校長ブログ

2021年3月の記事一覧

今年度最後の日となりました。本当にお世話になりました!

昨年の4月1日、菊池高校の校長に着任し、ちょうど1年が経ちました。本当にあっという間の1年でした。お陰で学校ホームページ担当の椎葉先生に背中を押してもらい昨年の8月5日から始めたこの校長ブログも今日で105回目の更新となりました。本当に続けることができるのか不安でしたが、「読みましたよ!」と声を掛けてもらうことが快感となり、何とか私の生活の一部として定着しつつあるように思います。

この1年を振り返ってみるとやっぱりコロナウイルスに翻弄された1年でした。新学期早々からの2か月近くの臨時休校、大会、行事等の中止や延期、規模縮小、生徒たちは思ったような学校生活を送ることができずもどかしい日々を過ごしたことだと思います。そのような中でも3年生は「8年連続で就職内定100%」を達成してくれましたし、大学進学を志した生徒も最後の最後まで全力で頑張ってくれました。2年生の修学旅行中止は悔やまれてなりませんが、生徒たちはこのコロナ禍においてもしっかり成長してくれました。

12月には校内から10人の感染者が発生し、10日間の臨時休校を余儀なくされました。保護者や地域の皆様方に大変なご心配とご迷惑をお掛けしましたが、特別な誹謗中傷、人権侵害などもなく日常の学校生活に戻ることができたことに心から感謝しています。今年に入ってからはまさしくあっという間の「行く(1月)、逃げる(2月)、去る(3月)」でした。

明日からまた新しい1年が始まりますが、この1年確かな1歩を踏むことができたと思っています。今年度1年本当にお世話になり、ありがとうございました。

 

今年度も残すところあと2日!

何だかんだ過ごしているうちに、今年度も残すところあと2日となりました。予想通り年明けてからの3か月間はあっという間でした。先日11人の先生方を送り出し、明後日には10人の先生方をお迎えすることになります。つまり来年度は1人減員で学校運営をしなければなりません。その分先生方に負担をお掛けすることになり、心苦しい気持ちで一杯です。しかし、これが定員割れ、学級減する学校の現実で、まさしく負のスパイラルに陥りかねない現状です。

そこで来年度は定員割れ、学級減を起こさないためにも本年度の反省を踏まえ、地域から信頼される「選ばれる菊池高校」を実現しなければならないと考えています。そのためには、学校の主役である生徒と先生方一人ひとりが生き生きと輝く学校にしたいと思っています。

まずは先生方が輝くために、持っている力ややりたいことを遺憾なく発揮することができる校内の人事配置をしっかりと考えなければなりません。この部署でこのようなことをやりたい、このような生徒を育成したい、というような思いが十分に実現できるよう先生方の希望を大切に組織したいと考えています。

このようなことを考えていると菊池高校の来年度の飛躍が今から楽しみでなりません!

11人の先生方を送り出しました!

年度末の慌ただしさに紛れ、10日間余りこのブログをサボってしまいました。その間、高校入試の合格発表、2次募集、終業式、合格者説明会といろいろな行事を次から次へと実施しました。そして今日はいよいよ今年度最後の行事である退任式がありました。

今回の定期異動では11人の先生方が本校を離れることになりました。本日はその先生方、お一人お一人の紹介をさせていただきましたが、本当に菊池高校のために身を粉にして頑張っていただきました。感謝の言葉しかありません。長い先生は11年、「母校での高校生活よりも長く、第2の母校だ。我が家のような愛着がある。」とおっしゃいました。それぞれの先生方が熱い思いを生徒や卒業生、OB・OGの前で話しをしていただき、わが師の恩を改めて感じ、心に深く沁みたのではないかと思います。

私自身、校長して初めての人事異動を経験し、先生方を送り出す立場としてこれまでの異動による別れとはまた違った感慨に浸り、先生方が次の学校でしっかり頑張っていただき、活躍していただくことを心から願ったところです。また、菊池高校のことを忘れずに、行事等機会があるごとに気軽に遊びに来ていただければと思っています。

このように人生は出会いと別れの繰り返しですが、生徒たちにも人との出会いを大切にし、豊かな人生を送って欲しいと思います。

心温まる定期演奏会でした!

昨日、吹奏楽部の第37回定期演奏会が泗水ホールで実施されました。昨年はコロナウイルス感染拡大による全国一斉休業が発表された直後のコロナ禍の真っただ中であり、開催する予定でパンフレット等の準備はできていたものの実施することができませんでした。

この定期演奏会の実現には、この1年コンクールやイベント等、数々の対外的な発表の機会をことごとく奪われた先日卒業した前部長の熱い思いがあったということを聞きました。在校生5人、卒業生2人、OG3人、協力者2人と顧問1人と計13人のステージでしたが、とても心温まる演奏会で、なにより生徒たちの生き生きとした楽しそうな姿がとても印象的でした。

今回は実施可否の判断が直前になってしまったことなど、PRの期間がなかったこともありましたが、このような生徒たちの晴れ舞台を在校生や保護者の皆さん、地域の中学生、皆様方など多くの方々に見ていただきたかったと感じたところです。

本校にはこのように頑張っている生徒がたくさんいます。より多くの皆さんにそのことを見ていただき、感じていただき、本校が「選ばれる菊池高校」となるよう努力しなければならないと思っています

甲子園に出場する島の県立高校を肌で感じて来ました!

昨日、福岡県八女市の西日本大学短期大学付属高校のグラウンドで同校と秋の九州大会で優勝し甲子園に出場する長崎県立大崎高校との3校での野球部の練習試合がありました。西日本大学短期大学付属高校は地元では「ニシタン」の愛称で親しまれている野球の名門校です。阪神や日本ハムで活躍した新庄剛選手の母校でもあります。

また、長崎県立大崎高校は長崎県佐世保市のお隣の西海市の島にある学校で明日から甲子園に出発するとのことでした。現在、2年生10人、1年生19人の部員で活動しており、卒業した3年生が入学してくるまでは部員5名の廃部寸前の状態から2年半で甲子園出場という快挙を成し遂げています。

さすがに甲子園に出場する学校ですので基本的な立ち振る舞い、バッドスイングの速さ、力強さが傍から見るだけでも違うなあという感じを受けました。練習試合の試合内容もさることながら、このような強豪校と練習試合ができることに対する感謝の気持ちと意義をしっかりと感じて取り、部員一人ひとりが自分たちとの違いやあるべき姿を認識し、それを実践に移してれることを期待したいと思いました。

野球部に限らず、目標をしっかりと見据え、生徒と先生方、指導者、保護者の思いがしっかりと同じ方向に一致すれば3年間で実現できないことはないと思っています!