2017年4月の記事一覧
平成29年4月
今日(14日)、本校は遠足です。生徒と職員はグリーンランドに行っています。私は、高等学校文化連盟の仕事があって、留守番を兼ねて学校で仕事をしています。天気が良くなり遠足日和となりました。本校の遠足は少し遠いところにバスで出かけます。本校OBの職員に聞いたら以前から遠出しているとのことです。
4月10日に入学式、新任式、始業式を行いました。入学式は、県立劇場の演劇ホールをお借りし午前中に行いました。式後は普通であればHRに入ってLHRを行いますが、場所がありませんので、クラスごとに出入り口近くのホールとか、観客席の一部などに分散して、そこで担任、生徒、保護者の方々との顔合わせ程度の集会となりました。
午後は、自転車置き場のスペースで、新任式と始業式を行いました。雨が降り風も吹くという悪天候の中で始業式などを済ませました。
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の事業は本年度から第4期目が始まります。昨年は、経過措置と地震の影響もあって規模を縮小して実施しましたが、今年からは防災という新たな視点を考えながら事業を進めます。5年間の中で様々な計画を考えていますので、気持ちはわくわくしながら思いを巡らせています。
本校SSH事業の中核となる取り組みが、課題研究及びテーマ研究です。自然科学、社会科学、人文科学など様々な分野から研究テーマを設定し取り組んでいます。たとえば、理数科の宇宙工学班が「宇宙空間における植物の栽培方法の提案」というテーマで研究し、成果を東京で行われた衛星設計コンテストで発表しました。研究テーマは宇宙空間に関する分野にまで及びます。生徒の中には宇宙工学を研究したいということで、その研究分野に進学した生徒もいました。現在、火星への有人飛行計画も進んでいますから、将来その分野で活躍する二高生OBも出てくることでしょう。楽しみです。
宇宙に関することに触れましたのでもう少し続けます。私は、高校生の頃は地学部に所属していましたので、星を見るのが好きです。少し前の新聞記事に、太陽系から最も近い恒星に探査機を送る計画があるという記事がありました。太陽系に最も近い恒星は、ケンタウルス座アルファ星で、太陽系から約4.3光年の距離にあります。近いといっても光の速さでも4.3年かかるのですから途方もない距離です。現在、木星や土星など太陽系の惑星に探査機を送っていますが、そのスピードでは何百年かかっても隣の恒星にはたどり着けませんので工夫が必要となります。シリコンバレーの大富豪の資金援助で「 ブレークスルー・スターショット」という計画が提案されました。計画者の中には理論物理学者であるスティーブン・ホーキング氏もいます。探査機の本体は、様々な機能を乗せた指先くらいの大きさのコンピュータチップに、一辺が1m位の帆を取り付けたものとなります。動力は、地上からこの帆に向かってレーザーを当てその反動を利用するものです。帆を利用して推力を得る方法は、 JAXAが建造した宇宙ヨット「イカロス」がモデルとなっていますので、日本の宇宙技術には世界最先端のものもあります。この探査機は理論的には光速の約20パーセントの速さを出すことができるようです。光速の2割の速さですからケンタウルス座α星に到達できるのが地球出発してから約20年後となり、そこで写真の撮影その他観測し、電波で地球に送り返します。電波は光速ですから約4年後に地球に届きます。まだ夢のような話ですが、2040年代半ばに実現させる計画です。今は夢のような話でも、科学技術が進展すことで実現できるようなことが、これからいくつも出てくることでしょう。本校のSSHは全学科で取り組むことになりますが、研究者となる人材を育成することも一つの目的とするプログラムです。本校のOBがそのうち新聞の1面を飾るような業績を上げてくれることを期待しています。
4月10日に入学式、新任式、始業式を行いました。入学式は、県立劇場の演劇ホールをお借りし午前中に行いました。式後は普通であればHRに入ってLHRを行いますが、場所がありませんので、クラスごとに出入り口近くのホールとか、観客席の一部などに分散して、そこで担任、生徒、保護者の方々との顔合わせ程度の集会となりました。
午後は、自転車置き場のスペースで、新任式と始業式を行いました。雨が降り風も吹くという悪天候の中で始業式などを済ませました。
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の事業は本年度から第4期目が始まります。昨年は、経過措置と地震の影響もあって規模を縮小して実施しましたが、今年からは防災という新たな視点を考えながら事業を進めます。5年間の中で様々な計画を考えていますので、気持ちはわくわくしながら思いを巡らせています。
本校SSH事業の中核となる取り組みが、課題研究及びテーマ研究です。自然科学、社会科学、人文科学など様々な分野から研究テーマを設定し取り組んでいます。たとえば、理数科の宇宙工学班が「宇宙空間における植物の栽培方法の提案」というテーマで研究し、成果を東京で行われた衛星設計コンテストで発表しました。研究テーマは宇宙空間に関する分野にまで及びます。生徒の中には宇宙工学を研究したいということで、その研究分野に進学した生徒もいました。現在、火星への有人飛行計画も進んでいますから、将来その分野で活躍する二高生OBも出てくることでしょう。楽しみです。
宇宙に関することに触れましたのでもう少し続けます。私は、高校生の頃は地学部に所属していましたので、星を見るのが好きです。少し前の新聞記事に、太陽系から最も近い恒星に探査機を送る計画があるという記事がありました。太陽系に最も近い恒星は、ケンタウルス座アルファ星で、太陽系から約4.3光年の距離にあります。近いといっても光の速さでも4.3年かかるのですから途方もない距離です。現在、木星や土星など太陽系の惑星に探査機を送っていますが、そのスピードでは何百年かかっても隣の恒星にはたどり着けませんので工夫が必要となります。シリコンバレーの大富豪の資金援助で「 ブレークスルー・スターショット」という計画が提案されました。計画者の中には理論物理学者であるスティーブン・ホーキング氏もいます。探査機の本体は、様々な機能を乗せた指先くらいの大きさのコンピュータチップに、一辺が1m位の帆を取り付けたものとなります。動力は、地上からこの帆に向かってレーザーを当てその反動を利用するものです。帆を利用して推力を得る方法は、 JAXAが建造した宇宙ヨット「イカロス」がモデルとなっていますので、日本の宇宙技術には世界最先端のものもあります。この探査機は理論的には光速の約20パーセントの速さを出すことができるようです。光速の2割の速さですからケンタウルス座α星に到達できるのが地球出発してから約20年後となり、そこで写真の撮影その他観測し、電波で地球に送り返します。電波は光速ですから約4年後に地球に届きます。まだ夢のような話ですが、2040年代半ばに実現させる計画です。今は夢のような話でも、科学技術が進展すことで実現できるようなことが、これからいくつも出てくることでしょう。本校のSSHは全学科で取り組むことになりますが、研究者となる人材を育成することも一つの目的とするプログラムです。本校のOBがそのうち新聞の1面を飾るような業績を上げてくれることを期待しています。
平成29年度転入・新任者一覧
職名 | 氏名 | 教科 | 前任校 | |
1 | 教諭 | 中山 諒一 | 数学 | 新採 |
2 | 教諭 | 免田 隆大 | 生物 | 新採 |
3 | 教諭 | 小山 學 | 保健体育 | 熊本高校 |
4 | 事務職員 | 江藤 里佳 | 高道小学校 | |
5 | 講師 | 江原 澪 | 英語 | 熊本北高校 |
6 | 非常勤講師 | 園田 彩香 | 数学 | |
7 | 非常勤講師 | 木村 佳奈 | 生物 | 北稜・南関高校 |
8 | 非常勤講師 | 田中 基義 | 地学 | 東稜高校 |
9 | 非常勤講師 | 吉井 將人 | 音楽 | 東稜高校 |
10 | 進連協事務局 | 伊野上 由美子 |