学校での出来事
初任者研修研究授業(情報科)
本日、本校では情報科の初任者研修が行われています。本校の金子教諭を含む、3名の情報科初任者の先生が本校で終日研修を行っています。
研修のはじめとして、金子教諭による研究授業が図書館で行われました。対象クラスは1年スポーツ健康科学コースです。
授業内容は「ネットワークの情報セキュリティ対策・暗号化対策について」です。
高校生が普段から親しんでいる、スマートフォンをはじめとするインターネットによる個人間の情報のやり取りが、どうして他の人に見られることなく行えるのか。そこには「暗号」という、スパイ映画などでしか耳にしないような仕組みが身近に使われているのだということを、金子教諭が楽しく分かりやすく解説していきます。
授業の後半では、各生徒に暗号を解いてもらうタイムトライアルが開催されました。その答え合わせの際に、生徒からは数種類の答えが発表されます。
「あれ?自分の答えはそれじゃない・・・」「私は間違ってる?」と不安な表情になる生徒多数。
「それは間違いじゃないよ。何でそうなるか、近くの人と考えてみよう!」とさらに問いかける金子教諭。
難しい問いに生徒たちは考え込んでしまいましたが、一部の生徒は隣の生徒のプリント(暗号を解くための「鍵」が書かれている)を見て気づきます。
「あれ?それ、俺のプリントと違うぞ」
実は、金子教諭は暗号解読用の「鍵」を4種類作って、それぞれが違うものだとは分からないように生徒へ配付していたのです。そのため、4種類の解答が生徒から出されたのでした。暗号の仕組みについて生徒に実感させる、工夫された授業実践でした。研修に来られた先生方も、興味深く見学しておられました。
この後、初任者の先生方は教科の実践等についてさらに研修を深める1日となる予定です。
グローバル・キャンプ(1日目)
1年グローバル探究コースでは、7月3日(水)から2泊3日の日程でグローバル・キャンプを始めました。今年度は6名の外国人留学生が「グローバルリーダー」として、それぞれのプログラムをファシリテートしてくれます。1日目は、生徒たちは4つのグループに分かれ、各自の自己紹介から始め3日間の目標決めやグループフラッグの作成、それぞれのグローバルリーダーの出身国のことについて学んだりする活動を行いました。
KMバイオロジクス株式会社企業訪問
7月2日(火)にKMバイオロジクス株式会社(KMB)を3年生3名、2年生5名の計8名で企業訪問しました。熊本サイエンスコンソーシアム(KSC)が県内の高校生の科学的探究力を育成するために主催され、第二高校、熊本北高校、熊本西高校との四校合同での訪問となりました。
先ずは事業説明を受けた後、主力事業であるワクチンの製造現場の見学をしました。KMBでは主に インフルエンザワクチンを製造されており、これがニワトリの有精卵から作られること、ラインで自動化され製造されるのと同時に、チェックは人の目で行う必要があること、卵の殻などは建築資材の材料として再利用していることなどを学びました。工場では実際に働いている人の姿を見学することができ、衛生的な環境で細心の注意を払いながら作業をされていました。
次に血漿分画製剤の使用体験をしました。血漿分画製剤とは、人の血漿から作られた製剤で、手術などの現場で使用され、傷口を固まってふさぐ役割をします。ふさいだ後は、そのままそこの組織として定着するところが優れた点とのことでした。固まらないように二つの溶液に分けられており、混ぜると固まる仕組みとなっています。生徒たちは大きな傷口をふさぐときに行う二つの溶剤を注射器状の器具で霧状に吹き付ける使用法を体験しました。吹き付けた後は、ビニール手袋をして固まり具合を生の感触として確認していました。なお、この血漿分画製剤は1セット1万円!?もするとのことで、生徒たちからどよめきが起こっていました。
今回の企業訪問では、受け入れをご承諾いただき、工場の丁寧なご説明、貴重な血液製剤のご提供等、KMバイオロジクス様には深く感謝を申し上げます。またこのような貴重な機会をご手配下さったKSCの皆様にも大変感謝をしております。子どもたちは、この経験を課題研究活動、進路実現、そしてその先の社会貢献へとつなげてくれると確信しております。
【授業】クロスカリキュラム 世界史×国語
3年生は、「古典探究」で漢文「漁父辞」を学習しています。
この文章には儒家的人物と道家的人物が登場するので、
世界史の波村先生と諸子百家(古代中国の思想家)について、クロスカリキュラム授業を実施しました(3年3組)!
「漁父辞」の内容を振り返ったあと、波村先生から、戦国時代の主な思想家について、さまざまなエピソードを交えて紹介してもらいました。
法家の韓非子は、大人気の漫画『キングダム』にも登場していますね。
古代思想についての話を聞きながら、現代に生きる私たちも同じ問題を抱えているように感じました。
2500年前から、人間の本質はあまり変わっていないようです。
やはり、古典や歴史を学ぶことには意味があります。
教科と教科のつながり、教科と社会・自分とのつながりを意識すると、勉強が面白くなってきますね。
クロスカリキュラムは、そんな「つながり」に気づくことができる、鹿本高校独自の取り組みです。
【学校生活】学年集会のようす(3年)
6月29日、期末考査も終わり、各学年で学年集会が行われました。
3年生はいよいよ、天王山の夏を迎えます。
3学年主任の副島先生から、夏期課外の重要性や、学習に向かう姿勢のポイントについてお話がありました。
「本気で頑張る君たちに、先生たちはとことん付き合います!」という言葉に、3年生の表情もぐっと引き締まったように感じました。
3年生の夏の頑張りに期待しています✨
真剣に聞いています。
【PTA活動】PTA連合会の熊本大会に参加しました
アトラクションでは、山鹿灯籠踊りを鑑賞することが出来ました。
全体講演で、元熊本県教育長の宮尾千加子氏による「くまモンの人間力」と題された講演を聴きました。
講演の最後にはサプライズでくまモンが登場し、会場が盛り上がりました。
【授業】3年生「論理国語」のようす
3年生普通科理系5組の「論理国語(現代文)」はジグソー法で授業をしています!
ジグソー法とは、教材を分担して研究し、それぞれのパートの担当者が集まって、自分が研究した内容を他のパートの人に解説するという授業法です。
今回の教材は「ポストモダンと排除社会」。
最初の2時間は、4班に分かれてそれぞれの担当箇所を研究しました。
場所は校舎の3階にある鹿本高校図書館。明るくて、素敵な空間です。
班長を中心に、ホワイトボードに担当箇所の内容をまとめています。
さすが3年生、積極的に意見を出し合って、話し合いをすすめていました!
【スポーツ健康科学コース】校内施設も充実!
体組成計やビジョントレーニング機器などを用いて科学的に身体機能の実験や学習に取り組んでいます。
【オープンスクール】よくある質問
オープンスクール関係の「よくある質問」をまとめました。
ご覧ください。
Q1 オープンスクールはどんな内容ですか?
A1 本校生徒会が中心となって行う学校紹介(10:20~11:10)がメインになります。希望者はそのあとに行われる個別説明会・部活動自由見学・英語探究授業体験(11:20~11:50)に参加することができます。
Q2 オープンスクールの開始時間と終了時間を教えてください。
A2 9:30受付開始、11:00終了予定です。そのあと希望者は個別説明会・部活動自由見学・英語探究授業体験に参加することができます(11:20~11:50の時間帯で実施)。
Q3 持ってくるものはありますか?
A3 学校紹介・授業体験は、教室で行いますので上履きを持ってきてください。また当日は暑くなることが予想されます。飲み物を準備しておいてください。(校舎内には自動販売機もあります。)
Q4 申し込みはどうすればいいですか?
Q5 中学1年生・中学2年生でも参加できますか?
A5 安心してご参加ください。1・2年生のうちに色々な学校を見学しておくと、安心して進路決定できるはずです。
Q6 保護者のみ参加は可能ですか?
A6 可能です。中学3年生のお子さんをお持ちの保護者様だけでなく、中2・中1・小学生のお子さんをお持ちの保護者様の参加もお待ちしております。
Q7 車で学校に行っても大丈夫ですか?
A7 大丈夫です。本校敷地内に駐車可能です。当日は係役員が駐車場への誘導を行います。
Q8 自転車で参加してもいいですか?
A8 大丈夫です。体育館前に駐輪スペースを確保しています。なお当日は係役員が誘導するので安心してください。
多くの参加を心よりお待ちしております!
【進路】「先輩に聞く会」を開催しました!
先週に引き続き、今週も出前講座を実施しました。
2回目も…満員御礼です!鹿本高校生の意欲の高さを感じます。
ちなみに、参加者数が過去最高でした✨
今回の講師は、本校の卒業生、同志社大学商学部4年生の島田さんです。
島田さんは高校時代、サッカー部副キャプテンとして9月まで部活動に打ち込み、学業では卒業時に学術優秀賞(成績
トップの生徒に贈られる同窓会賞)を獲得した、まさに文武両道の、お手本にしたい先輩です。
今回、鹿本高校の同窓会の一つ、関西不動会の支援をいただき、在校生に話をしてもらうことになりました。
同志社大学を選んだ理由や、高校時代の過ごし方、高校・大学生活
を通して学んだことを話してくれました。
「頑張らないといけない時に絶対逃げないこと」
「人とのつながりを大切にする」など、
実感のこもったアドバイスをたくさんいただきましたね。
特に「人とのつながり」については、在学中に関西不動会の先輩方
に助けられたエピソードが印象的でした。
今回、関西不動会副会長の松村様にもお越しいただき、同窓会の
紹介をしていただきました。
もうすぐ創立130周年の鹿本高校。
全国に先輩方がいて、同窓生をサポートしてくださっていることを知ることができました!心強いですね。
質疑応答も盛り上がり、会が終わった後も、いろいろ聞きたい在校生が島田さんを取り囲んでいました。
「先輩の話を聞いて、モチベーションが上がった!」という感想を多くの在校生が書いてくれました。
島田さん、松村様、ありがとうございました!
↓ 関西不動会の同窓会通信を熱心に読んでいます