情報システム科ブログ

【情報システム科】国公立大学合格を含む進路実績のご報告と今後の取り組みについて

今年度、熊本工業高校 情報システム科3年生は、
進学・就職ともに全員の進路が決定いたしました。

生徒一人ひとりが自らの目標に向かって努力を重ね、
それぞれの希望進路を実現することができましたことを、
学科職員一同、大変嬉しく、また誇りに感じております。


■ 令和7年度 主な進学実績(国公立大学)
本年度は、情報分野・地域創生分野を中心に、
国公立大学への合格者を輩出することができました。

【国公立大学 合格実績】
・熊本大学 工学部 電気情報工学科 1名
・大分大学 理工学部 理工学科(知能情報システムプログラム) 1名
・北九州市立大学 地域創生学群 1名
・熊本県立大学 総合管理学部 2名
(ほか、就職・民間企業内定含め進路決定率100%)

工業高校からの進学として、
専門性を活かした工学・情報系学部への進学に加え、
文理融合分野への進学も実現している点が本学科の特徴です。


■ 「工業高校だからこそ」実現できる進路の広がり
情報システム科では、プログラミング、ネットワーク、デザイン、課題研究などの専門科目を通して、
実践的な情報技術と探究力の育成に取り組んでいます。

本学科の学びは、進路を限定するものではありません。
・工学部・理工学部への進学
・情報系・データ系分野への進学
・地域創生・経営・文理融合分野への進学
・IT企業・技術職への就職
など、多様な進路に対応できる力を育成しています。

近年は、大学においても「情報活用力」を備えた学生への評価が高まっており、
専門高校で培った実践的な学びが、進学においても大きな強みとなっています。


■ なぜ今、情報分野の専門性が社会から求められているのか
社会では、デジタル化やAIの進展により、
IT・工学分野の専門人材の不足が全国的な課題となっています。

経済産業省の産業人材に関する分析資料においても、
「技術を理解し、社会で活用できる人材」の重要性が強く指摘されています。
https://www.hkd.meti.go.jp/hokij/20260209/data01.pdf

ここで求められているのは、単なる知識ではありません。

  • 技術を理解する力
  • 課題を発見する力
  • 社会に応用する力

情報システム科では、日々の実習や課題研究を通して、
これらの力を段階的に育成しています。


■ 資格取得による専門性の可視化(ジュニアマイスターへの挑戦)
本学科では、専門的な学びを「見える成果」とするため、
資格取得にも力を入れています。

  • ITパスポート(国家資格)
  • ウェブデザイン技能検定(国家検定)
  • 情報技術検定
  • パソコン利用技術検定
  • グラフィックデザイン検定 など

また、資格・検定・競技大会等の成果を総合的に評価する
「ジュニアマイスター顕彰」にも積極的に取り組んでいます。

これらの実績は、進学時には学習意欲と専門性の証明として、
就職時には即戦力としての評価につながっています。


■ 進路実現を支える教育体制
情報システム科では、授業・実習・課題研究・資格対策を連動させた、
実践型カリキュラムを構築しています。

  • 個別進路指導
  • 放課後補習・資格対策
  • 探究活動(課題研究)
  • 外部連携による実践的学習

これらの取組により、
生徒一人ひとりの適性と希望に応じた進路実現を支援しています。


■ 中学生・保護者の皆様へ
情報システム科での学びは、
「専門性を身に付けながら進学も就職も目指せる」学科です。

これからの社会において、情報や技術を理解している人材は、
あらゆる分野で必要とされる存在となります。

本学科では今後も、専門性・探究力・人間力を兼ね備え、
社会で活躍できる人材の育成に努めてまいります。

【情報システム科】1月〜2月初旬の主な教育活動のご報告

熊本工業高校 情報システム科では、1月から2月初旬にかけて、
校内外で多様な学びの機会を通した実践的な教育活動を実施しました。
その主な取組についてご紹介いたします。


1.デジタルラボ in キカイ研(1月17日・任意参加)
1月17日、益城町のマスナガキカイ研究所で開催された
「デジタルラボ in キカイ研」に、情報システム科2年生3名が参加しました。

当日は、3Dプリンタやレーザー加工機、各種ソフトウェアを活用した
デジタルファブリケーション体験が行われ、
ハードウェアとソフトウェアを融合した先端的なものづくりに触れる貴重な機会となりました。

普段の授業で学んでいるプログラミングや設計の知識を活かしながら、
「自分のアイデアが形になる過程」を体験することで、
創造力と探究心を大きく刺激される学びとなりました。


2.3年課題研究成果発表会(1月20日)
情報システム科3年生(全13班)が、
1年間かけて取り組んできた課題研究の成果を発表しました。

当日は外部オブザーバーとして、企業の皆様にご来校いただき、
専門的な視点から講評をいただきました。

  • (株)アラオ 常務取締役 荒尾 侑典 様
  • ソフトウエアビジョン(株) 総務・人事部 係長 禿 和恵 様
  • (株)レイメイ藤井 熊本本店 管理部長 竹本 裕 様

発表では、

  • AI活用アプリ開発
  • 生活課題解決型システム
  • 福祉分野を意識したプログラム設計

など、社会課題に着目した実践的な作品が多く見られました。
また、1・2年生も聴講者として参加し、
評価投票やレポート作成を行うことで、
次年度の探究活動へとつながる学びの機会となりました。


3.プログラミングコンテスト 表彰(1月30日)
本校にて、九州中央リハビリテーション学院主催
プログラミングコンテストの表彰式が行われました。

全国から多数の応募がある中で、
情報システム科3年生の作品が高く評価され、
複数の上位入賞を果たしました。

■ 最優秀賞
松永 麻央 さん(3年)
作品:「OmniTalk」

■ 優秀賞
戸田 景介 さん(3年)
作品:「暮らしの間」

■ 優良賞
黒瀬 磨輝斗 さん(3年)
作品:「AI Support」

いずれの作品も、日常生活や福祉分野の課題に着目し、
プログラミング技術によって解決を試みた点が高く評価されました。
昨年度からの継続的な取組により、技術力・発想力・表現力の大きな成長が見られています。


4.情報システム科OB会「進情会」入会式(2月6日)
2月6日、情報システム科OB会「進情会」入会式を挙行しました。

本校情報システム科第1期生であり、会長の木村様より、
卒業生へ向けて激励のお言葉をいただきました。

代表挨拶では、幹事生徒より
「卒業後も仲間とのつながりを大切にし、社会で活躍したい」
という力強い決意が述べられ、
世代を超えたつながりを実感できる温かい式典となりました。


5.ウェブデザイン技能検定に向けた資格指導の強化
現在、情報システム科では
国家資格「ウェブデザイン技能検定3級」の受験に向け、
放課後補習や対策学習を実施しています。

本校として初の技能検定受験となり、
希望生徒は自主的に放課後も残って学習に励んでいます。

また、筆記試験対策として
教員が独自に開発した対策用Webアプリを活用し、
スマートフォンやChromebookから効率的に学習できる環境を整備しています。


情報システム科では、
「資格取得」「課題研究」「外部連携」を三本柱とし、

  • プログラミング教育
  • AI・デジタルものづくり
  • 探究型学習
  • 国家資格への挑戦

を通して、これからのデジタル社会で活躍できる人材育成を推進しています。

今後も、地域・企業・大学等との連携を深めながら、
実社会とつながる実践的な情報教育を展開してまいります。

【情報システム科】グラフィックデザイン検定2級対策用オリジナルWebアプリの公開について(1年生対象)

情報システム科では、資格取得支援の一環として、
本学科教員が開発した「グラフィックデザイン検定2級対策Webアプリ」を公開しました。

本アプリは、1年生の検定対策を目的として、
過去問題をもとに構成したオリジナルの学習支援ツールです。

Chromebookやスマートフォンから手軽に利用でき、
授業外の自学自習や隙間時間の演習にも対応しています。

▼対策Webアプリ


■ 主な機能と学習支援の特徴
● 模擬試験モード
 本番形式に近い形で問題が出題され、実力確認ができます。

● 分野別ドリル機能
 苦手分野や特定分野を重点的に反復学習することが可能です。

● 年度切替機能
 第25回・第26回の過去問題を切り替えて学習でき、
 理解の定着を図ることができます。

これにより、生徒一人ひとりの理解度に応じた個別最適な学習を促進しています。


■ 資格取得と専門性の育成について
グラフィックデザイン検定2級は、
情報分野における基礎的なデザイン知識と情報発信力を評価する資格であり、
ジュニアマイスター顕彰において「7ポイント」に相当する重要な検定です。

本学科では、
・計算技術検定
・情報技術検定
・パソコン利用技術検定
・グラフィックデザイン検定
などの資格取得を通して、専門性の可視化と進路実現の強化に取り組んでいます。

これらの資格は、
進学時には学習意欲の証明として、
就職時には専門性の裏付けとして高く評価されるものです。


■ 将来の学び(IT分野)との接続
本検定で学ぶ内容は、
将来的に挑戦する国家資格「ITパスポート」における
企画・マーケティング分野の基礎理解にもつながります。

情報システム科では、
「今の学びが次の学びにつながる」カリキュラム設計を重視し、
段階的に専門性を高める教育を実践しています。


■ 本学科の取組の特色
本アプリのように、
教員が独自に教材やWebシステムを開発し、
生徒の学習支援に活用している点も、情報システム科の特色の一つです。

今後も、資格取得支援やICTを活用した学習環境の整備を通して、
生徒一人ひとりの専門性と主体的な学びの向上に努めてまいります。

【情報システム科】1月の学習・教育活動の様子

― 資格取得・データ分析・課題研究による実践的な学び ―

熊本工業高校 情報システム科では、
1月も各学年の発達段階に応じて、
資格取得・データに基づく学習指導・探究活動を柱とした教育活動を展開しました。
その主な取組についてご紹介いたします。


(1)【2年生】国家資格「ITパスポート」対策を3か月前倒しで開始
情報システム科では、国家資格「ITパスポート試験」において、
「全員受験・全員合格」を目標に継続的な指導を行っています。

これまでの3年生の取得率は約40%と一定の成果は出ているものの、
学科としての到達目標をさらに高めるため、
職員間で協議を行い、対策開始時期を従来より3か月前倒しして実施する体制へと改善しました。

1月16日の授業では、「ストラテジ(経営・戦略分野)」について、
身近な企業活動やサービス事例を取り上げながら、
実社会と結び付けた形で理解を深める授業を行いました。

初回の小テストでは、

  • 満点取得者が複数名
  • ひっかけ問題を含めた高得点者が多数

と、意欲の高さが感じられる良いスタートとなっています。
現在は4月受験を視野に入れて学習を進めており、
さらに7月には「パソコン利用技術検定1級(データベース)」の全員受験も計画しています。
段階的な資格取得により、専門性の高いICT人材の育成を目指しています。


(2)【1年生】情報技術検定2級に向けたデータ活用型指導
1年生は、情報技術検定2級の受験に向けて、
授業内対策に加え、学習時間管理システムを独自に構築し、
家庭学習時間の「見える化」に取り組みました。

また、

  • 「情報Ⅰ」後期中間考査
  • 模擬テスト
  • 検定試験

といった複数の学習データを統合的に分析し、
学習成果の推移を可視化しています。これらのデータは、

  • 個別フィードバック
  • 指導方法の改善
  • 次年度カリキュラムの最適化

へと活用し、エビデンスに基づいた指導の充実につなげていく予定です。



(3)【3年生】プログラミングコンテストへの挑戦
3年生は、九州中央リハビリテーション学院主催の
プログラミングコンテストへ応募しました。

本取組では、テーマ自由の条件のもと、
情報システム科として独自に

  • 視覚分野
  • 聴覚・言語分野
  • 生活・健康分野

のいずれかの社会課題をテーマに設定し、
Googleの各種連携機能を活用したWebアプリ開発に挑戦しました。

制作期間が限られる中でも、
生成AIを活用しながら設計・実装・改善を繰り返し、
実践的な開発プロセスを経験することができました。
結果発表は2月を予定しており、生徒たちにとって大きな挑戦の機会となっています。


情報システム科の教育の特色
― 資格 × データ分析 × 探究活動 ―

情報システム科では、

  • 国家資格(ITパスポート・各種検定)
  • 課題研究(探究型学習)
  • コンテスト挑戦
  • 学習データの分析と指導改善

を一体的に推進し、
「理論」と「実践」を往還する教育を重視しています。

今後も、資格取得指導の早期化と探究活動の充実を通して、
デジタル社会で主体的に活躍できる人材の育成に取り組んでまいります。

【情報システム科】11月の学びと活動の様子(探究・検定・出前授業・課題研究)

熊本工業高校 情報システム科では、
専門学習・探究活動・資格取得・地域連携を柱とした実践的な教育を推進しています。
11月は、各学年がそれぞれの段階に応じた学びに主体的に取り組み、
大きな成長が見られた1か月となりました。ここでは、その主な取組をご紹介します。

■ 2年生「探究入門」成果発表会(建築科合同)
11月10日、建築科との合同による「探究入門 成果発表会(ポスターセッション)」を実施しました。

2年生はこれまで、地域課題をテーマに現地調査やフィールドワークを行い、
仮説の設定・調査・分析・提案という探究のプロセスを段階的に学んできました。
熊本県や熊本市の関係部署の方々との意見交換も行い、実社会の視点を取り入れた探究活動を展開しています。

当日は、

  • 他班の発表を通した学びの整理
  • 班ごとのリフレクション
  • 個人による振り返り

を行い、次年度の課題研究へとつながる深い学習機会となりました。
生徒からは
「現場の声を聞くことで課題の見え方が変わった」
「ICTを活用して地域課題の解決に貢献できる可能性を感じた」
といった前向きな声が多く、探究的な学びの定着が見られました。


■ 1年生 朝の学習会(計算技術検定2級)
1年生では、火曜・金曜の朝に「計算技術検定2級(応用計算)」の学習会を実施しています。

情報分野の学習においては、プログラミングやデータ処理の基礎となる数学的思考力が重要です。
本学科では、専門科目と並行して基礎学力の定着にも力を入れており、
検定試験を通して着実な力の積み上げを図っています。

計算技術検定は、努力の積み重ねが結果に直結しやすい検定であり、
生徒一人ひとりが自分のペースで主体的に学習できる点も特徴です。
学科としては、基礎到達目標の一つとして全員合格を目指し、継続的に指導を行っています。


■ アラオ株式会社様による出前授業(2年生)
11月17日、インターンシップ受入事業所でもある株式会社アラオ様をお招きし、
2年生を対象に出前授業「製品開発とモノづくりの視点」を実施しました。

講義では、

  • 製品開発の流れ
  • ものづくり産業の考え方
  • サプライチェーンやQCD(品質・コスト・納期)の基礎

などについて、実務に基づいた具体的なお話をいただきました。
後半のアイデアスケッチのワークでは、生徒が自ら発想し、形にする過程を体験し、
「技術を社会でどのように活かすか」という視点を学ぶ貴重な機会となりました。
インターンシップ前の動機付けとしても非常に有意義な授業となっています。


■ 3年生 課題研究(地域連携プロジェクト)
3年生は、3年間の学びの集大成となる課題研究に取り組んでおり、現在最終段階を迎えています。

今年度の研究テーマは多岐にわたりますが、
その中でも「熊工売店班」は、阿蘇中央高校総合ビジネス科とのオンライン交流を踏まえ、
地域の菓子店と連携したクリスマス限定販売企画を進めています。

生徒たちは実際に店舗を訪問し、

  • 商品の試食・比較
  • 素材や味の分析
  • 販売方法の検討

などを行い、実社会に近い形でプロジェクトを推進しています。
また、販売には事前予約システムを導入し、公平性を担保した運用を計画しており、
ITと地域を結び付けた実践的な学びとして大きな成果が期待されています。


情報システム科では、「専門性 × 探究 × 実社会との連携」を教育の柱とし、
単なる知識の習得にとどまらない実践的な学びを重視しています。

  • IT・プログラミング教育
  • 資格取得支援(各種検定・国家資格)
  • 課題研究による探究的学習
  • 企業・地域と連携した実践活動

これらを通して、
「技術を理解し、社会で活用できる人材」の育成を目指しています。


■ おわりに(中学生・保護者の皆様へ)
11月は、探究活動・専門学習・地域連携・課題研究と、
各学年が段階に応じて主体的に学びを深めた1か月となりました。

本学科では今後も、
ICT教育と地域社会を結び付けた実践的な学びを推進し、
進学・就職のどちらの進路にも対応できる専門性の育成に取り組んでまいります。

今後の活動の様子も、学校ホームページにて随時発信してまいります。
引き続き、熊本工業高校 情報システム科の教育活動にご注目ください。