・SGH(スーパーグローバルハイスクール)との交流 (2017/3/16)
3月16日(木)水俣高校SGH(スーパーグローバルハイスクール)成果発表会に参加し交流しました。会場は水俣市文化会館、水俣市総合もやい直しセンター
1年生産科学科・園芸科学科 1組の大瀬さん、2組の板崎さん、沼田さん
食品科学科の吉村さん、米澤さん、生活経営科の齋藤さんの6名。
【第1部】①SGH事業概要および取組報告、②海外視察研修報告「持続可能な開発のための教育(ESD)の学習における海外視察研修」、
③活動事例発表「水俣ACTⅠ(探究活動)およびACTⅡ(外部組織との連携事業)について」
【第2部】ポスターセッション
a水俣の地理、b水俣の産業、c水俣の歴史、d水俣病による影響、e水俣病からの再生、f環境モデル都市づくり、g水俣市のゴミ分別システム、h水俣エコタウン
本校を会場に、平成28年度SPH1年次成果報告会を開催しました。
地域内外より、61人が参加し、県外高校や大学等からも参加をいただきました。
1年次報告は、事業全体と13の研究項目について、各担当者から研究テーマ設定理由や1年次の実践内容、成果、
課題等についてプレゼンテーション形式で行いました。
報告後には、参加者からの質疑応答や県教育委員会の指導・助言もありました。
成果報告を開催したことで、本校SPHについて、これまで以上の理解と興味・関心を持っていただくことができました。
また、実践の成果や評価を伝えることで、生徒や学校の変容も伝えることができました。
今後も、多くのご協力やご支援をいただき、研究成果の向上と普及、教育活動の深化に努めていきます。
【会次第】
1 期 日 平成29年2月15日(水)
2 時 間 受 付 13:00~13:30
研究成果報告会 13:30~15:20
3 会 場 熊本県立南稜高等学校 会議室
4 参加者 計61人 ※ 本校職員は含まない
県教育委員会2人
SPH研究推進委員5人
本校学校評議員及び評価委員5人
SPH研究協力者(大学関係3人・地元行政3人)
県外高校1校2人
県内高校(県立5校11人・県立農業関係8校17人)
小学校5校5人
中学校7校7人
報道関係者 他
5 次第 (進行:南稜高校 柳田教頭)
(1)開会(南稜高校 太江田教頭)
(2)挨拶
ア 熊本県立南稜高等学校(南稜高校 紫藤校長)
イ 熊本県教育委員会(高校教育課 原田審議員)
(3)平成28年度事業報告
ア SPH事業概略紹介(研究主任 柿本教諭)
イ 事業経過報告(研究主任 柿本教諭)
ウ 研究成果報告
(ア)南稜就農塾(吉永教諭)
研究項目1 地域農業の課題探究型学習による知識・技術の習得及び郷土愛の譲成
研究項目2 高度な資格取得及び上級学校への進学者輩出
(イ)生産科学科(吉永教諭)
研究項目3 「永続性」を持った農業教育実践と人材育成
~ケースメソッドと知的財産教育を柱とした教育実践~
研究項目4 地域の特色と資源を活かしたモノづくり
(ウ)園芸科学科(栗原教諭)
研究項目5 生産環境の維持・管理のために必要な知識と実践的技術の習得
研究項目6 6次産業化人材の育成とモデルケースの構築
研究項目7 地域への農作物及び技術の新規導入と普及を目指した研究実践
(エ)食品科学科(野手教諭)
研究項目8 地域の食品開発センターとしての確立
~共同研究による商品開発及び分析の拠点~
研究項目9 食の6次産業化を担う人材の育成
(オ)環境工学科(白石教諭)
研究項目10 地域林業の実践リーダー及び経営管理能力者の育成
研究項目11 農村環境の保全と開発に従事する技能者育成
(カ)生活経営科(西口教諭)
研究項目12 地域の生活環境と農村生活・健康を支える人材の育成
研究項目13 農村・地域社会及び文化の伝承と継承ができる人材育成
(4)効果測定と評価結果(研究主任 柿本教諭)
(5)次年度の方向性(農場長 佐藤教諭)
ア 新校・新学科
(ア)生産科学科・園芸科学科・環境工学科を統合・再編し、「総合農業科」を設置
(イ)普通科(総合コース)を再編し、「普通科(体育コース・福祉コース)」を設置
イ 専門学科の研究項目
ウ 普通科
(ア)体育コース研究内容(清永教諭)
研究項目14 農業の多面的機能を活かした自然体験活動及び生涯スポーツのコーディネーターの育成
(イ)福祉コース研究内容(池田教諭)
研究項目15 園芸療法及び園芸福祉の技能習得と地域内への導入と普及
(6)質疑応答
(7)指導・講評(熊本県教育委員会 高校教育課 草野指導主事)
(8)閉会(南稜高校 太江田教頭)
6 配付資料
資料①「平成28年度1年次成果報告会」
資料②「平成28年度事業計画書」 ※ 研究のイメージ図を含む
資料③「全学科共通意識調査見本」 ※ ルーブリック評価基準を含む
資料④「平成28年度研究実践報告」
資料⑤「平成28年度SPH事業運営報告」
資料⑥「平成28年度SPH研究実践報告集」
資料⑦「平成28年度SPH研究実施報告(1年次)《概要》」
資料⑧「南稜スタンダード」
資料⑨「平成29年度事業計画書」 ※ 平成29年度文部科学省提出資料
学校案内パンフレット
7 その他
本会は、第5回SPH研究推進委員会を兼ねる
SPH 第3回 研究推進委員会 (2016/11/18)
11月18日(金)SPH(スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール) 第3回 研究推進委員会を行いました。
研究の進捗状況等の報告の後、協議、授業視察を行い指導助言、質疑応答を行いました。
出席者:研究推進委員(横山、深水、入江(浅田課長代理)、甲斐、永井、福田委員は欠席)
学校関係(紫藤、太江田、松本、柿本、佐藤、松村、河野、白石、野手、西口、城戸、清永、池田、古閑森)
【主な意見等】
【横山委員】目指すクリエーターのレベルを定め、1年次の達成レベル、2年次の達成レベル、3年次の達成レベルを定めるべき。
最終的には、生徒が自主的に育っていく姿が理想の状態。心構え、目的意識を育てることが大事である。
→ 各研究分野ごと、年次ごとのステップ(目標)を定めている。
【深水委員】取組の課題に、「アクティブラーニング等でコミュニケーション能力を養う機会が必要」とあるが、どのような手法が考えられるか。
現在、農業大学校の学生をあずかっているが、コミュニケーション能力の育成には時間がかかる印象がある。
【永井委員】15の取組だけではなく、1日6時間の授業のすべてが、アクティブラーニングを意識し、実践力を高めていきたい。報告書のまとめ方として、各論→総論とまとめてほしい。
【草野委員】研究概要を、A3判ぐらいに、一覧表にまとめるとわかりやすい。
【横山委員】授業参観し、イスの下に、消音のするようなものがあるといいのではないか、と感じた。
【永井委員】生徒が安心して授業を受けることができる、お互いを尊重し合う雰囲気があった。アクティブラーニングは、お互いを尊重し合う態度が基礎。
①主体的な学び、②協働的な学び、③深い学び、特に、③の「深い学び」となっているかが課題である。
【草野委員】生徒が知識、技術を身につけるポイントは、アクティブラーニングである。これまでは、生徒を到達させるために、教え込むことが多かったが、
考えさせる視点、教師に発言を50分間の8割から5割まで少なくし、生徒の思考を深めてほしい。
【深水委員】私も農業者として、ブランド化を農家の方々と協力して進めようとしている。高校生が同じ事を学んで、やろうとしていることがわかり、自分も勉強になった。
【研究授業】
2年生産科学科「南稜米の食味官能検査」(多田・丸尾:深水委員)
1年生産科学科園芸科学科1組「6次産業化を考える」(柿本・樫山:入江委員)
3年食品科学科「プラントにおける米焼酎製造」(蜷川・赤星:甲斐委員)
1年環境工学科「排水溝敷設のための水準測量」(早瀬・小永:草野委員)
1年生活経営科「日本、球磨・人吉地域の食生活の変遷」(四月一日:永井委員)
※横山委員は全体的に参観。