校長ブログ

にっこり 平成28年7月

 7月になり梅雨の終盤に入ってきました。ここ数日は晴れの天気になり、雲も夏の雲が見られ気温が上昇しています。現在は湿度も高いので熱中症にも十分注意しておく必要があります。本校でも先日部活動のキャプテン等を集め、熱中症対策の研修会を開きました。梅雨では、太平洋高気圧からの暖湿な風とオホーツク海高気圧からの冷湿な風がぶつかることでそこに梅雨前線が発生します。この前線が日本付近を北上したり南下したりして各地で雨を降らせることとなります。熊本県でも局地的な豪雨で警報が出たりしていました。雨は作物の成長にとって必要なものですから全く降らないというのも困ります。ほどほどがいいのですが、こちらの思うとおりには降ってはくれません。梅雨の終盤にも豪雨になる場合もあるのでもう少し注意が必要です。
  7月3日に台風1号が発生したと報道されていました。今頃今年最初の台風が発生していますが、この記録は統計を取り始めたこの60年あまりで2番目に遅い記録とのことです。記録では台風1号の発生が最も遅かったのが、平成10年7月9日となっています。この4、5年は毎年20個以上の台風が発生しています。梅雨が明けたと思ったら今度は台風の心配もしなければなりません。今回の熊本地震で各地で地盤が弱くなっている箇所が多くありますので、今後集中豪雨や台風の影響で二次災害が発生しないことを祈っています。
 本校の施設の復旧状況については、本校のHPで今後も随時お知らせしていきたいと思っています。現在、教室棟の一部が使用できないため、ホームルームを特別教室棟や東棟などの分散させています。それを解消するため、プレハブの教室をハンドボールコートに建築中です。予定では8月中旬に完成しますので、2学期からは、分散していたホームルームをこのプレハブの教室に移し授業を始めます。また、ユニセフからいただいたテントで授業を行っていましたが、それも何とか別の場所を確保できる予定です。生徒諸君には不便をかけていますが、学習環境の整備を最優先に復旧を図って参ります。また、管理棟、教室棟、特別教室棟をつなぐ渡り廊下が現在使用禁止で出入り口が制限されています。教室棟及び特別教室棟の南側1階の外側にそれぞれ、落下物からの安全を確保するためコンパネで屋根を設置しその下を通路として使用できるようにしました。その結果、教室棟は南北両側の1階の出入り口を使用することができるようになりました。特別教室棟もこれまで体育館とをつなぐ渡り廊下からの出入り口1カ所でしたが、1階の出入り口を使用できるようになりました。
 プレハブ教室は、他校ではたとえば校舎の建て替えである一定の期間利用することがよくありますが、本校の場合は、現在のところいつまでプレハブ校舎を使用するのかという見通しが立っていません。
 本校も二の丸にあった頃などは、プレハブの校舎が一部あったということをりんどう会の方々から聞いています。本校は昭和37年の創立から今年で55年目を迎えました。創立からこれまでの中で最大の困難に直面していると思います。生徒、職員が一丸となってこの困難を乗り越えていきたいと思います。
 最後に、学校の古い資料を探していたら、「熊本二高新聞」の創刊号(昭和37年10月13日)がありましたので、参考までにご覧ください。