日誌

定時制日誌

「卒業おめでとう!」前期卒業式を行いました

去る9月20日(日)に、通信制・定時制の前期卒業式が行われました。

 

定時制1名と通信制8名、計9名の卒業式になりました。
保護者・家族、全職員、それにお祝いに駆けつけてくれた卒業生や在校生に囲まれて、
厳かに行われました 。


  

学校長式辞では、
「○○さんは、あたたかな人柄で面倒見がよく、ダンス・演劇などいろんなことに挑戦されました。××さんは・・・」と一人一人を紹介されました。また、ゆずの「栄光の架け橋」の歌詞を述べられ、「誰の人生にもドラマがあります。迷わず進み、振り向かず未来に進みましょう!いつまでもお元気で。新しいステージが待っています。」と締めくくられました。



卒業生謝辞では、定時制でただ一人の卒業生となった生徒は、
「湧定に入学して、平穏無事ではなかったけれど、卒業までたどり着けたことを嬉しく思います。一番そばで見守ってくれた母をはじめ、家族には感謝をしてもしきれません。これから先、不安もありますが、ここで得た経験や知識、人との繋がりを武器に色々なことに挑戦し、私らしく前を向いて生きていこうと思います」と決意も新たに謝辞を述べました。

卒業おめでとう! あなたと出会えたことに湧定は感謝します!

海軍カレー

今日の献立は、神奈川名物「海軍カレー」と「あっさりサラダ」です。

 

海軍カレーは、インドカレーが日本人乗組員の口に合わなかったため、
具沢山のシチューにカレー粉で風味をつけ、小麦粉で少し粘りを出したものだそうです。
時間が無いので、さっと食べられるものをということで海軍カレーはとろみは少なめになっていたそうです。



「船の上では曜日が分からなくなるので、金曜日はカレーと決めていたそうよ」
との話もききました。

「え、小麦粉を練って作ってるの」と聞いたら、
「今日のカレーは、市販のカレールーを使っています。」とのこと。

カレーは、黄色い御飯にかかっていたので、「サフランですか?」と聞いたら
「サフランは高くて買えないのよ。ターメリックを使っていますと」のこと。
カレー粉はいつもよりピリッとした辛味をだすため多めに使っています。

「スパイシーでとてもおいしかった」という感想が寄せられました。



ところで、記者にとっては、「あっさりサラダ」もなかなかのものでした。

りんご、みかん、きゅうりが、酢、塩、砂糖、胡椒で和えられ、乱切りのレタスの上にのせられていました。本来は、サラダには、油も使うんだけど、今日はカレーに油が沢山つかってあるのでカットしてますとのこと。

ごちそうさまでした。

交通安全指導

9月14・15日の下校時刻に合わせて正門と校外2か所で交通安全指導が行われました。

「気をつけて帰れよ~」の声に、「は~い」の生徒の声。

夜遅くに下校する生徒の様子を気づかいながらの交通指導でした。

 

くまもと「水」検定を受検しました

9月14日(月)15日(火)に第8回くまもと「水」検定3級試験が行われました。


熊本県は、水がきれいでおいしいと有名ですね。
しかし、その熊本県のきれいな水もだんだんと量が減ってきていることを知っていますか?
私たちは熊本に住み生活している中で、どれだけの水を使っているのでしょう…

 

検定は1年生を対象に行い、合計27名の生徒が受検をしました。

  

 

生徒たちは真剣に取り組んでいました。
限りある資源を知り、守り、伝えるという熊本県民の大切な役割を、
今回の「水」検定を通して学ぶことができたのではないでしょうか。

今日の給食にはチャプチェが出たよ

今月の献立には神奈川の郷土料理と韓国料理が取り入れられています。


 

で、今日はチャプチェ。食べてみるとちょっとゴマ油風味。なんか食べたことのない味!


たまねぎ、糸コン、ニラ、エリンギ、牛肉をゴマ油と醤油・砂糖・にんにくで作ったたれで炒めています。

「日本のキンピラみたいなものです。本当は糸コンではなく韓国春雨なんですが、予算の関係で・・・。」と申し訳なさそうに給食の先生が話してくれました。
でも予算内で色んな料理が味わえるようにと、いつも、工夫してくれています。今日もごちそうさまでした。

そうそう、チャプチェは生徒からのリクエストだったんだそうです。給食室にはリクエストボックスが備えられています。予算の制約があって、給食という大量調理特有の難しさもあって、何でもリクエストを叶えるというわけにはいかないけれど、少しでも生徒の希望を取り入れようとされています。感謝、感謝です。
  

出水ふれあい通りミュージックコンサートに出場しました!

9月13日(日)に開催された「第3回出水ふれあい通りミュージックコンサート」で定時制太鼓部が出場しました。このコンサートには第1回から出場しておりおなじみのステージです。

会場は、Wグランセのホールであり、部員一同気合いを入れて、「若武者」「舞湧伝」の2曲を演奏しました。今回が初めてステージに立った部員もおり、ハラハラドキドキだったようですが、無事演奏を終えて、会場からの盛大な拍手をいただき、ホッとしたようです。

部員のクラスメートが応援に来てくれたり、差し入れをいただいたりと、周りからの応援をいただき、感謝申し上げます。

  

  

 この秋には「定通文化大会」をはじめ、まだまだステージが待っています。今後も感動ある演奏を目指して練習を重ねてまいります。

インターンシップを行いました

 8月26日~28日の3日間、COO&RIKU熊本店(ペットショップ)で4年1組の生徒がインターンシップを行いました。
 本人は、家でも犬と猫を飼い、世話もしっかりやっていて卒業後は、動物関係の専門学校への進学を考えています。インターンシップでは、主に入荷犬のチェックや犬種の確認、ゲージの掃除、病気などに対する基礎的な知識を学ぶことができ、とても充実した3日間だったようです。



前期期末考査、頑張っています!

9月7日~11日までの5日間、前期期末考査が行われています。
生徒たちは、ただいま試験の真っ最中!



夏休みモードから心機一転、集中して試験を受けていますね!

写真は1時間目に撮影したので、まだ日が高く、明るいです。
定時制日誌には珍しい一コマでした。

いよいよ9月、元気に登校!

長い夏期休業も昨日で終わり、今日から生徒達が登校してきました。
この夏の様々な体験を経て、一回りも二回りも成長した姿がまぶしく感じました。

まずは大掃除。全員で机を引いてしっかりときれいにしていました。

 

 全校集会では、最初に、卓球部とソフトテニス部の全国大会報告がありました。猛暑の中、全力でのプレーは次年度へきっとつながることでしょう。
 校長先生からは、「学校という建物は、みんなが出てきて、声をあげてこそだと、実感しています。秋は、「実りの秋」です。個々の努力の結果を出しましょう!みんなが素晴らしい結果をだすと、学校に活気が現れます!」と、お話をしてくださいました。また、9月1日の防災の日にちなんで、この夏、東日本大震災で被害を受けた宮城県石巻市の視察を通して感じられたことを話してくださいました。

 

その後、教務部・生徒指導部・進路部・保健部から連絡がありました。

 

4限目は基礎学力確認テストを真剣に受け、今日一日を無事終了。
さぁ!9月も元気で、一日一日丁寧にいきましょう!

  

  

卓球部全国大会報告

 平成27年8月4日(火)東京で行われた全国大会に出場しました。
 試合結果は、団体1回戦敗退(対東京代表)、男子個人は勝ち上がることはできませんでした。
女子個人では、佐賀県代表に勝利し、愛知県代表に2回戦で負けました。

  
 
 

 
生徒の感想

○1回戦、2回戦共に自分と似たような選手と対戦しました。2回戦は午後6時を回っていて互いの気力と体力の勝負でした。とてもいい思い出となりました。

○団体戦の最後の選手として出場しました。1セット目は試合に慣れ、相手の弱点も見えてきたのですが、2セット目は自分のレシーブミスが続いて負けました。 

○悔しい気持ちでいっぱいでした。トップバッターの自分が勝っていればそのあとの展開も変わったと思います。でも、みんな力を出し切りました。来年はもっと力をつけて県大会優勝を勝ち取りたいと思います。

○全国大会のレベルが高くて初戦で負けてしまいました。今よりもっと強くなって来年また全国大会に出場したいです。

○初めてのダブルスも経験しました。いい試合ができました。来年まで実力をつけて、また全国大会にいけるようにしたいです。

 
顧問の感想 

 皆様のご支援で全国大会に行くことができました。感謝です。4年生にとっては最初で最後の全国大会でした。試合は接戦のゲームもあり悔しい思いもありました。しかしみな善戦健闘しました。1、2年生にとっては全国大会の空気に触れたことで来年への新たなチャレンジが胸に沸き起こったことでしょう。最後の日は短い時間でしたが全員で東京見物もできました。ありがとうございました。


ソフトテニス部全国大会報告

 平成27年8月1日(土)から3日(月)まで、有明テニスの森公園テニスコートで行われた全国大会に出場しました。
 

 試合結果は、団体戦では1回戦1-2で愛媛県代表に敗れました。個人戦では1回戦0-4で神奈川県代表ペアに敗れました。この神奈川県代表ペアは3位入賞、団体戦は優勝しました。

 


  

  
 

 生徒の感想

 ・全国との練習量の差を感じた。後輩にはもっと練習して試合に臨んでほしいと思う。

 ・個人戦では、強豪相手だったが、自分らしい試合ができた。今回の試合で見つかった課題を来年に生かしたい。

 
顧問の感想

  私にとっては初めての全国大会引率で、不安だらけの中での大会参加でした。しかし、選手は2回目、3回目の参加で大会の流れを知っており、また、以前参加された先生方からも様々なアドバイスをいただき、無事に大会を終えることができました。他校の先生方や生徒たちとも交流することができ、本当に貴重な経験となりました。このような機会を与えていただいた選手をはじめ全ての方々、および物販等で大会出場を支えてくださった皆様に対し、深く感謝いたします。

花も暑い夏休み

7月3日に植えた花壇の花も綺麗に咲いています。
 

しかし、この夏の暑さに加えて雨の少なさにはさすがの花たちもグロッキー気味です。
 

元気なのは花の隙間から芽を出した雑草ばかり…。
 

朝の始業前、若い職員が、じょうろで水をやっています。

花たちも少し元気を取り戻してくれるといいですね。

 
  

 
夏休みに入っている生徒たちも元気にやっているでしょうか。

 
夏休み中、特に課外などが計画されていない時期は、先生方は通常勤務、夜の時間帯がないので、生徒たちとはあまり会うことがありません。
 

くたびれたら、どこかで水をもらって、何とか夏休みを乗り切って、また、元気に登校してくれるのを楽しみにして待っています。

 

 


  

太鼓部 「わかば夏祭り」でオープニング♪

 8月8日(土)午後6時より、若葉校区まちづくり委員会主催「わかば夏祭り」のオープニングで演奏させていただきました。

 会場は若葉小学校。連日の猛暑!熱気のこもる体育館内で、「若武者」と「舞湧伝」の2曲を披露させていただきました。熱いなかでも、体育館は満員で、「良かった!」「涙がでた!」などの言葉をかけていただき、部員一同感謝の気持ちで、小学校をあとにしました。


  
 
  
 
 太鼓部は、夏休みに入ってから、この日のために連日午後6時から9時まで体育館を閉め切っての練習をしてきました。連日の猛暑に部員一同「精魂尽き果てた」感がありましたが、このステージでは力を出し切り素晴らしい演奏をしてくれました。声をかけていただいたまちづくり委員会のみなさまには心より感謝申し上げます。

いよいよ 夏休み! 

 7月24日(金)に、表彰式・全国定通体育大会激励会・生徒集会が行われました。蒸し風呂のような体育館でしたが、しっかりと参加しました。

 表彰式では、6月開催の県定通体育大会の入賞部表彰、生活体験作文発表会出場生徒の表彰と10月の県定通文化大会へ出場する生徒の発表がありました。

その後全国定通体育大会に参加の、ソフトテニス部と卓球部に激励のエールを送りました。全国大会では、全力を出し切り楽しい試合をしてほしいと思います。

 

集会では、学校長より「・・・今日は、昨日の自分を超えよう!明日は、今日の自分を超えましょう!夏こそ劇的な変化ができます。続ければ変化は起こります。何かを続けてください・・・・」とのお話をいただき、その後、教務部・生徒指導部・進路指導部・保健部から夏休みの過ごし方についての諸注意がありました。


  

 

いよいよ明日から、夏休みです。熱中症に気を付けて、部活や課外、旅行など日頃できないことに挑戦してほしいです。事故や病気に気を付けて、9月1日には全員笑顔で登校しましょう!


 


  

 

若さバクハツ! クラスマッチ!

 7月23日(木)は、生徒会主催の全校生徒によるクラスマッチでした。種目は、バドミントンのダブルスです。21点先取で勝負がつきます。

 

 蒸し暑い体育館内には、校長先生の応援の中、生徒たちの熱気があふれ、汗だくだくの試合展開でした。予想に反して、初戦で敗退する先輩!、着々と駒を進めるペア!

 

 決勝戦では、応援部隊の熱い声援に囲まれ熱戦を展開しました。

 
 

  

 

長崎の伝統郷土料理特集「浦上そぼろ」

メニューは、和風ハンバーグ、浦上そぼろ、御飯、味噌汁、牛乳。このうち浦上そぼろが長崎の伝統郷土料理だそうです。


浦上そぼろと聞いて、肉のミンチを想像していたけれど、出てきた料理は、まるで違いました。どちらかというとキンピラに近い感じ。甘辛く煮付けられていて後味にピリッと唐辛子が利いておいしかったです。
 

給食の先生にきいたら、「そぼろ」とは長崎の方言で、粗せん切りのことだそうです。本当は豚肉などが入っているそうですが、今日は予算の関係で、豚肉は抜きだそうです。

 
御飯のお供にいつものイリコの佃煮と、なめ茸。
 

なめ茸、大きな瓶詰めがあるの?と聞いたら、「簡単に作れるのよ!」
 

という訳で、レシピ!
 

えのき茸、しょうゆ、砂糖、みりん、…を合わせて炊くだけ~!

 
そんなに簡単にできるの?

 
簡単! 簡単!

でもね

えのき茸は、炊くと小さくなって、できあがりは少~しになってしまうから、多めに準備してね。

時々、安い時があるので、その時に、まとめ買いしておくのよ


今日の和風ハンバーグも、大葉に大根おろしがのって、和風タレにはショウガが利いて、近所では「おいしい」「おいしい」の声が連発でした。


 

 

 

 

 


地域の方とちらし寿司をつくり交流しました!

 7月22日(水)に、近隣の出水南地区の熟年者の方10名をお招きして、1・2年生40名が合同調理と交流会を行いました。

 

 「ちらし寿司」・「豆腐としめじの味噌汁」・「きゅうりと鶏肉の和え物」の3品をつくりました。元気のいい生徒も、もの静かな生徒も、人生の先輩にやさしく指導していただき、笑顔の調理実習でした。一緒につくる姿は、祖父母と孫の微笑ましい姿でした。
  

   

 実習の後は、各班ごとにテーブルを囲み笑い声があふれる会食になりました。
  

片付けの後、各班ごとにお勉強会です。日頃の暮らしの様子や、エコ活動への取組・地球温暖化を抑えることにつながりそうな体験や、技・知恵などを教えていただきました。また戦争体験なども含めた熟年者の方々の貴重な人生体験は生徒たちの今後の人生にとって大きな糧となることでしょう。
   

 このような取組を20年間続けてこられたのもみなさまの御協力があってのことと感謝しております。出水南地区のみなさま、ありがとうございました。

生活体験作文発表会が開催されました。


 7月17日(金)に、校内生活体験作文発表会が開かれ、クラスを代表して、1年生3人、2年生4人、3年生1人、4年生2人の計10人の生徒が発表しました。

 
 「今まで生きてきて」「温かい心にふれて・・・・」「新たな出発」「好きなもの苦手なもの」「気持ちの変化」「仕事をするようになって思ったこと」「きっかけ」「定時制で、私は変われた」「夢」「あたりまえの幸せ」のタイトルで、各人が自分の過去を振り返り、「湧定にきてほんとに良かった」、「変われた」、と湧定での友達や先生たちとの関わりを語り、自分の夢を堂々と発表しました。

 
 会場では、生徒や保護者が真剣に聞き、共感し、発表者へのメッセージカードで自分の思いを伝えました。
 

 生徒・職員代表による審査結果により、本校代表1人が選出され、10月の熊本県定時制通信制文化大会で発表します。

 
発表順番を待っています。ドキドキ!
 
発表中です。
 
審査員が審査しています。
 
発表者へのメッセージカードの記入中!
 



 参加した保護者からは、次のような感想をいただきました。

  それぞれに過去の体験を発表され、数分の作文発表にされていましたが、私たちが考える以上の辛いことがあったのだと思います。誰もが「この学校にきてよかった」と思われている、「変わった」と感じていることは同じですね。これからの人生にむかってキラキラと輝いて欲しいものです。

  発表する生徒さんが自分自身のことを赤裸々に語るすごさは、きっとそれをしっかり受け止めてくれる湧定の仲間・先生がいると信じているからこそでしょうね。居心地の良い学校に通わせていただいていることに感謝します。


 

エイズ啓発 巡回パネル展

エイズ啓発 巡回パネル展

HIV×(日常)×わたし』

若い世代を中心に広がっているエイズや性感染症について、正しく知る機会とすることを目的に、熊本市感染症対策課と連携し、エイズ啓発巡回パネル展を実施しています。学校での巡回パネル展は今年が初めての取組で、湧定がその1校目となりました。

パネルは、熊本の若者によるボランティアグループ「Safe LOVE Kumamoto」と感染症対策課の協働で作成されたものです。

715日の性教育講演会とタイアップする形で、77日~724日まで、給食室前のホールで開催しています。

パネルを見て、友人と話して、自分の「性」や「生」にしっかり向き合うきっかけにして欲しいと思います。

716日、NHK熊本さんの取材をうけました。後日、放送予定です。)


  

 

思春期のみなさんに伝えたいこと! 性教育講演会

 7月15日(水)3・4時限目に、性に関する教育講演会が開催されました。最初に、熊本市感染症対策課の泉さんより、「熊本県でもHIVに感染する人が増えています。特に若い人で増えています。エイズは自分に関係ないではなく、関心をもって検査に行ってほしい」というお話がありました。

続いて、池田クリニック副院長 池田景子先生から、妊娠・性感染症・それに多様な性について、わかりやすくお話していただきました。


 

 望まない妊娠で中絶するのは、全国で18万件。1割が10代であり、1000人が中学生以下です。
   

 性行為は愛情の表れではありません。人を好きになるとは、信頼関係があるということ、対等の立場であるということです。性行為を「嫌だ」と言えないのは、言わせないのは、対等の立場ではないということです。信頼関係を深め愛情を育むには、時間が必要です。どうしてもという状況のときは、避妊をしなさい。避妊は女性に対する最低限のマナーです。

 性感染症は、命に関わる病気につながる感染症です。思春期の二人は、その時は真剣につきあっていても、分かれるのが早い傾向にあります。だから、性感染症が広がります。婦人科は、若い人でも相談できるところです。おかしいと思ったらぜひ相談にきてください。

 また、性犯罪が身近に迫っています。プライベートゾーンは、自分以外の人が傷つけてはいけないところです。「性器=人権=心」につながっているのです。もし被害にあったら、早急に信頼できる人に相談してください。

 いま、多様な性の時代です。男・女ではなく、多様な性を自然に認める感覚を養ってほしい。妊娠すること・できないこと・しないことに、優劣をつけることは絶対にしてはいけない。自分らしく生きて行ってほしいです。

 最後に、一人で悩むことは絶対しないで、何かあれば、いつでも私の所に相談にきてほしい。「性とは、人生にかかわる大きな問題」なのです。

  

 講演を受けて、保健委員長が謝辞をのべて閉会となりました。