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2022年11月の記事一覧

3年生 探究型クロスカリキュラム「生物×地学」

3年生 理系選択生物の授業を用いて、探究型クロス授業を行いました。

生命誕生から生命の進化について、地学的視点に立ち、生物とは違った切り口で内容を深めました。

本日のテーマ

 

27億年前に、酸素はどのようにして生成されたか?酸素があった証拠は?などの疑問について、あらかじめ動画を見た後に、調べたり話し合ったりしながらまとめていきました。難所では先生の解説も入りました。

「地学は証拠が大切」という先生の言葉を受けて、様々な現象の理由を考え、地球上に残された証拠を調べました。

最後に、生物の先生から「生物は、生き物がどう変わっていったかに着目するけれど、どうしてそう変わったのか、その理由は生物だけではわからない。なぜそう変化したのか、理由を考えるには地学の知識が必要」と、今回の授業の意義についてのお話がありました。

 

2年生理系生物 探究型クロスカリキュラム 生物×英語(環境問題インタビュー)

 2年生理系、選択生物の環境問題について考える授業の中で、トリニダード・トバゴから来日しているALTのヤシャ先生に対して、英語でインタビューを行いました。各班、それぞれ調べている環境問題に関連する質問をヤシャ先生にインタビュー形式で行いました。

 インタビューのやり取りは、全て録画し、後で内容を確認し、プレゼンに起こす作業を行っていきます。インタビューの中では、写真を見せながら説明したりとしっかり伝えようとする姿が見られました。

質問の例:生物 質問.pdf

 

 

 

SS国語探究「国語×化学」クロスカリキュラム①

11月14日(月)1年2組グローバル探究コース39名を対象に、国語×化学のクロスカリキュラムを実施しました。テーマは「どうすれば水俣病は止められたのか~科学・歴史を学ぶ意義~」です。

これまで主に社会科学的な視点から捉えてきた水俣病を、高校化学の視点で掘り下げていきました。

「水俣病にまつわる『科学・科学』を正しく理解しましょう」という言葉でスタートした授業、

水銀とはどういうもの? どんな種類がある?

毒性の強さと水に溶ける・溶けないの関係は?

当時チッソは何を原料にして、何を合成しようとしていたの?

メチル塩化水銀はどのようにして生じたの?

次々と出される問いかけに、懸命に答えを考えます。

 

 

 

 

亜鉛や銅を塩酸に溶かして観察をしました。

アセトアルデヒドの匂いを嗅いでみました。

最後に、水俣病はどうしたら防ぐことができたのか。どの段階で間違えたのかを化学の視点から振り返ってみました。

次回の国語探究も「国語×化学」のクロスカリキュラムです。

今日の授業をさらに掘り下げていきます。

「科学の甲子園」出場

11月13日(日)科学の甲子園熊本県出場校選考会に出場しました。

参加した2年生のメンバーです。

科学の甲子園では、6人1チームで理科、数学、情報の筆記競技と実技競技に挑みます。 

文化祭と時期が重なり忙しい中、放課後の時間を使って直前まで筆記、実技の対策を頑張ってきました。

 

本番直前。校長先生、教頭先生も激励に来てくださいました。

 

試験は非公開で行われましたので、競技の様子はお伝え出来ませんが、実技競技で制作した「シャトルウィンドカー」の走行タイムは、3位まであと1秒足らずの22秒という大変良い結果でした。

参加した皆さん、お疲れさまでした。大健闘でした。

 

 

 

SS国語探究「水俣学連続講座⑤」

11月7日(金)、1年2組グローバル探究コース39名を対象に、第5回水俣学連続講座が実施されました。

講師は熊本学園大学水俣学研究センター長の 花田昌宣(まさのり) 様です。

9月よりスタートしたこの講座も本日で最終回。

今までの学びを振り返りながら、水俣病の課題を「企業・科学者」「市民・漁民」「患者/被害者・法」の観点から改めて掘り下げ、全体像を捉えていきました。

 

(生徒の感想)

5W1Hの観点で見直した時、分かっているつもりで分かっていなかったことに改めて気づきました。当時、伝染病でないことは感染経路がたどれないことからも明白であり、漁師の方々はチッソの排水が原因であることを海の異変から知っていました。チッソという大企業の、高い技術や知識を持っている人たちが引き起こした人災であることを改めて学びました。

 

今後は3月の発表会に向けて9つのテーマを設定し、グループ毎に学びを深めていきます。

 

SS国語探究「水俣学連続講座④」

10月25日(金)1-2組(グローバル探究コース)を対象に、第4回水俣学連続講座を実施しました。

講師は熊本日日新聞社編集局・地域報道本部社会の石貫謹也(いしぬき きんや)様です。

今回は報道機関の立場から、「記者の目線で捉えた水俣」について語っていただきました。

以下、生徒の感想です。

「私は水俣病について探究する前までは、何十年も国や県と闘っている方々が居て、今も苦しんでいる方々がいらっしゃることを知りませんでした。公害の負の部分は知っていましたが、その背後に、『豊かさを追い求める人間』がいたことには気づいていませんでした。今回は記者という立場からのお話を伺う中で、ネットや本で調べただけでは分からない、取材時に石貫さんが感じたこと・考えたことを知ることができ、とても貴重な体験でした。講義を受ける中で、水俣病を終わらせないよう伝え続けることが大切だという思いを強くしました。」