泉分校生の生活
ぬわーーっっ!!
美しく咲き誇っていたシャクナゲが、週末の荒天で、ぼとぼと落花してしまいました
先週のシャクナゲは、あんなにきれいだったので、朝から目にしたときに思わず声が出てしまいました
いずれ見頃は終わると分かっていても、やはり残念な気持ちになります
また、残っている花の多くも、見頃が過ぎてしまいました
わずかに残っているシャクナゲの花を撮影していると、ハチが蜜を吸いに来ました
春になると、いよいよ生き物の活動が活発になっていることが実感できますね
新学期まであと3日です。元気な分校生の姿を見ることを楽しみにしています
2年矢山岳自然調査
2年生10人が矢山岳で植物調査を行いました。講師には、熊本県森林インストラクターの富田壽人先生をお迎えし、矢山に生息する植物について学びました 3月18日にもお伝えしましたが、今回は別の引率した職員の目線でお伝えしてみます。
学校からマウンテンバイクで矢山の麓まで向かい、そこから中腹の栗木六大神社までトレッキングしながら植物について学びました。歩きながら脇に目をやると様々な植物があり、富田先生からその都度詳しく特徴を教えていただきました。中には、炎を近づけると黒く円が付くものや食用できる植物もあり、生徒たちは大変興味を持って説明を聞いていました。途中、レクレーションしながら植物探しをしたり、食用の植物は実際に食べてみたりして、体験しながら学ぶことができました。この日は大変天候が良く、風を感じ、遠くまで見通せる雄大な景色を眺めて、清々しい気持ちでトレッキングすることができました
学校に戻ってから、採集した植物を新聞紙に挟み、重しを乗せて標本作りをしました。今後、完成した標本を使って、希少植物や鳥獣害対策の研究に活用していきたいと思います
ぽかぽか新年度
今日から4月、新たな年度が始まりました
ぽかぽか陽気の昼間に外に出ると、泉分校の校庭や周辺の花が見頃を迎えていました
色とりどりの花が思い思いに咲くように、分校生も輝く個性を発揮していってほしいと思います
今年度も、泉分校をどうぞよろしくお願いします
希少植物を守ろう
泉分校では市からの依頼を受け、「ヤツシロソウ」の栽培を本格的に行います。
ヤツシロソウは市民の花として八代で親しまれており、県の希少植物に認定されています。八代市ではヤツシロソウを次世代へ引き継ぐために、保護活動を行ってきました。
その中で、ヤツシロソウ栽培を中心的に行ってきた八代市在住の蓑田澄雄様がご高齢となり、栽培が難しくなり、泉分校がその役割を担うことができないかと話があり、泉分校で栽培していくこととなりました。
これまでも、試験的にヤツシロソウの栽培を行ってきましたが、大量生産、採種から播種などは行ったことはありませんでした。そこで、実際に蓑田様の圃場を訪問させてもらい、栽培管理方法を学ぶことにしました。
蓑田様は初めて会った我々にも、優しくヤツシロソウの栽培管理方法を教えてくださりました。同時に、ヤツシロソウへの思いを熱くお話しくださりました。
泉分校でもこれから、蓑田様が守り続けた技術と思いを、次の世代に引き継げるように守っていきます!!