2019年2月の記事一覧
溶接評価者試験(N-2H)県内高校生初の合格!
溶接評価者試験において機械科3年生の岩田さん(八代四中)が県内高校生初のN-2Hに合格しました。1年生の頃から高校生溶接競技会にも出場しており、その課題でもある基本級のN-2F(下向)を1年生で取得しました。その後3年生で専門級のN-2V(立向)を取得し、このたび県内高校生初となる専門級のN-2H(横向)に合格しました。
~岩田さんのコメント~
今回、無事N-2Hに合格することができてとても嬉しく思います。1年生で出会った溶接がこんなに好きになると思っていなかったし、実習や評価者試験、溶接競技会で技術を発揮できると思っていませんでした。溶接の練習をするにあたり、ご指導していただいた先生方に感謝の気持ちで一杯です!!難しい競技会や試験の課題にもひたむきに頑張った自分を忘れずに、社会人になっても努力し続けます。
溶接評価者試験とは、国内規格(JIS,WES など)に基づき溶接を行う作業者(溶接技能者)の資格です。基本級(下向姿勢の溶接)と専門級(立向,横向及び上向姿勢の溶接並びに管の溶接)があり,さらに試験材料の種類と厚さ,溶接方法などの組合せによって資格が分かれています。なお学科試験も行われます。
たとえば今回岩田さんが取得した資格の詳細は
N-2F・・・手溶接 基本級 下向 中板炭素鋼(9mm) 裏あてなし ←高校生溶接技術競技会の課題
N-2V・・・手溶接 専門級 立向 中板炭素鋼(9mm) 裏あてなし
N-2H・・・手溶接 専門級 横向 中板炭素鋼(9mm) 裏あてなし
となっています。
平成30年度 機械科ジュニアマイスター
工業高校では、ジュニアマイスターという制度があります。ジュニアマイスターとは各検定ごとに点数があり高校で取得した合計点が、30点以上ならジュニアマイスターシルバー、45点以上ならジュニアマイスターゴールドの称号が全国工業校長会より与えられます。なお、Aランクを取得し、なおかつ8個の合計で60点以上なら特別表彰となります。
☆平成30年度 機械科ジュニアマイスター認定者☆(※平成30年度内に認定された人数)
3年生・・・特別表彰3名、ゴールド19名、シルバー11名
2年生・・・ ゴールド 4名、シルバー29名
合計 ・・・特別表彰3名、ゴールド23名、シルバー40名
機械科の生徒が取得した主な資格
-国家資格-
≪技能検定≫
・機械加工 普通旋盤作業(2級・3級)
フライス盤作業(3級)
マシニングセンタ作業(3級)
・機械検査 機械検査作業(3級)
・機械保全 機械系保全作業(2級・3級)
≪JIS溶接評価者試験≫
・手溶接、半自動溶接(専門級・基本級)
-危険物取扱者試験-
・甲種
・乙種(1類・2類・3類・4類・5類・6類)
-全国工業校長会主催-
・計算技術検定(1級・2級・3級)
・情報技術検定(3級)
・リスニング英語検定(1級・2級・3級)
・基礎製図検定
・機械製図検定
・グラフィックデザイン検定(2級)
・品質管理検定(4級)
・高等学校工業基礎学力テスト
-その他-
・漢字検定
・数学検定
塚原仮設住宅(熊本市南区城南町)現地学習報告
2月5日(火)に機械科3年生12名で塚原仮設住宅を訪問し、15名の仮設住宅の住民の方々から熊本地震当時の様子や現状の話を聞かせていただきました。仮設住宅で困られていることが多いだろうと思い現地学習に参加しましたが、住民の方からは「初めは知らない人同士だったが、仲間ができて楽しい」、「地震を経験したことで得るものがあった」など、とても前向きな意見を聞いて、どんな困難な状況でも、仲間との絆、友情、自分や自分以外の人の命を守ることの大切さを感じました。
今回、機械科3年生が訪問させていただき、卒業後は各地域に離ればなれになりますが、行った先々で今回の現地学習で学んだことを生かしたいとの声が聞かれました。
塚原仮設住宅内のみんなの家
自己紹介、質疑応答の様子
塚原仮設住宅の住民の方々と記念撮影、お別れの挨拶
後期 国家技能検定 実技試験 (機械科)
2月3日(日)に国家技能検定機械検査3級の実技試験が熊本県立短期大学校で行われました。本校からは機械科の1年生78名が受験しました。昨年の12月から練習を重ね、合格に向けて頑張ってきました。今週末には学科試験が行われます。実技・学科ともに合格すれば技能士として認められますので全員で技能士になれるように、残りの学科試験もがんばります!!