校長ブログ

2022年4月の記事一覧

運動部活動指導員の任用通知書を交付しました!

 

前回の校長ブログで記載した通り、本校は県教育委員会から本年度と来年度、持続可能な部活動にいての「学校体育研究推進校」の指定を受けました。この研究の柱の1つに地域との連携、地域人材の活用があります。そこで、本校では現在、5つの部活動で「熊本県立高等学校等運動部活動指導員」を任用することとしています。

その任用通知書が県教育委員会から届きましたので、本日、女子バレーボール部の東英一さん、野球部の渡邉和雄さん、ボクシングの西垣健三郎さんの3人に交付をしました。その他にもボート部とバドミントン部に指導員の配置を予定しています。

この配置により目指していることは、指導員の皆さん方の豊富な経験による指導により「充実した魅力ある部活動」となり、多くの生徒がそれぞれの部活動を加入し、学校全体が活気づくことです。また、指導員を配置することによる先生方の負担が軽減し、「働き方改革」にも繋げることができればと思っています。

高校生活において部活動を通して得られる経験は意義が大きく生涯の財産となります。私自身が身を持って経験してきました。指導員の皆様方には本校生徒を育む仲間として、その活躍に大いに期待を寄せているところです。

 

県教育委員会の学校体育研究推進校に指定されました!

今日は県教育委員会から体育保健課の審議員と担当指導主事が来校され本年度と来年度の2年間にわたる「学校体育(持続可能な部活動)研究推進校」の指定書の交付がありました。私は2年前の校長就任以来、大きく3つの学校改革に取り組んでいます。

1つ目が「学科改編」で本年度から普通科に「未来探究コース」と「地域探究コース」を設置することができました。

2つ目は「地域資源活用」です。菊池地域の歴史と伝統文化、豊かな自然、人材を活用した探究活動です。このことについても菊池市からのコーディネーターの派遣により取組を勧めています。

そして3つ目が「地域拠点部活動」です。これが今回の県教育委員会の「持続可能な部活動」の研究推進に繋がります。本校のような生徒数減に直面している学校では部活動の精選をしなければなりません。そこで、重要になって来ることが「地域との連携」です。

現在考えていることは、①小中学校で盛んな競技の受け皿となる。②地域の環境面などの特色を活かす。③地域の人材を活用する。などです。今回の指定により「部活動の活性化」と「教職員の働き方改革」の両立した持続可能で活気ある部活動が実施できればと思っています。

 

 

ベテランの先生の指導力に感心しました!

本校の剣道部は今回の定期異動により前田晃宏先生から大橋一成先生に指導者が変わりました。前田先生は本校のOBであり、お父様も本校で剣道の指導をされ隆盛を極められ、前田先生はお父様から高校時代指導を受けておられます。生徒達や保護者の皆さんにとっては今回の異動は青天の霹靂であり、動揺しているのではないかと心配していました。

今日、剣道部が専大玉名高校と練習試合をするとのことで練習を見学してきました。この専大玉名高校の剣道部には私の初任の地である植木町の鹿南中学校の時の生徒で今も親しくお付き合いをしている生徒の子どもさんが1年生と2年生におり、その生徒からも菊池高校が練習試合に来るとの連絡を受けていました。

この練習試合での大橋先生の生徒達への的確な指示の出し方とそれを受ける時の生徒達の顔つき、目つきを見て大橋先生が既に生徒達、保護者の信頼を得られていることがひしひしと伝わってきました。大橋先生のこれまでの競技歴、指導歴からくるベテランの先生の指導力のすごさに感心しました。

県立高校における定期異動による指導者交代は避けられないところがありますが、このようにスムーズな指導者の引き継ぎを目の当たりにでき大変嬉しく思いました。

3年ぶりに育友会総会を実施しました!

私が菊池高校の校長に就任した2年前はコロナ禍の真っ只中でした。昨年も感染状況が厳しく、今年やっと校長として初めて育友会の総会を対面で実施しました。土曜日の雨の中にも関わらず183名の保護者に出席していただき、本当にありがたく感じています。また同時にお子様方の成長や本校教育への熱い思い、期待がひしひしと伝わってきました。

冒頭のあいさつで生徒を育む上では育友会と教職員は両輪であり、お互いの信頼、良好な関係なくして実りある教育できないこと、そのためには、何か不満や不明な点が生じたら、溜め込まず遠慮なく担任先生や教頭先生にお伝えいただき、いろいろな事に迅速、丁寧に対応してきたいということを話しました。

また、本校教育については3つのスローガン「選ばれる菊池高校」「伸びる菊池高校」「夢を叶える菊池高校」や普通科の学科改編、商業科の新たな学び、菊池市からの支援による公営塾「菊池前進塾」、ディレクター、コーディネーターの派遣などについて話をさせていただきました。さらに、公営塾についてはディレクターの月井雅晴先生に直接説明していただきました。保護者の皆様方の関心の高さを垣間見ることができました。

やはり対面で直接話をさせていただくことの重要性を改めて痛感しました。本日、選任された高宗友子会長を始め新執行部の皆さんとしっかり連携を深め、会員の保護者の皆様方のご理解とご支援をいただきながら、全職員一丸となって生徒たちの健全育成に取り組んで行きます。

 

 

菊池市と県教育委員会の連携協定が締結されました!

本日、県庁において菊池市の江頭実市長と県教育委員会の古閑陽一教育長との間で「菊池市に所在する県立高校の魅力向上に関する連携協定」が締結されました。協定書では「菊池市に所在する県立学校生徒の学力向上に関すること。探究的な教育活動等に関すること。菊池市の地域活性化に関すること。」について連携・協力して取り組むことが定められています。

そこで、具体的な内容として菊池市から学力向上のためのディレクターと探究活動のためのコーディネーターを高校に派遣し、教育活動を支援していただきます。また、本校のセミナーハウス「拓志館」において菊池市の公営塾「菊池前進塾」が開設されます。菊池市は、江戸時代から多くの私塾が開かれ、菊池地域の文教を支えてきました。このことが「文教菊池」という教育理念に受け継がれていますが、「前進塾」も未来を担う人財の育成を目指します。

このように、本校の教育活動を支援する心強い協定が本日締結されました。この協定により本校教育活動がさらに魅力化し、地域から「選ばれる高校」となるようしっかりと取り組んでいかなければならないと思っています。