校長ブログ

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令和4年度から普通科に新たなコースを設置します!

8月に入りこれからが夏休み本番。本来なら日頃できない部活動の合宿や遠征など、さまざまな活動も本格化するところですが、県独自の「熊本蔓延防止宣言」が発令され教育活動にも制限が掛かり、対外活動ができなくなりました。そこで、8月23日に予定していた「オープンスクール」も延期することとしました。非常に残念なことではありますが、現状を鑑みると致し方ありません。生徒たちの成長を止めることがないようできることを精一杯やりたいと思っています。

さて、本日、県教育委員会で来年度令和4年度から本校普通科に「未来探究コース」と「地域探究コース」の2コースが設置されることが決定しました。この学科改編は社会の変化が加速化し複雑で予測困難な時代を生き抜くために、「探究心」を持って主体的に学びに向かい、必要な情報を判断し、自ら知識を深めて個性や能力を伸ばし、人生を切り拓いていくことができる生徒を育成するためのものです。

このブログでも紹介しているとおり、既に商業科においても課題解決学習、資格取得等新たな学びを精力的にスタートさせています。今回の普通科のコース設置と合わせ、菊池高校は大きく変わろうとしています。

これまでの113年の伝統を継承しながらも、新たな歴史の第1歩が動き出しています。これまで以上に地域の期待に応えることができる菊池高校にしたいと思っています。

あっという間に7月も終わります!

本校は7月17日から夏休みに入りましたので、あっという間に2週間が過ぎたという感じがします。その間、待ちに待った東京オリンピックが開幕し、柔道や卓球、水泳、体操などのメダル獲得に勇気と元気をもらうとともに、その裏にあるこれまでの努力や苦労に心から敬意を表さずにはいられません。その一方で思ったような結果を残せなかったアスリートたちの悲哀や勝負の無情さにも何とも言えないせつなさを感じます。

無観客開催ということもありますが、心からオリンピックを楽しむことができないこの状況にこれまで体育スポーツを愛好し、携わって来たものとして非常に残念な思いがします。私が関係する競技でも高校時代には私がとてもお世話になった先生のご自宅に下宿生活をしており、食卓でよく顔を合わせていた選手、高校卒業し18歳で熊本の実業団チームに入り長く下積みをし10年以上の努力を続け、代表チームの柱と成長した選手などが大会で頑張っています。

このような選手たちを全国民で心置きなく応援できるようなオリンピックであればと思いますが、ますます状況は厳しくなり、教育活動にも影響が出てきています。何とも先が見えませんが、一日も早くこの状況から脱することを願うばかりです。

記念講演が今から楽しみです!

本年度、本校は城北地区公立高等学校PTA指導者研究大会の当番校になっています。城北地区14校のPTA役員の皆様方と学校関係者の参加により10月23日(土)に菊池市文化会館で開催することとしています。この研究大会は記念講演と実践発表から構成されており、記念講演者を当番校で決定しなければなりません。いろいろな候補者の中から元熊本県公立高等学校長会会長で教育次長や済々黌高校、宇土高校、阿蘇高校の校長を歴任された川上清司先生にお願いすることとしました。

その川上先生が本日、わざわざ菊池高校にお出でいただき打合せをさせていただきました。先生に薫陶を受けた先生方は数多くおられると思いますが、私もありがたいご縁で若い時から親しくご指導いただき本当に心から尊敬し、感謝している存在です。今日は1時間余り先生とあれこれと話をさせていただき、本当にうれしい気持ちになりました。

教養豊かで人を温かく包み込むような包容力と心に染入るようなその話題の引出しの多さに改めて感心させられ、当日の講演が今から楽しみになりました。

 

菊池市内の小学生への学習支援を行いました!

昨日と本日、菊池市内の小学生を対象とした学習支援を行いました。校区内の隈府小学校からの参加が多かったようですが、全部で80人以上の児童が集まってくれました。この児童たちを6班に分け、生徒会役員や有志の生徒が学習支援を行いました。小学生の児童はとても意欲的に学習に取り組み、高校生とのやり取りも楽しそうに行われていました。私も久しぶりに小学生の夏休みの宿題などの学習内容をのぞいてみましたが、英語などもあり案外難しいのに驚きました。

この学習会は菊池市教育委員会と共催で「菊池市3高校魅力化事業」の一環として実施しました。菊池市内の児童生徒を高校までは地元で育成しようというもので、小学生がこの機会に菊池高校の素晴らしい学習環境を感じたり、高校生と触れ合う中で親しみや憧れを持ち、自分も菊池高校生として高校時代を送りたいと思ってくれるような身近な存在に菊池高校がなればと思っています。

これからもいろいろな機会を通して、地域の児童生徒に菊池高校や菊池高校生の素晴らしさを発信できればと考えています。地域の最終学府として地域から愛され、選ばれる高校となるよう努力していきます。

 

 

 

 

全てを出し切った素晴らしい好ゲームに感動!

本日は野球部の夏の甲子園に向けた3回戦が行われました。今大会は昨日までにシード校8校中5校が敗退するという前代未聞の波乱の大会となっています。同じ高校生、どこが勝ってもおかしくないような状況になってきました。今日の相手は第2シードの熊本工業、4年前、春の選抜大会に出場し、今回と同じ第2シードの熊本工業に勝ちベスト8に進出しています。一塁側から球場に入ると保護者会長から「4年前も同じ一塁側だったそうです。」との声が掛かり、その再現に期待が高まりました。また、今日は生徒たちも部活動生を中心に有志60名程度が応援にも駆けつけてくれました。

試合は2回と4回に1点ずつ失点したものの両校互角の戦いで一歩も引けを取らない好ゲームとなりました。結果的には0対2で惜敗はしたものの、3年生にとってはこれまでの練習成果を全て出し切った悔いのない人生の思い出に残る試合になったのではないでしょうか。

今大会を通して私が感じたことは、「やっぱり、野球の神様はいる。努力は嘘をつかない。」ということです。随所できちんと努力してきた選手には野球の神様が微笑んでくれたような気がしました。

今日の伝統校熊本工業との戦いは菊池高校全体に「やればできる。」という自信と勇気を与えてくれました。感動しました。選手のみんな本当にありがとう。