校長ブログ

校長ブログ

「菊翔祭文化の部」も中止しました!

コロナウイルスの感染が急速な拡がりを見せています。本日、本年度7例目と8例目の陽性が判明しました。この2例の関連はありませんが、2例とも本校関係者での濃厚接触者が発生し、生徒への感染リスクが高まったと言わざるを得ません。そこで、本日の午前中の職員会議までは「菊翔祭文化の部」のステージ発表とクラス展示等を午前中で実施と思っていましたが、状況が判明した午後に、準備活動等での感染リスクや自宅療養、待機者のことをを考慮し、全てを中止することとしました。

今は何よりもこれ以上の感染拡大を阻止することを第一に考えなければならないと判断しました。1学期から準備し、夏休みも活動していた生徒たちには本当に申し訳ない思いです。体育祭、文化祭と言えば高校生活の思い出として大切な学校行事です。体育の部は2年連続の中止となりましたが、何とかこれまでの活動の成果を生徒たちに残したいと早速、体育科の先生方が代替案を提示してくれました。とてもありがたいことです。

生徒たちの高校時代の思い出や学び、体験等もできるだけ保障したいと考えていますが、苦渋の判断でした。この困難に直面している生徒たちに幸せな日常が1日も早く戻ることを願って止みません。

新学期を控え、緊張感が高まっています!

昨日、県教育委員会から「夏季休業明け始業時の新型コロナウイルス感染症対策の徹底について」の通知文が出されました。学校の対応としてはかなりの緊張感を持って対応しなければならない内容となっています。全国的に新規感染者数が急速に増加しており、本県においてもこれまでに経験したことのない感染拡大の局面を迎えいます。本校においても8月に入り6例のコロナウイルスへの感染者が判明しており、県内においても今後児童生徒への感染の増加が懸念されています。

本校では先日、菊翔祭「体育の部」の中止と「文化の部」の規模縮小(午前中開催)を決定したばかりです。また、今回の通知を受け部活動も「まん延防止等重点措置」が発せられている9月12日(日)まで中止することとしました。これ以外にも状況に応じて適切な措置を講じなければならない様々な事態が発生することを覚悟しておかなけらばならないと思っています。

新学期早々、大きな困難に直面していますが、生徒や保護者の安全・安心を第一に考え、必要な措置を躊躇することなく必要なタイミングで講じて行きます!

菊翔祭の規模縮小を余儀なくされました!

夏休み最後の週となりました。今日は朝から臨時で職員会議を行い、9月10日(金)・11日(土)に予定している「菊翔祭体育の部と文化の部」の実施について協議しました。例年、菊翔祭は春と秋に別々に実施されていましたが、より充実したものにしようと本年度からセットで連日開催とする計画でした。ところが、このようなコロナ禍で感染拡大に歯止めが掛からない状況を鑑み、「体育の部」は中止、別途発表の場を設ける、「文化の部」は商業科関係の販売実習は他の行事に合わせて後日実施、ステージ発表と展示部門について無観客で午前中のみで実施することとしました。

生徒たちは夏休みも使って準備をしていましたので、苦渋の判断となりましたが、12日まで県内に「まん延防止等重点措置」が発せられていることや先行き不透明な現在の感染状況を見てみると致し方ないと思っています。まずは生徒、保護者の安心・安全を第一に考えての判断です。もちろん、一度しかない高校生活ですので生徒の学び、活動、体験の保障も大変大切なことであることも認識しています。

来週から3年生の進路決定や1、2年生にとっても重要な2学期が始まり、始業後の感染拡大も心配しています。家庭と学校としっかり連携し、これまで以上に緊張感を持って、基本的な感染防止対策を講じていかなければならないと思っています。

何ともスッキリしない日々が続きます!

今週8月16日(月)からお盆休みも明け、夏休みの最終盤に入りましたが、自然災害を伴う季節外れの大雨・長雨、コロナウイルスの感染拡大と何ともスッキリしない日々が続いています。本来ならお盆休みでリフレッシュし、2学期に向けて気合を入れて張り切って準備をというところですが、何とも言えない気分です。「明けない夜はない。止まない雨はない。」という思いで前に進まなければならないと自分に言い聞かせています。

昨日は県内でも過去最多の271例のコロナウイルスの感染が確認され、誰がいつ感染してもおかしくない状況となってきました。本校でも8月に入り5例の感染が確認され、これまで以上に基本的な感染防止対策の徹底の必要性を痛感しているところです。2学期に入ってすぐの9月10日(金)と11日(土)には「菊翔祭」体育の部と文化の部を本年度初めて連日で開催することとしています。こちらの対応についても状況をしっかりと見極め、生徒たちの学びや活動の保証を大切にしながらも、生徒や保護者の安心・安全を第一に考え、適切に判断しなければならないと思っています。

なかなか先行きが不透明で見通せませんが、生徒たちが明るく、元気に前向きに前進できるよう、教育活動を進めていきたいと思っています!

荒木義行合志市長の母校への熱い思いに触れました!

昨日、本校のOBである合志市の荒木義行市長と1時間近く話をささていただく機会を得ました。きっかけは8月3日に県教育委員会で決定された本校の普通科に「未来探究コース」と「地域探究コース」という2コースを設置する学科改編です。その場には名垣眞一副市長、中島栄治教育長もご同席いただきました。何と3人とも菊池高校のOBです。113年の歴史と伝統を持つ本校の卒業生が各界でご活躍されていることを実感しました。

荒木市長との懇談は色々な話題へと展開されましたが、何にも増して痛感したことは市長の母校愛でした。菊池高校での高校生活の3年間、友人との思い出、恩師との思い出など、荒木市長にとって何ものにも代え難い貴重な時間であったということがその語り口からもひしひしと伝わってきました。この思いが今回の本校の学科改編を受け、地元地域の行政の長としてできることがあれば、協力するからという力強いお話しにつながったのだとありがたく思いました。

新聞報道等で本校の学科改編の報に接された卒業生には母校の飛躍、発展に思いを馳せていただいた方々が多くおられると思います。この学科改編を2万7千名余の卒業生の期待に応ええるきっかけにしなければならないと思っています。

令和4年度から普通科に新たなコースを設置します!

8月に入りこれからが夏休み本番。本来なら日頃できない部活動の合宿や遠征など、さまざまな活動も本格化するところですが、県独自の「熊本蔓延防止宣言」が発令され教育活動にも制限が掛かり、対外活動ができなくなりました。そこで、8月23日に予定していた「オープンスクール」も延期することとしました。非常に残念なことではありますが、現状を鑑みると致し方ありません。生徒たちの成長を止めることがないようできることを精一杯やりたいと思っています。

さて、本日、県教育委員会で来年度令和4年度から本校普通科に「未来探究コース」と「地域探究コース」の2コースが設置されることが決定しました。この学科改編は社会の変化が加速化し複雑で予測困難な時代を生き抜くために、「探究心」を持って主体的に学びに向かい、必要な情報を判断し、自ら知識を深めて個性や能力を伸ばし、人生を切り拓いていくことができる生徒を育成するためのものです。

このブログでも紹介しているとおり、既に商業科においても課題解決学習、資格取得等新たな学びを精力的にスタートさせています。今回の普通科のコース設置と合わせ、菊池高校は大きく変わろうとしています。

これまでの113年の伝統を継承しながらも、新たな歴史の第1歩が動き出しています。これまで以上に地域の期待に応えることができる菊池高校にしたいと思っています。

あっという間に7月も終わります!

本校は7月17日から夏休みに入りましたので、あっという間に2週間が過ぎたという感じがします。その間、待ちに待った東京オリンピックが開幕し、柔道や卓球、水泳、体操などのメダル獲得に勇気と元気をもらうとともに、その裏にあるこれまでの努力や苦労に心から敬意を表さずにはいられません。その一方で思ったような結果を残せなかったアスリートたちの悲哀や勝負の無情さにも何とも言えないせつなさを感じます。

無観客開催ということもありますが、心からオリンピックを楽しむことができないこの状況にこれまで体育スポーツを愛好し、携わって来たものとして非常に残念な思いがします。私が関係する競技でも高校時代には私がとてもお世話になった先生のご自宅に下宿生活をしており、食卓でよく顔を合わせていた選手、高校卒業し18歳で熊本の実業団チームに入り長く下積みをし10年以上の努力を続け、代表チームの柱と成長した選手などが大会で頑張っています。

このような選手たちを全国民で心置きなく応援できるようなオリンピックであればと思いますが、ますます状況は厳しくなり、教育活動にも影響が出てきています。何とも先が見えませんが、一日も早くこの状況から脱することを願うばかりです。

記念講演が今から楽しみです!

本年度、本校は城北地区公立高等学校PTA指導者研究大会の当番校になっています。城北地区14校のPTA役員の皆様方と学校関係者の参加により10月23日(土)に菊池市文化会館で開催することとしています。この研究大会は記念講演と実践発表から構成されており、記念講演者を当番校で決定しなければなりません。いろいろな候補者の中から元熊本県公立高等学校長会会長で教育次長や済々黌高校、宇土高校、阿蘇高校の校長を歴任された川上清司先生にお願いすることとしました。

その川上先生が本日、わざわざ菊池高校にお出でいただき打合せをさせていただきました。先生に薫陶を受けた先生方は数多くおられると思いますが、私もありがたいご縁で若い時から親しくご指導いただき本当に心から尊敬し、感謝している存在です。今日は1時間余り先生とあれこれと話をさせていただき、本当にうれしい気持ちになりました。

教養豊かで人を温かく包み込むような包容力と心に染入るようなその話題の引出しの多さに改めて感心させられ、当日の講演が今から楽しみになりました。

 

菊池市内の小学生への学習支援を行いました!

昨日と本日、菊池市内の小学生を対象とした学習支援を行いました。校区内の隈府小学校からの参加が多かったようですが、全部で80人以上の児童が集まってくれました。この児童たちを6班に分け、生徒会役員や有志の生徒が学習支援を行いました。小学生の児童はとても意欲的に学習に取り組み、高校生とのやり取りも楽しそうに行われていました。私も久しぶりに小学生の夏休みの宿題などの学習内容をのぞいてみましたが、英語などもあり案外難しいのに驚きました。

この学習会は菊池市教育委員会と共催で「菊池市3高校魅力化事業」の一環として実施しました。菊池市内の児童生徒を高校までは地元で育成しようというもので、小学生がこの機会に菊池高校の素晴らしい学習環境を感じたり、高校生と触れ合う中で親しみや憧れを持ち、自分も菊池高校生として高校時代を送りたいと思ってくれるような身近な存在に菊池高校がなればと思っています。

これからもいろいろな機会を通して、地域の児童生徒に菊池高校や菊池高校生の素晴らしさを発信できればと考えています。地域の最終学府として地域から愛され、選ばれる高校となるよう努力していきます。

 

 

 

 

全てを出し切った素晴らしい好ゲームに感動!

本日は野球部の夏の甲子園に向けた3回戦が行われました。今大会は昨日までにシード校8校中5校が敗退するという前代未聞の波乱の大会となっています。同じ高校生、どこが勝ってもおかしくないような状況になってきました。今日の相手は第2シードの熊本工業、4年前、春の選抜大会に出場し、今回と同じ第2シードの熊本工業に勝ちベスト8に進出しています。一塁側から球場に入ると保護者会長から「4年前も同じ一塁側だったそうです。」との声が掛かり、その再現に期待が高まりました。また、今日は生徒たちも部活動生を中心に有志60名程度が応援にも駆けつけてくれました。

試合は2回と4回に1点ずつ失点したものの両校互角の戦いで一歩も引けを取らない好ゲームとなりました。結果的には0対2で惜敗はしたものの、3年生にとってはこれまでの練習成果を全て出し切った悔いのない人生の思い出に残る試合になったのではないでしょうか。

今大会を通して私が感じたことは、「やっぱり、野球の神様はいる。努力は嘘をつかない。」ということです。随所できちんと努力してきた選手には野球の神様が微笑んでくれたような気がしました。

今日の伝統校熊本工業との戦いは菊池高校全体に「やればできる。」という自信と勇気を与えてくれました。感動しました。選手のみんな本当にありがとう。