2023年9月の記事一覧
【職員研修】 「人権教育職員研修「性の多様性について」
8月23日(水)に第一回人権教育職員研修を行いました。講師に九州ルーテル学院大学の田中将司先生を招聘し、「性の多様性」をテーマにLGBTQの基本的知識や教育現場に求められていることについて、御講話いただきました。
講話の中で、「現在、LGBTQに該当する方は10人に1人で、左利きの人数と同程度の人数である」という話を聞いて、とても身近な問題であることを学びました。また、研修の中では、掲載している写真のように与えられた家族の情報から「この家族の困っていること」を考えるワークを行いました。「父親が子ども達と過ごす時間をとれない。」「習い事や送迎など母親の負担が大きい」など、多くの意見が出ました。しかし、実は性別に関する情報は与えられておらず、「トラック運転手は男性」と思い込んでいたことに気付かされました。職業や服装、習い事などから勝手に性別を判断してしまうなど、自分達の中の性別に対する
固定概念と向き合うことができました。また、研修の最後では、職員同士で活発に意見交換が行われとても貴重な時間となりました。
今回の研修を活かして、自身の性に悩んでいる児童生徒も含めた全ての児童生徒が安心して過ごすことができるような学校作りを目指していきたいと思います。
【人権教育】 「心のきずなを深める月間の取組」
心のきずなを深める月間とは、子ども達同士や子ども達と教職員、保護者等との「心のきずな」を深め、いじめを許さない学校・学級づくりを目指して様々な取組を行う月間のことです。毎年6月に取組を行います。今年度も、各学部で取組を行い、小学部では友達にされて嬉しいこと悲しいことを考える学習、中学部では自分や友達、命を大切にすることについて話し合い、発表し合う学習、高等部では、SOSの出し方やストレス解消法、自分や友達の良いところを探す学習をしました。各学部共通して、自分自身について考えたり友達との関わりを見直したりするいい機会となり、友達との心のきずなが深まったように思います。2学期も友達同士の仲が深まるような人権学習の取組を行っていきます。
また、「心のきずなを深める」「いじめを許さない」をテーマに人権標語やポスターを作成しました。そのポスターの一部をご紹介します。