SSHブログ

SSHの授業

理系進学意識向上研修(兼理系女子育成計画2)in九州大学オープンキャンパスを開催しました。

 8月1日(土)に「理系進学意識向上研修(兼理系女子育成計画2)」として、本校1,2年生希望者が九州大学の理系学部のオープンキャンパスに参加しました。参加者37名中25名(2年18名 1年7名)が女子生徒でした。

 

 九州大学伊都キャンパスは福岡県の糸島半島中央に位置し、丘陵地に多くの研究施設やビルが立ち並んでいます。ここでは世界最先端の研究が行われており、オープンキャンパスにおいて、その一端が紹介され、生徒たちは思い思いに学部の説明を受けたり、施設の見学・体験等を行っていました。例えば工学部の流体制御研究室では、翼の形状をしたモデルにドライアイスの煙を当て、風が翼の角度によってどのような挙動をとるかデモンストレーションをされていました。現在は研究に積極的にAIを活用されており、人間では気付けない視点を提供されたり、計算に時間がかかる数式を解かせたりすることで、研究が大きく進展していると話されていました。

 

 参加した生徒たちも、感想で「研究が奥深い」「大学生が生き生きとしている」「大学の雰囲気や施設について知ることができた」「大学での学習内容や施設を見て受験への意欲が向上した」等と述べており、充実した一日にできたようでした。ある感想に「自分たちが行っているYSPはここにつながるかもしれないと感じた」との記載がありました。SSH活動を通して、多くの生徒が理系分野へと進学し、社会を支えていって欲しいと思います。

オープンスクールで中学生が本校の探究授業をプチ体験しました

 7月11日(土)に、本校のオープンスクールが開催され、350人を超える多くの生徒、保護者が来校し、学校紹介や部活動見学等のイベントに参加しました。そのイベントの一環として「探究授業プチ体験」を開講し、100人以上の中学生が本校のSSH活動を体験しました。

   

  

 内容は、「10円玉の表面に水滴をどれくらい垂らせるか」というもので、最初に水滴数を予想してもらい(仮説)、実際に10円玉に水滴を垂らして数を確かめ(実験・記録)、なぜ水が10円玉の表面で盛り上がってこぼれず予想よりも多く水が乗るのか考え、説明を受けていました。(考察)。

   

  

 30分という短い時間でしたが、中学生は仮説、実験、考察という探究プロセスを学習し、本校のSSH活動を体験していました。来年は是非本校に入学し、ともに探究を深めることができることを期待しています。

 

YSPⅡ研究計画発表会・YSPⅢ研究成果発表会を開催しました!

 7月15日に、本校の課題研究である理数探究(YSP:Yamaga Science Program)の2年生の研究計画発表会と3年生の研究成果発表会を開催しました。今年度は全校体制で行い、1年生も含めて、1日を通して発表と質疑応答が各教室で行われました。

  

   

 午前中は2年生の研究計画発表を1年生と3年生が参観して、質問やアドバイスを行いました。

 2年生はまだ計画段階ですので、具体的になっていないところや調査不足のところもありますが、3年生からのアドバイスや1年生からの素朴な質問を受けて、気づきを得るための機会にすることが目的です。これから夏・秋にかけて研究を深めていってほしいと思います。

   

   

 午後には3年生の研究成果発表を2年生と1年生が参観しました。

 3年生は1年3カ月ほどかけて行ってきた研究の成果を発表するだけあって、話す内容も多く、時間が足りていない人もいました。 発表や質疑応答に慣れている様子の生徒もおり、1・2年生にとって良いお手本になっていたように感じます。

 みらい創造科グローバル探究コースの生徒は英語でのポスター発表を行いました。県内のALTの先生方にご協力いただき、来校の上、生徒の発表を聞いていただました。

  

  日程の最後に、代表発表として日本語発表1件と英語発表1件がオンラインで行われました。1日通しての発表会であったため、発表の聴き方も上達している様子が見られました。

 それぞれに研究を深めながら、鹿本高校のSSHが目指す姿に向けて、探究活動を通して益々成長を続けていってほしいと思います。

クロスカリキュラム(1年 体育×物理基礎 異教科連携授業)〜水の抵抗を味方につけて、楽に長く泳ごう〜

7月16日(木)3限目に、1年生体育と物理基礎のコラボレーション授業を実施しました。

「水の抵抗を味方につけて、楽に長く泳ごう」と題し、体育の水泳実技を物理基礎(理科)の側面から捉え、水の抵抗(形状抵抗・摩擦抵抗)の基本を理解し、泳ぎにどう影響するかイメージすることで、”楽に長く泳ぐ”体育の目標を達成するために、生徒が異なる教科の視点や原理を融合させて論理的に思考し、実践する授業を実施しました。

本時は、前時で実施した図書館での事前学習・調べ学習とそこでイメージした泳ぎのフォームについて、実技で実践する時間となりました。

(1)まずは体育の教員から、本時の目標”楽に長く泳ぐ”に関して説明

(2)続いて、物理の教員が登場!・・・水の抵抗を減らすために前に出す手の角度、手と頭の位置や隙間に関する留意点などを物理の原理・原則に基づいて説明

 

(3)いざ、実践!・・・蹴伸びだけでずいぶん距離が伸びるようになってきました。

鹿本高校では、1つの課題やテーマを複数の視点・原理・原則を融合させて思考する探究型クロスカリキュラム(STEAM教育)を推進し、これからのSociety5.0時代を生き抜く科学技術人材の育成に取り組んでいます。

問ー1グランプリ開催!

 7月15日(水)、2年生がYSPⅡ研究計画発表会、3年生がYSPⅢ研究成果発表会の準備をしている時間に、1学年では、「問ー1グランプリ」を開催し、1年生たちは、学友が作成した日頃の興味関心や疑問を表す「問い」(簡潔な説明文付き)の写真を鑑賞し、付箋でコメントを残したり、優秀作品を選んだりしました。

 生徒による最優秀「問い」として選ばれたのは、「体温と同じ温度なのにとても暑いと感じるのはなぜだろう」で、暑い日が続く中多くの共感を集めたためと考えられます。またSSH賞には「なぜスイッチを押すだけで瞬時に光を出すことができるのか」が選ばれ、日頃の当たり前の減少をなぜと捉える感性が評価されました。

 何が「いい」と感じるかは、人によって大きく分かれていました。大切なのは自らの「問い」です。1年生には、自らの「なぜ?」「どうして?」という感性を大切にして、2学期からの課題研究活動に取り組んで欲しいです。