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カテゴリ:授業のようす

【商業科】令和5年度(2023年度)専門高校プロジェクト学習支援事業 「湧定フェアトレードプロジェクト」特別講座②

 令和5年(2023年)7月19日(水)2限目に、フェアトレードシティくまもと推進委員会代表の明石さんと副代表の山領さんをお招きし、特別講座を実施しました。

 明石さんには、熊本市がアジア初、世界で1000番目にフェアトレードシティとして認定されたことの意義深さ、そして今後も市民一人ひとりが意識してフェアトレード活動に参加し、世界のアンフェアな取引から引き起こされている貧困問題や環境問題等についてお話しいただきました。

 山領さんには、グローバル社会における個人事業主としてのビジネスの視点から、SDGsとの関係性を踏まえたフェアトレードのしくみを詳しく説明していただきました。生徒たちは、フェアトレードをより深く学び、自分のこととして捉え、考える機会とすることができました。

     

【商業科】令和5年度(2023年度)専門高校プロジェクト学習支援事業 「湧定フェアトレードプロジェクト」特別講座①(オンライン)

令和5年(2023年)7月12日(水)2限目に、熊本学園大学外国語学部東アジア学科クマガク・フェアトレード研究会の先生方や学生さんたちとオンライン交流会を実施しました。

生徒の感想を一部紹介

①児童労働とフェアトレードについて

  • 先生の調べたことが分かりやすく、本当に他人事ではないと言う事に気づきました。外国で起きている事を自分のこ とのように考えようと思いました。(3年生)
  • フェアトレードとは正当な価格の取引のことだけだと思っていたけど、安全費用や汚染費用なども含まれていると知りました。また自分たちより小さい子どもたちが生活を支えるために働いても賃金が安く貧しい状況になってしまっているので正当な取引をし、その人達の周りの環境変えていきたいという言葉がとても印象に残りました。(1年生)
  • 日本の安い服はいろんな犠牲があってからできているなら、これからちゃんと整備されてみんな安全に働けたらいいなと思った。(1年生)

②共生WITHコーヒーとSDGsの関係、FT Caféの展示品紹介について

  • フェアトレードの商品の難しさ、寄付がちゃんと行き渡っているのか知ることができてよかったです。またフェアトレードに入れている気持ちと行動力がすごいなと思いました。フェアトレード商品のコーヒーを一度手にとって飲んだことがあるのですが、すごく美味しくて、フェアトレード商品ってすごいんだなっと思いました。(3年生)
  • ユニフォームなどもあって驚いたし、コーヒーも種類が多くてすごいと思った。(1年生)

③FT Caféの活動と運営方式について

  • 活動内容が分かりやすくまとめられていて、フェアトレード商品を買って力になりたいと思いました。(3年生)
  • ローカルなフェアトレードの部分として知らない人にフェアトレードについて教えたり、グローバルなフェアトレードとして実際に販売してみたりしているのがとてもいいなと思いました。自分も今からそんな経験をしていくのが楽しみになりました。(1年生)

④カフェで販売しているドリンクのメニュー紹介と製造方法説明について

  • 結構安い値段でもグラスが大きく、すごく美味しそうだなと思いました。コーヒーが飲めない方でも韓国でよくある『ゆず茶』があるのがいいなと思いました。
  • ホットとアイスに分けたりする等、子どもたちでも飲みやすいようなメニューなどの開発などが特に感動しました。これから自分たちも商品開発をしていく上で幅広い層に優しいフェアトレード商品を開発していこうと思いました。(1年生) 

⑤その他

  • フェアトレードの商品が結構あったり、児童労働していてびっくりしました。今度からフェアトレードの商品を買おうかなって思いました。(3年生)
  • フェアトレードという言葉でまとめていた自分が恥ずかしいです。色んな方々が、自分ができることでフェアトレードを遂行していて、凄く感動しました。私は商品を買うことでしか力になれませんが、いち早くフェアトレードが終わることを願って私も商品を買おうと思います。(3年生)

 

 

自分たちでどがんかせー!

今週は公開授業週間です。

 「数学Ⅰ」の授業にお邪魔しました。単元は「鋭角の三角比」。

では、例題を一緒に解いていきましょう。
最初に図を描きます。

座標平面を描いて、鋭角=0°~90°だから…どこに描くの?
そう、右上だね!角度は気にしないでまず描いてみて。
 cosが分かっているから、横と斜めを図に書き入れてみよう。
たては三平方の定理で求めます。x=±4

-4ってあり得るの?
お!いいとこ気付いたね。今日の大事なポイントだよ!
図を見てごらん。右上だからたての値は0より上だよね。
鋭角の場合はたて・よこ・ななめ全部正の数になるってことなんだ。

確認できたかな?じゃあ、練習問題。
あとは自分たちでどがんかせー!
熊本弁で「自分の力でやってみよう」という意味です。
黒板を見ながら解いたり、先生に質問したり、友達と教え合ったり。
それぞれの手段で「どがんかして」、練習問題にチャレンジしています。
自分でできる!数学って面白い。そんな気持ちになれる楽しい授業でした。

   

豊かさって、何だろう?

今週は公開授業週間です。

 「現代社会」の授業にお邪魔しました。この日のテーマは「経済」。

 

国の経済規模を表す「GDP」という指標があります。
GDPが大きいほど、経済的に豊かな国と言えます。
日本はGDP世界第3位の経済大国。他にアメリカ、中国、ドイツ、イギリス、フランス、インド、イタリア、ブラジル、韓国などが上位に並びます。(2018年)
一方で「世界幸福度ランキング」という指標があります。
幸福度ランキング上位10か国には、GDP上位10か国はどこも入っていないのだそうです。
ちなみに日本は57位。(2019年)

 

「経済的に豊かなだけじゃ幸福とはいえないんだね。」

「豊かさってなんだろう?」

「一人ひとり違うのかも」

 

経済の授業から、生き方を考える学びに発展していきました。
心の豊かさは人それぞれ。あなたが考える「豊かさ」は、なんでしょう?

  

日商簿記2級に合格

6月9日に行われた第152回日商簿記検定において、本校専修コースの生徒さんが2級に合格されました!
合格率18.8%の難関で、本校最年長の合格者です。おめでとうございます!!

 ※熊日新聞様から取材を受けました。7月26日(金)の朝刊に掲載されています。ぜひご覧ください。

 

情報科学専修コースは、社会人のための生涯学習コースです。
すでに高校を卒業された方が対象で、簿記と情報処理の専門知識を学びます。
幅広い年齢の方が、それぞれ目標を持って学んでおられます。
高校生にもよい刺激を与えてくれる存在です。

 

 

授業風景その2

卒業アルバムの写真撮影のため、4年生の授業にお邪魔しました。

 

 

情報処理コースの専門科目、課題研究です。
フェアトレードに関する調査をしています
先生を交えて真剣に討論中です

 

こちらは社会科の授業。
地理Bではサンゴが作る地形についての学習です。
「魚釣りが好きな人いる?」「それ先生でしょ!」と楽しく会話しながら学習が進みます。

  

世界史Bでは前時の確認テスト中。
「全問正解した人いるかな?」お!堂々と手が挙がりましたね。
日本史Bでは貴族社会の文化について、熱心に学習しています。 

 

 

数学Ⅱの授業です。数学好きなメンバーが集まっています。
「2次曲線をきれいに描くのは難しい!」
先生と和気あいあいの学習です。

 

  

最後に、国語の授業です。
現代文Bでは井伏鱒二の「山椒魚」を学習しています。
古典Bは「朝三暮四」の学習です。
練習問題の解答を黒板に書いています。みんな、積極的です!


どの授業もいきいきと学習している様子が印象的でした。
取材に応じてくれた4年生の皆さん、ありがとうございました。

授業風景(その1)

卒業アルバムの写真撮影のため、4年生の授業にお邪魔しました。
今日はその様子を紹介します。

 

1時間目は書道の授業。
この日は自分の名前を書く練習をしています。
先生と2人、熱心に練習していますね。

 

 

こちらは理科の授業。
生物は人体模型を使って楽しく学習中。
普段はフィールドワークに出ることもあるそうです。
物理基礎では等加速度直線運動の学習。練習問題を熱心に解いています。

 

  

フードデザイン(家庭科)の授業です。
この日のメニューはラタトゥイユのパスタ、ビシソワーズ、グレープフルーツゼリー。
一人で3品作るので、手際よく作業することがポイント。
なかなかハイレベルな実習です。

 

3,4年次は選択科目に分かれて学習することが多くなります。
どの授業も少人数で楽しく学んでいました。
本校の魅力の一つかな、と思います。

フードデザインの授業でケーキづくり

 12月11日のフードデザインの授業では、先週焼いて冷凍しておいたスポンジケーキにデコレーションを行い、クリスマスケーキを作りました。スポンジを作るときも、丁寧にふわふわの泡を立てることを「腕が痛い…」と言いながらも頑張っていたので、高さのあるスポンジができました。学校で準備した材料以外にも、自分で準備した食材を使用して思い思いのデコレーションを行ってもらいました。「はじめてケーキを作った!」という生徒や、お手本の写真を見ながら作り上げる生徒もいました。どのケーキもおいしそうでしょ!?

  

 

 

 

地理Bの授業を参観にしてきました。

「みんなは毎日3食食べてるよね」から始まった授業。「えつ、3食はだれもいない。ほとんどが2食なんだ」、「でも日本では食べようと思っても食べるものが無いって状況はないよね。」

 

 途上国では、食べるものがなく飢えている人がたくさんいます。食べられるといっても、トウモロコシの粉を少量の水を加えて練ってそのまま食べるような食料事情があります。他方、日本ではパンや肉の消費量が増加し、地産地消は叫ばれているものの食料自給率は低く、その中で食品の大量廃棄が問題となっています。

 

 世界の食糧事情を考えてみると、発展途上国で安く売られた商品作物が、先進国では高い値段で取引されている状況もあり、フェアトレードの必要性が叫ばれています。

 

 「う~ん、難しいけど大切な問題だな」と感じさせられた授業でした。