溶接部

【溶接部(ロボット班)】R3熊本県アイデアロボット競技大会

  11月7日(日)に熊本県立熊本工業高等学校の第2体育館を会場として、令和3年度熊本県高等学校アイデアロボット競技大会が行われました。今年度は9校15チーム(ロボット15台)が参加し、本校は1台(チーム名:柴神)エントリーしました。

 新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、昨年度は大会中止、本年度も部活動の活動中止期間があるなど、多くの時間を費やすロボット製作は各校とも苦労されている様子でした。

 今大会は、最初に各チーム予選を2回ずつ行い得点の高い方を有効な得点として、上位8チームを決め、その上位8チームで決勝リーグ(トーナメント方式)を行い、優勝チームを決定するという競技形式でした。
まず、会場に到着次第、部長の3年小村優弥(人吉二中)、整備リーダー 2年緒方温翔(人吉二中)を中心として本番コートでの試走や自立走行(自動運転)の微調整を行い、ロボットを入念に整備・調整しました。

ロボットを整備・調整中

ロボットを整備・調整中

 

開会式

開会式

 

 本校の柴神の予選1回目では操縦者1である3年山口龍之介(人吉二中)が開始早々、茶畑にある狭山茶(ゴルフボール3個)に対して、ロボットを電光石火の早業で制御して茶を素早くとりました。(茶を3個取らないと荒川エリアの自立エリアに入ることができません)次に船着き場エリア1に行き、自立モード(自動運転)にスイッチを切替え、スタートさせました。自立モードでは直前の微調整のおかげもあり、トラブルなく順調に進み、船着き場エリア2に到着しました。船着きエリア2からは操縦者2である2年山口光太郎(球磨中)がネギ畑にある深谷ネギ(塩ビパイプ)に対して、ミリ単位のロボット制御をして深谷ネギ2本を掴み、秩父エリアに移動してロケット台(2×4材に穴が開けてある)にネギを2本とも差し込むことができました。まだ、時間に余裕があると感じたナビゲーター 3年小村優弥(人吉二中)は操縦者2に、深谷ネギをもう1本取りに行くという的確な指示を出し、操縦者2は慌てることなくネギを1本取り、ロケット台に追加させることに成功。そして、船着き場エリア2からは再び復路の自立モードにスイッチを切替えスタートさせました。復路の自立モードも往路と同じく順調に進み、船着き場エリア1に到着。再び操縦者1がコントローラを握り、茶屋に向かいます。茶屋に対して正確にロボットをアプローチして危なげなく茶(ゴルフボール3個)を届けることができました。これで予選1回目が終了。すべてのチームの予選1回目が終わったところで、予選順位は5位。

コート図

コート図

 

予選1回目①

予選1回目①

 

予選1回目②

予選1回目②

 

 予選2回目は前半まで順調だったのですが、操縦時にコントローラとロボットを繋ぐ配線がロボットに引っかかり、ロボットを操縦ではなく配線で物理的に動かしたと見なされ、スタート位置からの再スタートとなるが、時間切れによりノーポイント。すべてのチームの予選2回目が終わったところで、予選順位は8位。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決勝リーグに進出!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 決勝リーグでは予選1位の熊本工業高校の熊工ピンキーズと対戦。強敵ではあるが、自分たちのロボットを信じて試合に臨みました。生徒たちは予選1回目の勢いで得点を順調に重ねたのですが、相手チームは今大会で最高点(決勝戦を含めても)をマーク。惜しくも決勝リーグ一回戦敗退となり、結果としては熊本県ベスト8となり敢闘賞をいただきました。しかし、ベスト8は3年ぶりの快挙であり、何より生徒たちがチーム一丸となって、今大会のために早朝から夜遅くまで毎日練習を重ね、練習の平均点を上回る点数を本番の大舞台で出せたことが一番の成果だったと思います。2年ぶりの大会開催で生徒たちも思い出に残る大会になったと思います。また、来年に向けて頑張っていきたいと思います。

原田校長先生と記念撮影

原田校長先生と記念撮影

 

最後に・・・溶接部(ロボット班)は部員を募集しています。自分たちで製作したロボットをコントローラで動かすことはなかなか経験できることではありません。現在の部員も、みんな未経験者から始めています。科は問いません。私たちと一緒にロボットを製作してみませんか?