2024年10月の記事一覧
YSPⅡ中間発表会
10月31日(木)6,7限目に、熊本大学、崇城大学、熊本保健科学大学、東海大学より6名の先生方にご来校いただき、YSPⅡ中間発表会を開催しました。生徒たちは6つの研究分野に分かれ、それぞれ3名(組)の代表生徒たちが、日頃取り組んでいる課題研究についてスライド発表しました。次に各分野担当の講師の先生方がそれについて助言をし、その後、課題研究の進め方についてのご講話をいただくという形で会はすすみました。先生方からは「先行研究の大切さ」や「コピペをしない」などの研究倫理、また具体的な研究方法や表現、さらなる向上のための修正点などをご教授いただきました。生徒たちも今後の研究に活かすべく、ご講話に聞き入り、ペンを走らせていました。今回参加していただいた6名の先生方には、まだまだ拙い生徒の研究に対して、丁寧にご助言、ご指導をいただき、大変感謝をしております。これから生徒たちは11月、12月と研究を進め、1月の研究論文の完成、3月の発表会へと進む予定です。生徒たちは、本日のご指導された内容を活かして、よりよい課題研究を完成させることと思います。本日は本当にありがとうございました。
教育関係の方・中学校の先生方向けの説明会
10月30日(水)
本校セミナーハウスにて、教育関係の方・中学校の先生方向けの説明会を開催しました。
SSHを基軸に据えた本校の多彩な取組、そして高校入試の概要について説明しました。
本校の教育活動を通して生徒が自身を見つめ、自らの手で進路を切り拓いていく様子を様々な形で紹介しました。
出席された方からはSSHのことを中心に多くの質問をいただき、本校の教育活動に関心を寄せて頂いていることが窺われました。
一部の質問及び回答を掲載します。
・県内SSH校の中での鹿本高校の特色は?
→SSHは理系の学びを行っている学校がほとんどの中で、本校は文理融合の学びを展開しているのが特色です。
・SSHの指定は来年度までになっているが、その後はどうなるか?
→現在、Ⅱ期目の申請を準備しています。
もし申請が一度で通らなかった場合も、経過措置が設けられており、現在の生徒と同じように学びを進めることができます。
お越しくださった中学校の先生や関係者の皆様、ありがとうございました。
※鹿本高校に興味があり、話を聞いてみたいという生徒さん・保護者さんがおられましたら、ぜひご連絡ください。
担当者が中学校等へご説明に伺います。
本校の取組についてはこのサイトで随時紹介していますので、他のページもぜひご覧ください!
【科学の甲子園】 筆記競技に向けて
前回は実技競技の練習の様子をご紹介しました
今回は筆記競技の学習会の様子です
理科だけでなく、数学、情報の分野も出題されるので勉強することがたくさんあります
先生方に質問しつつ自分たちでも学習を頑張ってます!
本番まであと10日です!!
【秋日和】香りほのかに 金木犀
本校の正門をくぐると金木犀の木が並んでいます。
今朝の様子です。たくさんの花を咲かせ、秋の風が金木犀の香りを運んでいます。
金木犀は、秋になると甘くて心地よい香りを放つ植物です。その香りは、風に乗って遠くまで届き、季節の訪れを感じさせてくれます。金木犀の花は小さくて、オレンジ色や黄色の花びらが特徴です。
この木は、もともと中国から伝わり、日本でも広く庭や公園に植えられています。秋の風物詩として親しまれ、「香りの木」としても知られています。9月から10月ごろに花が咲き、その香りにはリラックス効果があると言われています。
また、金木犀には「謙虚」「真実の愛」という花言葉があります。どんなに良い香りを漂わせても、小さな花を目立たずに咲かせる姿が、こうした意味を持つ理由の一つです。
金木犀の花が咲くころ、みなさんも季節の変化を感じながら、少し立ち止まってその香りを楽しんでみてください。
1年2組「SS数学探究Ⅰ」熊本大学、中田先生による、第3回「データサイエンス」講座の実施
10月21日(月)7限目、SS数学探究Ⅰの授業において、「理系(生物分野)におけるデータサイエンス」の授業を、熊本大学大学院先端科学研究部の中田未友希准教授にオンラインで実施していただきました。「写真から数値データを得る~画像解析の基本のキ~」という内容で、写真1枚から下の図のスイカのタネの黒い部分の面積を求めたり、楕円形の長軸や短軸の長さを求めたりすることができることを学びました。
「情報」の授業でも学んだ、「画像は数値データである」ことを確認しましたが、ただの数値データに色を付けることで、絵が浮かび上がることにみんな驚いていました。その後、絵から数値データを獲得するために、『ImageJ』というWebで使用できるアプリを使い、写真1枚からデータを獲得することを学びました。生物分野なので、その面積を求めるだけで、「この成分は何パーセント含まれている」といった情報を読み取ることができます。少々時間が足らず、次の時間に持ち越すことにもなりましたが、生徒が行う研究の成分分析などに活用することができるため、より一層生徒の課題研究などに厚みや深みをもたらすことができると考えています。
【数値データから画像を出す】(左の数値データの値毎に色を付けることで、右の画像を得る。)
【写真から数値データへ】(元の写真から左図を得たうえで、右の数値データを得る。)