SSH(スーパーサイエンスハイスクール)とは
 本校は2003年(平成15年)に文部科学省よりSSH指定を受けました。SSH指定校は、科学技術振興機構(JST)から先進的理数教育活動の推進に必要な支援を受けることができます。現在(平成29年度)第4期目に入りました。

「高等学校等において、先進的な理数教育を実施するとともに、高大接続の在り方について大学との共同研究や、国際性を育むための取組を推進します。また創造性、独創性を高める指導方法、教材の開発等の取組を実施します。」

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SSHニュース

Don't be afraid of mistake.「コカ・コーラ英語コミュニケーションスキルプログラム」

 3月10日(日)第二高校図書館にて「コカ・コーラ英語コミュニケーションスキルプログラム」の2回目が行われました。

 今回は留学生4人に指導していただきました。事前の添削レポートが2回行われ、当日は課題レポートを持参し研修に参加します。

 まずはアイスブレイク。

 次に4つの班に分かれ、外国のゲストを招いた想定で旅行プランを作成します。

 

 

 午後からは、「Future Goal」をテーマにグループごとにプレゼンテーションの代表を選びます

それぞれの将来の夢だけでなく、プレゼンテーションをすることで自分自身の成長を感じたことなど、このプログラムを通しての発見も伝えてくれました。

質問に対する答えも素敵でした。

全体での発表は4人でしたが、成果を全体でシェアできたひと時でした。

 大満足の一日でした。

 生徒の感想文の中からいくつか紹介します。

「Don't be shy.Don't be afraid of mistakes.12月にも言われた言葉を思い出しました。私にとってこれほど必要な言葉はないと思います。忘れず、その言葉で変わっていけたらと思います。」

「前回と比べて、実際に書いて発表するといった内容がたくさん見受けられ、将来の為に実用的なアクティビティができたので、ネイティブの方と貴重な体験ができてよかった。」

 関係の皆様に感謝申し上げます。

SSH成果発表会の為のプレゼン講座

 3月20日、第二高校体育館にて「平成30年度第二高校SSH研究成果発表会」を行います。

 今年はなんと、現役アナウンサーをお招きして「プレゼン講座」を行いました。

 講師はラジオを中心に活躍されているフリーアナウンサー石岡まゆみさん(えむえむカムパニー)です。石岡さんは平成25年に第二高校美術科の生徒対象に「古事記」の朗読をレクチャーいただいたり、本校SSH研究成果発表会にも参加いただくなど、第二高校に御縁のある方です。

 2月25日放課後を利用し、発表会でプレゼンテーションをする33人が参加しました。一人一人マイクを回し、自己紹介と当日伝えたいことを発表しました。そのコメントごとに、石岡さんからアドバイスがありました。

①発声:声を前に出すこと。腹式呼吸をすることで、よりクリアな発声ができる。腹式呼吸のトレーニング方法。

②声のトーン:その人に会った響き、耳触りのいい声。素直に聞く人の胸に響く声。

③視線:伝えたい相手を見ることは自分の情熱を伝えるということ。

④マイク:マイクの特性(機能)を活かした話し方。

⑤笑顔や身振り手振り:心の中の熱い思いが、笑顔や身振りとして思わず出ることは素敵なこと。

⑥伝えたいことの内容を整理し、自分らしさが出る言葉遣いをすること。

 参加者全員の声を聴いて、アドバイスいただきました。プレゼンテーションそのものが創造的行為になることを確信した一時間でした。きっと、第二高校らしい素敵な発表会になると思います。

 

 この講座は3月18日にリハーサルを兼ねて体育館で2回目を行います。

 また、コカ・コーラ英語コミュニケーションスキルプログラムが3月10日にあり、その成果も3月20日発表会でにお披露目できますのでお楽しみに。

 石岡さん、お忙しい中ありがとうございます。

活動報告「GRⅡ子どもサイエンスゼミとASと熊本県立美術館のコラボ」

 今年度のテーマ研究では今年もたくさんの取り組みを行いました。個人やグループでの実験やフィールドワークも積極的でしたが、新しい取り組みとして美術館とのコラボレーションを行った例を紹介します。

 10月26日(日)熊本県立美術館で子ども美術館「秋だ一番!子どもアンデパンダン~積み木で街をつくろう」を行いました。参加した子どもたちは小学生を中心におよそ15人、第二高校からは美術科1・2年生14人、普通科「GRⅡ子どもサイエンスゼミ」から5人が参加しました。美術館からは学芸員さんと美術館ボランティアの皆さんです。

 この日は「佐々木耕成展」を鑑賞するためのワークショップで、佐々木さんが行おうとした「美術の変革」、保存を前提としないインスタレーションやパフォーマンスの記録、絵画を展示したものでした。

 子どもたちと「積み木でアートをつくる」ことで、「美術」というカテゴリーに問題提起をした佐々木さんの創造のプロセスを追体験することと、「科学」的視点では積み木が子どもたちの知的発達に与える影響の検証を行うことが目的でした。

 まずは5000個の大量の積み木を前に、一人一つ自分が「美しい」と思う「塔」をつくりました。

ミッション① 自分の背よりも高く積み木を積むこと。

「科学のお姉さん(子どもサイエンスの生徒)」から積み木を高く、美しく積むコツを教えてもらいます。

感心したのは特に指導していなかったのですが、「解剖学講座」でもメインテーマであった「重心」という言葉がキーワードとなっていました。積み木を積むという行為は、子どもの空間把握能力を磨き、体幹を意識した物理学的学びが可能であるとわかりました。

ミッション②自分だけの塔をつくろう

それぞれ持ち寄った素材も使い、塔をつくっていきます。

ミッション③一人一人の塔を橋でつなぎ、みんなの町をつくろう

美術のお姉さん、お兄さん(美術科)から、どんなイメージでつなぐのかヒントを伝えます。イラストはH29年度に第二高校に講義に来ていただいた建築家光嶋裕介さんのスケッチです。

 

 次に科学のお姉さんが橋の作り方のバリエーションをレクチャーします。通潤橋の作り方などにも話題は広がりました。

 

最後にこの町の名前をみんなで話し合い、記念撮影して終わりました。

町の名前は「橋のまち」でした。

美術科1年「解剖学講座」

 2月8日(金)は九州中央リハビリテーション学院の先生方をお招きして、今年で2回目となる解剖学講座を行いました。

 まず、GRⅡ「スポーツサイエンスゼミ」でもお世話になった理学療法士の岩見幸省先生から、骨格、特に脊柱について、「立つ」という動作について、重心について講義していただきました。

次に大村充弘先生から、解剖学と彫刻の両方の視点から、クロッキーの指導をしていただきました。

人体について知識として学んだことを、描写を通してその理解を表現することが目的です。

 

たった2時間でしたが、生徒の作品を見ると大きな成長が目の当たりにできました。

 同じ人物の作品ですが、ものの捉え方がずいぶん変わりました。

 生徒が交代でモデルをしましたが、その中には「体のある場所に重心をかける」など当たり前の動作が難しく感じる生徒も多くいました。現代の子どもたちの「姿勢」と関連して「呼吸」の方法などに課題があると感じ、身体(モデルになること)や絵(クロッキー)で表現することで言語とは異なる学びができることを指導者も気づきました。

 美術と科学がクロスし、思わぬ方向で課題発見できた時間となりました。

コカ・コーラ英語コミュニケーションスキル研修プログラム

 12月15日、16日は「コカ・コーラ英語コミュニケーションスキル研修プログラム」が震災後、新しくなった新管理棟と図書館で行われました。

 この研修は公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団からの支援を受け行われました。第二高校普通科・美術科、1・2年生から42人が参加しました。

 二日間、朝から夕方(昼休みも)も英語漬け、All Englishの研修でした。最初はドキドキしながら参加した生徒たちもファシリテーターの皆さんのおかげで、後日「もっと英語で考えたい!」という感想を聞かせてくれるほどになりました。

 「英語で表現する」のではなく、「英語で考える」研修であったのが、大きな実りを生んだのだと感じました。

初日は3か国(ニュージーランド、フィリピン、ジャマイカ)出身の先生方のワークショップを含む自己紹介、生徒たちの自己紹介、世界に発信したい熊本の魅力についてアイデアを出し合いました。

 

 二日目は、「Global Personって何だろう」というテーマでディスカッション、グループで意見を発表しました。盛り上がったのはListening Trainingでペアをつくり、教室内に隠されたキーワードを相手に伝えるゲームです。スペルはもちろん、発音、聞き手の語彙力も試されます。午後は「熊本の魅力を発信」をテーマにプレゼンテーションの準備、発表会を行いました。日頃テーマ研究で慣れているので主体的に資料や写真など用意しておりファシリテーターの方々もびっくりしていらっしゃいました。

 

 最後の発表会はそれぞれが工夫した素晴らしいものでした。

 そして、先生方とのお別れも寂しく感じるほどでした。

 3月10日に事後プログラムを行い、研修終了です。それまでに2回の添削指導があります。なかなかハードですが、生徒たちもやりがいを感じているようで準備した側としてもうれしい限りです。

 3月20日のSSH研究成果発表会でもこの研修で学んだことを発表します。また、次年度GRⅢでは普通科、美術科で英語よる探究も始まります。この研修から大きなヒントをいただきました。

 この研修でご尽力いただいた皆様に感謝申し上げます。

 

 新図書館からは美しい紅葉が見えました。図書館のアカデミックな雰囲気と相まって、非常に美しい光景でした。

 

1・2年生テーマ研究発表会報告

 

 2年生12月19日、1年生12月20日に行いました。

 掲載が遅くなってしまいましたが、ご報告します。実は3年ぶりに体育館で行った発表会でした。工事や熊本地震の影響で、3会場に分けて行うなど、工夫して続けてきた発表会です。

 普通科、美術科のテーマ研究は理数科がこれまで培ってきた研究の実績から、探究的思考を身に付けることが目的です。

 1学期から行ってきたテーマ研究をクラスまたはゼミの中から選抜し、その代表が体育館でポスター発表会を行います。

◆1年生

1年生はグループ研究です。今年は質問が積極的で、和気藹々の雰囲気でのポスターセッションでした。

先生方からも鋭い質問があり、全知識を総動員して回答します。

理系はもちろん文系の発表も数値によるデータを用いて検証することがルールです。

美術科は立体のハザードマップを制作しました。いずれは3Dプリンターなど活用して、実用化できたらいいですね。

◆2年生

2年生は個人研究を行い、各ゼミからの代表が発表しました。

 

今年はグローバル×マーケティングゼミを開設し、英語で考え、英語で表現するゼミの開設しました。発表はもちろん英語ですが、聞いている生徒たちからも質問が多数出るなど、よく理解しているようでした。内容も外国に熊本をPRすること、震災時の在日外国人への支援をテーマにするなど、マーケティングの観点から探究しています。

美術科は実物大模型を製作し、プレゼンしていました。

 理数科は皆のお手本となるような完成度のポスターを発表してくれました。

 この中から、SSH研究成果発表会の代表が選ばれ、ただいま準備の真っ最中です。

 自分で探究することも勉強ですが、いい探究を見るのも大切です。代表の皆さんはぜひ自分自身の探究を学校全体にシェアしてください。

2年生テーマ研究ゼミ代表決め

 12月5日GR(グローバルリサ―チ:総合的な学習の時間相当の学校設定科目)の時間にゼミ代表決めを行いました。11月21日にゼミの中でワールドカフェ方式を応用して各ゼミ8人を選出し、この日はポスターを実物投影機やタブレットを利用してプロジェクターで映写し発表しました。
 今回外部講師の先生方も審査・講評に来てくださいました。
◆架け橋プロジェクトゼミ(一般財団法人ツタワルドボクより藤木修さん)
◆マーケティング×復興ゼミ(熊本県立大学丸山泰先生)
◆スポーツサイエンスゼミ(九州中央リハビリテーション学院岩見幸省先生)
◆マーケティング×グローバルゼミ(熊本大学ランダ― シムズ先生)
 今年度、第二高校が新しく挑戦したのは、外部講師の先生方との連携、ひとつのテーマにみんなで取り組む架け橋プロジェクト、英語によるポスターやプレゼンテーションを行うマーケティング×グローバルゼミでした。
 外部講師との連携で指導する本校先生方との交流も深まり、第二高校の探究活動が次のステップに進んだのを感じました。

 新管理棟にできました、文字通りActive roomでの発表(文献研究ゼミ90人)。

 新図書館でのプレゼンはよりアカデミックな雰囲気でした。外の風景もきれいでした。

 初めての英語による発表。ポスターの内容も熊本復興を考えるテーマが多くみられました。
 これら探究活動を通し、第二高校の持ち味は多様性であることを感じました。ここで選ばれた生徒たちが、3年ぶりに体育館で行われる学年でのポスターセッションで発表します。

九博バックヤードツアー

今年もSSH学校設定科目「美術探究」
の一環として
九州国立博物館バックヤードツアーを
開催しました。

2回目の今年は
美術科1年生に加え
2年生の探究科目で
「理想の絵具」に関して探究している
理数科5人も参加することができました。



交流課 主任研究員 上野様による
「九博の魅力とは」
と題したガイダンスに始まり
企画展の鑑賞
文化ボランティアの皆様による
バックヤードツアー と
常設展の鑑賞 
大変充実した魅力あふれる研修となりました。

生徒の振返りでは
気になるキーワードを挙げてもらいました。

【文化財保存に関する科学的側面のキーワード】
窒素処理、二酸化炭素処理
再現文化財
IPM総合的有害生物管理
免震構造、制震構造
CTスキャン などなど

【展示内容の時代背景に関するキーワード】
伊能忠敬の測量
狩野派、琳派
火炎土器、唐三彩、鍋島焼
シルクロード
などなど

【文化財保存及び美術史的知識に関するキーワード】
美術探究で学んだ、尾形光琳と弟の尾形乾山の
合作を見れたこと
3Dプリンター
和紙、日本刀
螺鈿細工、遣唐使の貢ぎ物
すでに明治時代から九博を建てる議論があったこと

知識の基盤があればあるほど
専門知識を貪欲に楽しんでいけるのだと
感じさせる生徒たちでした。

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科学技術が進むにつれて、
保存科学が発展してきた。

科学技術が進むためには
細やかな気づきや探究心などが必要だと思うが、
それを支えていく事も大切なことだと思う。
その中でも、
ボランティア活動などが1番身近な例だと思う。

大きな事ではなくても
小さな事でも社会のつながりに関係してくると思うので、
自分が出来ることはしていきたい。
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多くのボランティアのみなさまが
九博を有機的に温かく支える姿を
感じる一日でした。
情熱的に案内していただきました
ボランティアのみなさま
ありがとうございました。


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現在の私たちが、
数百年、数千年前の
文化的な資料や
遺産を見ることが出来るのは
過去の人々のご尽力あってからこそのもので、
その文化財はもちろん
その文化財を修復する技術そのものが
後世に継承すべきものであるように
今回の研修を通して思った。

歴史的価値はお金に換えることが出来ないもの
であるからこそ、
これからの科学の発展と共に
技術の発展もするように思えた。
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私はこれから社会に出て、
見えないところに目を向けていくこと
に繋がると感じました。

芸術や文化財は、
見えないところに
人々の想いが込められていることを、
x線の話から学んだからです。

そんな想いを
文化財からひきだす仕事
をしている九博の方たちは
すごいと感じました。

そのためには、
些細なことにも気を配り、
丁寧に作業していくことが大切です。
これからの美術探究、美術史、制作に
いかしていきたいです。
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身近にある
博物館・美術館を
「学びの宝箱」
と感じた貴重な一日でした。

御協力いただきました関係者の方々に
心より感謝申し上げます。

プログラム普通科 視覚の加齢とUD

普通科のタイトルは
「視覚の加齢とUD」



何をしているか、というと・・・。



今、どこまで見えるのか
測定しています。

「老眼」というと
生徒にとって
「自分には関係ない」
と思いそうですが、
実は水晶体の老化は
高校生も始まっています。

この距離も
一人一人違う、と気付く
体験でした。

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岡嶋先生は高齢者だけでなく、
どの年代の人にも見えやすくなるために
というところが
とても素敵に思いました。

僕はほとんどの場合
自分に得のあることしかしないので、
岡嶋先生の
どの年代の方々のことを考えているところが
とても印象的でした。

これからは僕も
大人になって仕事や家族ができた時のことを考えると
今のままじゃダメだと思うので、
岡嶋先生のように
どの年代の人にも喜んでもらえることをしていきたいと思いました。
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社会の役に立つ仕事ができることは
本当にすごいことであり、
とても努力が必要であることに気づきました。

人の役に立つということは
とてもやりがいがあることだと思います。

私も将来は
人の役に立てるような仕事をしたいし
そんな人になっていきたいと思っています。

そのためには
たくさんの努力が必要であることを
今回の講演を通じて学ぶことが出来ました。
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多くの財産を頂いた3日間でした。
岡嶋先生、
本当にありがとうございました。

プログラム1年生希望者 食AR体験

1年生希望者には
放課後に
食AR体験が実施されました。

クロスモーダル効果

視覚と味覚、視覚と聴覚など、
本来別々とされる知覚が互いに影響を及ぼし合う現象
をいうそうです。

この日のために
作成していただいた
プログラムを使っての体験という
贅沢なものでした。

「食べる」という行為は
非常に複雑で
五感を総動員しています。

中でも「視覚」に
強く影響される 
という体験です。

「あ!!!違う~!」
という声が上がった当初は
周りの生徒は半信半疑。
「ホント~???」

でも、少しずつ
その体験を共有できる人が現れると・・・。




味の感じ方は
人それぞれの経験にも
大きく影響がある
ということも知られていることです。

全員が「違うと感じる!」と
いうわけではありません。
その感じ方も
人それぞれ
そんなに違うんだ、という
実感がある
体験となりました。

次にお寿司。




最後に 視覚と聴覚。

同じせんべいを食べているのに
音によって
「あれ?固い。」
という体験も。



*****
同じ食べ物でも
色などが違うことにより
味が変わることに驚きました。

これらによって、
ダイエットや好き嫌いを改善したり
することが出来てすごいなと思いました。

先生の仕事は
それによって人を幸せにすることが出来るので
私もこういう仕事を出来たらいいなと思いました。
*****