2017年5月の記事一覧
★伝統建築専攻科★ 1年生 ~犬小屋の製作②~
犬小屋の製作は現在、墨付けが完了し各部材の加工に入っています。各生徒たちが自分自身で考えた納まりが形になっていくところをみると高校生時代からの成長を感じます。専攻科1年生として初めての作品で、まだ慣れないこともありますが頑張って製作しています。
★伝統建築専攻科★ 2年生 南小国白川地区 天満宮本殿改修工事④
白川地区天満宮本殿の改修工事は、柱の根継ぎ作業がほぼ完了しましたので紹介します。一つ目が十字目違い継ぎです。当初の材料を女木、新材を男木としてお互いを十字に形づくり接着剤にて固定します。2つ目は金輪継ぎの目違無しです。継手中央部にて栓を打込み固定します。様々な方向からの力に対応できるため非常に強固な継手の一つです。文化財修理にもよく使われます。
難しい作業ですが着々と進んでおります。
十字目違い継ぎ
金輪継ぎの目違無し
難しい作業ですが着々と進んでおります。
十字目違い継ぎ
金輪継ぎの目違無し
伝統建築専攻科1年生 ~自動鉋盤の刃の換え方~
建築科及び伝統建築専攻科には様々な木工機械があります。先日その1つである「自動鉋盤」の刃の替え方を勉強しました。自動鉋盤とは材料の厚みを任意の寸法に削ってくれる機械です。刃が3枚付いているのですが、使っていると刃先が摩耗したり、欠けてしまったりしてしまいますので交換する必要があります。また、きちんと刃を固定しないと真っ直ぐ削れずに、斜めに削れてしまったりします。普段、何気なく使っている機械ですが、しっかりメンテナンスしてあげないと、いざというとき答えてくれませんね。
伝統建築専攻科2年 南小国町白川地区 天満宮本殿改修工事③
白川地区天満宮本殿の改修工事は現在、柱の根継ぎ作業に入っています。写真のように木材の腐朽が激しく柱として機能しない為、腐朽している部分を切り落とし、同樹種の新材にて柱の継ぎ足しを行います。柱がねじれている為、墨(しるし)をつけるのも難しいですが、頑張って作業しています。
伝統建築専攻科 第12回若年者ものづくりコンテスト 校内予選会
8月4日(金)に愛知県で行われます若年者ものづくりコンテストの校内予選会を開催しました。専攻科からは建築大工部門に出場する予定です。昨年度は惜しくも銀賞でしたが今年は金賞を目指して頑張ります!
伝統建築専攻科 1年生 ~犬小屋の製作~
入学して道具の手入れや使い方を学んだ後、基本的な継手、仕口の練習を行い、現在は、初めての作品制作として犬小屋の制作に取りかかっています。材料の拾い出しや各部の納まり等は生徒自身で考えて行っています。
伝統建築専攻科2年 南小国町白川地区 天満宮本殿改修工事②
白川地区天満宮本殿の改修工事は現在、「原寸引き付け」(規矩図)から破風や裏甲、軒付などの型板をつくり材料に墨付けをして削っています。下の写真は破風を削っている写真です。また材料の傷んでいる箇所は、なるべく当初の材料を残すため、埋木、矧木といって部分的に同樹種の新材にて修理しています。ひとつひとつ大変手間がかかりますが良い建物を後世に残すため生徒も頑張って作業しています。
伝統建築専攻科 熊本地震復興支援事業 ~益城町広崎地区神楽社~
熊本地震により倒壊した社殿の修復工事を熊本地震復興支援事業として専攻科2年生が行います。八代にあった祠を修復して移設するするかたちで行う予定です。下の写真は六葉という部材の制作に取り組んでいるところです。全部で8個制作します。
伝統建築専攻科2年 南小国町白川地区 天満宮本殿改修工事
老朽化に伴い改修工事を行うことになっている天満宮本殿を昨年度末に解体してきました。現在は解体してきた部材を損傷具合や寸法等を一つ一つ確認しながら「原寸引き付け」(規矩図)を描いています。大変な作業になりますが、地域の期待にこたえられるよう頑張っております。
伝統建築専攻科 郊外研修
熊本地震により倒壊した阿蘇神社の拝殿、楼門等の保存修理(災害復旧)工事を伝統技術を学ぶ生徒の為に今回だけ特例として見学させていただきました。設計者、現場監督、大工職の方々から貴重なお話をしていただいたり、生の現場を見せていただいたりなど、生徒たちの見識が深まっただけでなく、進路選択の上で大変有意義な研修となりました。
今回特別に見学させていただいた阿蘇神社の関係者の皆様、工事関係者の皆様大変ありがとうございました。
帰りには熊本地震復興支援事業として阿蘇の車帰地区にて、倒壊した社の改築工事の打合せを行ってきました。
伝統建築専攻科1年生が担当する予定です。
帰りには熊本地震復興支援事業として阿蘇の車帰地区にて、倒壊した社の改築工事の打合せを行ってきました。
伝統建築専攻科1年生が担当する予定です。