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学校 学校再開に向けてのご挨拶

学校再開に向けてのご挨拶

県立第二高等学校長 那須 髙久

 まずは今回の地震により被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。また、保護者の皆様には、休校が長く続いておりますことで、大変御心配をおかけしております。
 先日、県の施設課の調査が行われまして、渡り廊下の使用はできないものの、全ての教室が使用可能という判断が下りました。その結果を受けまして、学校といたしましては、5月10日(火)より登校を再開することといたしました。ただ、渡り廊下が使用できないために教室棟や特別教室棟への出入口の使用に一部制限があり、現時点では全学年分の余裕を持った避難経路を完全には確保できないこと、また余震が今なお続いていること等を鑑み、生徒の安全を最優先に考えまして、少なくとも初めのうちは、登校を午前中に限って学年ごとに実施することにいたしました。具体的には10日(火)は3年生、11日(水)は2年生、12日(木)は1年生という形で、順次登校を実施いたします(詳細は本校のホームページ内にある学年のページに掲載いたしております)。まずは生徒達がホームルームで級友たちと顔を合わせ、短時間ではありますが机に向かって学習をする時間を確保し、担任による面談を実施することで、少しずつ学校としての落ち着きを取り戻したいと考えております。またその間に、県教育委員会の指導を仰ぎながら、校舎の復旧・整備等を進め、全生徒が安心して登校できる環境を構築し、生徒達が通常の学校生活に一日でも早く戻れるよう、職員全体で取り組む所存です。生徒が全員登校できるようになるまで、今しばらくは保護者の皆様には御心配をおかけいたしますが、御理解と御協力をいただければ幸甚に存じます。
 最後になりましたが、温かい励ましのお言葉を戴いた多くの方々、またボランティア活動に日々励んでくれた本校の生徒や卒業生の皆さんに心からお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。