校長ブログ

2021年6月の記事一覧

生徒自治の実現に期待!

菊高ブログにも掲載されているように本日は生徒会の立会演説会が行われました。生徒会長、2年副会長、1年副会長各1名の定数に対し、会長に1名、2年副会長2名、1年副会長1名の立候補があり、4名の立候補者の演説と各応援者の応援演説がありました。

まずは立候補してくれた4名の生徒の勇気と行動力に対し心から敬意を表するとともに、心から感謝したいと思います。どの候補者もしっかり立候補した理由や学校の課題、当選したらやりたいと思っていることなどを堂々と発表してくれました。また、体育館の中は蒸し暑い状況ではありましたが、立候補者や応援者の演説を聞く態度の素晴らしさにも感心し、うれしく思いました。

私は学校運営上、生徒自治は非常に重要なことであると考えています。本校がさらにすばらしい学校へと飛躍していくためには先生方がリードするのではなく、生徒自らが学校の課題を見つけ、認識し、その解決のための方法を考え、実行していく、まさしく生徒自治を実現しなければならないと思っています。

そのリーダーシップを執るのが生徒会長、副会長を中心とした執行部です。これまで平会長、今泉副会長、米村副会長を中心にしっかり頑張ってくれました。新執行部についても積極的な活動を期待したいと思います。

  

 

学校からラジオの生放送がありました!

「高校生が婚活イベント企画」という見出しで6月20日の西日本新聞に商業科3年の地域課題解決学習発表会の記事が掲載されました。高校生が地域の少子高齢化を憂慮し学校を活用して婚活イベントを企画しているということが、市役所、イベント会社、メディア関係者の関心を引き、注目の的となっています。

この西日本新聞社の記事がRKK熊本放送の関係者の目に留まり、本日のラジオ番組「ラジでん」で取り上げられ、学校から生放送がありました。婚活イベントを企画した班の代表者2人と課題解決学習の担当の先生が番組に出演しました。これを全校放送で流し、全校生徒で聴きました。生徒たちは少々緊張気味でしたが、自分たちの企画をラジオのパーソナリティーとのやり取りで生放送で発表するという貴重な素晴らしい経験をすることができました。

各所から注目を集めるような企画を発案した生徒たちを本当に誇りに感じるとともに、生徒たちが持つ高校生ならではの発想に無限の可能性を感じているところです。この婚活イベントには全国放送のテレビ番組からも取材の依頼があっております。

現在、商業科3年生の6つの班の企画を10月末の実行に向け、準備を進めています。今後の取組に乞うご期待ください!

考査終了と同時にいろんなことが動き出しました!

本日で期末考査も終了し、生徒たちもほっと一息つきたいところとは思いますが、その間もなくいろんなことが動き出しています。考査後の定例となっているのが、部活動生集会とボランティア活動。それに加え、商業科の生徒はあと2週間続く、検定試験対策、昨日組合せが決定した野球部員は張り切って第3グランド(野球場)へとそれぞれの生徒が活動を再開しています。

特に、ボランティア活動は中間考査後の活動もこのブログに掲載しましたが、本日も100名以上の生徒が集まり炎天下の中清掃、除草活動を頑張ってくれました。これまでも幾度となくボランティア活動を目にして来ましたが、本校生のボランティア精神は立派なものだと感心させられると同時に本当に誇りに思います。さらにいろいろな活動に幅を広げてくれればと思っています。

ここ数日、静かな放課後を過ごし、寂しい思いをしていましたが、学校はやっぱり生徒たちの活気溢れる声、動きによって息を吹き返すものだとつくづく実感しています。これから夏休みも含め、じっくりと事に当たることができる時期に入ります。気候的にも厳しいこの時期にしっかり基礎力を養い、実りの秋に繋げて欲しいと思います。

  

  

  

  

夢の舞台に向け、組合せが決まりました!

3年生で唯一、県の予選大会を残している野球部の組合せ抽選会が本日行われました。開会式は7月10日(土)に行われますが、本校の初戦は12日(月)に第二高校と聖地藤崎台球場で行われることが決定しました。春の九州大会予選で人吉高校に敗れて以来、選手たちの意識も大きく変わり、先のNHK旗の予選を兼ねた城北地区大会では私の校長着任以来、大切な大会で辛酸を嘗めさせ続けられてきた有明高校に延長11回で見事勝利を収めるなどチーム状態も良くなってきています。朝からの練習、清掃活動、校内でのあいさつ等も生き生きしてきたように感じています。

本校の野球部は地域からの期待も大きく、後援会を組織し応援していただいています。指導スタッフもご自身が選手、指導者として全国的に活躍された経験豊富な地域の指導者が熱心に指導に当たっていただいております。また、保護者会も会長を中心にとても献身的に選手のために活動されています。昨年の3年生はコロナウイルス感染症拡大の影響で代替大会という不完全燃焼な形で活動を終えなければなりませんでした。

野球部の活躍による活性化は地域や学校の願いです。いろいろな方々の思いを胸にこの夏「菊池高校旋風」を起こしてくれることを心から期待しています。

 

期末考査2日目、校内は静まり返っています!

期末考査2日目、午後3時前ですが、試験勉強で居残りしている生徒はいるものの校内は静まり返っています。校長室からは1978年に県の天然記念物に指定されたチャンチンモドキが風になびく雄壮な姿を見ることができ、心が洗われる気持になります。また、正門のすぐ脇には樹齢600年以上で南北朝時代から生息する椋木「将軍木」を見ることもできます。このような大木、緑に見守られ学校生活を送ることができる菊池高校の環境は最高だと常日頃思っています。

校舎も育友会が所有する森林「育友会林」の木をふんだんに活用した温かみ溢れる作りとなっており、屋上には庭園もあり、落ち着いて学習できる環境が整っています。学校すぐ近くの菊池公園には菊池市のシンボルである菊池武光公の騎馬像を見ることもでき、多くの生徒がその菊池公園のバス停を利用したり、前を通って登下校をしています。

生徒たちが主役である学校は生徒たちの声が聞こえないと何とも寂しい場所となってしまいますが、校内の静けさの中でこの環境の素晴らしさを改めて感じているところです。この環境にしっかり感謝し、生徒たちの教育に当たりたいと思っています。

  

  

今日から3週続けて検定頑張ります!

最近、商業科の話題が続きますが、今日も全国商業高等学校協会主催の珠算・電卓実務検定試験に生徒たちがチャレンジしています。明日から期末考査も始まる中、考査の勉強と検定試験の勉強とを並行して頑張っています。さらに、この検定試験は来週が簿記検定、再来週がビジネス文書検定と3週間続けて実施されます。商業科では特色化を図るために、これらの資格取得にもこれまで以上に力を入れており、昨年のこの時期の検定試験に比べ、受験する生徒が昨年の7名から今回105名と大幅に増えています。また、新たな取組としてビジネスライセンス部を創設し放課後にも検定に向けた学習を行い、レベルアップを図っています。

先日紹介した地域の課題解決学習と併せ、商業科の学びが充実してきており、その成果が生徒の日常の生活、「あいさつ、生き生きとした表情、笑顔、コミュニケーション力」などにも表れてきており、成長している「姿」を実感でき、うれしく感じています。

明日からの期末考査とあと2週続く検定試験に向けた勉強とで大変とは思いますが、高校時代のこのような努力はこれからの人生の大きな糧となります。くじけずしっかり頑張ることを期待しています。

普通科と商業科との相乗効果に期待!

本校は普通科と商業科を有する高校として、その両科の特色、良いところが相乗効果を起こすような学校にしたいなあと思っています。そこで、菊池高校の普通科生、商業科生としての所属意識やプライドが高まるような取組をお願いしているところです。先日の商業科の課題研究学習発表会もその1つでしたが、今日は1年生から3年生までの商業科の生徒を一堂に会した集会が実施されました。

その中で商業科主任の先生から商業科としての目標や資格取得の年間スケジュールと昨年の状況、資格取得を目指したビジネスライセンス部の創設、菊翔祭文化の部(文化祭)での取組等々が詳しく説明がありました。生徒たちは集中してその話に耳を傾けており、それぞれの学年に応じて商業科生としての活動や目標を明確したのではないかと思います。

現在、スクールミッションを通して「どような生徒を育て社会的な期待に応えるか。どのような教育を目指すか。魅力や独自の教育特色はなにか。」など本校の魅力を具体化し発信する準備をしています。

これまでの取組が確実に生徒の「姿」に反映されていると実感することができ、先生方に感謝するとともに嬉しく感じています。

嬉しい言葉をいただきました!

月日が経つのは早いもので6月も3週目、中盤となりました。本校では各学期の期末考査1週間前の朝課外休止期間に育友会の学級委員さんを中心に「あいさつ運動」を実施していただいています。その「あいさつ運動」が本日からスタートし、今回は3年生の保護者に参加していただいています。終了間際にお礼の挨拶に行くと、「私は3年間役員をし、毎年参加していますが、今日が3年間で一番登校の状況が良かったです。本当に各段に良くなりました。」との嬉しい言葉をいただきました。

昨年は育友会の役員さん方から現状に対し厳しい意見もありましたが、育友会も一緒になってやるので改善して行こうとの力強いお言葉もいただき、育友会役員の方々と生徒会役員との話し合いの場を持つなど、生徒指導部の先生方を中心に全職員で取り組んで来た成果が表れたのかなと本当に嬉しくなりました。

先日の商業科の課題研究学習発表会といい、今日の保護者からの言葉といい、生徒たちが確実に成長している姿を実感することができ、今後の取組みにも大きな可能性を感じることができた素晴らしい1週間のスタートとなりました。

 

 

生徒たちの発想の豊かさ、すばらしさに感激!

一昨日このブログで予告していましたが、本日、商業科3年生による「課題研究第1回発表会」を行いました。3年生が昨年度からマーケティングの授業で取組んできた課題研究「菊池市の課題は何か?解決のために自分たち高校生ができる取組はないか?」とのテーマのもと6つの班に分かれてそれぞれのアイデアを発表してくれました。(詳しくは商業科ブログを)

どの発表も我々、大人では考えつかないような発想の豊かさ、すばらしさに本当に感激しました。と同時にこれまで生徒が持っている力を最大限に引き出すような教育ができていたのかと反省もさせられました。今回発表した計画をもとに10月30日(土)に行政や関係機関・団体と連携して菊池市を盛り上げるイベント「菊高ジャック」を展開する計画も、本日発表会にご出席いただいた江頭市長の前で発表されました。

このような活動が郷土愛をはじめ社会人としての基礎的な力やグローバルな思考力・判断力・表現力、課題解決力を培い、地域の発展に貢献、活躍できる主体的で実行力のあるリーダーの育成に繋がると確信しました。

今後の展開が今から楽しみです!

 

商業科の「課題研究第1回発表会」が楽しみです!

本校は令和2年・3年度文部科学省研究指定校として「地域の課題解決に向けた教育活動の授業実践に関する指導方法の工夫改善及び評価に関する研究」をテーマに「教育課程研究指定校事業(商業)」に取組んでいます。その取組の一環として『課題研究第1回発表会』を6月10日(木)に開催します。この発表会では3年生が昨年のマーケティングの授業から取組んできた課題研究について商業科の1・2年生や関係者の前で発表します。もちろん、基本的な感染防止対策を十分に講じた上で実施したいと思っています。

菊池市の課題は何か?解決するために、自分たち高校生ができる取組はないかを考え、出てきた6つの案について発表します。実現可能なプランについては菊池市行政や関係団体と連携し、実現したいとも考えています。商業科職員と生徒が一体となって考えた新たな取組に今から当日を楽しみにしています。

発表会には江頭菊池市長もお時間を割いていただけるとのこと。その他、菊池市の関係部署や関係団体の職員さん、地元の中学校の先生、県内の高校の先生など色々な方々が出席いただく予定となっており大変うれしく思っています。

本年度商業科では資格取得にもこれまで以上に力を注ぐこととしており、このような機会と併せ、商業科の魅力を遺憾なく発信していきたいと考えています。

夢が膨らむボート部1年生5人衆!

昨日、RKK熊本放送のラジオ番組「GWEEENとはばたけHEROS!!」で「可能性を秘めたボート部登場!!」と題して1年生部員5人が出演しました。思ったより長い時間のやり取りで5人が意欲的に大きな目標を持ってボート競技、部活動に向かい合っている話を聞くことができ、本当にうれしくなりました。私はこのブログを始めた2日目に「ボート部日本一づくりに取り組みます。」とのタイトルでボート部への思いを綴っていました。

これまでの職務での関わりで、1999年の「くまもと未来国体」前から幾度となく班蛇口湖のボートコースには来たことがあり、国際大会等も実施される日本でも有数のボートコースであるということは十分承知しており、本校の部活動でもこの素晴らしい環境を活かさない手はないと思っていました。菊池市の江頭市長自らの肝煎りで外部指導者も派遣していただいており、環境は抜群ですが、なかなか部員が集まってくれませんでした。

ところが、今年度1年生が5人入部してくれ、先の県高校総体で1年生だけの特別レースにも舵手付きクォードルプルに5人で出場し、見事1000mを完漕してくれました。昨日のラジオ番組でその感想等も含め、5人の頼もしい受け答えを聞くことができ、このブログ開始2日目に綴った夢が現実のものに一歩踏み出した感じがしました。

出来て良かった!高校総体。

まだ一部の競技が残っていますが、昨日までで本校の出場競技は全て終了しました。私も教頭先生、事務長先生と手分けし、全ての競技を視察激励することができました。各会場で聞かれた言葉は「今年は出来て良かったですね。」でした。本当にそう思います。この3月に卒業した生徒たちには申し訳ない気持ちで一杯です。

4月後半からコロナウイルス感染が拡大し、地区大会は中止、対外試合も中止で各チーム・選手とも最後の調整が思ったようにできなかったことと思います。また、学校によっては自校からの感染発生により大会前の大切な時期に部の活動中止を余儀なくされた学校があるとも聞きました。3年生にとっては集大成となる大会で思ったように力を発揮することができず、泣くに泣けないような選手もいるのではないかと思います。慰めにもならないことばですが、これまでの努力は決して無駄にはなりません。これからの人生の大きな糧になることを信じて前に進んで欲しいと思います。

本校の選手は各部活動とも本当に良く頑張ってくれました。それぞれの目標を達成できた部活動とそうでない部活動もあると思いますが、この人生にとって大切な思い出となる高校総体が無事できたことに感謝し、次の目標に向かってしっかり努力して欲しいと思います。