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鹿本高校の授業と授業改善

生物×数学×家庭のクロスカリキュラム(アルコール発酵:蒸しパン)

生物の授業で発酵について学習しました。学習した内容が実際にどのように活用されているのかを実感すると同時に発酵の様子を観察するため電子レンジで作成できる蒸しパンを作る実験を行いました。

生地が発酵により発生する二酸化炭素で膨らむ様子を観察し、2分おきに高さを測定していきました。

時間ごとの体積を計算するために上部の半径を高さから計算して、円錐台の公式により体積を導くやり方を数学の宮崎教諭から学びました。

最後に家庭科の授業で西村教諭からどのような生地にはどんな膨化剤を使うと良いのかなどを学びました。

ポスターセッション(生物)

各班で担当した分野を発表し合いました。各自で調べてきたことを班員で共有して一枚のポスターを作成します。このポスターは全員に縮小して配布し、このプリントを持って発表を聞いてまわります。発表は2時間行い。1時間目に発表した班員が2時間目は発表を聞いて回り、1時間目に聞いて回った班員が発表に回ります。パソコンの動画を見せたり、模型を使って説明する班もありました。

ラオス サワンナ大学とのオンライン授業:生物×地理×JICA(ラオス)

生物の授業の一環で日本とラオスのゴミ問題について考える授業を行いました。本校生は日本のゴミの処理の仕方やゴミ問題についてプレゼンし、ラオスの大学生から質疑を受けました。時間的な制約もあり、大学生側からの発表時間が取れませんでしたが、前もって大学生によって作られていたラオスのゴミ問題の資料を元に比較して考えることができました。

これから一緒未来を作っていく仲間の存在を国や文化を超えて知り、理解して、つながっていってくれればと思っています。

 

【音楽選択】生徒1人1台のタブレットを用いて楽曲分析に挑戦しています!

本校はICT機器(1人1台端末)整備の「先行実践校」県内の16校の1つに指定されています。

それに伴って現1・2年生には「生徒1人1台のタブレット」が貸与されています。また、「大型提示装置(電子黒板)」、「無線LAN」、「高速インターネット回線」が校内整備されています。

音楽の授業(2年生の音楽Ⅱ)ではモーツァルトが生涯最後に書いた交響曲、「ジュピター」愛称でも知られる第41番の授業に取り組んでいます。1楽章から順に学んできた今日はいよいよ第4楽章。

各個人のタブレットには交響曲第41番のフルスコア(指揮者が見る総譜)がダウンロードされており、実際に鳴ってる音と譜面を照らし合わせながら学びを深めています。

本時はジュピター音型を見つけながらそれぞれの気付きを共有、最後の場面ではこれまでのモティーフが対位法的技法によって展開・発展していく様子をタブレットで確認しました。

来週はまとめに入ります。

(文責:前村)

ラオスのJICA職員とのオンライン授業(生徒基礎:環境問題)

ラオスに派遣されているボランティア職員の溝口さんと甲藤さんにラオスの国について学び、ラオスと日本の環境とゴミ問題について考える授業を行なっています。6月からはサワン大学の学生とディスカッションを行う予定です。

同じ世代で将来の環境について考えていけたらと思っています。

英語でサイエンス(英語×生物クロス)

Who am Iというテーマで生物基礎の授業で免疫について学んできた生徒達は、自分達が何の細胞なのかを他の生徒達に英語で質問し、その答えから自分達が誰であるかを予想して答えるゲームをしました。Where am I born?と聞かれてあれどこだっけ、と戸惑う姿が見られました。授業でわかっているつもりが、実は曖昧に覚えていたり、わかった気でいたことに気付かされる授業となりました。ALTのバッキー氏と西教諭のアイディアあふれる授業に僕も生徒も楽しく学ぶことができました。

海外オンライン×英語探究×LHR×英語表現I

国際理解講座「令和SDGs熊本」を通して、学んだことが普段の学習とどのようにつながっているのかを意識させたいと授業や日々の問いかけを意識する中で、8月~12月にかけて様々な取組や授業がつながり1つの流れをつくることができました。昨年より取り組んでいるクロスカリキュラム(科目横断的指導)の理想の形であったと感じています。国語科の冨田教諭がシンガポール大学とのオンライン講座を企画し、総合的な探究の時間やLHRを利用し、日本のSDGsの取組や総合的な探究に関連する内容をプレゼンし、ディスカッションを行いました。さらに世界に視野を広げさせたいと英語科の川元教諭が国際理解講座「令和SDGs熊本」の講演を企画されたことで一気にSDGsを軸とした学びの流れが生まれていきました。グローバル探究コースの担任である西教諭はこの学びを日々の授業にも生かしていくべきだと考え、単発になりがちな講演や講義と授業をつなぐ取り組みをされていかれました。その意識が大学教授の講演後のSDGsカードゲームであったり、JICA講演後の英語でのプレゼン活動につながっていきました。国語科・英語科・理科科の教科を越えた取り組みとなりました。

◎シンガポール大学とのオンライン講座

◎SDGsカードゲイム

◎JICA講演会

◎英語表現Ⅰ(プレゼンテーション活動)

○これまで学んだことや考えたことを英語で発表し合い評価を行う

○自分の考えや取り組みがどのSDGsとつながっているかをマインドマップを作成。

 

感染症について クロスカリキュラム(保健×生物)

保健の授業で感染症や予防法について学習が行われた。その中で手を洗う効果について菌や細菌を培養する培地を作成し、実際に様々な方法(お湯につけるや2度洗い、エタノール消毒など)で洗った際の手の菌の変化を調べた。

また、汚れていると考えられる所(便所のノブ、スマホ、小銭など)を触った手を培地につけるなど、班ごとに様々な条件で培養を始めた。

実験の結果から至る所に細菌や菌がいること、手を洗う効果などを改めて気づいてくれればと思う。