建設工学科のトピック

建設工学科ブログ

2021建設機械特別教育(バックホー)

暑い夏の最中

建設機械の特別教育を実施しました。

1日目は学科講習で建設機械の安全な取り扱いについて学びます。

2日目は実技講習でバックホーの操作方法を習得します。

受講者全員が合格を果たし,免許を取得することができました。

工業高校では様々な資格を取得することができますが

建設機械の免許ってなんかかっこよくないですか?

第18回熊本県高校生ものづくりコンテスト測量部門「銅賞」

和3年6月13日(日)

玉名工業高校を会場に

熊本県高校生ものづくりコンテストが開催されました。

建設工学科3年の小川翔大くん,串山晟生くん,濱﨑瑠樹矢くんの3人が

「測量部門」に挑戦しました。

6月8日(火)本番に向けて練習をしていたところ

トータルステーションという測量機器(約200万円)が

突然故障しました(距離が測れなくなりました・・・原因不明です)。

「よりによってコンテスト直前に」と一同呆然となりましたが,

味岡建設(株)様にご相談したところ貸していただけるという回答を頂きました。

しかも翌日にはわざわざ本校まで機器を持ってきてくださって

本当にありがとうございました。

数日後には本番とあって,機器の取り扱いに慣れるよう繰り返し練習しました。

 

当日の競技の様子です。

 

測量競技は作業時間や精度で審査が行われますが,

練習では達成できなかったベストタイムをたたき出すことができました。

計算書作成で若干ミスはありましたが

これまで培ってきた技術を十分に発揮することができたのではないかと思います。

 

総合成績は「銅賞」となりました。

入賞と知ったとき,練習での悪戦苦闘,測量機器の故障(絶望・・・)

そして味岡建設(株)様の暖かいご対応を思い出し

涙が溢れそうになりました。

 

味岡建設(株)様

本当にありがとうございました。

心より感謝申し上げます。

 

さて,ウチには使えるトータルステーションが一台もありません。

どうしたものか・・・・

 

 

 

【建設工学科】 課題研究発表会

1月21日(木)4~6限で「課題研究発表会」を行いました。

今年度も昨年に引き続き「防災」をテーマに、研究に取り組んできました。

7月には豪雨災害が発生してしまいましたが、その後も科の特色を活かした活動を重ね、

その成果を発表する場となりました。

 

①「建設業を広めるために」

②「防災教育」

③「web地図を活用した防災意識向上に関する取り組み」

④「防災に関する研究(測量)」

⑤「仮設住宅の調査」

⑥「浸水発生メカニズムの解明~バックウォーターに関する実験~」

どの班の発表も素晴らしく、見学した2年生は真剣な面持ちで聞き入っていました。

今年度の取り組みは発表会をもって終了しましたが、

来年度は先輩たちの思いを託された2年生たちが更に研究を深めてくれることと思います。

2年生のみなさん、頑張っていきましょう!

そして3年生のみなさん、お疲れ様でした!この経験を社会で活かしてください!

国土交通省主催による出前講座(現場見学会)

12月16日(水)

2年建設工学科の生徒を対象に出前講座が実施されました。

講座1(教室)国土交通省職員による「土木事業」や「国土交通省の紹介」

講座2 五木村「高野川第2砂防堰堤工事現場」見学

講座3 「建設コンサルタントの仕事,最新の測量技術について」

講座4 測量機器の使用体験「ドローン,3Dスキャナー,トータルステーション」

最先端技術を見て,触って,体験して

進路を選択する上で,とても参考になる見学会になりました。

追記

初雪!寒かったぁ!!

令和2年度第32回熊本県工業高等学校生徒研究発表会「最優秀賞」受賞

11月11日(水)

熊本大学工学部百周年記念館で

「熊本県工業高等学校生徒研究発表会」が開催されました。

建設工学科では,昨年度から3年生全員で「防災」に関する取り組みを行っています。

今回,生徒37人が「防災教育」,「河川測量」,「ハザードマップ制作」,「災害のメカニズム」,「実験」の6班にわかれ,それぞれ取り組んだ内容を整理して発表しました。

 

発表テーマは「逃げろ!~防災の在り方についての探究」です。

発表は,各班からの代表6人で行いました。

その結果

なんと「最優秀賞」を受賞することができました!!

クラスの一人ひとりが,ひとつの目標に向かって取り組んだ成果と思います。

私たち建設工学科は,地域の防災に少しでも役立てるよう,こうした取り組みはこれからも継続していきます。

3年 実習の様子【コンクリートの圧縮・引張強度試験】

水曜日の午後は、3年生の「実習」の時間です。

今回は「コンクリートの圧縮・引張試験」を行いました。

 

先月、セメント・砂・砂利を混ぜて型に入れて養生しておいたコンクリートを、

圧縮試験器を用いて強度を測定していきます。

養生とは、型に入れて固まったコンクリートを一旦型から外し、

より強度を出すために、一定期間、水中に浸けておくことをいいます。

 

「水中で固まるのか??」

と思うかもしれませんが、

コンクリートの材料であるセメントは、

実は、水と化学反応を起こすことによって硬化していく性質があるのです。

コンクリートは水を養分のよう吸収しながら強くなっていくのです。

 先生から説明を受けて実験のイメージをしています     

 デジタルノギスで供試体の直径を測っています

 圧縮試験機を操作しています。緊張しますね。        

 いよいよ供試体に荷重を載荷していきます。

 だんだんとひび割れが起きてきました。           

 ひび割れは斜めで、せん断破壊ということが分かります。

 せん断破壊は、地震で被災した建物によく見られる現象です。  

 

 取り外すとこのようになっています。

 次は引張試験です。                  

 この後、直径方向にひび割れて破壊しました。

 きちんと記録していきます。             

 みんなできちんと照査していきます。実験はうまくいったようでした。

 

身の回りの構造物に使われているコンクリート。

もし世の中からコンクリートがなくなってしまったら、

世界中に無数に存在する、ビル・高速道路・トンネルなどの構造物もなく、不便な生活になることでしょう。

 

コンクリートの基本的な性質について、

実験を通して学ぶことができました。

 

 

 

3年生実習の様子【建設工学科】

3年生実習の様子です。

あいにくの雨模様で本日の実習棟は少し暗めです。

明るい光が漏れている実習室がありましたのでおじゃましました。

ここでは、コンクリートの強度を測る実験(検査)中でした。

このコンクリートブロックは自分たちの手で2週間前に作り上げたそうです。

きれいにできていました。

外では道に緩やかなカーブを作る測量実習を行っていました。

真剣な眼差しでクラスメイトに的確な指示を出しています。

 

「製図」新しい課題に着手

前回の課題も全員終了し、

本日からは新しい課題に着手です。

今回の課題は「コンクリート床版橋」です。

 

初日となる今日は「橋台(きょうだい)」と呼ばれる、

橋の両端(道路橋で言えば入り口と出口)を支える部分の断面図を描いています。

描いていく毎に上手になっています。

できあがりが楽しみです。

 

建設工学科 2年生「製図」

2年生の製図も完成に近づいてきました!!

線種の区別や文字の丁寧さが全体の出来映えに大きく影響します。

来週の2時間で提出です。

美しい図面を完成させましょう!!

 

建設工学科の製図では、法面や側溝、コンクリート橋の床版橋脚など、

様々な土木構造物を対象として学んでいます。

 

【建設工学科】 2年生「製図」

こんにちは。建設工学科です。今日は、製図の風景をご紹介します。

 

「製図」では、構造物を作り上げていくために、図面から寸法を読み取る力や、反対に、構造物を設計する際に、どのような寸法で、どのような材料を用い、どのように部材を配置するかなどを詳細に図面に表現できる力を養います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の課題は側溝の断面図です。「テンプレート」と呼ばれる道具を用いて、図面に円を描いています。

教科書のお手本を見る目も真剣です。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

ICT機器(タブレット・書画カメラ)を用いて説明されているようです。色で区別されていて見やすそうです。タブレットは、その場で図面に文字や線を書き込んだり消したり容易にできるので大変便利です。

デスク等のように見えるのが書画カメラです。先輩達が描いたきれいな図面をスクリーンに映し出して、描く際のポイントを説明されていました。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

今回の図面はA2と大きいので、立ち作業で黙々と描いています。質問で手を挙げる生徒もいます。

1月の書き上がりが楽しみです。