SSH(スーパーサイエンスハイスクール)とは
 本校は2003年(平成15年)に文部科学省よりSSH指定を受けました。SSH指定校は、科学技術振興機構(JST)から先進的理数教育活動の推進に必要な支援を受けることができます。現在(平成29年度)第4期目に入りました。

「高等学校等において、先進的な理数教育を実施するとともに、高大接続の在り方について大学との共同研究や、国際性を育むための取組を推進します。また創造性、独創性を高める指導方法、教材の開発等の取組を実施します。」

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SSHニュース

第5回英語プレゼンテーション(理数科3年生)が開催されました。

7月5日(金)、理数科3年生による英語プレゼンテーションが行われました。

理数科では、入学直後から科学的探究能力を向上させるための取り組みを行っています。

その一つに、課題研究があります。

1年生では、プレ課題研究を行い研究の基礎を学びます。

2年生では、本格的に課題研究に取り組み、県内外の発表会や学会などに参加をしています。

そして3年生では、自身が行った課題研究を英語で表現するという取組を行っています。

この英語プレゼンテーションは、3年間取り組んできた課題研究の集大成ともいえる行事です。

 

今年は、熊本大学のグローバル教育カレッジから10名の留学生

フィリピン科学高等学校から20名の高校生をお招きして、このプレゼンを通して交流を深めてもらいました。

また、本校の理数科1、2年生や普通科・美術科の生徒もプレゼンを聞きにくるなど、

SSH事業の全校展開がとてもよく表現されていました。

緊張しつつも、一生懸命英語でプレゼンテーションしています。

少し慣れてくると笑顔を交えながらプレゼンができるようになっていました。

留学生からの質問にも英語で答えています。

終わるころには発表原稿を見なくとも、英語でプレゼンできるようになっていました。

 

2時間という短い時間ではありましたが、大変有意義な時間を過ごすことができました。

終了後の生徒たちからは、もっと英語を勉強したい!という声も聞こえてきました。

「主体的・対話的で深い学び」の1つの在り方を見ることができたと思います。

 

最後に全員で記念写真をパシャリ☆

 

 

英語で考える→「みつめる・きわめる・つなげる」~GRⅢ

 3年生GRⅢ(学校設定科目グローバルリサーチⅢ)では、テーマ研究の総仕上げとして、2年次の地震の探究ポスターを英語に翻訳する活動を行いました。

 英語による表現「グローバル」は①テーマ研究を異なる表現形式でプレゼンテーションすることで内容をブラッシュアップする、②英語に翻訳することで論理性を高めることを目的としています。

3時間という短い時間でしたが普通科8クラスと美術科で行いました。まずは表現してみよう、相手に伝えるために試行錯誤することを第一としています。この活動で、指導者側も気が付いたことは、「英語で考え、プレゼンテーションする」ことは第二高校SSHのテーマを体現する活動であったことです。

◆みつめる力→英訳によって課題を再発見する 

 ※例「ものづくり」って英語で何???から、その本質を考えるきっかけとなる。

◆きわめる力→英訳は論理的な思考を身につけるのに有効である

 ※英訳しやすいように日本文を見直し、文章が洗練される。

◆つなげる力→教え合いによって、互いの尊敬が生まれる。相手に伝えることをあきらめず、試行錯誤する態度が身につく。

 

 GRⅢ「グローバル」は第二高校では今年初めてであり、全クラスが英語による表現を行うなかなか難しい内容でしたが、脳をフル回転して取り組んでくれました。

 2学期はこれら英語のレポートを評価し、フィードバックする活動を行います。この新しい取り組みに協力いただいた先生方、外部機関の皆様本当にありがとうございます。そして、このGRが3年生の夢につながることを祈っています。

ASテーマ研究が美術科卒業制作に!

雑誌に見えますが、実は生徒が制作した作品です。 内容は熊本の魅力を高校生の視点から発信したものです。

 

 この作品は2年次のAS(アートサイエンス)テーマ研究で行ったビジネスグランプリへの参加がきっかけになっています。

 

 他にも1年次に「震災で役立つ車」を研究した生徒が、実際に車のデザインをし、模型を作製したり、2年次で「瞑想空間」を研究した生徒が、クリエイターのための住宅をデザインするなど、一つ一つの探究活動がそれぞれの進路を軸につながり始めました。探究活動は生徒たちにとってキャリアデザインの核になっているようです。

 上記作品は10月8日から熊本県立美術館分館で行われる美術科制作展でご覧いただけます。

SSH is the program for realizing our dream.~平成30年度SSH研究成果発表会

 3月20日、終業式の前日第二高校SSH研究成果発表会が行われました。

 オープニングはコカ・コーラ英語コミュニケーションスキルプログラムとTTBizの成果発表でした。コカ・コーラのチームは最終プログラムで行った「my Future Goal」のスピーチを代表3人が行いました。(本記事のタイトルは生徒発表の中の「SSH is the program  for realizing your dream.」というフレーズからヒントをもらいました。)TTBizの発表は外国の高校生と旅行プランを作成した取り組みの発表でした。

 今回の発表は次のとおりです。

①1年普通科 現代社会課題研究
「熊本地震の課題~将来の地震への対策を考える~」
②1年普通科 GRⅠ
「1階と4階~1年間の運動消費量~」
③1年美術科 ASⅠ
「立体的なハザードマップをつくろう!」
④2年普通科 GRⅡ 架け橋プロジェクトゼミ
「丈夫な建造物を造る条件とは?」
⑤2年普通科 GRⅡグローバル×マーケティング
「Onsen and tatoo problem in sightseeing」
⑥2年美術科 ASⅡ
「集中力を持続させる机の開発」
⑦2年美術科 美術探究
「廃油の浄化方法」⑧2年理数科 SSⅡ課題研究
「発泡スチロールにおける防音効果の検証」
⑨1年理数科 SSⅠ課題研究
「原形質流動に関する光の影響」
⑩科学系部活動研究
「コーヒー粕による浄化の検討~part.2~」

2回のプレゼンテーション講座の効果もあってか、生徒たちのプレゼンテーションは全て堂々たるものでした。

各発表毎に積極的に質問が出ました。その回答も堂々たるものでした。

かなり専門的に踏み込んだ質問に関しては、GRⅡ外部講師「ツタワルドボク」の方の補足もいただきました。

午前中の部のラストは2年理数科生徒によるポスターセッションの心得について、楽しく説明してくれました。

教室、図書室、会議室、Activeroom、渡り廊下など学校中を使いポスターセッションを行いました。来賓の方や先生方からもご助言や質問をいただきました。生徒同士の交流も深まりました。

今年度の大実験会は「2030年のくまもと」をイメージし、ディスカッションするでした。

普通科、理数科、美術科代表生徒によるデモディスカッションをステージ上でも行い、生徒たちも6人グループをつくり、MISSION①自分の夢について語る、MISSION②12年後(2030年)あなたはどんな仕事をしていると思いますか?をシェアしました。そして、2030年の熊本のビジョンを語り合う内容でした。

実験というと違和感を感じるかもしれませんが、科学の発達には常に、誰かの夢があり、一人一人の夢が集まって大きな力になったことを、感じてほしいと思います。

第二高校SSH成果発表会の魅力は考えることの喜びをシェアできることだと思いました。

1年間の総仕上げにふさわしい発表会であったと自負しています。

参加いただいたみなさんありがとうございます。

 

Don't be afraid of mistake.「コカ・コーラ英語コミュニケーションスキルプログラム」

 3月10日(日)第二高校図書館にて「コカ・コーラ英語コミュニケーションスキルプログラム」の2回目が行われました。

 今回は留学生4人に指導していただきました。事前の添削レポートが2回行われ、当日は課題レポートを持参し研修に参加します。

 まずはアイスブレイク。

 次に4つの班に分かれ、外国のゲストを招いた想定で旅行プランを作成します。

 

 

 午後からは、「Future Goal」をテーマにグループごとにプレゼンテーションの代表を選びます

それぞれの将来の夢だけでなく、プレゼンテーションをすることで自分自身の成長を感じたことなど、このプログラムを通しての発見も伝えてくれました。

質問に対する答えも素敵でした。

全体での発表は4人でしたが、成果を全体でシェアできたひと時でした。

 大満足の一日でした。

 生徒の感想文の中からいくつか紹介します。

「Don't be shy.Don't be afraid of mistakes.12月にも言われた言葉を思い出しました。私にとってこれほど必要な言葉はないと思います。忘れず、その言葉で変わっていけたらと思います。」

「前回と比べて、実際に書いて発表するといった内容がたくさん見受けられ、将来の為に実用的なアクティビティができたので、ネイティブの方と貴重な体験ができてよかった。」

 関係の皆様に感謝申し上げます。

SSH成果発表会の為のプレゼン講座

 3月20日、第二高校体育館にて「平成30年度第二高校SSH研究成果発表会」を行います。

 今年はなんと、現役アナウンサーをお招きして「プレゼン講座」を行いました。

 講師はラジオを中心に活躍されているフリーアナウンサー石岡まゆみさん(えむえむカムパニー)です。石岡さんは平成25年に第二高校美術科の生徒対象に「古事記」の朗読をレクチャーいただいたり、本校SSH研究成果発表会にも参加いただくなど、第二高校に御縁のある方です。

 2月25日放課後を利用し、発表会でプレゼンテーションをする33人が参加しました。一人一人マイクを回し、自己紹介と当日伝えたいことを発表しました。そのコメントごとに、石岡さんからアドバイスがありました。

①発声:声を前に出すこと。腹式呼吸をすることで、よりクリアな発声ができる。腹式呼吸のトレーニング方法。

②声のトーン:その人に会った響き、耳触りのいい声。素直に聞く人の胸に響く声。

③視線:伝えたい相手を見ることは自分の情熱を伝えるということ。

④マイク:マイクの特性(機能)を活かした話し方。

⑤笑顔や身振り手振り:心の中の熱い思いが、笑顔や身振りとして思わず出ることは素敵なこと。

⑥伝えたいことの内容を整理し、自分らしさが出る言葉遣いをすること。

 参加者全員の声を聴いて、アドバイスいただきました。プレゼンテーションそのものが創造的行為になることを確信した一時間でした。きっと、第二高校らしい素敵な発表会になると思います。

 

 この講座は3月18日にリハーサルを兼ねて体育館で2回目を行います。

 また、コカ・コーラ英語コミュニケーションスキルプログラムが3月10日にあり、その成果も3月20日発表会でにお披露目できますのでお楽しみに。

 石岡さん、お忙しい中ありがとうございます。

活動報告「GRⅡ子どもサイエンスゼミとASと熊本県立美術館のコラボ」

 今年度のテーマ研究では今年もたくさんの取り組みを行いました。個人やグループでの実験やフィールドワークも積極的でしたが、新しい取り組みとして美術館とのコラボレーションを行った例を紹介します。

 10月26日(日)熊本県立美術館で子ども美術館「秋だ一番!子どもアンデパンダン~積み木で街をつくろう」を行いました。参加した子どもたちは小学生を中心におよそ15人、第二高校からは美術科1・2年生14人、普通科「GRⅡ子どもサイエンスゼミ」から5人が参加しました。美術館からは学芸員さんと美術館ボランティアの皆さんです。

 この日は「佐々木耕成展」を鑑賞するためのワークショップで、佐々木さんが行おうとした「美術の変革」、保存を前提としないインスタレーションやパフォーマンスの記録、絵画を展示したものでした。

 子どもたちと「積み木でアートをつくる」ことで、「美術」というカテゴリーに問題提起をした佐々木さんの創造のプロセスを追体験することと、「科学」的視点では積み木が子どもたちの知的発達に与える影響の検証を行うことが目的でした。

 まずは5000個の大量の積み木を前に、一人一つ自分が「美しい」と思う「塔」をつくりました。

ミッション① 自分の背よりも高く積み木を積むこと。

「科学のお姉さん(子どもサイエンスの生徒)」から積み木を高く、美しく積むコツを教えてもらいます。

感心したのは特に指導していなかったのですが、「解剖学講座」でもメインテーマであった「重心」という言葉がキーワードとなっていました。積み木を積むという行為は、子どもの空間把握能力を磨き、体幹を意識した物理学的学びが可能であるとわかりました。

ミッション②自分だけの塔をつくろう

それぞれ持ち寄った素材も使い、塔をつくっていきます。

ミッション③一人一人の塔を橋でつなぎ、みんなの町をつくろう

美術のお姉さん、お兄さん(美術科)から、どんなイメージでつなぐのかヒントを伝えます。イラストはH29年度に第二高校に講義に来ていただいた建築家光嶋裕介さんのスケッチです。

 

 次に科学のお姉さんが橋の作り方のバリエーションをレクチャーします。通潤橋の作り方などにも話題は広がりました。

 

最後にこの町の名前をみんなで話し合い、記念撮影して終わりました。

町の名前は「橋のまち」でした。

美術科1年「解剖学講座」

 2月8日(金)は九州中央リハビリテーション学院の先生方をお招きして、今年で2回目となる解剖学講座を行いました。

 まず、GRⅡ「スポーツサイエンスゼミ」でもお世話になった理学療法士の岩見幸省先生から、骨格、特に脊柱について、「立つ」という動作について、重心について講義していただきました。

次に大村充弘先生から、解剖学と彫刻の両方の視点から、クロッキーの指導をしていただきました。

人体について知識として学んだことを、描写を通してその理解を表現することが目的です。

 

たった2時間でしたが、生徒の作品を見ると大きな成長が目の当たりにできました。

 同じ人物の作品ですが、ものの捉え方がずいぶん変わりました。

 生徒が交代でモデルをしましたが、その中には「体のある場所に重心をかける」など当たり前の動作が難しく感じる生徒も多くいました。現代の子どもたちの「姿勢」と関連して「呼吸」の方法などに課題があると感じ、身体(モデルになること)や絵(クロッキー)で表現することで言語とは異なる学びができることを指導者も気づきました。

 美術と科学がクロスし、思わぬ方向で課題発見できた時間となりました。

コカ・コーラ英語コミュニケーションスキル研修プログラム

 12月15日、16日は「コカ・コーラ英語コミュニケーションスキル研修プログラム」が震災後、新しくなった新管理棟と図書館で行われました。

 この研修は公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団からの支援を受け行われました。第二高校普通科・美術科、1・2年生から42人が参加しました。

 二日間、朝から夕方(昼休みも)も英語漬け、All Englishの研修でした。最初はドキドキしながら参加した生徒たちもファシリテーターの皆さんのおかげで、後日「もっと英語で考えたい!」という感想を聞かせてくれるほどになりました。

 「英語で表現する」のではなく、「英語で考える」研修であったのが、大きな実りを生んだのだと感じました。

初日は3か国(ニュージーランド、フィリピン、ジャマイカ)出身の先生方のワークショップを含む自己紹介、生徒たちの自己紹介、世界に発信したい熊本の魅力についてアイデアを出し合いました。

 

 二日目は、「Global Personって何だろう」というテーマでディスカッション、グループで意見を発表しました。盛り上がったのはListening Trainingでペアをつくり、教室内に隠されたキーワードを相手に伝えるゲームです。スペルはもちろん、発音、聞き手の語彙力も試されます。午後は「熊本の魅力を発信」をテーマにプレゼンテーションの準備、発表会を行いました。日頃テーマ研究で慣れているので主体的に資料や写真など用意しておりファシリテーターの方々もびっくりしていらっしゃいました。

 

 最後の発表会はそれぞれが工夫した素晴らしいものでした。

 そして、先生方とのお別れも寂しく感じるほどでした。

 3月10日に事後プログラムを行い、研修終了です。それまでに2回の添削指導があります。なかなかハードですが、生徒たちもやりがいを感じているようで準備した側としてもうれしい限りです。

 3月20日のSSH研究成果発表会でもこの研修で学んだことを発表します。また、次年度GRⅢでは普通科、美術科で英語よる探究も始まります。この研修から大きなヒントをいただきました。

 この研修でご尽力いただいた皆様に感謝申し上げます。

 

 新図書館からは美しい紅葉が見えました。図書館のアカデミックな雰囲気と相まって、非常に美しい光景でした。

 

1・2年生テーマ研究発表会報告

 

 2年生12月19日、1年生12月20日に行いました。

 掲載が遅くなってしまいましたが、ご報告します。実は3年ぶりに体育館で行った発表会でした。工事や熊本地震の影響で、3会場に分けて行うなど、工夫して続けてきた発表会です。

 普通科、美術科のテーマ研究は理数科がこれまで培ってきた研究の実績から、探究的思考を身に付けることが目的です。

 1学期から行ってきたテーマ研究をクラスまたはゼミの中から選抜し、その代表が体育館でポスター発表会を行います。

◆1年生

1年生はグループ研究です。今年は質問が積極的で、和気藹々の雰囲気でのポスターセッションでした。

先生方からも鋭い質問があり、全知識を総動員して回答します。

理系はもちろん文系の発表も数値によるデータを用いて検証することがルールです。

美術科は立体のハザードマップを制作しました。いずれは3Dプリンターなど活用して、実用化できたらいいですね。

◆2年生

2年生は個人研究を行い、各ゼミからの代表が発表しました。

 

今年はグローバル×マーケティングゼミを開設し、英語で考え、英語で表現するゼミの開設しました。発表はもちろん英語ですが、聞いている生徒たちからも質問が多数出るなど、よく理解しているようでした。内容も外国に熊本をPRすること、震災時の在日外国人への支援をテーマにするなど、マーケティングの観点から探究しています。

美術科は実物大模型を製作し、プレゼンしていました。

 理数科は皆のお手本となるような完成度のポスターを発表してくれました。

 この中から、SSH研究成果発表会の代表が選ばれ、ただいま準備の真っ最中です。

 自分で探究することも勉強ですが、いい探究を見るのも大切です。代表の皆さんはぜひ自分自身の探究を学校全体にシェアしてください。