建設工学科ブログ
【建設工学科】 2年生「出前講座・現場見学⑤」
11月7日(水)に実施した、本校建設工学科2年生対象の出前講座と現場見学について、
今回は「⑤生コンの現場品質管理実習」の様子をお伝えします。
まだ固まっていない状態のコンクリートを、「フレッシュコンクリート」と言います。
フレッシュコンクリート=生コンクリート=生コンといろんな呼び方があります。
ちなみに、
セメント+水=セメントペースト
セメント+水+細骨材(砂)=モルタル
セメント+水+細骨材(砂)+粗骨材(石)=コンクリート となります。
土木工事の大部分は、土工とコンクリート工であるため、
コンクリートについて学ぶことはとても重要です。
今回は、実際の現場で行われている「スランプ試験」「シュミットハンマーによる試験」の実演と
体験をさせていただきました。
本校では、3年生でコンクリート実習を行っており、少し早めの体験となりました。
まず、「スランプ」とは、生コンの変形や流動に対する抵抗性のことで、試験によって測定します。簡単にいうと柔らかさのことで、作業のしやすさや効率に関わる部分です。
決められた試験方法にそってスランプを求めることができました。
次に、「シュミットハンマーによる試験」ですが、こちらは硬化したコンクリートの強度を現場で測定するための試験で、「シュミットハンマー」という測定器を用います。
最後に、実際にコンクリートを打ち込む(=打設)工程を見せていただきました。
型枠の中にコンクリートを流し込み、バイブレーターという振動を発生させる器械を用いて隅々までならしていきます。
こちらも体験をさせていただき、きれいにならすことができました。