伝統建築専攻科ブログ
★伝統建築専攻科★ 1年生 神明造の祠③
八代市に設置予定の神明造の祠は桁や垂木、鞭懸などが取り付けられ野地、泥障板まで完了しました。この後、縁回り、覆板、鰹木の製作を行っていきます。納期まで時間が限られていますが、地域の方々に喜んでもらえるよう、より良いものを目指して制作に取り組んでいます。



★伝統建築専攻科★ 1年生 鳥居の製作
八代市内に設置予定の鳥居が形になってきたので紹介します。
笠木と柱が円形の丸太なので接合部の加工精度を上げるのに苦労しましたが、綺麗に合せることができました。笠木、柱、貫で構成される一見シンプルな鳥居ですが、実際製作するとなるととても難しく、丸太の芯を出したり、それぞれの部材を水平、垂直に材料を接合したりなど学ぶことが多かったと思います。学んだ技術をまた次に生かしてほしいです。


★伝統建築専攻科★ 1年生 鳥居の製作
八代市内に設置する予定の鳥居の製作を行っています。桧の丸太の皮を剥いで鳥居の材料としてそのまま使います。その為、部材と部材の接合部は「光付け」という作業によって、互いの形に合せて綺麗に加工していきます。加工して、合せて、加工して・・・という作業を繰り返す必要があり、非常にコツのいる作業です。


南小国白川地区天満宮本殿の改修工事初日
南小国白川地区天満宮本殿の改修工事に向けて、8月26日(土)に学校を出発しました。途中、雨や渋滞に巻き込まれながらも、無事到着し作業を進めました。8月30日(水)までに完成できるように頑張って作業をしていきます。
★伝統建築専攻科★ 1年生 神明造の祠②
神明造の祠は丸柱の削りや小屋組の仮組が終わり、仕上げ、組立に入っています。
専攻科に入り犬小屋に続いて2作目の作品です。前回よりも良い作品になるよう一生懸命作業しています。

★伝統建築専攻科★ 2年生 南小国白川地区 天満宮本殿改修工事⑤
白川地区天満宮本殿の改修工事は現在、小屋組と柱より下の本体部分と分けて進めています。小屋組は破風や軒付、垂木などの部材の仮組が終了し、現場に持っていく為、解体しています。本体部分については長押や高欄の取付を行っているところです。写真の様にほぼ形が見えてきました。解体から始まりここまで約5カ月。よく頑張って作業しています。今週末から現場での作業に入る予定です。



★伝統建築専攻科★ 第12回若年者ものづくり競技大会
先日行われました若年者ものづくり競技大会の建築大工部門に専攻科2年生が1名参加してきました。この大会は企業等に就業していない20歳以下の者を対象に全国規模で行われるものづくりの大会です。建築大工部門は制限時間5時間15分(打ち切り5時間30分)の中で原寸、木ごしらえ、墨付、加工、組立まで行い、作品の精度を競います。
結果は銅賞。金賞を狙っていただけに悔しい思いがあると思いますが良く頑張っていました。結果だけにこだわらずこの経験を次に生かしていってほしいと思います。
★伝統建築専攻科★ 1年生 神明造の祠
犬小屋の製作が終わり、神明造の祠の製作に入っています。今までは練習を兼ねてという位置づけで実習を行っていましたが、いよいよ本番です。地域の方々に喜んでもらえるような祠を作れるよう頑張ります。


★伝統建築専攻科★ 1年生 犬小屋の製作③
1年生が製作していた犬小屋が完成しました。様々な木工機械や手道具の使い方を学びながらの製作でしたが良い作品が出来上がりました。これからは神明造の祠や鳥居などの製作に入っていきます。これまで学んできたことを生かしてさらに成長してくれることを期待しています。



★伝統建築専攻科★ 1年生 小型溝切りの使い方
木工機械の1つに「小型溝切り」があります。先日、専攻科の1年生が犬小屋の製作に必要な壁板の溝を掘るため「小型溝切り」の使い方を勉強しました。正しく使えば正確で早く作業を進めることができる便利な機械ですが、一つ使い方を誤ると怪我をしてしまいかねない危険な機械でもあります。正しい使い方を覚えて、自分のできることを増やしていきましょう。


★伝統建築専攻科★ 1年生 ~犬小屋の製作②~
犬小屋の製作は現在、墨付けが完了し各部材の加工に入っています。各生徒たちが自分自身で考えた納まりが形になっていくところをみると高校生時代からの成長を感じます。専攻科1年生として初めての作品で、まだ慣れないこともありますが頑張って製作しています。
★伝統建築専攻科★ 2年生 南小国白川地区 天満宮本殿改修工事④
白川地区天満宮本殿の改修工事は、柱の根継ぎ作業がほぼ完了しましたので紹介します。一つ目が十字目違い継ぎです。当初の材料を女木、新材を男木としてお互いを十字に形づくり接着剤にて固定します。2つ目は金輪継ぎの目違無しです。継手中央部にて栓を打込み固定します。様々な方向からの力に対応できるため非常に強固な継手の一つです。文化財修理にもよく使われます。
難しい作業ですが着々と進んでおります。

十字目違い継ぎ


金輪継ぎの目違無し
難しい作業ですが着々と進んでおります。
十字目違い継ぎ
金輪継ぎの目違無し
伝統建築専攻科1年生 ~自動鉋盤の刃の換え方~
建築科及び伝統建築専攻科には様々な木工機械があります。先日その1つである「自動鉋盤」の刃の替え方を勉強しました。自動鉋盤とは材料の厚みを任意の寸法に削ってくれる機械です。刃が3枚付いているのですが、使っていると刃先が摩耗したり、欠けてしまったりしてしまいますので交換する必要があります。また、きちんと刃を固定しないと真っ直ぐ削れずに、斜めに削れてしまったりします。普段、何気なく使っている機械ですが、しっかりメンテナンスしてあげないと、いざというとき答えてくれませんね。

伝統建築専攻科2年 南小国町白川地区 天満宮本殿改修工事③
白川地区天満宮本殿の改修工事は現在、柱の根継ぎ作業に入っています。写真のように木材の腐朽が激しく柱として機能しない為、腐朽している部分を切り落とし、同樹種の新材にて柱の継ぎ足しを行います。柱がねじれている為、墨(しるし)をつけるのも難しいですが、頑張って作業しています。



伝統建築専攻科 第12回若年者ものづくりコンテスト 校内予選会
8月4日(金)に愛知県で行われます若年者ものづくりコンテストの校内予選会を開催しました。専攻科からは建築大工部門に出場する予定です。昨年度は惜しくも銀賞でしたが今年は金賞を目指して頑張ります!
伝統建築専攻科 1年生 ~犬小屋の製作~
入学して道具の手入れや使い方を学んだ後、基本的な継手、仕口の練習を行い、現在は、初めての作品制作として犬小屋の制作に取りかかっています。材料の拾い出しや各部の納まり等は生徒自身で考えて行っています。



伝統建築専攻科2年 南小国町白川地区 天満宮本殿改修工事②
白川地区天満宮本殿の改修工事は現在、「原寸引き付け」(規矩図)から破風や裏甲、軒付などの型板をつくり材料に墨付けをして削っています。下の写真は破風を削っている写真です。また材料の傷んでいる箇所は、なるべく当初の材料を残すため、埋木、矧木といって部分的に同樹種の新材にて修理しています。ひとつひとつ大変手間がかかりますが良い建物を後世に残すため生徒も頑張って作業しています。



伝統建築専攻科 熊本地震復興支援事業 ~益城町広崎地区神楽社~
熊本地震により倒壊した社殿の修復工事を熊本地震復興支援事業として専攻科2年生が行います。八代にあった祠を修復して移設するするかたちで行う予定です。下の写真は六葉という部材の制作に取り組んでいるところです。全部で8個制作します。


伝統建築専攻科2年 南小国町白川地区 天満宮本殿改修工事
老朽化に伴い改修工事を行うことになっている天満宮本殿を昨年度末に解体してきました。現在は解体してきた部材を損傷具合や寸法等を一つ一つ確認しながら「原寸引き付け」(規矩図)を描いています。大変な作業になりますが、地域の期待にこたえられるよう頑張っております。


伝統建築専攻科 郊外研修
熊本地震により倒壊した阿蘇神社の拝殿、楼門等の保存修理(災害復旧)工事を伝統技術を学ぶ生徒の為に今回だけ特例として見学させていただきました。設計者、現場監督、大工職の方々から貴重なお話をしていただいたり、生の現場を見せていただいたりなど、生徒たちの見識が深まっただけでなく、進路選択の上で大変有意義な研修となりました。
今回特別に見学させていただいた阿蘇神社の関係者の皆様、工事関係者の皆様大変ありがとうございました。



帰りには熊本地震復興支援事業として阿蘇の車帰地区にて、倒壊した社の改築工事の打合せを行ってきました。
伝統建築専攻科1年生が担当する予定です。
帰りには熊本地震復興支援事業として阿蘇の車帰地区にて、倒壊した社の改築工事の打合せを行ってきました。
伝統建築専攻科1年生が担当する予定です。