建設工学科のトピック

建設工学科ブログ

花手箱の制作

建設工学科3年生が、人吉の民芸品「花手箱」の制作体験をしました。


近隣の宮原工芸様にご指導いただき、花手箱を制作しました。

地元人吉球磨の民芸品を自分たちでつくることができ、楽しい時間を過ごすことができました。
最後に、ご指導いただいた宮原工芸様より、
「遠くに離れても人吉球磨のことを忘れないで、子供たちに花手箱のことを伝えてください」
とのメッセージがありました。
それぞれの胸に刻み込んで、来春旅立っていきたいと思います。

ご指導いただいた宮原工芸様ありがとうございました。

 
 
 

太鼓の台座と飾り棚の寄贈

12月11日(木)、課題研究で制作した太鼓の台座と木製の棚を寄贈してきました。
太鼓の台座は、中原保育園で使用している太鼓の台座が老朽化しており、新しく台座の制作依頼を受けたものです。
後日、お礼の手紙とともに、園児たちが元気よく太鼓をたたいている写真をいただきました。
2月1日の発表会に向け練習している写真でした。当日の演奏が楽しみです。
木製の棚はみどり保育園で使っていただきます。
木の温かみのある棚に仕上がりました。
末永く使っていただいたらと思います。

 

キッズチェアと本棚を寄贈しました

一昨日に引き続き、地域貢献をテーマに取り組んでいる科目「課題研究」の時間を使って製作した
キッズチェアと本棚を、人吉市の人吉中央幼稚園に寄贈しました。


人吉球磨産のヒノキを使い、園児たちが使いやすいように工夫しました。



園についていよいよ搬入です。

 

 

園児のみなさんが楽しそうに使ってくれています。



大切にしますとお礼の言葉をいただきました。
たくさん使って大ーーきくなってください!!

飾り棚を寄贈しました

地域のご年配のお役にたてればと、養護保健施設たんぽぽ様へ飾り棚を寄贈させていただきました。




授業の「課題研究」の時間を使い、たんぽぽ様のご要望をお聞きしながら、
真心をこめて作りました。

木目が程良く見えるように、部材を奥に配置したり、
木材は伸縮の大きいこともあり、隙間なく取り付けられるように、
一枚一枚切断していきました。

飾り棚は施設に入ってすぐに設置して頂きました。
入所者の方々の制作物やパンフレットを置かれるそうです。
末永く使っていただけたら嬉しく思います。

人吉城の石垣の清掃と発見

人吉球磨のシンボル、人吉城の清掃活動をしてきました。
そして、新たな発見もありました!


人吉球磨のシンボル人吉城は、鎌倉時代に相良氏が地頭として人吉に赴任して以来、
35代670年の長きに渡って在城した平山城です。
一つの氏が長期間治めていた城であるため、増築を繰り返しながら拡大していきました。
よって、石垣の積み方がその時代その時代で異なり、大変興味深いです。

人吉は人吉城を中心に発展してきた城下町。
建設工学で学ぶ範囲にも「都市計画」というものがあり、
城と都市形成について学ぶことはとても大切なことです。



今回、人吉市教育委員会の学芸員さんのご指導のもと、
午前中は、城内を歩きながら石垣の積み方や領主の生活の様子を学んだり、
最近発見された地下室のレクチャーを受けました。

 

 

そして午後は石垣にびっしりと生えた雑草と苔の除去作業を行いました。

 

 

史跡である人吉城の石垣の除草・除苔作業には、鎌のような鉄製のものは使うことができません。
そこで私たちは、竹や木片をアイスクリームのスプーンのような形に加工した道具を作成し、
石垣を傷つけないように、丁寧に作業を進めました。

 

すると、それまで確認されていなかった、割石のために打ち込まれた楔の跡が多数発見されました。
このことには、学芸員さんも大変喜ばれておりました。
数百年の時を超え、私たちが目にすることができた楔の後から、
当時の石工さんたちの思いが伝わってくるような気がしました。

 

みんなの力を合わせて、ずいぶんきれいな石垣になりました。
石垣も喜んでくれているようです。



人吉城においでの際は、どうか石垣に注目してみて下さい。
様々な積み方があることがすぐにお分かりになると思います。