも、できることを毎日していた。
投げ出さないで良かったと思えた。

周りの人を大切にすること。
1人では勝つための柔道はできない。
出稽古ができなかった時は、学校の柔道場で。
練習相手が必要。
怪我を手当てしながら、一緒に考えたりアドバイスしてくれた方々がいた。
1人では夢は実現できない。
周りの人たちは大切な存在。

今を大切にする事。
怪我で思うようにできない時、できない事ややれない事を考えがち。
できることを考えると、意外とできることがあると思えた。
不自由に感じていなかった時のことを振り返ると、
充分に環境を生かしきれてなかったと気づく。

コロナのことで大会にでることを諦めた時期も。
オリパラ中止しろとのコメントを聞くと、
パリを目指したがいいのかと。
靱帯を切ってパラリンピックで勝てるわけがないと投げやりになった事も。
でも気持ちを切り替え、できることをやり続けた。
投げ出さないで続けてよかった。
頑張っても頑張っても勝てない、怪我をしてしまうこともある。
うまくいかないこと、報われない事も。
結果が出なくても、今を大切に過ごす事が大事と振り返って思う。

16歳の時に、パラでメダルを取る、周りの目を変えるという目標をたてたが、
40歳の今、メダルを取るという目標は、達成できない。
「おとなしい」「恥ずかしがり屋」と思われていた、周りの人の目を変えるということは達成できたのでは。
今できることを一生懸命、精一杯やる。
続けると、きっと、理想の自分、なりたい自分に近づけると思う。
無駄な頑張りはない。
まだ柔道を続ける。

「黙食にうるおいを」

 最近、高等部の保体放送委員会が日替わりで給食時間に音楽を流してくれています。選曲は、リクエストボックスに集められた曲の中から委員が選びます。委員の中には操作方法を覚え、アナウンスから曲の再生まで一人でできる生徒も見られてきました。コロナ禍で友だちとの会話が楽しめない給食時間に元気をお届けしています♪

 

高等部修学旅行情報18(最終回)

帰ってきました!お出迎え。

 

解散式では、3年生が代表で挨拶。

行き先それぞれの思い出、友だちとの絆が深まった事、保護者、旅のよろこび社宮川さん、先生方への感謝気持ちを述べてくれました。充実した修学旅行となりました。

 

コロナ禍のために、延期延期で3年目にしてようやく実施ができた県外、大阪への修学旅行。

体験、経験に優るものはありません。

 思い切って実施に踏み切って、本当によかったと感じます。

多くの方のご協力に心からお礼申し上げます。

 

高等部修学旅行情報3

なんばグランド花月では、漫才あり、ジャグリングあり、落語あり。最後は新喜劇で締めてくれました。

生徒たちも、生の迫力にビックリしながらも、大満足したようでした。

安田知博さん講演会(小・中・高普)

 本校卒業生で、尺八奏者として京都を拠点に全国で活躍されている安田知博(やすだともひろ)さんの講演会を5月30日に開催しました。

 盲学校12年間での、寄宿舎での生活の様子、点字の勉強の難しさ、視覚障がい者野球・柔道の思い出などのお話は、時代の変化で現在と異なるところがありながらも、在校生の学校生活と重なるところも多く、児童・生徒たちは共感をもって聞き入っていました。

 高等部時代は、全国高校放送コンテストで朗読部門、アナウンス部門と3年連続の優勝。甲子園球場での高校野球開閉会式のアナウンスに起用されるも、「視覚障がい者なのに、すごい」と言われる・見られることへの葛藤も語られました。立命館大学を卒業後は、尺八奏者としての公演を中心に、テレビ番組や複数の映画の副音声を担当したり、全国各地の高校放送部や音声ボランティアに対しての指導などもされているとのことでした。

 ちょっとでもやりたいなと思うことがあったらやってみること、大切な時間をどう使うか自分に正直になって欲しいとまとめられました。

 最後に、本校の30年前までの旧校歌と現行の校歌の演奏を、生業(なりわい)とされている尺八によって披露されました。本校の卒業生が活躍されていることを実感するとともに、将来への希望を与えていただいたひとときとなりました。

 

高等部普通科 進路ガイダンス

 令和4年4月15日、高等部普通科1・2年生の生徒及び、参加のご希望をいただいた保護者様を対象として、「高等部普通科進路ガイダンス」を開催しました。

 「普通科卒業後に選択可能な進路にはどのようなものがあるのか」、「それらの進路を選択した際の利点や課題はどのようなことか」、「進路決定に向けて身につけておくべき力とは何か」などについて概説しました。

 生徒の皆さんには、これらの情報を参考に、今後より多くの経験を積み重ねつつ、主体的に進路を選択いただければと願っています。

 

高等部普通科 歓迎会及び集会

高等部普通科 歓迎会及び集会

 

 ようこそ 盲学校へ!

 4月11日(月)に生徒会主催による「新入生歓迎会」を共同教室にて行いました。今年度の新入生5名の自己紹介では、緊張の中にも自分の趣味や高等部で頑張りたいことなどを堂々と話す姿があり、在校生から歓迎の大きな拍手が送られました。続いて、上級生を代表して生徒会長が歓迎の挨拶を述べ、在校生や職員からも自己紹介と歓迎の言葉が贈られました。

 引き続き行われた普通科集会では、在校生の春休みの思い出発表と今年度の抱負の発表がありました。どの生徒も学年が上がり、今年度、自分のやるべき勉強や活動などをしっかり考えている様子がうかがえました。また、部活動紹介や委員会からの活動報告があり、新入生はどの話に対しても真剣な表情で聴いていました。

 会が進むにつれ会場の雰囲気も和やかになり、初めは緊張していた新入生からも笑顔が見られるようになりました。これから高校生活をともにする仲間として新入生を心から歓迎し、新しい人間関係づくりの土台を構築させられる良い機会となりました。

 

高等部 総合的な探究の時間 「未来」学習発表会

 令和4年3月18日(金)に今年度の学習の成果を発表する会が、保護者参観のもと、共同教室で実施しました。

 重複学級の発表では、校内実習やインターンシップについての発表がありました。それぞれの生徒が職場で頑張った活動や楽しかったこと等を発表しました。

 一般学級では、本校理療科の授業を体験して学んだことや感じたことを発表したり、自分の進路に向けて調べ学習をしたり、オープンスクールに参加して考えたりしたことを発表しました。点字使用の生徒たちは、今年度の自立活動の時間で学習したブレイルメモに原稿を書き、当日はそれを使って発表しました。

 1年間の総合的な探究の時間を通して、一人一人が今後の自分の進路についてじっくり考える機会となりました。

 

高等部卒業証書授与式

3月1日火曜日

令和3年度の高等部卒業証書授与式を行いました。

本年度の高等部卒業生は、

本科普通科       1名

本科保健理療科    2名

専攻科保健理療科   2名

専攻科理療科      1名

の計6名でした。

 

新型コロナウィルス対策のため、在校生は送辞メッセージで卒業を祝いました。

会場では、卒業生のご家族と全職員で精一杯の気持ちを込めて、旅立ちを祝いました。

それぞれの進路でのご活躍を心から願っております。

 

 

高等部生徒会選挙

 12月21日(火)、次年度の盲学校を牽引する、高等部普通科生徒会の会長・副会長を決める役員選挙が行われました。

 今年は普通科の生徒9人(うち、3年生1人)中、会長候補3人、副会長候補2人と複数の立候補者があり、活発な選挙戦となりました。

 法律の改正により18歳選挙権が導入されすでに数年が経ちました。来年度はこの中の何人かの生徒たちにも選挙権が与えられます。それらを見越して今回の役員選挙では、投票所入場券の配布や期日前投票を導入したり、会場もなるべく本物に近いように設定したりしました。今回の選挙日に通院のため欠席が決まっていた生徒は、選挙管理員の立ち会いの下、期日前選挙を済ませました。

 そして、選挙日当日。立会演説会ではそれぞれの候補者たちは、立候補理由や今後どんなことをしたいか(公約)等を熱く語りました。どの候補の話も分かりやすく、有権者の心に響く内容でした。

 その後、厳粛な雰囲気の中、他の生徒たちは投票を行いました。

 

<立ち会い演説を行う生徒の様子>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<投票入場券を出し投票券を受けとる様子>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<点字で候補者名を書いている生徒の様子>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 選挙の結果、生徒会長1人、副会長2人が次年度の生徒会役員に決まりました。今後の活躍が楽しみです。

高等部 長距離走記録会

 気持ちのよい青空のもと、12月10日(金)に長距離走記録会を実施しました。体育の授業の中で自分に適した距離を決め、これまでの練習の成果を発揮しようと、一生懸命に走る姿が見られました。

 たくさんの声援に後押しされ、ゴールテープを掛け抜ける姿は、清々しく充実した表情でした。

 応援していただいた保護者のみなさま、たくさんの声援ありがとうございました。声援を受けて、そのたびに頑張ろうと気力を振り絞りながら、最後まで走り抜くことができました。

専攻科理療科 校外実習

 12月7日(火)、専攻科理療科の2・3年生は、治療院に校外実習に行きました。

 お世話になった先生は、最新の医学や研究から得られた知識をもとに治療を行われている方で、生徒たちは、興味を持ったことについて質問するなど、積極的に実習に参加していました。

  実技では、実際に先生が鍼施術をされるところを見せていただきました。診察から治療までをテンポよくこなされる様子を見学できたことは、今後、施術者になるために学習していく生徒たちにとって、貴重な機会となりました。

 

高等部普通科 校外学習の様子

    今年度の修学旅行が来年度へ延期となり、その代わりとして、11月18日(木)、校外学習を実施しました。行先は、熊本博物館とサクラマチクマモトで展示品の触察や買い物等の活動に取り組みました。

 熊本博物館では、時代による土器の比較をしたり、岩石や化石の触察、戦国時代の槍を持って実際の重さを体験したりしました。普段触れることのできない貴重な展示品に触れ、驚きと発見の歓声があがっていました。

 

 

 サクラマチクマモトでは、事前に決めていたそれぞれの昼食場所でご馳走を食べ、その後、自分のものや家族におみやげを買う姿がありました。充実した一日を過ごしました。

先輩を囲む会(進路学習会)

 本校の卒業生の話を聞き進路決定の参考にするため、先輩を囲む会(進路学習会)を11月12日(金)に共同教室で行いました。

 講師一人目は、看護師を目指されていたが見えにくさ等で進路変更をすることになり、本校理療科で資格を取り、現在接骨院でマッサージ師として働かれている方の講話でした。治療院と接骨院の仕事の違い、見えにくさによる学習の大変さ、進路選択の難しさなどを話していただきました。

 

 講師二人目は、急激な視力低下により本校普通科に入学され理療科で資格を取り、現在デイサービスでマッサージ師として働かれている方の講話でした。業務内容、仕事のやりがい、失敗談、視覚障害のあるマッサージ師の置かれている状況、在学中からやっておいた方がよいことなど多くのことを話していただきました。

 

 

 

第2回生徒保健委員連絡協議会に参加!

 令和3年11月4日(木)に、市民会館シアーズホーム夢ホームで第2回生徒保健委員連絡協議会が開催されました。

 県内55校から高校の保健委員と引率職員が参加し、約250人が集まりました。本校からは、高等部の保体・放送委員1名と職員1名が参加しました。

 午前中は、保健だよりコンクールの表彰式や代表2校の取組の発表がありました。今後の保健委員会の活動のヒントとなる内容もたくさんありました。また、質疑応答では、本校生徒も積極的に手を挙げ、大勢の前で臆することなく質問することができました。

 午後からは、NECソリューションイノベータ 緒方 剛氏の講演と演習がありました。「あなたはどっち?うで体?あし体?」という演題で、プロスポーツ選手等のトレーナーとしても有名な鴻江 寿治氏の理論に基づいた体タイプ判別方法の紹介や体タイプ別の日常生活のアドバイス、鴻江ストレッチの紹介等がありました。実際に、参加者も体を動かして、うで体タイプか、あし体タイプかを判定したり、歩行中の姿勢を独自のシステムを用いて測定し、数値化したデータから体タイプを判定したりしました。体タイプ別に合った生活をすれば、ストレスが軽減し、快適な生活が送れるという新たな着眼点が得られました。後半は、20種類のストレッチ法を実践し、体もポカポカ、心もゆったり、笑顔で溢れ、穏やかな雰囲気の会場に包まれました。

 今回、数年ぶりの本校からの参加となりましたが、同世代と関わり合うよい機会にもなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【質問する様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ストレッチをする様子】

 

 

 

 

 

 

文化祭 高等部の取組と様子

理療科の取組

 文化祭の開会式後、理療科では、以下のような4つの特別講座を実施しました。

 受講形式は、各クラスでのリモート視聴でした。

 

講座1

テーマ:卒後につながる! 「あいEYEワークセンター(平島鍼灸院)の活動について」

講師:髙瀬 京子 先生 就労支援事業所「あいEYEワークセンター」 サービス管理責任者

内容:視覚障碍者を対象とする就労支援B型事業所である「あいEYEワークセンター」の概要や支援内容、利用者の皆さんの活動の様子などについてご紹介いただきました。

 

講座2

テーマ:社会とつながる! 「歩行訓練やその他の生活訓練について」

講師:東 和孝 先生 県視覚障害者福祉協会歩行訓練士

内容:自立に向けて大切になる「移動」についてのいろいろな知識や技術、その他視覚障害者の生活を支えるための様々な知識についてご説明いただきました。

 

講座3

テーマ:歴史とつながる! 「歴史から学ぶ視覚障害者の活躍」

講師:本校職員 天川 浩彦  教諭

内容:視覚障害あはき師の原点とも言える江戸時代の杉山和一先生をはじめとして、多くの視覚障害者の今日の社会的自立を作り上げた歴史上の人物について学びました。

 

講座4

テーマ:世界とつながる! 「東京2020オリパラ報告」

講師:東京2020パラリンピック大会視覚障害柔道日本代表 本校職員 平井 孝明 教諭

内容:東京2020パラリンピックでの選手村の生活の様子や平井先生の試合にいたるまでのけがとの戦い、コロナによる1年延長のあいだの思いなどについて講話がありました。

 

普通科の取組と様子

 高等部一般学級「未来への一歩~理療科の学習を通して~」

総合的な探究の時間で理療科の先生方から座学や実技により学んだことや、理療科の学習を通しての学びを、自分の進路(未来)と結びつけながら考えたことを劇にアレンジして発表しました。繰り返し練習を重ねていき、難しかった立ち位置や長いセリフも当日は完璧に演技することができました。また、最後に一人ひとりが感想を述べる場面も堂々と力強く発表することができ、会場の方々からも大きな拍手をいただきました。

 

 高等部A組発表

音楽の授業で歌えるようになったイタリア歌曲の独唱やピアノの弾き語り、ウインドチャイム独奏、コーラスの発表をしました。様々なジャンルに取り組み、一人一人が輝く素敵なコンサートになりました。また、それぞれが司会をしましたが、A1組は、日頃学習している英語を使うことにチャレンジし、英語で友達紹介をすることができました。

 

 普通科バンド演奏

ステージの最後は高等部普通科生徒職員全員によるバンド演奏でした。曲目は「Yes!!」(北方寛丈作詞・作曲:教育芸術社)という楽曲で、ボーカル、ピアノ、アコースティックギター、ベース、ドラムセット、タンバリンという編成でバンドが組まれ、生徒と職員が一体となって躍動感のある楽しいステージが披露されました。歌詞の途中に「Yes!!」という決め言葉がありますが、この部分を高3生徒が担当し、ステージを大いに盛り上げてくれました。

東京パラリンピックに出場して(3)

「試合に向けた調整」

 8月22日から選手村での生活が始まり、柔道チームとして試合に向けた調整が行われました。

調整場所はナショナルトレーニングセンター(NTC)で行われました。ここでの調整は日本だけが行い、その他の国の選手は講道館で行いました。講道館では時間の制約がありますが、NTCでは制約無しで利用できました。選手村からバスに乗り、NTCまで行き、そこで練習パートナーと合流して調整が行われました。

練習パートナーは日本体育大学の学生にお世話になりました。私は、学生に加えて木原先生にも帯同してもらいました。同じくらいの階級の学生数名と木原先生と一緒に、試合に向けての技の確認や戦略の確認を試合前日まで行いました。

 木原先生とは昨年の4月から練習・トレーニングを一緒にしてもらっています。高校・大学への出稽古も一緒に帯同してもらい、練習の様子を見てアドバイスをしてもらっていました。出稽古に行けないときには盲学校の道場で2人で練習をしました。先生は柔道に詳しく、たくさん技を教えてもらいました。寝技は得意ですが、立ち技に課題があった私は、木原先生と練習できた事で格段にレベルアップしました。技はたくさん投げる事で身についていきます。木原先生にはたくさん私の技を受けてもらいました。

 

 

 

 

東京パラリンピックに出場して(2) 平井孝明

「選手村」

    8月22日選手村近くのホテルに柔道チームが集合し、日本選手団のジャージに着替え選手村に入村しました。ホテルから歩いて5分ほどで選手村に着き、ここで本人確認、荷物検査が行われました。選手にはアクレディテーションが渡され、これが選手の身分証明書がわりになります。顔認証、検温が行われ、その後荷物検査が行われました。荷物検査は空港での検査と同じ事が行われました。このアクレディテーションの確認、顔認証、検温、荷物検査は毎回選手村に入るたびに行われました。

 選手村の中の様子について書きます。選手村には住宅棟、食堂(ダイニング)、トレーニングジム。トレーナールーム、ゲームセンター、ランドリーサービスが行われている施設などがありました。

 

 住宅棟は10階から15階建てのマンションです。このマンションがたくさんありました。国ごとに生活する棟が決まっていて、私は11号棟の9階で生活をしました。部屋の間取りはいくつかタイプがあるそうですが、私は4Lの間取りでした。4つの部屋があり、それぞれ1人ずつの寝室になります。リビング、風呂、トイレは4人共同で使用します。私の部屋からは海が見え、とても良い眺めでした。

 

 食堂(ダイニング)はメインダイニングとカジュアルダイニングの2つがありました。メインダイニングは24時間いつでも利用でき、料理も和食、洋食、中華、グルテンフリーの料理などたくさんの種類があり、そのほか、フルーツ、サラダ、ケーキ、アイスなどもありました。カジュアルダイニングは利用できる時間が決まっていましたが、日本食専用の食堂でした。おにぎり、うどん、天ぷら、焼き鳥などそのメニューは毎日少しずつ変わっていましたが、日本食が提供されていました。

 トレーナールームには大変、お世話になりました。私は今年4月に膝の前十字靱帯を断裂しました。それが原因で柔道の練習後は膝の痛み、下腿部の筋肉の緊張、アキレス腱の痛みがありました。毎日、トレーナールームに通いマッサージと運動療法を受けていました。そのおかげで翌朝には何の支障もなく柔道ができました。

 公園も選手村の中にはありました。試合が近づくと不安な気持ちになり、そんな時は公園を散歩しました。選手村は海の近くにあります。散歩しながら海の匂いをかぎ、船の音をきくと心が落ち着きました。

 1週間選手村で生活をおくりましたが、とても快適にすごしました。

東京パラリンピックに出場して(1) 平井孝明

「大会報告」

   東京パラリンピックが8月24日から9月5日まで行われ、私は柔道60キロ以下級に出場しました。大会出場にあたり、たくさんの方々から応援していただき、本当にありがとうございました。

【結果】

出場競技・種目:柔道60キロ以下級

出場人数:12名

順位:7位

【内容】

試合は、12名の選手で4つのブロックに分かれてのトーナメント形式で行われました。午前10時が予選(準決勝と敗者復活戦)、午後4時から3位決定戦と決勝戦が行われました。

私は1勝2負で7位でした。

 

1回戦 ブラジル選手との対戦

 柔道競技のオープニングゲームでした。とても緊張しました。この選手とは過去2度試合をしています。対戦成績は1勝1負でした。序盤、相手に払い腰でポイントを先に取られてしまいました。中盤、足技を多く出すように戦術を変え、足技からの巴投げでポイントを取り返し、そのまま寝技で抑え込み、一本勝ちしました。

 

準々決勝 ルーマニア選手との対戦

 この選手とも過去2度試合をしています。対戦成績は 2負でした。全盲の選手で寝技、特に関節技が得意です。序盤から相手ペースで試合が進んでいきました。相手は巴投げから寝技への移行をねらい、先に先に巴投げをかけてきました。私は後手に回ってしまい、最後は関節技で一本負けしました。

 

敗者復活戦 トルコ選手との対戦

 準決勝に進んだ選手に負けた選手で敗者復活戦が行われます。

 トルコ選手とは過去1度対戦しています。その時は大内刈りで一本負けをしました。

 私の戦略は、先に技をかけ相手を四つん這い(いわゆるカメの状態)にさせ、そこから引き込み返しという 技をかけて抑え込みにつなげていく、というものでした。試合は、開始早々からお互い技を掛け合う展開でした。私は小内刈り、巴投げ、引き込み返し、相手は大外刈り、巴投げ、寝技で攻め合いました。何度も相手がカメの状態になり、引き込み返しをかけていきましたが、抑え込みまでもう一歩というところで防がれました。中盤、一瞬「抑え込み」の宣告を受けましたが相手に逃げられてしまいました。終盤、寝技の攻防になり、一瞬のすきをつかれ逆に相手に抑え込まれてしまいました。私にはそれをひっくり返す力は残っていませんでした。抑え込まれて一本負けでした。しばらくは立ち上がる事ができませんでした。相手も同じでお互い少しの間、畳に寝転んでいました。

【試合を終えて】

 目標は金メダルでした。悔しい結果でしたが持っている力は全て出し尽くしたと思います。トルコ戦は私の得意の引き込み返しを何度もかけるチャンスがあり、それでも勝てませんでした。もっともっと強くならないとこの上に勝ち上がっていく事はできません。

 特にこの1年半はコロナの影響で通常の柔道の練習ができず、苦しい思いをした時期もありました。4月には膝のケガもあり、もう無理だと思った時もありましたが、そのたびに周りの方々から支えられ柔道を続ける事ができました。憧れだった日本武道館で3試合でき、私の得意技をたくさんかける事ができました。たくさんの方々に私の試合を見ていただきました。とても幸せでした。応援ありがとうございました。

 

平井孝明教諭 2020東京パラリンピック壮行会

    7月20日(火)午後、校内オンライン中継も交えて平井教諭の壮行会が開かれました。

学校長、生徒会長、柔道部長の激励の言葉のあとに、幼児・児童・生徒・職員の寄せ書きの国旗の進呈があり、会場は声援につつまれました。

 平井教諭は今週末より強化合宿に入り、8月22日(日)に選手村入り、8月27日(金)に本番をむかえます。「得意な寝技で力を尽くしたい!」とのことでした。

   みなさま、応援をよろしくお願いいたします。

高等部重複障がい学級 校内実習の取組の様子

    6月上旬に予定していたインターンシップが中止となり、その代わりとして、6月9日~10日の2日間、校内実習に取り組みました。内容は、フルーツキャップ折り、はしの袋入れ、ビーズの袋詰め、もぐさづくりをしました。今年は、理療科の灸の授業内容でも取り扱っているお灸の材料であるもぐさづくり(乾燥させたヨモギの葉の繊毛を精製したもの)を新たに加えました。もぐさづくりでは、理療科職員の監修のもと「質の高いもぐさ」を目指し、ミキサーやビニールを使い、それぞれの得意な方法で取り組みました。

    実習期間は、それぞれの目標を確認し、その達成に向けて意欲的に取り組む姿がみられました。

全校 火災避難訓練

 6月24日に、火災避難訓練を行いました。

 緊急放送が流れると、生徒たちは、指示に従って速やかに校庭へ避難しました。お互いに助け合い、スムーズに避難を行うことができたので、避難に要した時間は昨年度よりも短くなりました。

 避難訓練の後に、消火活動についての講話がありました。生徒たちは、消火器の仕組みや使い方について話しを聞いた後、実際に消火器を使う体験を行いました。今回は、新型コロナウイルスの感染症対策として、各学部で分かれて行いました。実際に消火器に触れて、使用したことは、生徒たちにとって、実際に火事が起こった時のためのよい経験になったと思います。

 あってはなりませんが、いつ、どこで起こるか分からない火災に備えて、今回の訓練は、生徒たちの貴重な経験となりました。

 

  避難の様子                理療科の消火器体験

避難の様子

高等部前期人権教育学習会

 

 6月11日(金)、高等部全生徒対象に「差別や人権問題の背景にある心理」について学習しました。

 今回は新型コロナ対策として普通科と専攻科に分かれ、初めてのZoomによる授業となりました。

 普通科の生徒の積極的な発言や、しっかり話しを聞く態度、鋭い意見などがあり、準備した職員もいい刺激になりました。専攻科の生徒からも、自分のこととして真剣に考えたからこそ言える貴重な意見がありました。

 今回の学習内容や意見、生徒の様子を、日々の授業や後期の人権学習会に活かしていきたいと思います。

      メイン会場               普通科会場

メイン会場

総合的な探究の時間における取組の紹介①

 今年度の新たな取り組みの1つである本科普通科一般学級の総合的な探究の時間における取組を紹介します。今年度のテーマを『職業や自己の進路に関する課題』、「職業の選択と社会貢献及び自己実現」と設定して、本校の専攻科理療科について学んだり、調べたり、体験したりするなどの探究活動に取り組んでいます。今回は、講義『解剖学』と実技『あん摩実技』における授業の様子を掲載します。今後は、自分で設定したテーマをもとに座学グループと実技グループに分かれ、探究活動を進めていきます。10月の中間発表、2月の最終発表に向けて、今後の取組の様子を紹介していきます。乞う御期待!

 

解剖学:骨格標本の触察            あん摩実技:アロママッサージ

骨格標本の観察アロママッサージ

 

 

 

 

 

令和3年度 高等部生徒総会 新体制でスタート!!

5月7日(金)、令和3年度最初の高等部普通科の生徒総会が行われました。

まず、高等部主事からの話があり、「コロナ禍の中で、いろいろな活動が制限されたり取りやめになったりしていますが、皆さんには是非、いろいろなことに挑戦していってほしい。」「これから各委員会の今年の活動が発表されると聞いています。自分たちの学校を良くしていく活動となるよう、みんなで協力していってください。」との話がありました。続いて生徒指導部より5月は制服の移行期間であることや、昨日の地震を受けて、公共交通機関を利用している際に地震が起きたらどうしたらいいか等の話がありました。

次に、生徒会長から、今年度の高等部の目標と活動計画の発表がありました。コロナ禍の中ではあってもお互いの意見を出し合い、みんなで力を合わせて明るい高等部になるように『目安箱』を設置すること。副会長からは、一人一人についていろいろ知る機会となるように、『インタビュー』を行い、それを記事にして掲示していくことの説明がありました。

 その後、各委員会の新委員長からそれぞれの委員会のメンバー紹介と年間計画の発表がありました。どの委員会も自分たちにできる活動についてよく考えており、和やかな雰囲気の中にも真剣な表情で聞く生徒達が印象的でした。

まだまだコロナの収束には時間がかかりそうですが、そんな中でも高等部普通科の9人は協力し合いながら進んでいくことを確認し合いました。委員会の発表

 

令和3年度 高等部対面式

 4月16日金曜日の午後、高等部普通科の対面式を実施しました。

 進行は生徒会の副会長が初仕事として努めました。

 生徒会役員の紹介後、在校生、新入生、転入生に順で、好きなことや本年度の抱負や目標を発表しました。

 好きな教科発表では、担任の教科を忖度して発表する生徒がいて、笑いにつつまれる場面もありました。

 お互いに理解を深め、多くのつながりを持っていってほしいと思います。

対面式の様子

令和2年度高等部生徒会役員選挙

 令和3年1月29日(金)に令和2年度高等部生徒会役員選挙が行われました。

この選挙は令和3年度の新役員を選出する選挙です。

今年度は、会長1名、副会長1名の選出に対し、会長は1年女子生徒1名、副会長は1年男子生徒と1年女子生徒の計2名の立候補がありました。

3名の候補者は、選挙管理委員長の説明の後、立会演説で立候補に至った経緯や、生徒会や学校への熱い思いをそれぞれ伝えました。その後、別室に設けた投票所で、一人ずつ投票をしていきました。シーンと静まり返った投票所では、よい緊張感があり、真剣に投票する生徒の姿がありました。

投票終了後は、すぐに開票が行われ、会長は過半数を得票して信任され、副会長は僅差で得票数が多かった男子生徒が選任されました。

後日、現会長、現副会長から新会長、新副会長への引継ぎ式が行われる予定です。

 来年度は、本校創立110周年を迎える記念すべき年です。高等部の新会長、副会長を中心として、みんなで学校全体を盛り上げてほしいと思います!

 立会演説の様子

立会演説の様子

投票の様子

投票の様子

 

 

「A組 ハッピーお楽しみ会」をしよう!!

 12月24日(木)の3・4校時目の生活単元学習の時間に「A組 ハッピーお楽しみ会」を行いました。

 お楽しみ会を開くにあたり、事前にみんなで発表したい内容を出し合い、練習を重ねてきました。1・2年生の4人は、音楽の授業で学んだ歌、「虹」「YES」「カーロミオベン」「我が太陽」の4曲で、みんなの大好きな歌です。当日は、2時間目に発声練習をしたり、歌い出すタイミングの確認をしたりと、入念な準備を行って本番に臨みました。3年生は今のお気に入りの曲に合わせて、ダンスを披露することにしました。この曲はテンポが速くダンスも複雑なため、YouTubeを見ながら何日も練習してきました。

 まず、3年生の開会の挨拶のあと、一人一人が心に残った活動や、今までに作った陶芸やクリスマスツリーの作品について、いろいろな手法を学んだり工夫したりしたことなどを発表しました。

 次に、いよいよ歌の発表です。みんな「まだかな~?まだかな~?」と、わくわくしながら出番を待つ様子が見られました。1・2年生の発表では、それぞれの順番になると、勢いよくステージまで移動し、スタンバイ。教師の伴奏が始まると、体を揺らしてリズムをとりながら、イタリア語での歌唱や柔らかい歌声での歌唱、タイミングの良いツリーチャイムの演奏などを行いました。

イタリア語で歌う生徒の様子

 

 

 

 

 

 

 

<イタリア語で歌う生徒の様子>

「虹」を発表する生徒の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<「虹」を発表する生徒の様子>

イタリア語で歌う生徒の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<イタリア語で歌う生徒の様子>

 

 3年生のダンスは、テンポの速い曲に合わせて歌いながら踊るという大人顔負けの発表でした。そして、大いに盛り上がった会場の後輩達から「アンコール!!」の声が上がりました。そこで、休憩をはさみアンコールに応えてもう一度発表。後輩達からは再び「アンコール!!」の声が上がるなど、何度も聴いたり見たくなったりするような力強い発表となりました。 

 ハッピーお楽しみ会後半は、箱倒しゲームを行いました。チーム分けを行うと、偶然にも女子チームと男子チームになりました。チームで、箱を積む人と倒す人を決めていざ勝負!箱を積む係りの生徒達は、まさに「全集中の呼吸」。箱が高くなってくると、右手で箱が倒れないように押さえながら左手で箱を探し、ぐらぐら揺れる箱の上まで、掴んで持ち上げるという高度な技を披露してくれました。倒す係りの生徒達は、自分の席の前に立ち、積み上がった箱の方向を確認すると、勢いよくスタート!自分で車いすを操作したり、先生方と一緒に箱の前まで歩いたりして、手だけではなく、足でキックもして、たくさんの箱を倒すことができました。

 結果は、男子チームの勝ちとなりましたが、全員が自分の役割をやりきった、素晴らしいゲームとなりました。

 最後は、みんなで「いのちのうた」を歌いました。みんな笑顔いっぱいで、今年のしめくくりふさわしいハッピーな気持ちで、お楽しみ会を終えることができました

 

高等部普通科「笑顔いっぱいニコニコわくわく展示会」

高等部普通科では、12月14日(月)から12月24日(木)まで、「笑顔いっぱいニコニコわくわく展示会」を行いました。今年度は、コロナウイルス感染拡大防止の観点から、授業参観等を行うことが難しいため、保護者の方にも生徒達が作った作品を観て頂けるよう、生徒昇降口前廊下窓面に展示しました。

保護者の方には、朝の登校時や、下校時に昇降口の入口から生徒達の作品を観て頂くことができ、「展示会の作品を観ていると、大変楽しい気持ちになりました。」「子ども達の作品を観て、コロナで疲れていた気持ちが元気になりました。」という嬉しい感想をいただきました。

 また、展示期間中の18日(金)には、生徒達が展示会場に立って、作品の工夫した所やどうやって作成したのかなどを説明する場を設けました。ちょうど寒さが厳しくなった時期だったため、20分間という限られた時間でしたが、小学部の後輩達や、たくさんの先生方に来場していただき、生徒達も、寒さに負けず、張り切って作品の説明をすることができました。説明会が終わった後は、「また説明会をやりたいです!!」と笑顔で話す姿が見られ、自分の頑張りをたくさんの人に伝え、聴いてもらえる喜びや、招待状作りや展示作業と様々な役割に取り組んできた展示会を無事に終えることができた達成感にあふれているようでした。

説明会後は、小学部の後輩から「私は、みんなの作品を触れて嬉しかったです。私もいつか作品を展示して、みなさんに触ってもらいたいです。」等の感想をもらい、先生方からは、「説明会で、嬉しそうに自分の作品の紹介をする皆さんの姿は、『笑顔いっぱいニコニコわくわく』のテーマそのものでした。素敵な作品をありがとうございました。」「みなさんの説明からは、寒さに負けないパワーが伝わってきて、私も元気になれました!!」等の感想が寄せられました。普通科の生徒達も、「また、頑張って作品を作りたいです!!」と、意気込む様子が見られ、大盛況の展示会を終えることができました。

 お忙しい中に、生徒達の作品をみにきていただいた保護者の皆様、授業の休み時間に説明会を聴きに来てくれた後輩のみなさん、先生方、ありがとうございました。

 

☆説明会時の様子①☆

〈説明会時の様子①〉

☆説明会時の様子②☆

陶芸制作をしました!

 ミニ陶芸家誕生!!

 

 高等部普通科では、10月から陶芸の作品作りに取り組みました。

 陶芸は、粘土を触って、こねて、丸めて、広げて、いろいろな立体的作品を作りあげるという工程を経るため、見えにくさのある子どもたちにとっては、形を意識するという点でとても分かりやすい教材です。

 生徒たちは、板作り、紐作り、玉作りなど、基本的な技法を学び、粘土の感触を感じながら繰り返し練習をし、形を作りました。

 紐作りしたものを、ペットボトルにグルグルと巻き付けて湯呑の形にしたり、葉っぱを粘土の上に置き、葉脈を手で感じながら模様をつけ、葉っぱの形に沿って切り抜いたりと、一人ひとりがそれぞれの方法で成形しました。

 

板づくりの様子

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    <板づくりの様子>                      <湯飲み茶わんの成形の様子>

 

 その後、素焼きを経て地域の陶芸家、元山和彦先生の指導のもと、生徒たちが思い思いの色の釉薬をつけました。そして、先生の窯で焼いていただき完成しました。

 できあがった作品を触りながら、「この皿は、おじいちゃんにあげます。」「これはクリスマスに使うもの」「ネームプレートは、家族がにこにこ笑顔でいられますように玄関に飾る」などと言いながら形を確かめていました。一人ひとりの心や願いのこもった作品ができました。

 陶芸家元山先生の話を聞く生徒たち

                <陶芸家元山先生の話を聞く生徒たち> 

 

 なお、生徒たちの作品は、肥後銀行秋津支店の店内に12月18日(金)まで展示されています。来客される方々も興味深く御覧になり、楽しんでいただけているとのことで、生徒たちも大変うれしそうな様子でした。

 たくさんの方々にご覧いただければ幸いです。

 肥後銀行に展示されている作品

              <肥後銀行に展示されている作品>

          

 

 

芸術の秋!文化の秋!

芸術の秋!文化の秋!

 秋といえば、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、そして芸術の秋ですね。高等部普通科では、国語や美術、生活単元学習等の時間で様々な作品づくりに取り組みました。それらは詩や俳句、短歌、書道等の国語の分野や、写真、ポスター、陶芸等の美術の分野と多岐にわたっています。その中でいくつかの作品を応募したところ、入選の報が入ってきました。ここにご紹介します。

入賞作品「輝く未来」  〇熊本県特別支援学校文化作品展 

【書道の部】

  熊本県特別支援学校長会賞  「輝く未来」

 高等部3年生男子の作品で、半切(はんせつ)という、長さ140㎝程ある大きな作品に挑戦しました。

 初めに線を引く練習から行いました。そして「シュ」は短い左払い、「シュー」は刀のような払い。山を作って滑り台のように長く着地点でしっかり押さえ軽く「シュ」と右に払う。縦の線は、身体を前後に倒しながらまっすぐに「ス、ス、ス~」と引く。などと、動作を言語化しながら書いていきました。

 半切という大きな紙に、形を整えて力強く書くのはとても難しく、2か月間毎日のように練習し、何枚も何枚も書いて完成させました。

 この作品は、書道部門での熊本県代表になり、全国大会へ出品される予定です。努力の成果が表れ、本人もガッツポーズをして喜びました。

 

第17回公徳文芸賞 

 「公徳文芸賞」とは日本の伝統文芸に関心を持ち、創作意欲を高めてもらおうという趣旨のもと、熊本公徳会が高校生を対象に、短歌、俳句、肥後狂句、自由詩の4部門において設けられた賞です。

【肥後狂句の部】

    優秀賞  高等部3年男子

  コロナのせいで つば飛ばんごつ孤食する

 

<講評>「新型コロナの感染ルートの一つに飛まつ感染がある。他者への思いやりが伝わってきます」

 今年度の笠は「コロナのせいで」「良か先輩」「ありのまま」の3題でした。今回の肥後狂句への応募は2.358句だったそうで、昨年より500句近く増えていたそうです。その中で、最優秀賞1句、優秀賞5句、入選5句、努力賞8句が選ばれています。

講評にもあったとおり、本校でも給食時には全員が一方向を向いての食事だったり、寄宿舎ではそれぞれが自室での孤食だったりといろいろな工夫を行っているところです。

 

【自由詩の部】

    努力賞  高等部1年男子 「アンサンブル」

 

アンサンブル

それは少人数での合奏のスタイル

私はアンサンブル部の一員

私は目が見えないので 楽譜がよめない

先生が教えてくださるリズムやメロディーを

記憶して演奏する

時々 音を覚えられず 思った音が

出せないときは とてもつらい

だけどそんなとき 周りのみんなが

もう一回やろうと 声をかけて

何度も一緒に演奏してくれる

 

指揮者のいないアンサンブルでは

リーダーのスッというブレスを聴いて

演奏を始める

この瞬間が 最も緊張する場面だ

周りの息づかいを聴きながら

テンポを整えていく

周りの音を聴きながら

自分の音を重ねていく

研ぎ澄まされた この瞬間

日ごろの雑念が 飛んでいく

 

音楽に込められた作曲者の思いや主張と

演奏する一人一人の解釈とが

ぴったり一致したとき

素晴らしい演奏が生まれる

アンサンブル 私のやりがい

アンサンブル

 

 本校の部活動に「アンサンブル部」があります。昨年、一昨年と、この部の活躍についてはすでにご存じの方も多いかと思います。今回入賞した生徒は、中学部のころからこの部の一員として活動している男子です。いろいろな思いを持ちながら日々、練習に励んでいることが感じられる秀作です。

 

「リンゴ狩りに行ってきました!」

 10月16日(金)に、高等部普通科生徒7人と職員で植木の「吉次園」へリンゴ狩りに行きました。新型コロナウイルス感染症の流行により、今年度の修学旅行がやむなく中止となり、その替わりの校外学習でした。普通科集会を除いては、今年度初めての生徒7人そろった行事で、事前学習の時からみんな楽しみにしていることが伺えました。

 当日は、希望荘の福祉バスに乗ると、感染防止のため、おしゃべりを控える必要がありましたが、表情はみんな笑顔で期待感に満ち溢れていました。  

 

『バスに乗る前には、きちんと消毒!』

『バスに乗る前には、きちんと消毒!』     『3密を避けて乗車』

 

 吉次園に到着すると、受付で収穫の仕方を教えていただき、もぎ方をシミュレーションして、いざリンゴ畑へ!色識別音声機能を活用してリンゴの色を確認しながら収穫する生徒や網でリンゴをキャッチして収穫する生徒、お互いに協力し合いながら収穫する生徒、リンゴを初めて収穫し喜ぶ生徒等、各々がリンゴ狩りを満喫する様子が見られました。

 お昼は、ブドウの蔓の下で弁当を食べました。いつもと違った雰囲気があり、よりおいしく感じられ、完食する人も続出していました。食後は、バスに乗って少し移動し、吉次園カフェへ行きました。お小遣いで、パフェやスムージー等の好きなものを選び、お金を支払う経験をしました。弁当を完食した人も、デザートは別腹!外のカフェテラスで食べながら、ゆっくりとした時間を過ごし、学校へ帰りました。

 今年度の数少ない行事の中でも、普通科全員がそろって一緒に活動でき、よい思い出作りができた一日となりました。

『青リンゴ発見!』

   『初めてのリンゴ狩りにドキドキ』

 『シミュレーション通りに収穫』

『6個も収穫!』

『初ミカンの詰め放題』

『おいしいね♪』

 

 

 

高等部普通科集会

普通科集会 ~夏休みを前に~

 7月31日(金)4校時目、午後の終業式を前に体育館において高等部普通科集会を行いました。普通科の生徒・職員が一堂に会するのは、6月1日の集会以来となりました。

 コロナ禍の中で、不安な思いをもちながら始まった今年度の教育活動でしたが、この間、マスクの着用や小まめな手洗い・うがい・消毒・換気等に心がけたおかげで、どの生徒も平常通りに落ち着いた学校生活を送ることができました。

 集会では、学部主事よりこの2か月間を振り返っての生徒たちの頑張り等の話があり、続いて、生徒指導部からは夏休みの過ごし方についての話がありました。     体育館での集会の様子

 次に、生徒一人一人からは授業や学校生活を通して、頑張ったことやいろいろな思い出を発表しました。その中で、高等部3年の男子からは、インターンシップでの活動や特に心がけた挨拶・報告等を通して、働くことへの意欲が高まったことなどの発表がありました。また、1年生女子の2人は日常生活の学習で取り組んだエプロンのひも結びや、作業学習で取り組んだフルーツキャップ折りを実演しながら発表しました。短い2か月間ではありましたが、どの生徒もそれぞれの学習に真剣に取り組み、充実した学校生活だったことがうかがえました。

エプロンのひも結びの様子

フルーツキャップ折りの様子   

 

 

 

 

 

 

 

 

 これから、例年より短い3週間の夏休みに入りますが、みんな健康に気をつけながら過ごし、9月の始業式には元気な姿で再会することを約束して普通科集会を終わりました。

単元 箱倒しゲーム

生活単元学習~「箱倒しゲームをしよう!!」~

  高等部普通科A組では、前期前半の生活単元学習の授業で、みんなで装飾した段ボールを使って「単元 箱倒しゲーム」をしました。

 装飾をする際は、それぞれが気に入った大きさの段ボールと、色紙やフェルト生地などの好きな感触の素材を選びながら飾り付けを行いました。素材を箱に貼り付けるときは、糊のベトベトする感触に苦戦しながらも、楽しみながら賑やかに飾り付けすることができました。

 装飾が終わるといよいよ「箱倒しゲーム大会」です。くじ引きやじゃんけんで2チームに分かれ、それぞれに「箱を積む係り」と「箱を倒す係り」のどちらの係りにするか話し合ったり、「どうすれば積んだ箱をたくさん倒すことができるか」などについて作戦を立てたりしました。

 箱を積み上げる際には、箱が崩れないように、積み上げた箱を左手で押さえながら、右手で下にある箱を探ったりする姿も見られ、崩れないように工夫をしながら高く積み上げることができました。みんな真剣そのもので、箱がぐらぐら揺れると素早く箱を支え、応援しているチームメイトも、どきどき冷や冷や、手に汗握る展開が繰り広げられました。

 箱を倒す生徒は、教師の手ばたき等を頼りに進行方向を定め、自分で車いすを操作したり、歩いたりして箱の前まで進み、両手や足を使って思いっきり積み上げられた箱を倒していました。大会の最終日には、金メダルと銀メダルの授与が行われ、それぞれの健闘を称えあいました。

箱の装飾をする生徒の様子

箱倒しを楽しむ生徒の様子

 

 

 

 

 

 

 

 箱倒しゲーム大会が終わると、使った箱で高等部普通科のシンボルとなるゲートウェイを作り、「毎日わくわくしながら学校生活を送れるように」「この下を通る全ての人が楽しい気持ちになるように」との願いを込めてみんなで「わくわくゲート」と名付けました。

ゲートの完成!!