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令和6年度(2024年度)「2年理数探究(YSPⅡ)」代表者研究成果発表会を実施しました。

 令和6年3月13日(木)に山鹿市民交流センターにて、「2年理数探究(YSPⅡ)」代表者研究成果発表会を開催しました。鹿本高校では、2年生が6分野(スポーツ健康、科学、医療・福祉、教育・社会、人文、地域防)に分かれて、それぞれの興味関心に応じて、課題研究を行っています。今回はその6分野それぞれの代表13名が発表を行いました。

 

 

 発表の内容は「機能性食品の健康への影響」から、「ホタルの生育環境」、「子ども食堂の現状と課題」、「保育士不足」、「剣道とファッション」、「高潮の減災」まで多岐に渡り、それぞれ工夫を凝らして発表を行っていました。また参観した代表以外の生徒たちも、真剣に発表を聞き、いくつも質問し、会を意義あるものにしていました。

 

 

 また特別発表として、九州大学未来創成科学者育成プログラムQFC-spに参加した2年2組の守瀬諒くんによる研究発表も行われ、レベルの高い研究を披露してくれました。

 

 

 最後に本校SSH運営指導委員長である崇城大学生物生命学部生物生命学科教授の長濱一弘先生より、「『知らない自分』に出会い、それをそのままにせず、自分の可能性を信じて、『知る・わかる自分』に変えることを、SSH活動を通して経験して欲しい。」との講評をいただきました。その根底には、人間の持つ「何かを知ることは理屈抜きに楽しい!」という「探究の喜び」があります。鹿高生の諸君には、今日の発表会と明日のポスター発表で「探究の喜び」の一端でも感じてくれたらと思っています。

 まだまだ探究・研究としては拙く、我々はさまざまな点でレベルアップする必要があります。しかしそれは長濱先生も仰られたように、「探究の喜び」を感じる余地もあることを意味します。「探究の喜び」を目指して、一歩一歩自らを高めていきましょう。本日の会はその一歩になったと思います。