2021年1月の記事一覧
文字通り1月は「行く」でした!
「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という言葉がありますが、まさしく1月があっと言う間に行ってしまおうとしています。ついこの前まで「あけまして・・・」というようなあいさつをしていたように思うのですが、本日が1月最後の登校日となってしまいました。2月1日には前期選抜が実施され、本日は午前中の短縮授業とし、全職員で細心の注意を払いながら準備に当たっているところです。
前期選抜は商業科において実施されます。40人の募集に対し39人の受検という厳しい状況ではありましたが、このこれから菊池高校で頑張ろうと受検してくれる受検生にきちんとした選抜検査を実施し、4月に新入生として迎え入れ、その可能性を3年間で最大限に伸ばすことが我々教職員に課せられた使命だと思っています。
3年生も家庭学習に入り、朝からの登校の様子が少々さみしくなったと感じていた中に前期選抜の準備を迎え、本当に月日がどんどん流れて行くことを実感しています。本校に赴任してあっと言う間に10ケ月経ち、何をしてきたのかと自問する日々です。
今後も卒業式、後期選抜と重要な行事が続きます。月日に逃げられ、去られる前に、一日一日を大切にしていきたいと思っています。
卒業式でも大きな影響を受けます!
木曜日は週1回、主任主事が集まる運営委員会が開催される日です。1時間目に実施しましたが、本日は3月1日に挙行する卒業式について総務部から提案がありました。やはりここでもコロナ禍の影響を大きく受けることになります。卒業式と言えば3年間本校で勉学や部活動、その他いろいろな活動を通してしっかり成長し、次のステージに飛立つ卒業生をみんなで祝う重要な式典です。本来なら多くのご来賓、保護者、在校生、教職員が見守る中で盛大に送り出したいところですが、卒業生、その保護者、教職員のみの卒業式、歌なども自粛であっさりした卒業式となりそうで、何とも言えない気持ちです。そのような中でも心温まる卒業生にとって思い出に残る卒業式ができないかと議論したところです。
どのような状況でも少しでも何かできないか、ということを考えることがとても大切なことだと思っています。この1年間、コロナ禍だから通常では考えもしなかったことを考え、やらなかったことができたことがあったのではないかと思います。卒業式に限らず、「ピンチをチャンスに変える」発想でコロナ禍だから逆に思い出に残った、プラスになったというような状況にしなければならないと考えています。
本日は卒業式と併せて、卒業認定、前期入試等年度末の重要な職員会議も行われます。最後の最後まで全職員で一致協力してこのコロナ禍を乗り切って行きたいと思っています。
恒例のハーフマラソン大会も中止としました!
本日は年間の行事計画では「ハーフマラソン大会」の予定でした。本校のマラソン大会は学校から市内の龍門にある班蛇口湖の竜門ダムを折り返す18.5kmを走るアップダウンの多い過酷な大会です。何と男女の分け隔てもなく同じコース・距離を走る大会です。完走後には育友会から振舞われる豚汁が待っているという高校生活の良いか悪いかは個人差があると思いますが、思い出に残る大切な学校行事です。
残念ながらその「ハーフマラソン大会」も中止としました。まず大きな要因として12月に本校で発生したコロナウイルス感染による10日間の臨時休校で体育の時間における練習が十分にできなかったこと。次に現在、全国また県独自に緊急事態宣言が出されていること。これらの状況を鑑みると、コースを変更し距離を縮めるなどして実施も検討しましたが、中止の判断をしました。
生徒たちは体育の時間に本当に一生懸命走っており、大会で力を試したかったと思っている生徒も多いのではないかと思っています。また、地域の方々も菊池高校生が走る姿を見ることを楽しみにしておられる方々も多いと聞いています。このようにこの1年間、コロナに翻弄され生徒の楽しみ、目標を奪われ残念でなりません。
これからもこのようなことは覚悟しなければならいと思いますが、コロナに負けず、しっかりと前進していきたいと思っています!
本校の課題の要因分析に関する論文の出処を知り、びっくり!
先日、県教育委員会の高校魅力化推進室を訪ねた時に、このような論文があることをご存知でしたかと渡されたのが、「地方都市における県立高校定員割れの要因分析」という熊本大学政策創造研究教育センター園田賢太郎政策研究員が書かれた論文でした。
この論文は2016年9月に発表されたもので菊池高校を事例に定員割れが起きている公立高校において県教育委員会や地方自治体等がその解決策を探るための知見を提案することを目的として書かれていました。書かれてある内容は本校の魅力化を推進するうえで非常に参考になる内容も多く、論文を書かれた園田さんと直接話がしたいと思い熊本大学に電話しましたが、所在不明でした。そこで、インターネットで検索したところ、何と園田さんが菊池市役所の現職の職員さんということが判明し、びっくりしました。
早速連絡を取りこの論文についもっとて詳しいお話を聞かせていただくことを約束をしました。話によると当時、園田さんは菊池市役所から熊本大学に研修で出向しておられ、菊池市の行政課題として菊池高校の現状を鑑み、このようなテーマで論文を書かれたとのことでした。当時から菊池市としては危機感を感じ、課題として意識しておられたことが伺えます。先日、このブログにも掲載した通り、現在、菊池市とは課題解決に向け連携を深め取組んでいます。
このように本校の課題を論文にまでまとめられた方が身近な所にもおられ、いろいろな方々の英知を結集し、魅力溢れる菊池高校を作り上げなければならないと思っています。
菊池高校生、文武両面で頑張っています!
早いもので令和3年も4週目となりました。この土日にも菊池高校生は文武両面で頑張ってくれました。まずは大学入学共通テスト、このコロナ禍にこれまでの大学入試センター試験に代わりスタートしたテストに本校から28人の生徒が挑みました。体調不良や欠席等もなく全員が無事予定通り受験を終えることができました。どの生徒も緊張感、充実感に満ちた素晴らしい表情で試験に臨んでいました。本日の自己採点、三者面談等を経て志望校を決定し、前期試験、後期試験に向けて最後の最後まで諦めず、粘り強く頑張って欲しいと思います。
また、剣道とサッカーの新人戦も行われました。まず、剣道ですがもともと菊池は剣道処ということもあり、本校の剣道部は非常に伝統があります。顧問の前田先生も本校剣道部のOBであり、高校時代の指導者は私も個人的にお世話になったお父様の前田泰良先生です。伝統復活を期して日々稽古に励んでいます。見事シード校の鎮西高校に勝利する場面を目の当たりにし、とても感動しました。惜しくも準々決勝で敗退しましたが、十分ベスト4を狙える力はあると確信しました。
同じく、サッカー部も千原台高校と対戦しました。サッカー部はこの4月からサッカーを専門とする保健体育科の内古閑先生が赴任し、少ない部員ながら一生懸命練習に励んでいます。日々の練習に臨む姿勢や先生と生徒の向き合い方などを見ると菊池高校の活性化にも繋がる大きな可能性を感じます。試合前日、内古閑先生が「部員は私の宝物です。」と熱く話してくれた姿が印象的でした。残念ながら1対4で負けましたが、最後まで諦めずに頑張る姿には感動しました。
このように、本校には文武両面において頑張っている生徒がたくさんいます。文化部の活動や資格試験等への挑戦も含めこのような輪を全校生徒に広げ、活気に満ちた学校にしたいと思います。
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