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2023年3月の記事一覧

クロスカリキュラム 地球史その1 化学×日本史×地学

2年生地学基礎では、地球史分野を化学、生物、日本史、世界史とリレー方式でクロスカリキュラムを実施しました。

 

その1は「地学×化学×日本史」、テーマは「年代測定」です。 

 

初めに放射性年代について、化学の先生から説明していただきました。

授業が重なっていたため、今回は動画にての説明になりましたが、非常に分かりやすい説明で、文系の生徒達もスムーズに理解を深めていました。

次に日本史の教科書に掲載されている、「年輪法」について年輪からどのように年代特定ができるのか学びました。(今回は日本史の先生と授業が重なっていたため、担当からの紹介になりました。)

 

最後に放射性同位体と年輪法はどのように使い分けをしたらよいかを考えて、先カンブリア時代に入りました。

 

 年代測定について、化学と日本史の側面から学ぶことで理解を深めることができました。

 

 

クロスカリキュラム 地球史その2 地学×生物

地球史その2のテーマは「環境と生物」、「地学×生物」で実施しました。

 

その2の前の授業(先カンブリア時代)では、生徒達から「生物の進化や定義」についての質問がたくさんあり、その質問を基に生物の先生から授業をしていただきました。

生物の定義は何かという問から始まり、

環境と生物は互いに作用しているという話をしていただきました。

それから、先カンブリア時代において、光合成細菌・嫌気性細菌・好気性細菌はそれぞれどの時期に、どのような順序で出現したのかを、ワークシートを用いて考えました。

地史分野は、決して暗記ではありません。環境変化に注目することで繋がりが見えてくることを改めて学びました。

 

クロスカリキュラム 地球史その3 日本史×世界史×地学

地学基礎 今年度最後の授業は、「日本史×世界史×地学」で実施しました。

テーマは「気候変動と人類」

 

まず初めに黒点数の変化から読み取れることについて考えました。

黒点数の増減と太陽の活動状況については1学期に学習しています。

黒点数が少ないことから、地球の気温が低下したことまで考えることができた生徒もいました。

 

次に黒点数が著しく減少した時期(気温が低下した時期)には、世界・日本でどのような出来事が起きたのかについて、世界史の先生から説明していただきました。

次に日本史の先生から日本で発生した3大飢饉の内容とその対策についての説明をしていただきました。

(*天明飢饉は浅間山噴火も関係しているため、火山の説明もしていただきました。)

46億年という歴史の中で、生物は環境変化によって絶滅または適応することで進化を重ねてきました。

過去を知ることの目的の1つは、未来を予測することです。

過去にどういうことが起きて、どのように乗り越えたのかを知ることで、将来どうしていくべきかを考えるきっかけにして欲しいと思います。

今回は「深める&広げる」クロスカリキュラムになったのではないかと思います。

ご協力していただいた先生方ありがとうございました。

 

YSP代表者成果発表会

 3月8日(水)、令和4年度 YSP(山鹿サイエンスプログラム)代表者成果発表会を山鹿市民センター文化ホールで行いました。課題研究に取り組んできた2年生を代表して、6名の生徒が研究の成果を発表しました。翌日の9日(水)には会場を本校の教室と体育館に移し、1・2年生全員のポスター発表を行います。

 開会式では、学校長から開催に際しての感謝や生徒たちへのアドバイス、さらなるチャレンジに向けた決意が述べられました。以下に一部をご紹介します。

 「未来をひらいていく高校生はこれから幾度となく解決しがたい課題にぶつかることでしょう。そのときに、彼らを支える一つが「経験」であり、その経験をつくるのが本校での探究活動でありたいと思っています。」

発表1 志柿さん
「お米プロジェクト~地元のお米を生かした商品開発を目指して~」

発表2 中田さん
「男性看護師を増やすことにより将来予想される看護師不足を解消する」

発表3 隈部さん
「植物の成長と音楽の関係」

発表4 阿蘇品さん
「日本の幼稚園・保育園におけるお遊戯会の変遷と今後」

発表5 小田くん
「魅力のある山鹿の訪問看護サービスを作る」

発表6 松見くん
「これからの時代にあった新しい埋葬方法について」

 それぞれの発表の後には質疑応答の時間が設けられ、生徒たちから多岐にわたる内容の質問が行われました。

 崇城大学 生物生命学部教授の長濱一弘先生より、講評をいただきました。

 

プログラミング講座

 3月6日(月)、SSH事業 プログラミング講座を実施しました。

講  師 東海大学文理融合学部人間情報工学科教授
     令和4年度鹿本高校SSH運営指導委員 村上 祐治 様 

 講義の中で、プログラミングの考え方やコーディングのポイントを解説していただき、「数学や物理などの知識が合体し、プログラミングに活かされる。授業で学んでいる様々なことを大事にしてほしい。」とお話をいただきました。

 村上先生が大学で取り組まれている研究(VRシステムやウェブマッピングシステム)を紹介していただきました。